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2005年07月28日
スペースシャトルと電車男
この本文とはなんの関係もない
フランスでの渋谷勲と日下達也
スーパーでお買い物中
トライアルの周辺について、あれやこれやいろいろ書かなきゃいけないと思うんだけど、なにかがひっかかっていて書き進まないので、こういうときはあっさり気持ちを入れ替えて、書きたいことを書こう。
NASAが「我々はまちがっていた」と発表? ほんまかいな。この前、彗星に人工衛星ぶつけて喜んでるんじゃないぞと怒ってみたけど、今回のNASAの発表は、えらいと思った。技術者なんて、なかなかそうそう、自分たちがまちがっていました、なんて言えないもんだ。
思うに、この前のスペースシャトルの事故ってのはとてもとても不運が重なったもので、これまでもタイルなんていっぱいはげおちてたんじゃないかしらん。だから今回も、タイルがはげ落ちたのは事実として、それで再突入の時にディスカバリーがコロンビアみたいになるおそれってのは、とっても少ないんじゃないかと思う。
「おれたちはまちがっていた」。
NASAがこう発表できるアメリカって国は、まだまだぼくが考えているより、ずっと強敵だと思いました。
なーんてえらそうなことを書きながら、電車男がすごいなというお話し。
本屋さんで単行本を見たら、こりゃ読めないぞと3秒で本を閉じてしまったものですが、番組はおもしろいではないか。ストーリーはどーでもいいし、この物語の出典も、ぼくにはどうでもいい。画面から流れてくる話の展開と各々のキャラクターが、ものすごく生き生きとしていておもしろい。
こんな推測はいかがでしょう?
世の中、秋葉原人間が増えている。きっと、テレビ番組を作っている側にも、たくさんの秋葉原人間がいるにちがいない。こういう人たちにとって、時代劇やあたたかいホームドラマは、自分たちのテリトリーではない。だから彼らの作るホームドラマや時代劇は、なーんとなくリアリティのない仕上がりになってしまう。ところが電車男は、もろにストライクゾーン。自分たちがおもしろいと思うものを、おもしろいと思う演出でつくりあげていく。「2ch用語を公共の電波で流すのはいかがなものか」なんて上司の顔色をうかがう必要もないし、やりたい放題。
ほんとは、団塊の世代のプロデューサーが、額に汗流しながら作ってるのかもしれないけど、秋葉原人間が、自分たちの心地よいようにドラマを作っているコンセプトの明解さが、見ていても気持ちいい。
作っている本人たちが心底楽しくなければ、見ているひとが楽しくなんてなれないよなーと、あらためて思いました。テレビドラマも自然山通信も、オートバイも、みんなおんなじだ。
投稿者 nishimaki : 23:01
2005年07月16日
幕張へ
幕張プリンスホテルにいってきた。自転車トライアルで世界王者を狙わんとする寺井一希に話を聞きにいったんだけど、そのお話しは近いうちに自然山誌上もしくは自然山Webにてご紹介します。寺井親子とは、自然山通信創刊当時に、筋肉番付の収録の時にTBS緑山スタジオで会って以来。「自然山通信は自転車トライアルもがんばります」なんて軽口を叩いてしまったのに、結局自転車トライアルまではなかなか手が回らない。もうしわけないのであった。
しかし、幕張って街は、まるっきり人工的な街だなぁ。確か、もともとなんにもないところに地面を作って道を作り建物を建てたところだから、人工的な匂いがするのももっともなんだけど、それにしても無機質な街。
ぼくは幼少時代を鉄腕アトムですごした世代なんで、こういう景色は、手塚治虫が漫画の中に描く世界として、けっこう身近ではある。動く歩道にしても、空に突き抜けてそびえるビル群にしても、みんな手塚治虫が40年以上前に漫画の中で予言した風景だ。
ところが手塚治虫の漫画の中に出てくる悪者たちは、なぜかネズミがうろちょろするような裏町で、犯罪の気運をうかがっていたりする。幕張は明るい未来像ではあるけれど、そういった裏の世界がない。それはいいことなのかもしれないけど、なんとなくこれでいいのかという物足りない思いも感じてしまうのであった。
とりあえず、こういう無機質な街は、駅を探したり食い物家を探そうとするとき、感覚に頼っているとなかなか見つからない。旧来の街は、人間の嗅覚を頼りに物の在りかを探しだせたりするんだけど、そういう街は、これから少なくなっていくのかなぁ。
鉄腕アトムファンとしては、ちょっと複雑な思いで無機質の街から有機的な自分の部屋に帰ってきました。
