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ついに登場したベータの4ストロークモデル。といってもミラノショーで発表されたもので、発売時期などは07年現在、未定。エンジンは自社製と発表された。フレーム関係は、07年モデルとして全面的な見直しを受けた2ストロークのベータREV-3を踏襲している模様。
● 2007年01月27日
REV-3がデビューしたのは2000年。それまでのTechoも素晴らしいマシンで、1999年まで3年連続でドギー・ランプキンが世界チャンピオンになっていたのだが、軽量化の波に押されてより軽量マシンを開発したのがREV-3だった。そのREV-3が、今では重量級マシンになってしまった。そこでまたも軽量化のメスが入れられることになった。名称は同じREV-3だが、まったく別のマシンといってもいいほどの変化がある。
大きな変化はフレーム。全高が2cm低くなり、あわせて軽量化も進んだ。ハンドル切れ角がおそろしく大きくなったことから、ヘッドパイプまわりがスリム化されたのもわかる。
エンジンはグリップ性能に定評あるこれまでのものを使うが、エンジン内部には手が入れられていて、ここでも軽量化がはかられた模様。その他、フットペグのブラケットがアルミ化されるなど、マシン全体に細かい改良のあとが見られる。
スタイルはREV-3をそのまま踏襲したので、見た目には変化が感じられないが、TechoからREV-3に進化したのと同じような感覚が、実際に見て、乗ってみると感じられる。
270cc:798,000円(税込み)
250cc:787,500円(税込み)
● 2007年01月27日
RTL250F初期型の05年モデルに続く(06年は05年型を継続販売とした)ものとして登場したHRCの競技専用マシン。登録に提出する各種書類はいっさつついていない。
外観的な特徴は赤基調の05年モデルに対し白を基調としたイメージチェンジがメインだが、乗ってみると、その変化はかなり大きく、その乗りやすさは格段に向上した。
どちらかというとパワフルだが扱いにくかった05年モデルに比べて、07年型はパワーの出方がたいへんスムーズ。それでいて絶対パワーが落ちているわけではないので、戦闘力は全体に上がっている。このマシン特性は、ワークスマシンで味わったものとたいへんよく似ていた。
マフラーも変更されて、パワーがでて音が静かになった。サイレンサー室の構造も、ワークスマシンを継承している。
ECUはふたつのマッピングを収納でき、これに対応するソフトウェアも新しくなっている。またクラッチやデコンプなども見直されて、ギヤが入っているときの再始動性が格段に向上している。
250:859,950円(税込み)
ただし市場に発売を発表した時点では、すでにHRCはすべての車両を出荷してしまっていて、追加注文は受けていない。
● 2007年01月27日
トライアルメーカー各社が、なんとなく4ストローク路線への切り替えをしているのに対し、表面上は2ストローク路線を貫いているのがガスガス(もちろんテストはやってると思う)。アダム・ラガが2005年・2006年の世界チャンピオンとなり、その軽量設計ぶりにも拍車がかかっている。
フレーム、タンクが黒色塗装され、メッキのきらきらした感じからシックな印象となった07モデルは、シリンダーのポートタイミングなどが変更を受け、またサイレンサーとチャンバーが一体構造となり、強度と軽量化をねらったものとなっている。
スタンドもアルミ製となり、諸元上は68kgという、驚異的な軽量ぶりを実現した。
280と250は、エンジンのフィーリングに大きな差はない。280のほうが若干スムーズで一見乗り味もまろやかだが、絶対パワーも250よりある。パワーに振り回されないライダーにとっては、280は乗りやすいマシンとなるはず。
<追記>
250/280に遅れて、125/200も日本に上陸した。
125は、一昔前とちがって、いまや世界選手権のユースクラスに参戦するための、ばりばりのコンペティション指向マシンとなっている。といっても、基本性能が高いマシンは初心者でものりやすいという原則は、ここにも生きている。亜路欧では、125には減速比の低い(より低速よりの)ドリブンスプロケットを同梱していて、これも125の走りをより生かすことにつながる。
