マシンを購入するのに、費用の点から、中古を選択しようと思う人も多いと思います。
トライアルマシンは、新車で購入するには価格が高いのが難点ですが、お金があっても、新車が手に入らないことがあります。
実はトライアルマシンは、シーズン前に多くを製造しています。そして冬から春にかけて、そのほとんどが新しいオーナーの手に渡っていきます。そのタイミングを逃すと、新車を手に入れるのも、そんなに簡単ではないということになります。
新車が出回るのがシーズン前の冬から春にかけてですから、それに伴って、中古マシンが出回るのもこの季節になります。新車を購入する人が、その下取りとするマシンが、中古車となって店頭に並んでいるのが、シーズンオフの時期ということになります。逆に春をすぎ、あたたかい時期になるとマシンの玉数も少な目になります。
中古マシンも、年式によって価格に差が出ます。1年落ちでは40〜50万円台、2年落ちで30万円台に値段がこなれたものが多くなります(これを書いたのは2005年現在で、2009年現在では100万円台に届こうかというマシンが目白押しになっています。なので1年落ちの新車同様ですと80万円ほどする場合も出てきました)。
ただし、それ以上古いものでも、初めて購入する場合は、30万円を目安としていただいたほうがいいと思います。もっと年式がいったものは、どんどん安くなりますが、年式が古くても、整備だけはしっかりしないといけません。トライアル走行では、一般的な整備より、もっとデリケートな整備が要求されます。安いだけのマシンを手に入れてしまうと、あとで思わぬ出費となって、結局損な買い物をしたということにもなりかねません。
表面の傷はどうせつくものですし、気にしなければ気になりませんし、実は外装パーツを交換して新しく装うのはそんなにむずかしくはありません。しかし機械部分は正直です。トライアルマシンは、その性格上、ホイールやサスペンションのリンクは水に浸かることが多々あります。そしてトライアルマシンの可動部分は、完璧な防水機能よりもより動きのよい方向で作られています。なのですべてのベアリングは消耗部品です。新車でも中古でも、2年もしたら交換したほうが確実です。
2ストロークエンジンの中には、クランクのベアリングが消耗しているものもあります。というか、消耗していないものはないのですが、これも数年するとダメになるのがふつうだそうで、いくら調子よく走っているといっても、中古車の場合は、消耗部品の寿命は新車よりも確実に短くなっています。
少しずつ消耗するのはいいとして、乗り始めてしばらくして、すべての消耗部品が寿命を迎えるという悲しい事態も、可能性としてはあり得ます。この点が、コンディションを査定できずに中古車を買うおそろいところで、このリスクを和らげてくれるのが、信頼のおけるショップの中古マシンというわけです。
消耗部品が消耗しているだけならまたしも、中には手の施しようのない消耗をしていて、致命的な壊れ方をしてしまう中古マシンもないではないので、格安マシンを手に入れようということ気には、充分にご注意ください(ちょっとおどかしすぎかもしれませんが、可能性の問題としては考えられることなので。いろんな点で、国産マシンとはちがうのがヨーロッパ製トライアルマシンです)。
安心なのは、やはり信頼できるトライアルショップ経由でマシンを手に入れることでしょう。2009年現在では、トライアルを始めたい人がけっこう多くいらして、そういう人は最初は根ごろ名中古マシンをターゲットとするようで、中古マシンが品薄状態だそうです。コンディションには注意を払いつつ、よいと思ったマシンはすぐ商談をまとめる早業も必要になるかもしれません。
2005年01月11日 | トラックバック (0)