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2004年08月31日
ベルドン、その後
ベルドン5日間トライアルは、土曜日に最終日を迎えました。ぼくらの次の予定は、翌週の日曜日の世界選手権スイス大会。1週間あるので、たっぷり時間がある。といっても、水曜日か木曜日には現地に入るつもりなんで、遊べるのは日曜日から火曜日くらい。
日曜日は、ぼくと杉谷は寝て過ごしました。ぼくはホテルの裏の河原へ降りて一眠り。そのあとホテルの前の駅のホームで城山三郎を読む。こっちの人はバカンスというと、日当たりのいいベンチで読書をしているんで、そのまねをしてみた。
そしたら、木澤さんたちが帰ってきた。彼女たちは、大会のゴールの街あたりまで遊びにいったらしい。昨日まではとってもいい天気だったけど、この日は雨に降られたとのことでした。
お昼ご飯をたっぷり食べてしまったので、おなかが減らない。ホテルの近所に、3日目かなんかのコースがあるので、ここを走っていない千春さんに、コースを見せてあげることにした。ここは、つづら折れの登りで、しかもすげー落差で、コーナーのひとつひとつが300度くらいの鋭角になっている。杉谷は足付きなしで登っていったらしいけど、その他の日本人一同はみんなどたばたと足をつき、せっせとフロントを振り、時にはぜいぜいと呼吸を整え、路面を引っ掻きながら、まくれかえらないように、必死で登っていったものであります。あらためてこのコースを見たら、ここを走っただけで、ぼくらはえらかったんだなぁと自分で自分をほめてあげたい気分でした。写真、はるか下の川のところから登ってきて、左側から鋭角にターンして登ってくる。かんべんしてくれーと叫びながら登りました。
月曜日は、彼女たちはニースへ向けて移動を開始すると言う。ぼくらはスイスへ向けて移動するんだけど、直接スイスへ向かってしまうと、物価が高い。飯がおいしいイタリア経由でスイスへ向かうことにしたので、行程がいっしょになった。
途中、ラフティングの看板を見つけて、ラフトカヌー遊びをする。ひとり4000円くらいで、大笑いの3時間を過ごしました。これがしたいから、来年もベルドンに来ようと、一同心に決めた午後でした。こんな楽しいことをしていると日本のみんなに知られたら、さぞ顰蹙だろうなぁと思いつつ、やっぱり黙っていられなかった。
写真は、言うことを聞かないカヌーと格闘しながら川を下り落ちてくる日本人のみなさん。
火曜日、いよいよ日本娘(年齢不詳なれど、フランスでは、みんな若い娘で通っている)と分かれてイタリアへ。途中、コインランドリーを見つけて洗濯をし、夕方イタリアへ入る。イタリアでワインを飲んでパスタを食べて食事をしてコーヒーを飲んで、やっぱり飯はイタリアに限るなぁと結論。極楽の食事をして、食後酒まで飲んで酔っぱらっている今日この頃です。
投稿者 nishimaki : 09:37
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2004年08月29日
ベルドントライアルが終わりました
アルプスの山の麓の5日間、いろいろ評価のしかたはあるけど、まずは、これはたいへんにすてきなトライアルだ。いやー、いい思いをしてしまった。
杉谷以外は、みんなベルドン素人だったから、走り方をつかむのに、2〜3日を使ってしまった感じ。成績を出そうと意気込んでくるとこのロスは大きいけど、結局そんなことはどうでもよくなって、いやー、楽しかったなぁという感じです。
セクションのレベルは3つ。赤は野崎史高とかブルーノ・カモッジとか、そういう選手に準じるうまい人たち。青は杉谷のクラス。日本でいえば、IB以上って感じ。で緑はそれ以下。杉谷以外はみんな緑だ。
緑のセクションは、じっくり下見して、ついでに何回か練習させてくれれば、ぼくらがオールクリーンするのも夢じゃないというレベル(この点は、木澤さんと意見が一致しました)。でも現実には3点ばっかりで、それどころかしょーもないクリーンセクションでも足が出てしまっている(この点も、木澤さんとニシマキは仲良し)。
トライアルは、セクションだけではない、コースの走破とタイムキーピングをしてはじめて成立するのだというのを、思い知った今回でした。
あー、それにしても、鋭角にのぼっていくつづら折れ、前輪が突き刺さるつづらの下り、コーステープを見失う草原、天まで登っていきそうなゲレンデの坂道、うへっと思うような直滑降。毎日毎日、いろんなところを走らせていただいた。昼飯も、とってもおいしかった。オブザーバーのおじさんやおばさんやおねーさんも、ときどきおっかないのがいたけど、ぼくらポンニチにはとっても親切だった。
自分のゼッケンも、フランス語で言えるようになったし、フランス人だのイタリア人と、ラインやギヤの選択の相談をできるようになった。セクション待ちの騒然たる割り込み劇も、こんなもんだと割り切れるようになった。
木澤さんと「ヨーロッパのトライアルの走り方って、こんなんだね」と会得し合った気がしたのは、ようやく4日目のことだった。日本のトライアルとヨーロッパのトライアルは、やっぱりぜんぜんちがうものだってのが木澤さんの感想であり、ぼくの確認でもあった。
