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2005年06月30日
右を見ろ
フランスへ行くのに、飛行機はブリティッシュエアウェイ。イギリスの飛行機なんで、ロンドンに到着。乗り換えるのに、ヒースローからガドウィック空港に移動してください、だと。旅慣れた人は知ってるんだろうけど、そんな空港、あるのも知らなかった。
イミグレーションで「何日いるんだ?」と聞かれたので3時間だよと答える。その日の夕方ガドウィックをでるチケットを見せてるのに「なんだそりゃ?」と言われる。トランジットで3時間後にガドウィックから出発するのと答えると、ほほーなるほどと「6ヶ月間滞在許可」つきの入国スタンプを捺してくれた。でも手書きで「トランジット」って書いてある。
バス乗り場へ向かうと、道にこんなことが書いてある。「クルマに気をつけなさい」じゃなくて「右を見ろ」だよ。ここはイギリスなんで日本と同じ(日本がイギリスと同じなんだが)、クルマは左側通行なんだけど、ふつう、ヨーロッパはそうじゃない。イギリス以外の国から来る人が多い空港じゃ「クルマに気をつけろ」じゃ反対側を気をつけちゃうんだろう。ぼけっと道をわたろうとして「右を見ろ」を読み、なにが言いたいんだろうと一瞬考える。そして次の瞬間、おぉ、ここはイギリスだ。道路が反対なんだと気がつくわけだ。道に字を書くんだって、相手の気持ちになって考えると、結果はちがってくるってもんだ。
ちなみにこのご案内は日本人には大きなお世話。イギリス以外の国の横断歩道に「左を見ろ」標識がほしいもんだけど、少数民族は相手に去れないんだ。ちぇ。
マルセイユに着いたら、レンタカーを借りる。予約してたから、話は簡単。「あいあむリザベーションゲスト」「うぃ、かるたクレジット」。こっちが一生懸命英語の単語を並べてるのに、向こうは意に介さず、フランス語をしゃべってる。「サインは1ヶ所だけでいいの?」「Ici、Ici。どぅ! めるしー(こことここ。2ヶ所にサインしてね。ありがと)」。敵は、ぼくの英語は理解してくれてるんだが、頑として母国語しか話さない。にこにこしながら頑固なやつ。「Where is parking my car?」「きゃらん・さんく、めるしー、おばー」きゃらん・さんくは45。伝票に45って書きながら言ってくれたから、まぁフランス語の勉強だと思えば、得した気になってくる。めるしー、むっしゅ。
駐車場番号45番に待っていたプジョー206はマニュアルミッション、エアコンなし。ヨーロッパでは、北海道といっしょで、エアコンなしのマニュアルミッションのレンタカーがまだまだ多いけど、今度から夏に借りるときにはエアコンつきにしようと思った。だって暑いばっかりじゃなくて、なんだかじとっと蒸し暑いんだもの。
というわけで、なんだかバカンスシーズンに突入したマルセイユをあとに、プロバンスの山の中、世界選手権の会場であり、スコルパの本社のあるアレスの街にクルマを走らせたのでありました。
小さなプジョー206は、トップパワーはないし足はふわふわだったけど、なんとなくてきぱき走るいい印象。ヨーロッパのクルマは、みんなこんなふうに生き生きとスポーティだ。市場の要求なのか、お国の規制ゆえのものか、そのへんはよくわからない。
投稿者 nishimaki : 22:48
2005年06月16日
国際免許と献血
国際免許をとりに試験場にでかけた。
前回ポルトガルへ行った時には、出発前日に国際免許を持ってないのに気がついてあわてたけど、杉谷が持っていたので事無きを得た。国際免許がないと、レンタカーが借りられないから大きな問題だ。考えてみると、おととしポルトガルのデ・ナシオンへいった時も、国際免許を取るのを忘れてあわてた。今だから言えるけど、結局国際免許はなしでポルトガルへ出かけて、ちょうど同じ時間にポルトガルの空港に到着するMFJの相馬さんを待ちかまえて、ぼくのかわりにレンタカーを借りる手続きをしてもらった。ぼくが事故ったらたいへんなことになったのかもしれないけど、事故らなかったのでなにごともなく今にいたっている。
