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ニシマキ日記

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2004年05月19日

なんじゃこりゃ?

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世界選手権ウイダー日本GPを前にして、藤波貴久とジョセップがあやしげなご会食。

実はこれ、番組宣伝です。

明日(20日)、24時10分(正確には21日、ですね)、日本テレビの「MOBI」。

藤波が出演して、みんなに報告することもあるみたいだから、ぜひご覧ください。

このふたりが、なにをしているのは、よくわかんないけど、その時のお楽しみ。

投稿者 nishimaki : 13:55 | コメント (0)


2004年05月18日

RTL250Fデビュー

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レプソルのニュースリリースで、ホンダRTL250Fがベールを脱いだ。
このマシン、2〜3年前からホンダがせっせと開発をしていたのは風の便りに知っていた。なんでも、ホンダ系のライダーはみんな借りだされてテストをしていたとか。どんなマシンなのかなぁ。話が聞きたいなぁ。早く乗ってみたいなぁと思っていたんだけど、テストをしている連中には守秘義務がある。ねちねち聞き出せば、脇が甘いやつはそぺろっとしゃべっちゃうかもしれないけど、ぼくも黙りとおす自信はないから、聞いちゃうとその人の立場がなくなるかもしれない。だもんで、ずっと知らないふりをしていた。ほんとのことを聞かないで、うわさ話をうわさ話としてお伝えしていた方が気が楽というのもある。

4ストロークのニューマシンが、もてぎに出てくるという話は、今年のはじめにスペインから流れてきた。でも、スペインからの話というのは、1/3くらいはうそで、1/3くらいは未確認情報で、でも1/3くらいは本当だから、そのへんの見極めがむずかしい。まぁ、出るときには出るだろうと、最初はほうっておいた。その時点でメーカーの人にそんな話をしても、ほんとのことを話してくれる人なんかいやしないしね。

でも、今年の観戦ガイドを作るにあたって、そんならこのマシンのことを触れないわけにはいかないだろうとようやく本気になった。

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「そんな話はありえない」「そんなマシンは存在しない」なんて公式見解にはじまったけど、日本GPを盛り上げるためにはマシンの情報がほしいじゃないのとお願いして、想像図を書いてもよいというお許しはもらった。じゃ、想像図を書くから詳細を教えてよとさらにお願いしたら、4ストロークです、車体まわりはRTLとよく似ています、というそんだけだった。

こういうときになって、やっぱり頼りになるのがそれまで聞くともなく聞いてきたうわさ話の数々。

目の見えない人がよってたかってゾウにさわって、ゾウなるものを表現するというお話があるけど、なんだか、それに似た作業でありました。それでできたのが、観戦ガイドに掲載したこのイラスト。

あんまり自信がなかったんで、某ライダーに「詳細を語れとは言わないから、このイラストに点数をつけたら何点なのか教えてちょうだい」と聞いたら「50点」と答えてくれた。合格なのか落第なのか、よくわかんないけど、ともあれ、観戦ガイドはニューマシンのイラスト付きで世に出た。

2枚のイラストを見比べたニシマキの感想。あぁ、やっぱりサイレンサーはこれだけ大きなものになるんだなぁ、エンジン、けっこう小さく見える。

早く乗ってみたい、早く走る姿を見て見たい、とりあえず早く音が聞きたいなぁ。

投稿者 nishimaki : 17:48 | コメント (0)


2004年05月10日

新潟と125Fと成田匠

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きのうの日曜日は、全日本選手権だった。最初の方のセクションを見る限り、簡単そうだなぁと思ったんだけど、渋谷は時間を間違えてタイムオーバーしたり、黒山もぽんと岩を上がった途端に足を出すし、セクションが簡単なら簡単で、やっぱり点数ついてしまうという、証明のような光景が繰り広げられていました。

そしたら第4セクション。ここはごろごろの岩場が長く続くところで、岩場そのものももちろん簡単じゃないけど、とにかく時間が足りない。小川が入り口の岩で突っかかって5点、黒山は時間がなくてどたばた走ってセクションから飛び出して5点、田中はここは見事にクリーンしたけど、その前のセクションでテープから飛び出していて、みんなぽろぽろと5点前後の減点があった。

そんな中で、第3セクションの登りで2点をついただけで序盤戦を走っちゃったのが、成田だった。問題の4セクションなんざ、独特の4ストロークサウンドを響かせで、バウンバウンと走りぬけていっちゃった。ちょっとばかり、興奮したシーンだった。

ぼく個人としては、全日本選手権のような権威のある大会で、あんまり冷やかしのようなことはするべきじゃないと思ってる。だから成田匠が125Fで出場するというのは、その部分でぎりぎりだなぁと思ったものだった。実際、第1戦第2戦では、随所で成田らしいテクニックによってマシンを進めていくシーンが見られたけど、結果を見ると、どうもあんまり勝負になっていないようだから、全日本の本来の戦いとは別のところにあるお楽しみであると、ちょっと複雑な思いを感じながら眺めていたのだった。

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でも、新潟の125Fはちょっとちがった。そこにどんな要素があったにせよ、この4ストロークマシンは、全日本選手権で、1ラップの第5セクションまでトップだったのだ。これでもう、このマシンの全日本への参加について、ぼくの複雑な思いはなくなった。

ただしこのマシン、まだまだトライアルマシンとしてのポテンシャル向上の予知はある。それについて、あれやこれやの対策法ももう手を打ち始めているようだけど、そのひとつ

「毎回あれじゃまずいっしょー」

と成田が言うのが、このシーン。第2セクションの出口側の大岩だけど、これは1ラップ目。登り切ったところで、岩のうちに後輪をのせて、この状態で成田はしばらくじっとしていて、マシンの重心が岩の上に乗ったのを見はからって、おもむろに前進を始めるというテクニックを見せた。

でもじっと待っていて、マシンの重心が岩の上に移動しなかった場合は、そのまま後ろに落っこちる。事実ぼくは見ていなかったけど、3ラップ目は前にいかずに後ろに落っこちてしまったらしい。ほーんとに、ぎりぎりのライディングみたい。

次の大会じゃ、またヤマハがなにか秘密兵器を作ってきてくれるのかな?