07モデルで驚異だったのは200。125、250、280は見た目はそっくり(125のみ、フロントフォークのインナーパイプがスチーム製なので区別可能)なだけでなく、エンジン特性もよく似ている。排気量がちがうので実際のフィーリングには差があるが、ねらっているところは同じだ。
ところが200は、これだけ独自の世界を持っている。ひとことでいえば凶暴。おもしろい乗り味だが、初心者に勧められるかというと、これなら250のほうがのんびり乗れるのではないかという感想をもつ。
血の気の多い元気な若者が、排気量に頼らずに上達するには、もしかしたら200はよい教材かもしれない。
GasGas TXT Pro280:794,850円(税別)
GasGas TXT Pro250:783,300円(税別)
GasGas TXT Pro200:721,350円(税別)
GasGas TXT Pro125:679,350円(税別)
● 2007年01月28日
基本的なマシンのスペックはホンダ(HRC)のRTL250Fとまったく同一だが、スペインのホモロゲーションを通り、公道を走るマシンとして世に出ているのが大きなちがい。立派な保安部品と一部インジェクションの仕様などに、競技専用車と公道走行マシンとの差異が見いだせる。
モンテッサは06年モデルもリリースされたので、切れのよくなったクラッチは06年モデルから採用されたものとなる。その他、07RTLで初採用となったサイレンサーや見直されたエンジンフィーリングなどは、07コタでもやはり新採用となっている。
RTLとコタが異なるのは、ECUの仕様だ。RTLは、晴れ用雨用として2種類のマッピングをECUが保存しているのに対し、コタはふたつのうちひとつを、排ガス規制をクリアするセッティングとしてあてている。実用上はこれでまったく問題ないが、RTL同様に2種類のマッピングをトライアルライディングに使いたい、あるいはマッピングのセッティングを自分自身で行いたい場合は、HRCのECUを入手し、専用のソフトウェアを用意する必要がある。
コタの独自の仕様としては、他のトライアルマシンにはない、豪華で実用的な保安部品があげられる。これまでも光量が充分だったヘッドライトは、07モデルでさらに明るいヘッドライトに進化した。トライアルマシンとして、という注釈なしでも、公道走行マシンとして通用しそうな保安部品だ。
また、スピードメーターも、今回新たに採用されたもの。デジタルメーターだが、車速は従来通り、フロントアクスルからギヤでとって、ワイヤーでメーターに伝える。電気式のセンサーの信頼性を疑っての機械式デジタルメーターの採用と考えられる。
コタ4RT:898,800円(税込み)
● 2007年01月28日
06年にフレームの全面的な刷新をおこなったシェルコは、07年はその熟成に努めているが、スイングアームが7.5mm短くなるなど、ライディングに変化をもたらす改良点も散見される。
またがってすぐ気がつくと思われるのがフットペグが前下がりについていること。これは06年にもてぎの日本GPで優勝したカベスタニーのマシンに採用されていた仕様で、高度なライディングを考えると、地面に平行にマウントされているだけが能じゃないのかもしれないと考えさせられる。
排気量のちがいで、2.9のほうが余裕たっぷりに走るが、シェルコは2.5もかなりパワフルに感じるエンジン特性を持っている。むしろ、走り始めのグリップに気をつかわなければいけないほどだ。
このマシン、フレームの変更でいちだんと軽量化されたが、07モデルもまた軽量化の配慮は怠っていない。個々のパーツは、いたって標準的な作りで、アルミをマグネシウムにしたりスチールをチタンやアルミにしたりという部分は少ないのだが、それでもこの軽量が実現している。
世界選手権を走るカベスタニーのマシンも、パーツの素材についてはほぼスタンダードのままだから、ベースマシンのポテンシャルの高さがうかがえる。なお2.5には大きなヘッドライトが付属している。
2.5:788,550円(税込み)
2.9:781,200円(税込み)
● 2007年01月28日
07シェルコ2.5/2.9Copyright (C) Shizen-yama Tsushin, Inc.