で、今回はちゃんと思い出して、試験場へ出かけていったのだ。んで、1時間半もかけて試験場へいった割には、交付自体はあっさり15分くらいで終わったのでて、ふと気まぐれに献血してきた。99年にイギリスに行ってるから断られるかと思ったんだけど、この頃は6ヵ月以上滞在しなけりゃいいんだそうだ。「あたしらもなんだかよくわかんないんですよ、複雑でね」なんてお医者さんもおっしゃる。行かれたのはロンドンですか?なんて聞かれたけどマン島とホォートウィリアムだなんて答えて聞きなおされるのがめんどくさくて田舎のほうですと答える。お医者さんもいずれにせよイギリスですねと、あちらもめんどうを避けようとする姿勢がちらほらしておりました。

ぼくの血を吸っているマシン。
なかなか近代的なお姿である
問診されて血圧はかられて、いい血管ですなんてほめられると、悪い気はしない。看護婦さんたち、たぶんそういうマニュアルがあるんだろうけど、ひたすらほめる。俗市民のニシマキ、ほめられて悪い気はしない。献血なんて20歳の頃から久しくやってなかったんだけど、久しぶりとは思えないしっかりした出方だとか、お肌が健康的に焼けてるだとか(もてぎと猪名川でのドカタ焼けです)、隣のお姉さんは血中鉄分の多さをほめられてた。愛の告白と勘違いしてもおかしくない甘いささやきなんだけど、ほめてるのはもっぱら血にまつわるもろもろ。ぜーんぜん色っぽくないんだけど、それでもついうれしくなっちゃうのは、最近ほめられてないのかもしれないね、おれ。今度からほめられたくなったら献血にいこうっと。
ほめられるのも悪くはないけど血を抜かれるそのこと自体もまんざら悪くない。人間、たまには血を流したほうがいいらしい。放っておくと男の子は血を流すことがないから、ときどき献血でもしたほうがいいのかもしれませぬ。てなわけで、気持ちよく血を抜かれてたら、その最中にスポーツドリンクをいただいた。400cc抜いたからそれくらいは水分とってください、らしい。いやになったら言ってくださいねってことだけど、自分の意志で献血にきといて途中でいやになるってのもなさけない。まぁ、がまんするほどのもんじゃなく、献血はあっというまに終わった。なかにはなかなか血が出てこなくて30分くらいかかる人もいるらしい。そういう人ってけがしても出血しにくいんだろうか?まさかね。なにか変わったことありませんかと聞かれたんで、お腹がへってきましたとご報告。つい1時間前にご飯食べたばっかりだったんだけどね。そしたらぼくに気のある(妄想)看護婦さんはビスケットを持ってきてくれた。なかなかお腹いっぱいになってしまったよ。帰りにまた血圧はかってもらってほめられて、さらに缶飲料好きなだけ飲ませてもらって、なせかハンドソープもらっておしまい。エイズや肝炎だったら通知くださいとお願いしておきました。エイズだったらどうしようかな?
投稿者 nishimaki : 19:50
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2005年06月15日
梅雨晴れの全日本と
スコルパからの招待状
全日本近畿大会が終わって、もう水曜日だ。今回の全日本は、雨だ雨だと覚悟してでかけていったら降らなかった。そういうもんですよね。晴れると思って安心して出かけていくと、ばっさり降られることになっている。世の中は、みんなしてぼくを裏切って楽しんでいる。そういえば、土曜日の朝、5時半頃朝ご飯を食べようとデニーズに寄ったら、メニューに朝食コースがない。聞けば、朝ご飯は6時からだそうで、そうですか、5時半はまだ夜中のメニューですか。早起きしたのに「ディナーセット」を食べる気がしなくて、3軒隣の松屋で納豆定食食べてきた。以上、余談。
今回の近畿大会は、毎度おなじみの猪名川サーキットだけど、なんだか新鮮だった。なんで新鮮だったのかは、思い出してもよくわからない。刻んで攻略していく作戦が通用しないがらがら登りの第7セクションの印象が強かったのか、マニアな人ばっかりのこれまでと比べて、ちょっと立ち寄ってみましたという感じのお客さんが増えたという印象のせいか、さて真相はいかに。
お気の毒なのはSY125Fで走った三塚政幸と森耕輔。ふたりともたぶん150ccバージョンだと思うけど、登り斜面ではぜんぜん歯が立たず。成田匠だったらどうなのかとか、125ccを走らせるユース125のライダーたちだったらどうするのかという興味はあるけど、どこかにマシンの限界はありますね。それでも、SY125F(TY-S125F)の優秀性は格別。ぼくんところには、今HRCからお借りしているRTL250FとTY-S125Fがあるけど、あくまでぼくのレベルで、成績を出せるのはRTL、ライダーの身の丈にあったトライができるのがTY-S、愛着がもてるのはTY-S、性能に感心するのはRTL、という評価です。RTLはパワーがありすぎでおっかないので、今度コンピュータをつなげてデチューンしようかと思ってますけど。これも余談だった。