ちなみに今回は、高そうな材質のサイレンサーとエキゾーストパイプが装備されて、遠くからでもすぐにわかる、たくましいエキゾーストノートを響かせて走っていました。うるさいからパワーが出るってもんじゃないだろうけど、このエキゾーストノートは、トライアル会場が4ストロークマシンだらけになる前に、先手を打って聞いておいたほうがいいと思うなぁ。

ということで、SSDTの流れで、日記らしくないことを書いてしまいました。

ほんとは、自然山通信じゃないお仕事をごそごそやっていて、その締め切りでてんてこ舞い。ちょっとこんなことを書いて、息抜きしていたりしたのでした。ふぅ。

投稿者 nishimaki : 17:54 | コメント (0)


2004年05月09日

SSDT最終日

土曜日。SSDTも最後です。

結局ジャービスが逃げきって、ご本人何度目かの優勝を飾りました。この日、一番減点が少なかったのはコリーで2点。ジャービスのコナーが4点でした。

日本のトップライダーがツートラに出場して、数点という成績を残しあたりから、日本のツートラはSSDTの何分の一なんて表現をよくされますけど、出場した人は、みんな大うそだというのを知ってます。たぶん、フルマラソンとお散歩くらいのちがいがあると思う。

6日間走って、減点が100点にならなかったのは17位まで。16位に、ドギー・ランプキンの弟のハリーがいます。

SSDTもすごいイベントだけど、イギリス人たちもそうとうすごい。ただイギリス人のSSDTでのすごさが、そのまま世界選手権でのすごさとかにならないところもちょっと不思議。トライアルといってもいろいろあって、フルマラソンと散歩みたいなむりやりなたとえをすると、世界選手権はハードル、全日本選手権は走り幅跳び、みたいな感じがする。SSDTは、トライアルじゃなくてSSDTなんじゃないかな。

なーんて、わけのわかんないことを書いてないで、リザルトを見ていきましょう。

3等賞はジェイムス・ランプキン。コナーに5点差。こりゃすごい。こういうやつがサポートしてるんだから、ドギー・ランプキンも心強いというものです。現役世界チャンピオンのマインダーが、初代世界チャンピオンとSSDTのトップライダーだものね。

去年の優勝者のポンスは、今日は16点もとって、8位に落ち着きました。16点“も”なんて書いちゃったけど、たった16点という見方もできる。

日本の日下達也は“2枚目のまん中”。73位でよくがんばりました。成田亮は3枚目の上の方。97位でした。

1日めに失格している森進太郎は、失格だから順位はないけれど、点数的には120位相当くらい。失格の原因になったタイムオーバー減点を引いてあげると、ほかのIAふたりと同じくらいのペースで走れていたということになります。ま、こんなのは結果論ですけど。

点数的に、その進太郎にどっこいなのがレディースのコンウェイ。本日58点で387点。コンウェイはワールドカップとかでクラマーに勝ったことはないと思うんだけど、さすがにイギリス人です。SSDTを走るのは、やっぱりイギリス人が長けているということじゃないでしょうか。

そのクラマーはこの日59点、最終日も、コンウェイに1点差。しかしライア・サンツはジュニアカップで男の子たちを一ひねりしちゃうし、コンウェイやクラマーは世のおじさんたちを尻目にすいすいSSDTを走りきっちゃう。最近の女の子は、素晴らしいです。

コンウェイやクラマーにやられちゃったおじさんの筆頭格が、杉谷真。この日65点だから、レディース勢とは勝負にならないのが明らかです。4枚目のまん中。杉谷は、体調めろめろ状態だったから、そういうのを知っていれば、この成績は上々とほめてあげたいけど、身内でほめていても気持ちが悪いので、100位目標なんて毎年いってるけど、そろそろ狼男になってきたなぁ。一生の目標に、末長くがんばってくださいな、と言っておこう。杉谷がSSDTに出続ける限り、ニシマキのゴールデンウィークは日記を書くのに忙しくなるんだけども。杉谷は、しかしかろうじて、リンダ・マイヤーを押さえました。レディースに完敗じゃなくてよかった。女性は、もうひとり173位にサンターさんがいます。

191位は高橋さん。IB昇格後のSSDTは、思いのほか苦しいものとなったようですが、毎年出場するとなると、そのためのトレーニングもついおろそかになったり、直前までハードに仕事をしていたり、逆風も多いんじゃないかな。そんなの、誰でもいっしょなんだけど、日本人が6日間も遊び散らすというのは、たいへんなことだと思います。日本人は、もっと大型の休暇をとれるように、楽しめるようにならないといけないんじゃないかな。

40歳以上クラスでは、スペインのカルロス・カサスさんが勝利。2位はナイジェル・バーケット。ナイジェルは、知ってる人は知ってる往年のライダーです。スコルパSYの以前から、ヤマハエンジンを使ったオリジナルマシンを作っていて、今でも自作ヤマハマシンを走らせています。杉谷は26番目。SSDTにたくさん出場しているおじさんたちは、体力的には衰えていても、ノウハウはますます身につけていくから、あなどれない。高橋さんは40歳以上クラス、後ろから8番目でした。