せっかく少しやり方がわかったから、またこれに参加して、今度はもう少しちゃんとトライアル・ゲームに参加したいなというところでした。
投稿者 nishimaki : 09:49
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2004年08月27日
ベルドン3日目まで
ホテルがかわいいだの飯がおいしいだのと能天気な日記を書いていたと思ったら、この3日ほどだんまりを決め込みました。ベルドン・トライアルが始まったからです。
初日の雨は、ぼくらのホテルの周囲だけで、最後の方のセクションでほんのちょっぴり降られただけ。お天気はこの3日間とも、よすぎるくらいにいい。というか、暑い。Tシャツ1枚で走っている人もけっこういるけど、そういう人は腕から血を流しながら走っていたりもする。転ばなくても、木の枝とかブッシュとかで痛い思いをします。ぼくも腕まくりして走っていたら、画鋲みたいなとげが腕にいっぱい刺さった。
お水は持っていかないと死んでしまうけど、要所要所に井戸があるから、そういうところで水を補給してからだを冷やしながら進って感じ。特に水曜日が暑かった。
杉谷曰くは、ベルドンは初心者でも出られる簡単・快適トライアルということだったけど、ぼくはぜんぜん信用していなかった。で、そのとおりでした。きついわー。暑かったせいもあって、火曜日はたいへんだった。ひぃひぃ言いながらゴールしたら野崎史高が「今日はたいへんだったっすね」と言うので、あぁぼくだけじゃないんだと少し安心。もちろん、ぼくの周囲を走っているおっさん連中も、なかなかへろへろです。でも中には、TLR200とかタイガーカブで走っている人もいるんで、感心してしまう。
とはいえ、コースもセクションも、ベルドンは龍泉洞よりははるかに簡単。龍泉洞では、お助けがいないとトライしたくないセクションとか、ひとりで抜けられないコースがあったけど、ここにはそんなものはなかった。龍泉洞では「あー、また助けてもらっちゃった、また歯が立たなかった」という精神的ダメージと戦っていた気がするけど、ベルドンにある精神的ダメージは「あー、またクリーンセクションでべたべたしてしまった」という、とても健全(?)なものだった。
といっても、なんつーか、トライアル的コースが圧倒的に長いから、きついことははるかにきつい。龍泉洞というより、平谷のツートラを毎日走っているという感じかな。
ヨーロッパのトライアルだから、ちゃんとタイムキーピングもある。どうも減点のつき方からして、1分1点じゃないみたいだけど、持ち時間に遅れれば減点。3日目の午後、ぼくらはようやくタイムオーバーなしで帰ってきたけど、それまではタイムオーバーの嵐だった。2日目なんて、ぼくのスコアを見たら122点なんてなってる。24セクションしかないんだよ。全部5点だって120点じゃないの。ぼくなりにちゃんとクリーンもしたし、5点はひとつも取ってないのに、ぐずぐずやってるもんだから、こんな結果になっちゃうのだ。
まぁ今回のぼくらは、5人で完走しましょう、みたいなのりだから、このタイムオーバーもどーってことはないんだけど、クリーンを狙って下見に時間をかければ、その分タイムオーバーで減点が増えていくというすばらしいシステム。遅くなると、渋滞にはまって、もう復活はできなくなる。
個人的なご報告をすると、杉谷は、ジャン・ミッシェル・バイルと優勝争いをしたのはどこへやら、壊滅的な減点を食らっている。みんなのサポートをしながら走ってるからというのもあるけど、SSDT以来乗ってないんだから、どうしようもない。今回の杉谷は、へたくそだ。
ぼくは調子がいい(当社比)。1日目の第1セクションにつくまでに腕が上がったときにはどうしようかと思ったけど、場慣れには自信があったので、まぁ走ってるうちになんとかなるだろうと笑っていたら、3日目くらいにはうんと楽になった。転倒は全部で3回。1日目のセクションでクリーンしようとして粘ったあげくに吹っ飛ばされてべたっと転んで木沢さんに大笑いされたのと、3日目の下り坂でフロントブレーキの握り過ぎでずりずりと転んだのと、コースに出てきた段差を越えようと思ったら、その手前がドロドロで深い水たまりで、フロントが突っ込んであやうく水没。まぁ、3日間でこんなもんだから、なにごともなく進んでいるに等しい。ちなみに、3日間で5点は木沢さんに大笑いされたやつ、ひとつだけ。3点なら、どうやっても出られるセクション設定だから、やっぱり簡単ということなんだろう。でも、ぼくら専用のゲートマーカーもあって、クリーンしようとすると、やっぱり気合いが入る感じ。
小林千春さんは、1日目を完走したあと、熟慮の末に2日目から4日目をお休みすることにした。彼女には、やっぱりちょっぴりたいへんだったと思う。助けてもらわないで、平谷を一人で走れる(晴れた日の平谷ね)というのが、ベルドン出場の条件になるかもしれない。でも千春さんは千春さんなりに、フランスの一人旅を楽しんでいる模様。ゴールで明るく迎えてくれるので、うれしい。