行きのクルマの中で、フランス大会に取材に行くことが急きょ決まりました。去年、ぼくばっかり世界選手権に出かけたから、今度は杉谷がいけばいいと思うんだけど「飛行機に乗るとSSDTを思い出す。もう少し、SSDTは思い出したくない」んだそうで、そんなもんかなー。で、ぼくが行くことになりました。10万円以下で飛行機があるといいんだけど、ちょっと予算オーバーしました。今度の世界選手権は、半分はスコルパ250Fの発表会に行くようなもんです。発表会でレセプションもあるということだから、行けば行ったで、きっと杉谷はうらやましがるにちがいない。
近畿大会の後、ブレスのみなさんには、ヨーロッパからスコルパ発表会への招待状が届いた。といっても「おいでね」というだけで、うちまで迎えがきてくれるわけではないけど、こんなものが届くと、おぉ、ほんとに発表されるんだなぁという気にはなる。なんでも今度のフランス大会とスコルパの本社は、呼べば聞こえるくらいの距離だそうだ。「フランスでスコルパの4ストロークが発表される」という話を聞いたときには、フランス人のことだから(スペイン人でもそうだし、ときどき日本人でもそうだけど)話半分、やっぱり間に合いませんでした、ということになるんじゃないかなぁと思ったけど、会場がお隣なんだから、最初から期するものがあったのかもしれない。スコルパの社長は、トライアル界では珍しく、トライアル屋さんではなくて、実業家です。だからなんだってことじゃないけど、ふつうのトライアル界のやりかたとは、少しちがう方法論が見え隠れするような気がします。
そうそう、今回も、速報をやってみた。速報用のぼくのマシンはボーダフォン3Gだけど、猪名川サーキットでは通じるわけもない。1ラップ目が終わったところで伊藤敦志さんの愛車(TY-S125F)を拝借してツーリングに出かける。電話機片手に、アンテナが立つところが目的地。ところが、猪名川サーキット入り口からほんの500mほど、煙突に妙なアンテナがくくりつけられている施設があって、そこに来るや、いきなりアンテナがびよーんと立った。ボーダフォンの公式アンテナにしちゃ、構造が妙。私設のリピータアンテナとかなのかなぁ。まぁなんでもいいけど、今回の速報は、猪名川サーキットから少し黒山さんち方面に向かったところの讀売新聞前からお送りしました。1ラップ目終了直後に送ったのは、なぜかエラーになって反映されてなかった。ごめんなさい。結局、敦志さんには都合3回マシンをお駆りして、電話をかけにいった。最後は表彰式が終わって、みんなに取材をした後に出かけたから、道端で携帯電話をいじっていると、あの人やこの人がバイバイしていく。「ヤッホー」とひときわ大きな声で走り抜けていったのは、ケニーズクラブの河村さんだった。
そうそう、表彰式後に敦志さんのマシンを借りたのは、無断借用だった。マシンだけ置いてあって、本人がいない。まぁ借りちゃえとお借りしたのだけど、あとで考えたら、ご本人はストレートオン誌の取材で、シェルコ4Tに試乗中だった。ぼくらが帰る頃もまだ試乗中みたいだったので、勝手に借りて、そのへんにオートバイを放置して帰ってきました。ありがとうございました。
シェルコ4Tについては、これもまたおもしろいマシンだった。このマシンについては、今原稿を書いてるので、また追ってご紹介します。それにしてもTY-S125F以降、次々に出てくる4ストロークマシンは、RTL250F(Cota4RT)、4トリックス、シェルコ4Tと、どれもひとことで語るのはもったいないマシンばかり。どっちかというと、これまでの2ストロークモデルは「世界選手権で上位入賞が可能な性能を持つ素晴らしいマシン」以外の個性を持っていなかったけど、4ストローク勢はどれも個性をお持ち。それゆえ、長い2ストローク全盛のトライアル界にはすんなり受け入れられるかどうか不安なところもあるけど、情報発信しか脳がない自然山通信としては、いよいよ出番だという感じです、なんてね。
投稿者 nishimaki : 11:08
2005年06月09日
サッカー報道に思えり
日本代表サッカーチーム、ワールドカップ出場権獲得、おめでとさん。