ニューカマー(新人賞)は、日下が12位。成田が17位ってところ。世界選手権で無得点寮息を走るスペインのレオン兄弟が3位と5位になっています。ここにサンターさんとかコンウェイさんとかが並んでいるけど、レディースの連中の兄弟とかお父さんとかかな。このへんは想像してるだけ。

リタイヤライダーの中では、小林由利子さんが土曜日も元気に走ってる模様。この日も99点のタイムオーバーってのがあるけど、たぶん99点以上はカウントしないというシステムなんだろうな。99点のタイムオーバーが3人います。連日タイムオーバーで走っている小林さんは、なんか企んでいる気がするなぁ。きっと、来年に対する思いがあるんじゃないでしょうか。こんなことを書いちゃうと殴られるかもしれないけど、彼女、けっこういい年なんだけど、現地では22歳で通ってます。で、同い年くらいの男性陣は、ひとひねりでやられちゃうほど、トライアルはパワフルです。なんだかあっちもこっちも、女性陣の活躍が目立つ今日このごろ。世の男は、かまきりみたいに女性陣に食い殺されちゃうかもしれませんね。

猪倉さんは、失格となった後、走っている形跡はありません。

てなところで、6日間が終わりました。皆さん、お疲れさまでした。

さて、来年はどうなるかな? 杉谷は来年も、お疲れモードでスタートすることになるにちがいないから、基礎体力をつけるしかないっすね。ご愁傷さまです。

投稿者 nishimaki : 18:00 | コメント (0)


2004年05月08日

金曜日のSSDT

さぁさ、金曜日、5日目です。

金曜日は、フォートウィリアムスから突き出た半島を1周するコース。コランフェリーっていう、ノルマンディ上陸作戦みたいなボートに乗って参加者が移動するのを写真や映像で見たことはないでしょうか。あれがこのコースです。そういえば、確か去年、秋山さんはこのフェリーに乗らないでまっすぐいっちゃったなんてことがありました。

この日はライダーからは休息日なんて呼ばれていて、いやまぁ、そんなに楽ちんであるわけがないんだけど、それまでが地獄だったから、地獄度合が少しゆるむと、こりゃ天国だと思ってしまうのでしょうね。

トップはジャービス。本日2点でトータル8点。こりゃもう、よっぽどのことがないと、ジャービスの勝利は揺るぎないって感じです。ジャービスを追うコナーはこの日5点ですが、トータルでは24点になっています。ジャービスが5日間で8点ってことは、1日平均2点にならないんだからびっくり。

あれ? ジャービスの点数、きのうは11点だったけど、ということは5点減ってしまいました。こういうこと、ままあるものです。99年に、ビルバオとタレスがはじめて出場したとき、タレスの減点がある日減っていて、ビルバオが「おかしいよなー、まったくもう」とぶーたれていたのを思い出した。リザルトをたぐって想像してみるには、ジャービスには3日目に5点が一つあります。これがクリーンだっていう抗議が通ったんでしょうか。

ここでSSDTの採点について。SSDTではライダーは採点カードを持っていません。オブザーバーがノートを持っていて、到着した順にライダーのゼッケンと点数を記載していきます。ジャービスがクリーンしていったら、253・0と書く。その次にポンスがやってきて1点だったら、259・1と書く。来た順番に書いているのは、もしもオブザーバーが番号を書くまちがえたりした場合、誰とまちがえたのか、その前後のセクションと照合することによって、ちゃんと判明することが多いからです。99年にニシマキがオブザーバーのお手伝いをしたときも、1日が終わったら(ひとつのオブザーバーグループで、ひとつの“ヒル”を担当する)ノートを照らし合わせて「この人のゼッケンが2だったか7だったか自信がないんだけど、何番かな?」なんてことをやってました。

でジャービス。まず「おれはバックなんかしていないぞ。5点じゃない、クリーンだ」と言い張った可能性はないじゃないけど、そういうきな臭い想像をするより、すなおにオブザーバーがまちがえていて、それをジャービスが修正要求をして、次の次の日になって訂正されたということにしておきましょう。でもこれで、ジャービスの勝利が確定的になってしまった。

コナーに続いては、ジェイムス・ランプキン。コナーに3点差です。ジェイムスの4点後ろにコリー、その1点後ろにパスケット。コリーは引退しちゃったけど、ジェイムスとパスケットは、そろって日本にも来るわけだけど、かたやマインダーでかたやライダー。パスケットがだらしないとは思わないけど、ジェイムスはすごい。

そうそう、今まで知らないふりをしていたけど、16位あたりに、H・ランプキンというのがいます。これ、ハリー・ランプキン。ドギーの弟でした。ハリーはトライアルにはとんと興味なしということにされていたけど、それでもこんなところを走っちゃうわけです。

さて日本のみなさんの様子。日下達也が77位くらい。4分のタイムオーバーをくらっていますが、まずまずといったところでしょうか。

あれ? 亮はどうしたのかな? おっと、100位のちょっと手前まで後退している。どうしたと思えば50点がひとつある。50点ってのは、セクション見落としです。3つも4つも続けてみ落としていたとしたら、ヒルをひとつまるごと見落としていたことになるんだけど、この場合は1セクションだけ。たとえば4つあるセクションを、3つまでやって、最後の4つめを知らん顔して先にいってしまったというパターンです。そのヒルにはいくつのセクションがあるかというのは、各自持っているルーとカードに明記されているから、それを確認しながら走ればこんなことはないんだけど、なかなかそううまくはいきません。

なんともったいないことを、と思いますが、たぶんけっこうお疲れ状態で、つい見落としたということもあるだろう。なんにしても、この50点は痛かったなぁ。日下との差、30点弱。

セクションの見落としが50点ってのはなんとも厳しいと思うと思いますが、SSDTは、そもそもコースありき。セクションはあとからついてきたものだと思えば、セクションの見落としは、ミスコースに相当するわけで、これくらいの減点も当然だべぇと、エジンバラのおじいさんたちは考えるのでしょう。

亮のすぐ下、130位前後にマリア・コンウェイがいます。女性陣ではぶっちぎりになってきた。これに40点くらい遅れて、森進太郎。初日にどたばたがあって以降は、わりと快調に走り続けているようです。快調といっても、誰もがひぃひぃ言ってる地獄ですから、進太郎の軽口が、スコットランドでも出ているかどうかはあやしいです。ひょっとして、日本語しゃべる相手がいなかったりして?