木沢さんと刀根さんは、ぼくよりラベルの高いライダーだから、難易度的には屁でもないと思うんだけど、ときどき追いつめられたみたいな感じになっています。まぁ、フランス語でまくしたてられたりすると、困ってしまったワンワンワワンとなってしまうのは理解できます。フランスの一人旅の経験があれば、そういうワンワンワワンもだいぶ少なくなると思うけど、ツアー旅行しかしたことがないと、やっぱりびびるかもしれませんね。まぁあと2日間あるから、彼女たちにももうちょっと慣れてもらいましょう。
フランスに慣れるというのは、別にフランス語ができるようになるってわけじゃないっすよ。ぼくもさっぱりわからない。言葉がわかんなくても、どーってことないやというひらきなおりができるかどうかっていうことです、念のため。
さて間もなく4日目が始まります。今日こそ、1日タイムオーバーなしで帰ってくるのが目標。スタート順は毎日入れ替わりで、今日は一番早いスタート。最終日はスタートも遅いし、千春さんを含めて、5人でバックマーカーと友だちになる予定です。
野崎くんが、藤波由隆さんの伝言も持ってきた。「ベルドンを完走しなかったらスイスに来んでいいぞ」とのこと。初日には「へへい。がんばります」という感じだったけど、だんだんぺーすがつかめてきたので、バイクでもぶっ壊れなければなんとかなりそうだ。ここでお返事しておこう。「平谷を完走しなかった人に、言われたくないなー」へへへ。
投稿者 nishimaki : 09:52
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2004年08月24日
ホテルが決まった
ベルドンは、毎日スタート&ゴールが変わる。その都度宿を移動してもいいんだけど、広げた荷物を毎日片付けるのもめんどうなので、なるべく移動が少ない宿に定住することにした。
見つけたのは街道沿いの駅前の小さなホテル。周囲には川と山と駅しかない、静かなところ。夜になると虫が大量発生する以外は、とても快適。
写真は、昨日の朝、本日のお勧めコースを書き換えるお嬢さん。この日の定食は、ザルガニと鶏肉とバターライス。デザートまであって13.5ユーロ。とってもおいしかった。
本日(23日)はマシンを受け取って車検をすませた。明日の午後スタートだから、ガスガスは今日は来てくれないんじゃないかなぁと半分はあきらめていたけど、コロメが現れたので聞いてみると、今スペインから到着したという。無事に全員分の04新車を受け取った。1台だけ280があって、それはぼくの担当になりました。
車検が終わる頃、野崎史高も登場。ベルドンは、なんだかすっかりバカンスをしているような、いい気分のところです。
しかし夜が明けてみたら、なんと雨が降っているではないですか……。
投稿者 nishimaki : 09:53
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2004年08月23日
夏休みのフランス
夏休みの成田空港は大混雑。ターミナルをまちがえるという素人みたいなまちがいをして、わりとぎりぎりに受付カウンターに駆け込むと、予約していたKLM便がオーバーブッキングで、ほかの飛行機でもいいかと聞かれる。ニースの到着時間が予定より遅くならなければ何でもいいですと返事すると、まずエアフランスに振り返られたけど、手続きをしている間に出発時刻が来てしまって、これには乗れず。最終的には全日空になった。しかもビジネスクラス。これは大ラッキー。ただし、乗り場に来るまで、自分がどこへ連れて行かれるかわからないという、はじめての経験もした。当初はアムステルダム経由だったけど、結局パリ経由だった。ニースには予定より2時間ほど早く到着した。ビジネスクラスの座席は広いし飯はうまいし、とても幸せな旅の滑り出しだった。
ニースでレンタカーを借りてすぐ北へ向かって走って、30kmばかり行ったところでホテルに飛び込む。そこで夕食もとって、早々にお休み。でもやっぱり時差ぼけが出て、朝の4時頃に目が覚めてしまった。無理矢理、また寝たけど。
大会用にガソリン缶がいるので、これを買い出しにちょいと買い物。でも日曜日なので、ホームセンターもお休みばっかり。ふと目についてのが朝市。もしかしたらガソリン缶も出ているかなと寄ってみたら、出店側もお客も中東っぽいひとばっかりの、怪しい朝市だった。左右のそろっていない靴とか、型の古い携帯電話、自転車の車輪がひとつ、さびた工具……。隅の方では、床屋さんを開業している人もいた。髪の毛がちょっと伸びていたので、床屋さんには大いに興味があったけど、雰囲気が怪しすぎてやめておきました。ガソリン缶は結局買えず。
その後会場へ。街道沿いのかわいいホテルを見つけて飛び込む。1泊20ユーロほど。3000円弱。目の前には、プロバンス鉄道の駅が見える。
日差しはとっても強くて、太陽の下にいると暑いけど、湿気がないから、ちょっと日陰に入ると涼しいという、フランス1日目でした。
投稿者 nishimaki : 09:56
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