きのうは帰ってきたのが夜10時だったので、テレビ中継(あったのかどうかは知らないけど)は見られなかった。で、スポーツニュースで見ればいいかと思ったけど、うちへ帰ってからニュースを見てて思ったことがございました。
ニュースで扱っているのは、サッカーの競技そのものではなくて、日本中が応援する国民的行事としてサッカーなんだな。テレビ局のプロデューサーは、あんまりスポーツそのものに興味はなくて、大騒ぎを伝えたいんだなというと。
テレビ局がなによりほしいのは視聴率らしいから、たくさんの人の興味があるものを報道しておけば、たくさんの視聴率が稼げるだろうということなのかなぁ。
サッカーの競技をきちんと伝えてくれる番組はごく少なくて、たいていのニュースは、バンコクまででかけていって会場の隣や代々木で声を張り上げるサポーターとかを伝えるのに一生懸命だった。
なるほど。なんで「巨人対阪神」はテレビ放映されるけど「ロッテ対ソフトバンク」の中継はないのかといえば、もろもろ理由はあるんだろうけど、テレビが放送したいのは、野球そのものではなくて、そこに集まったお客さんなんじゃないかと気がついた。集まったお客さんの数に興味があるので、今回みたいに無観客試合になっちゃうと、取材対象が試合会場と応援席とに二分されちゃうんじゃないかというのが本日の仮説です。
ほんとは、試合風景なんかどうでもいいのかもしれないけど、応援団の盛り上がりの状況証拠として、試合風景を放送する必要がある。スポーツの試合なんて、テレビ局にとってはその程度のものでしかないんじゃないかと思ってみた。
「トライアルがメジャーになるには地上波テレビ放送するのが必要」とよく言われるけど、この仮説からすると、順番が逆で、テレビ放送されるには、トライアルはメジャーに(観客がたくさん来るように)なる必要がある。テレビは、緊張感のあるトライやトップ争いのかけひきを伝えたいんじゃなくて、そのトライアルに熱中するファンたちの興奮を伝えたいんだから。
あぁそうか。報道機関が自らの価値観を失っていて、誰かの価値観を借りないと報道ができなくなっているのかな。それが、ひとつにはたくさんの観客ってわけか。
国際的事件が日本で起こると「外国のメディアではこんな報道がされています」という報道があるけど、これもそういう理由かな?
ということで、写真はサッカーとはまったく関係ない、相模川の日曜日。小さな子どもたちがぶんぶん走っているのを、お兄ちゃんやお母さんたちが見守っています。
投稿者 nishimaki : 06:36
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2005年06月01日
モトクロス世界選手権
5月29日、もてぎでのトライアル世界選手権のちょうど1週間後、スポーツランド菅生でモトクロスの世界選手権が開催された。
菅生はトライアル東北大会が開催される場所でもあり、オフロードスポーツ担当の藤原広喜さんとはいろんな点で仲良くしてもらっているし、最近では、深山トライアルという魅力的なトライアル大会も開催している。そんな菅生での世界GPだから、見逃すわけにはいかない。
日本でモトクロスが開催されるのはちょうど10年ぶりだそうだ。1991年に鈴鹿サーキットで日本で初めての世界選手権モトクロスが開催され、その後何年か世界選手権が開催されていたのだが、ぱたっと開催しなくなって現在に至っている。
スポーツランド菅生のモトクロスコースは、アップダウンの大きなコースで、その点は楽しいのだが、しかし10年ほど前に取材をしていたニシマキの記憶によると、ホコリがすごくてまいった覚えがある。しかし今回、目の前に広がったコースは前の日にぱらぱらと雨が降ったおかげか(経験的に、前の日にちょっと雨が降ったくらいじゃ、コースはすぐに乾いてほこりもうもうになるものだけど)ホコリのホの字もなく、絶好のコンディション。よく見れば、コースには大量のチップが混入されているようで、土質も異なっている。ずいぶん大胆な土壌改良がおこなわれたようだ。
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ラップタイムモニターも配備されているピット。
ピットアウトするのはステファン・エバーツ