進太郎から10点くらい遅れて、イリス・クラマー。5点があったりクリーンがあったりしながら、タイムオーバーもなく、立派なSSDT中堅ライダー。

そのイリスから順位にするとたった6番遅れるだけだけど、点数にして40点近い差をつけられているのが杉谷。締め切り明け、ぼろぼろの状態ででかけていったわりには、がんばっているといえるでしょう。それでも、ノルウェーのトップ・レディース、リンダ・マイヤーには40点ほどの差をつけています。

えーと、世界のトップレディースが杉谷とどっこいの成績でSSDTを回っているからといって、世界のトップレディースのレベルは杉谷レベルという比較をすると、たぶんまちがいだと思う。SSDTは、あくまでSSDTです。しつこいわりには、たぶんなにを言ってるかわかんないと思うけど、正しくは走ってみないとわかんないので、ぼくにはこれ以上説明する権利がないのでした。

高橋さんは593点。本日も93点の減点を加えたけど、タイムオーバーもなく、走ってます。高橋さんの下には、失格印のライダーがぞろぞろいて、完走最下位からはへたすると10番位じゃないかな。

小林由利子さんは、さすがに本日は走っていない模様。なにがあったか、帰ってからじっくり聞いてみたいもんですねぇ。

シェルコのテシエさんも、本日の後半から50点がずらりと並んで見事失格です。ケガでもしてなきゃいいけども。

というわけで、あした土曜日は最終日。残念ながらニシマキは全日本の新潟大会にでかけているので、この日記が書けるのは日曜日になんちゃうと思うけど、あと1日、みんながんばってくださいまし。

投稿者 nishimaki : 18:02 | コメント (0)


2004年05月07日

SSDT、4日目

はい、4日目になりました。

木曜日ですから、疲れも絶好調。これをすぎると、あとは比較的楽ちんな金曜日(といっても、ぼくに走れるというわけではない)、最終日の土曜日だけだから、もうなかばのりきったも同然だけど、ここで痛めつけられると、残りの2日間もしんどいかもしれませぬ。

杉谷が掲示板に書きこんでいたけど、そちらの情報に惑わされずに、リザルトから情報を拾ってみましょう。

ジャービス、コナーがともに3点。トップは11点でジャービスだけど、コナーは8点差で2位。さらにジェイムス・ランプキンがコナーに1点差で3位。この日のランプキンは4点です。さらにその次、4位につけているのはポンス、この日8点でトータル22点。5位がソープで9点の24点。6位がヘミングウェイ(弟)で12点の31点。7位がコリーで14点の31点。パスケットが5点で32点で8位に浮上、ヘミングウェイ(兄)が9点で37点で9位。

ここまでは、なんとなく知ってる名前です。

ジャービスは、ご存知世界選手権のトップランカーで、何度も優勝経験がある。

コナーは、15位までに入ればとりあえずめでたしというライダーです。ときどき調子がいいと9位くらいになるけど、それ以上はむずかしそうな人。

ランプキンは、従兄弟のドギーはチャンピオンだけど、ジェイムスはマインダーです。世界選手権なんかに出ちゃったりしたら、ぼろぼろになるにちがいない。

ポンスはかつては世界選手権で優勝しそうだった(たぶん2位くらいが最高だったと思う。うろ覚え)ライダーで、ここ数年はライア・サンツのめんどうばかり見ていた人。

ソープは、お父さんがトライアル創世期の頃のトップライダーの二世ライダー。まぁ、ランプキンもヘミングウェイも、みんなそうなんだけど、その中では一番できが悪かった。世界選手権のイギリス大会とか、去年のスペイン人がみんな欠席したルクセンブルグにも出ていたと思うけど、ポイントをとったことがないというライダー。でも、親子揃って人当たりのいい人で、伴津留代さんなんかは、けっこう仲良くしてもらっていたはず。

ベン・ヒミングウェイ、ダン・ヒミングウェイは、この前トシ・ニシヤマのこれがトライアルだ、を見ていたら、ジョン・ヘミングウェイというからだの小さな素晴らしいライダーのことが出ていました。顔がそっくり。去年コリーのかわりにデナシオンに出たのは弟のベン。これまでに世界選手権でまぐれでポイントをとったくらいの人だから、ものすごい大役だったと思う。

コリーはご存じののっぽ。引退したけど、SSDTの優勝経験もあり、まだまだやれるぞという印象ですね。

パスケットは、コナーと同じくらいのレベルの世界選手権ライダーだけど、こちらはスペイン人。滑るところは苦手とされているお国から、毎年この大会に来ています。

みんな、うまいはうまい。それはまちがいないんだけど、それでもいわゆるうまいとされている順番に並んでいるわけじゃないところが、この大会のみそです。

そこらのツートラなんかで、IAライダーが素人に負けちゃったりすることがあります。IAセクションだったら絶対に勝負にならないから、これはセクションが簡単だから。これを世界選手権とSSDTに置き換えるとおんなじような気がしてしまうんだけど、それは日本しか知らない胃の中の胃薬なんでしょう。SSDTのセクションは、世界選手権のセクションに比べてトリッキーでないかもしれないけど、むずかしいのはおんなじ。ツートラでIA選手が負けるのは気を抜いているからだけど、SSDTでは距離が長すぎて全部気を張っているわけにもいかないし、といって気を抜いて走れるものでもないし、ぜんぜん別ものなわけです。

誰だろうね、SSDTをツートラの鏡みたいに言ったのは。雑誌屋として、ぼくもそんなことを昔書いたような覚えがありますが、とんでもない。トライアルするところは共通だけど、ほかはまったくちがいます。ランプキンも藤波もこの大会に出ようとはしませんが、まず第一は仕事でもないのに疲れたくないということがあるだろうけど、この大会の難しさを、よく知ってるからじゃないでしょうか。

しかし、4日目にして40点以下、1日平均一桁で回っているライダーは10人います。20点以下だと30人弱いる。このへんになると、ぼくの知らない人がいっぱい出てくる。スペインのレオンが21位に入っているのを見つけたけど、ライダーのレベルの問題ではなくて、体力とか精神力とか、この土地を走るノウハウとか、そういういろんな部分の勝負って感じ。レオンは世界選手権で(まぐれかもしれないけど)ポイントをとったライダーで、それと勝負できる無名のライダーが、スコットランドに20人もいるとは思えないものね。

と、杉谷が掲示板に書いたことを補足して、ぼくが思うSSDTの簡単さと難しさについて、語ってみました。自分で走ったこともないくせにね。だいたい、走ったこともないのにSSDTを語った人って、宮田光幸さんにしても藤田秀二さんにしても杉谷にしても(出場順)、いざ自分が出場すると、こんなにたいへんだったとは思わなかったと口をそろえていうんだ。それを伝えるのが仕事なのに、表現力がなかったのか、それまで観察してきたのが節穴だったのか、ってことだと思います。わはは。ぼくの場合は、出ようなんて思わないから、申し訳ないけど、表現力のなさや観察力が節穴だということに気がつくことが一生ない。まぁでも、全員が全員節穴なんだから、これはやっぱり、出てみないとわかんないということなんでしょうね。

さて、リザルトをめくっていきましょう。

SSDTのリザルトは、Web(http://www.ssdt.org/)を見てもらうとわかるけど、順が出ていません。減点順に上から並んでいるだけ。ぼくは暫定的に上から順番をつけてこれを書いてるけど、現場では、順番を数えるのもめんどくさくなって、そんなことはしません。

250人もいると、リザルトも1枚ではすまなくて、5〜6枚になっている。で、みんなのリザルトの見方としては、「何枚めの上の方」みたいなどんぶりになります。1枚めというのは、当然トップグループで、2枚目くらいがいい感じ。杉谷は、2枚目に乗るのが大きな目標なんだけど、今年はお疲れのようで、ぜんぜん目標には届かない。ぼくがつけた順位では168位ってことになってますが、リザルトでは4枚目の最後です。

今、日本人最上位は成田亮で、これは2枚め。日下達也は成田に遅れること20点だけど(10分ほどのタイムオーバーを食っているのが痛かったね)日下は2枚目にはのれませんでした。3枚目の上の方にいます。高橋さんは6枚目の上の方。今、失格にならずに走っているのはこの4名。さらに森進太郎、小林由利子のふたりが、賞典外で走り続けているようです。

小林由利子はこの日のタイムオーバー減点117点。249点でトータルが1011点になりました。でも50点減点がひとつもない。すべてのセクションを全部追いかけているんだね、きっと。

そうそう、きのうの杉谷の掲示板への書きこみを見て、きのうの日記にまちがいを書いたかもしれないというのを思い出した。今、SSDTでは申告5点が許されています。昔はだめだったんだよね。SSDTも、少し現代っ子対策をしたってわけ。伴さんは、それをじょうずに使って完走したというところだけど、ヒルをすっとばしてしまったら、やっぱり失格だったんだね。ただ中には、丘にある4つのセクションを全部歩いて回っても、オートバイで走るよりも楽ってところがあるんだと思う。木村治男さんが、歩いて進む伴さんがうらやましくてしょうがなかったって話をされていましたから。

まぁ、このへんはむずかしいところですが、歩いて回る根性や、どの丘をエスケープするのかという読みや機転も、現在のSSDTでは能力のうちなのだということでしょう。ぼくらなんか、クルマを止めたところから最初のセクションのところまで歩いていくのだっていやになっちゃうんだから、丘を一回り歩いてくるのも、それなりにたいへんなことだったでしょうね。

森進太郎くんは、この日はタイムオーバーなく、74点でトータル312点。イリス・クラマーに5点勝ってます(といっても、進太郎はすでに失格してるんだけど)。進太郎は初日に大量減点をくらっているから、ほんとはもっと上位につけられる実力を持っているんだろうけど、でも逆に、この若さで、ヨーロッパのトライアル初経験で、イリスとどっこいで走っているのはたいしたものだなとほめてあげたい。

女性トップはコンウェイで、イリスよりも20点弱上にいる。見たところコンウェイって娘は、イリスよりももっとハングリーな感じがするから、そういうところが影響してるかなぁ。うまいのは、イリスはめちゃめちゃうまいんだけどね。

女性3番手はノルウェーのリンダ・マイヤーで、杉谷がかろうじて30点くらい上にいる。トップグループの30点差は40人くらいいるけど、このへんになると間隔もまだらで、杉谷349点、リンダ369点の間には6人しかいない。

これまで忘れていたけど、リンダのすぐ後ろにはボイタ・クレッカという人がいる。この人、宮田光幸さんがトライアルジャーナルで「懺悔」したときにはなかなかの脇役を演じているのだけど、スウェーデンかなんかのジャーナリストで、世界選手権に出てみたこともあるという。たぶん藤田秀二さんが世界選手権に出てみるのと同じレベルで、あぁやっぱりこうだったかという収穫を持って、すぐに自分の技術を悟ったらしいけど。