モトクロス関係者によると、堅いコースだとラインが1本になってしまって、追い抜きポイントがなくて1列縦隊になってしまうことが多いらしい。今回は、外人さんのオーガナイザーが逐一指示を出していて、コース整備は念入りにおこなわれていた。朝一には、コース中が耕されてふかふかになっている。ヨーロッパのノウハウがすべてベストとは限らないんだけど、さすが、世界選手権というだけあるもんだなぁと感心した。
モトクロスといえば、コースのそこここにサインボードを持った人がいて、思い思いのサインを出すのが風情だったのだけど、世界選手権では、それは認められないらしい。ロードレースみたいに、ピットサインエリアが設けられている。昔ライディングスポーツ誌に「杉尾良文のサインボード」という小文(現兵庫県県会議員の杉尾さんがモトクロスを引退してすぐ、現役ライダーの東福寺保雄にサインを出す役を買って出て、その板面への思いを綴ったもの)を書いた覚えのあるニシマキとしては、ピットサインエリアでしかサインが出せないのはさびしい気もするけど、スポーツとしての公平性がより高まるのは確かだから、歓迎すべき規則なんだと思う。
スタート進行についても、よりシステマチックに、より公平性の高いものになっていた。トライアルでは、スペインが覇権を握っているので、どうしてもスペイン的いいかげん(好き嫌いで言えば、これはこれで、ぼくはけっしてきらいではない)が目に付くのだけど、モトクロスはイギリス人かドイツ人がやっているという印象だったけど、しきっているのはイタリア人だそうだ。ニシマキの私見では、イタリアも、ドイツや日本と並んで、きまりに厳しい。さすが、日独伊三国同盟を組んだだけのことはあるのだ。
FIM会長のフランチェクス・ゼルビさんと杉谷。
お姿を見るのは、これがはじめて。
さてさて、そこを走る世界のライダーは、やっぱり速かった。日本人ライダーがポイント圏内に入れないから(ひとりだけ、現役でヨーロッパを走っている熱田選手だけがポイント圏内を走った。やっぱり本場に出かけなければ本物にはなれないのは、どんなスポーツでもいっしょだ)速さは一目瞭然なのだけど、でも目を引いたのは、ステファン・エバーツの美しい走りだった。
エバーツが走っているのは、15年前に鈴鹿サーキットではじめてチャンピオンになったとき見たことがある。そのときは、元気のいい若者の走りだった。自然山通信をはじめてから、桶川で一度ホンダに乗っているのを見たことがある。その時は乗りかたが一転していて、トライアルライダーみたいだった。エバーツは、トライアルも好きで、けっこうやっているらしい。身長やさわやかな笑顔が成田匠にも似ていて、そう思うと、走り方も似ているような気がしてくる。その陰には、トライアルテクニックがあるのかもしれない。
元気のいいモトクロスライダーは、暴れ回るマシンを押さえつけて全開で走っていく。でもエバーツは、オートバイが流れたり飛び跳ねたりするのをきっちり予測して、マシンと人間のポジションをコントロールしている。1ヒート目には勝てなかったけど、それでもエバーツの走りは素晴らしかったなぁ。
モトクロスの会場には、何人かのトライアル仲間がいた。でも、もっとたくさんのトライアル仲間に会えるかと思ったけど、残念でした。また来年も世界選手権は開催されるのかもしれないから、特に仙台近郊の方は、今度はぜひ見逃さないで観戦してみてくださいね。もちろんモトクロスを観るからといって、、トライアル世界選手権をパスしちゃいけないけども。
追記:書き忘れていたけど、今回ちょっと驚いたことが、モトクロス会場のたばこの煙だった。2日間モトクロスを観ていたら、すっかりのどが痛くなった。まわりを見ると、たばこの煙が絶えない。モトクロスが好きなひとって、みんなたばこが好きなのかなぁ。あるいは、ぼくらはトライアルは観客席から観戦することがないんだけど、観客席というのは、モトクロスもトライアルも、たばこの煙で煙っているものなんだろうか? アウトドアなのに、のどが痛くなるほどのたばこの煙というのは、ちょっとびっくりしました(ニシマキはたばこを吸わないわけじゃなくて、ぼくの前でたばこを吸う人がいたら、1本いただくことにしています。火との煙を吸わされるのは、好きになれない。でも3本以上吸うと、からだに毒が回った気がするので、もらいたばこも2本までと決めています。わがままなもらいたばこでごめんなさい)。
観客席のたばこの煙について、みなさまのご考察があれば、お聞かせください。
投稿者 nishimaki : 14:56