ボイタは毎年欠かさずこの大会にやってくる。もうけっこうなじじいなんだけど、でものったりくったりすたこらすたこら走っている。ボイタはもう20年くらい出場経験があるから、いろんな経験を積んでいるんだけど、日本人がお手本にするとしたら、まずジャービスじゃなくて、ボイタなんじゃないかなという気がする。

ボイタは夕食のあと、ホテルのバーに座って、ひとしきりみんなとお話をしている。お疲れなんだろうけど、だからといって、みんなとお話しをするのも、欠かせない行事らしい。

成田vs日下の日本人同士の対決は、成田183点(この日42点タイムオーバーなし)、日下203点(この日52点タイムオーバー11分)といったところ。タイムオーバーがなければ、両者の減点はほぼ同じ。でも、じりじりと差が開きつつあります。20点差なんて、なにか事件があったらあっという間だけどね。

ニューカマーのクラスでは、成田14位、日下が16位でしょうか。スペインのレオン兄弟が上に控えていて、これ以上めざすのはむずかしそうです。

さて、手がずる向けになった杉谷、あと2日、もつでしょうか。

仕事的に使い物にならない状態で帰ってこられるとめんどくさいんで、完走よりも、せめてキーボードが叩ける状態を維持して帰ってきてほしいと個人的には思うのだけど、みんなが読んでいるから、「日本のことは心配ないから、あと2日がんばれ」と、きれいごとを言っておこう。

投稿者 nishimaki : 18:04 | コメント (0)


2004年05月06日

SSDT、その3

3日め、水曜日。

コースのことは、ぼくはよくわかんないんだけど、水曜日あたりは、いよいよ厳しいメニューが用意されていることが多いって話。ジャービスも、この日は7点も減点してしまった。一番減点が少ないのはベン・ヘミングウェイで1点。でもトータルでは、ジャービスは8点でまだトップ。ジャービスを追いかけるのはポンス、コナー、ジェイムス・ランプキン、コリー。1日30セクションを、一桁の減点で回れるライダーが、トップグループを形成する権利を得るようです。

ジョン・シャートは12位まで後退。もうお疲れなんだろうけど、この人はオーバー40のリストにはないから、まだ30歳代なのかなぁ。そんなに若かったかな? ちなみにオーバー40のトップは、カルロス・カサスさんというスペインのアマチュアライダー。でも、すげーうまい。現在39位。スペインなんてところで練習している人は、どう考えてもスコットランドを走るのは向いていなさそうなんだけど、それでもこの成績だから、脱帽。

スコットランドを走るのが向いている、向いていないという点でいえば、杉谷のことをほめるのはしゃくだけど、杉谷はけっこうスコットランド向きの走り方をする。ま、ぴょんぴょんはねずに(はねられないのだとしても)地面をベターっと走り続けるのが、スコットランド走法てな印象です。杉谷はもともとそういう乗り方だけど、何度もスコットランドの取材にでかけているし、SSDT出場経験もずいぶんになるから、そういう経験値も大きい。成田亮や日下は苦労してるんじゃないかな。

その日本人IA勢は、成田が本日37点。トータル141点で79位。まわりには、聞いたことがない地元のライダーがいっぱいいます。日下は本日40点でトータル151点、92位。純粋にライディングテクニックだけを考えたら、彼らにとってはオールクリーンができるセクションだと思うんで、このふたりの争いは、まだまだおもしろいです。

このふたりはニューカマー(新人)なんだけど、成田が14位、日下が16位。ニューカマー賞は、成田匠も野崎史高もとれなかった。これまた、技術だけではとれるもんじゃない、むずかしいものなんだと思う。経験値は何度も出ているうちにあがってくるけど、新人賞は最初の一発で勝負だからね。

もうひとりのIA、進太郎は本日44点。ようやく、成田、日下と同じ土俵に上がってきたという感じです。でもトータルは238点で165位にランクされていますが、すでに失格扱いになっています。来年のために、経験値を積んでください。

その進太郎のすぐ下に、杉谷の名前があった。169位。クロスウェイトとか進太郎とか、失格扱いの人が混ざっているけど、こりゃ、杉谷が100位以内を目指すのはむずかしそう。この日の減点は74点。ちょっと大量減点を食っています。タイムオーバーも9点ある。乗ってないから、そろそろ疲れが出てくるんじゃないかな。「締め切り明けクラス」の優勝を狙って、ぼちぼちがんばってください。

SSDT出場を機に選手権にも本格的に出場して、去年IBに昇格した高橋さんも、本日は17分のタイムオーバーがあり、減点109点、トータル345点で221位。杉谷は3点が多くて減点を増やしてるんだけど、高橋さんは5点が目立つリザルトです。順位的には、周囲は、失格選手が増えてくる位置。踏んばってくださいまし。

猪倉さんと小林由利子さんは、リタイヤされました。リタイヤのリストに載っている。失格扱いでリザルトに乗っているのと、リタイヤの欄に別枠で乗っているのと、規則的にどういうちがいがあるのかわかんないけど、猪倉さんはこの日40分のタイムオーバーで174点。トータルでは582点。由利子さんは98分のタイムオーバー。減点は276点にもなりまして、トータル762点。由利子さんは、減点の多い少ないはともかく、がしがし進む人だから、98分のタイムオーバーってのはすごいなぁ。なんらかのトラブルに見舞われたか。あるいは、もう失格になっちゃったんで、セクションをしっかり下見して走っているという可能性もなくはない。なんとなく、あの人だったらそういうことをしそうな気がする。伴津留代さんは、完走するために申告5点したり難所の丘をエスケープしたりしたけど、由利子さんはそういう点では思いきり不器用で、初出場の年も、すべてのセクションにトライしてほんの何分かの差で1時間を越えてしまって失格になった。たぶん、成績ではない貴重なものを、彼女は吸収しながら走っているにちがいない。

女性陣は、4名が生き残っています。1日め2日目に気がつかなかった女性もいた。トップはイリス。タイムオーバーなしで71点。224点で156位です。でも同じ71点で、マーク・テシエさんってのがいる。この人、シェルコの社長です。世界選手権のパドックでは「あたしゃオートバイなんかには乗れないよーん」なんて感じでぎょろ目をきょろきょろさせて歩いてますが、走らせればこんな感じで走るわけです。世界は広い。

テシエさんをはさんで、その次がイギリスのコンウェイ。減点85点。トータルで228点。こりゃ、イリス・クラマー対マリア・コンウェイの戦いはし烈です。彼女たちの20点下に杉谷がいるけど、たぶん勝負の仲間には入れないだろうなぁ。

もうひとり、知らない女性ライダーがいた。ケテー・サンター。リッチモンドにお住まいらしいイギリス人。ガスガスに乗っていて、現在325点で211位。苦しんでいそうだけど、高橋さんよりは上位にいます。

もうひとり、ビッキー・エイリスというでっかいねーちゃんが走っていた。親子揃ってぴーちくぱーちくうるさい母娘なんだけど、小林由利子初出場のときには、毎日「ユリコは大丈夫か」と聞いてきた。娘はもうどんくさいの極致のへたっぴライダーなんだけど、スコットトライアルにも出場しているという、なんだかよくわかんない人。初日のリザルトでは、彼女は小林由利子よりも上位にいた。ぜんぜんだめって感じじゃないんだけど、2日目からはリザルトからいなくなって、走ってもいないようです。

あと、スコットランドの若手ライダー、ガリー・マクドナルドが、リタイヤしていました。彼は直前に骨折かなんかをして、参加が危ぶまれていたんだけど、たぶんその影響じゃないかと思われます。去年は、マクドナルドが勝ちそうになって、スコットランド人とシェルコ陣営は色めき立ったんだけど、結局ぽんとポンスに勝利を奪われてしまったという結末でした。ポンスもシェルコだから、シェルコ的には問題なかったんだろうけど、スコットランドの人たちには、残念な結果でした。でも今年はもっと残念になっちゃった。

というわけで、さて、現地はどうなってますやら。

投稿者 nishimaki : 18:08 | コメント (0)


2004年05月05日

SSDT火曜日

SSDTって、5月の第1週の月曜日から土曜日まで開催。6日間走って日曜日は教会に行きましょう、ってことかな?

さて2日目です。この日はみんなぼろぼろと杉谷が掲示板に書きこんでいるけど、リザルトから検証してみましょう。

トップはジャービス。1点ついて、2日間トータルでも1点。2位にコリーが5点。きのう同点2位だったジョー・ベーカーさんは、このひは14点のタイムオーバーをくらって10位に後退。ポンスは3点のタイムオーバーを食って11点、ダン・ソープと同点で3位。

ジェームス・ランプキンは7位で、サム・コナーと同点。すごいですねー。

マーチン・クロスウェイトは、去年TY-S125Fでクラス優勝したライダーだけど、この人、火曜日に失格になっている。月曜日は29点、64位で完走している。考えられるのは、エンジンを交換したとか、なんらかの規則にふれることをやらなきゃいけなくなって、賞典外扱いになったんだと思う。ちゃんと走れば、優勝戦線に参加するライダーです。

成田亮は、28分タイムオーバーして70点、トータル104点で97位。日本人トップを、日下から奪い取りました。といっても、まだまだ僅差。日下は30分のタイムオーバーで81点、トータル111点で109位。

女性陣の戦いは、イギリスのマリア・コンウェイが一歩リード。タイムオーバーなしってのはすごい。この日84点でトータル143点。、147位くらい(この順位は、失格になっている人も含まれているんで、実際にはもう少し好順位です)。イリス・クラマーは25分のタイムオーバー、この日107点、トータル153点で159位。タイムオーバーがなければ、やっぱりイリスの方がうまいようですが。

ノルウェーのリンダは、24分タイムオーバーで113点、トータル173点、178位。このひとつ上のポジションに、杉谷がいます。杉谷のタイムオーバーは49分。1時間をすぎると失格だから、けっこうぎりぎりだったですね。この日はタイムオーバーを加えて129点、トータル169点。

進太郎はタイムオーバー9分。この日は62点と、この日だけ見れば日本人のトップですね。1日めの不運が悔やまれるところ。失格ですが、一応暫定的に順位を出せば、194点で194位ということになります。

高橋さんは48分のタイムオーバー、すぎたに同様ぎりぎりで、この日159点、トータル236点で226位。

猪倉さんは最後の3つのセクションを見落としたみたい。たぶんセクション群ひとつ丸ごと通化しちゃったんでしょうね。タイムオーバーは84点。失格です。一応トータル408点で263位。

小林由利子さんは豪快。233分のタイムオーバー。4時間も遅れて帰ってきたということになりますね。この日の彼女のスタートは、そんなに遅い時間じゃなかったからまだよかったけど、それでも最終ライダーが帰ってきてから1時間や2時間遅れてゴールしたにちがいない。ゴールに、だれかいたのかなぁ。点数的にも、3点が3つであとは全部5点。この日の減点は377点で、トータルは486点、267位って感じです。たぶん、なにかあったんでしょうね。

投稿者 nishimaki : 18:13 | コメント (0)


2004年05月04日

SSDT日記

ゴールデンウィーク、ちょっとお出かけしていたので、SSDTについてのお知らせが遅くなってしまいました。今年も、できるだけやってみます。

掲示板には杉谷からのメールを転載しておきましたが、去年は地獄のようなお天気だったから、今年はいくらかましだったのでしょう。雨がまったく降らないというのも珍しい土地柄だから(当然だけど)、今年は天候的にはふつう、ちょいひどめって感じではないかと想像します。もちろん、初日とそれ以降の天気が、がらりと変わることだってあるんだけど。

杉谷真は、世界選手権アイルランド大会の取材にいって、帰ってきてすぐに観戦ガイドをつくって、それができたらすぐに自然山通信の締め切りになって、本ができる前にスコットランドにでかけてしまった。練習は、正真正銘やってない。腕立て伏せやってる時間もなかったんじゃないかな?

去年の日記を読んでくれてた人はご存知だろうと思うけど、SSDTはタイムキーピングが過酷。コースをてきぱき走って、てきぱき下見をしてマシンを進めていかないと間に合わない。杉谷は最終セクションでビートを落として、修復に時間を費やしてしまって、ゴールには3分の遅れ。3点のタイムオーバー減点を加算してしまっている。ビートを落としてしまったら、空気入れでしゅぽしゅぽやってもなかなか復活するもんじゃない。フロントチューブを入れるという対処は、なかなか賢かったですね(と、少しほめてみた)。

今回出場している日本人は、杉谷(一応IB)、高橋利光さん(神奈川県。今年IBに昇格した)、小林由利子さん(東京都。一応NA)の3人が経験者。杉谷が4回目、高橋、小林両名が3回目だと思う。エントリーリストには野崎史高とアルプスヴァンの秋山さんの名前もあったけど、ふたりとも参加を取りやめている。野崎はケガのため、出たくても出られない状況ですね。

初出場は、成田亮、日下達也、森進太郎の3人のA級ライダーと静岡の猪倉誠二さん。全部で7名がスタートを切ったことになる。

これまでのデータから、SSDTを完走するための条件を考えてみると、国際B級以上なら問題なし、でも、国内B級ライダーでも不可能なわけじゃない。技術レベル以上に必要なのは、経験値。スコットランドの沢は滑るし、コースはうんと長くて、はまったら最後の湿地帯(ムーア)も待ち構えている。ペース配分やトラブルからの復活法、コースを安全に疲れずに走る策などは、SSDTを実際に走るのが、一番の練習。その点、初出場のIA、3人と経験者の3人の走りっぷりが楽しみなところだ。

杉谷の報告から、3人の中では成田亮が一番そつのない戦いをしているみたい。出場ははじめてでも、匠のマインダーとして世界選手権を転戦した経験があり、海外イベントへの参加経験はある。これがあるとないとでは、精神的に大ちがいだ。

日下が落っこちたムーアは、いってみればただのぬたぬただけど、突然現れるから、フロントがつきささると前転する。みんなムーアの餌食になっているから、注意を払ってムーアを発見して、飛んでしまえばいいじゃないかと思うのは素人の甘さなんでしょう。

進太郎のエンジンが焼きついたのはなんともお気の毒。杉谷は去年、突然エンジンがロックしてリタイヤした。これも不運かもしれないけど、マシンが壊れるのはやっぱりライダーの責任。「ゴールまでマシンを運びましょう」がSSDTの最初のコンセプトだから、不運を呪っている場合じゃないのだ。

さて、初日の結果は、グラハム・ジャービスがオールクリーン。今年の世界選手権ではちょっと調子を落としているように見えるジャービスだけど、SSDTではさすが、って感じです。2点でジャービスを追うのが5人。まずジョン・シャート、往年の名ライダーががんばってます。次いでダン・ソープ。おやじのデイブ・ソープは、今年はとうとうエントリーリストに名前がない。さらに去年の優勝者、ホアン・ポンス。ライア・サンツの育ての親でもある。4人目がスティーブ・コリーで、5人目がジョー・ベーカーさん。この人は、あんまりよく知らない人だ。往年のライダーも世界選手権のトップライダーも、こんなふうに無名の(きっと国内選手権では強い選手なんだろうけど)ライダーも、いっしょに勝負ができるところが、この大会のすごいところ。

ドギー・ランプキンのマインダーをやってるジェームス・ランプキンは6点で12位。ジョルディ・パスケットを3点上まわっている。サム・コナーは11点。去年デ・ナシオンで優勝したイギリスチームの一員、ベン・ヘミングウェイは24位だけど、ベンのマインダーをやってる兄貴のダンは15位。こういう成績の逆転現象もおもしろいですね。

日下達也は30点で66位。タイムオーバーなし、5点がひとつと、なかなか好調そうです。すぎたにレポートでは日下よりもスムーズに走っていそうな成田亮は5点3つで34点、80位。やっぱり、初出場でもうまい人はうまいってことですね。

杉谷は40点で107位。5点がふたつ、タイムオーバー3分。イリス・クラマーが46点だから、今年の杉谷はなんだか調子がいいのかもしれない。

他に女性ライダーは、マリア・コンウェイが59点、リンダ・マイヤーが60点。

高橋さんは77点で210位。小林由利子は109点で259位。猪倉さんは12点のタイムオーバーがあって129点。

残念なのは、森進太郎。9個の5点を積み上げて減点も多いんだけど、それ以上に73分のタイムオーバーで一発失格です。ただし、2日目からも賞典外で走り続けることは可能だけど。

初日は杉谷がゆっくり下見して20分も修理時間を使って3分のタイムオーバーだから、時間的には少し余裕だったのじゃないかと思います。そういう中で73分のタイムオーバーってことは、かなり致命的なトラブルを背負ったんじゃないかと思うけど、きっと、それもまたSSDT、なのでしょう。

投稿者 nishimaki : 18:14 | コメント (0)