こんなに湿気むんむんだと、ほんとに有機質を越えて、部屋の中にキノコが生えてきそうだね。おいどんより、やっぱり鉄腕アトムのほうが、ぼくは好きだぁ。
投稿者 nishimaki : 11:36
2005年07月13日
膝痛と草刈りとフランス語
関節に電気を流すだかの機械
1ヶ月くらい、膝が痛くてなんだか動きが悪いと思っていたところ、なまじトライアルごっこをやってしまっていよいよ歩くのがつらいという感じになってしまった。膝が痛いのも肩が重いのもお年ごろだからしょうがないと思ってたけど、ぼくらのトライアルで足をつくたびに痛がっていては痛いだけのスポーツになってしまうんで、お医者さんへいってきた。
うちの近所には、体育大学とかがあって、元気な若者が多い。で、スポーツ整形外科みたいなのも、けっこうたくさんある。一番近いのは、歩いて1分30秒のところにあった。これなら、足が痛くても歩いていける。前に、腰痛で整体に通ったときには、なかなか強力な整体屋さんだったけど、移動距離が多くて、腰痛全開の身にはつらい道のりだった。1分30秒は文句ない。
膝は、特になにをした覚えはないんだけど、昔かじったモトクロスごっこかもしれないし、サハラ砂漠では2日に3回くらい転んでいたから、そのときの後遺症かもしれない。ロシアでも、滑った拍子に足をついたら、その足を地面に持っていかれて、転ばなかったけど思いきり足をひねって痛かったことがあった(東福寺さんといっしょに調子よく走ってたんだけど、やっぱりぼくにはペースが速すぎたらしい)。なんだかわかんないけど、そういうあれやこれやが、今のぼくの膝になっている。
ゆっくり動かしても少しかくかくいうんだけど、滑りやすいところとかを歩くと、頼りないったらありゃしない。まったく踏ん張りが利かずに、そのまま転びそうになる。オートバイでも、サスペンションが働かなくなると、グリップがてんで悪くなるというけど、自分のサスペンションである膝が動かなくなると、その理屈が実感としてわかる。
半月板かなぁ、靭帯を伸ばしたような記憶はないなぁと思いながらお医者さんに見せると(ぼくと同年代だけど、若々しい先生だった。ぼくと同年代だと、ふつうはえらいおっさんなんだけどね)、膝をくりくり触ってレントゲンを撮って「まぁ、ふつうの老化ですが、半月板の老化なんかも含めて、関節は硬いですね」とのことだった。故障を疑わずに、もっと柔軟体操に精を出しなさいということだ。故障だったら修理してもらえばいいんだけど、ちゃんと運動しないと、動くものも動かなくなるという教訓でした。オートバイでいえば、性能の悪いパーツをスペシャルパーツに交換したくなる前に、ちゃんと整備されているのかどうか、もう一度きちんとチェックしてみる(してもらう)みたいなもんでありましょうか。
んで、診察の後、電磁波をあてたり赤外線を当てたりしてもらって、湿布をもらって帰ってきた。湿布も、処方してもらって出してもらうと、保険がきくから安い。でも、要するにそんなものに甘えていないで、しこしこ運動しないといけないんでしょうけども。
やっぱり、足踏み式発電で動くコンピュータで仕事したほうがいいかなぁ。
さてと、その使い物にならない膝を引きずって、週末に草刈りをした。7月23〜24日に
山村レイコさんちでオフロードバイク入門講座をやるのだけど、その会場となるレイコさんちの庭が雑草(というより牧草)でジャングル状態だったので、草刈り機と格闘してきた。
しかし、太陽は偉大だ。木に覆われて、あんまり日が当たらないところは、雑草もそんなに育たない。空が開けているところは、思いきり雑草が育っている。育っているのが牧草なのかイバラなのか、もうちょっと知識があれば、そんな観察もおもしろいだろうけど、その頃には手がしびれてしまって、どうでもよくなっている。そういう状態になってからのほうが、草刈りは効率がいい。効率はいいけど、ときとして刈ってはいけないものまで刈ってしまったりする。効率をどこまで追求するのかは、草刈りでもJRのダイヤを組むのでも、たぶんおんなじ。きっと、ほどほどがよいのだ。
仕事が終わって、無農薬でつくられたじゃがいもを茹でていただいたら、中から芋虫が出てきた。もちろん茹でられているから、お亡くなりになっている。リュウちゃん(レイコさんの旦那様だ)はアフリカ放浪の旅経験者だから、今にも芋虫を食べそうな勢いだったけど、ぼくは合掌するだけにしておいた。たぶん、食べられるんだろうね。芋虫のうんちとかが混ざっているであろう、芋虫のいた周囲のじゃがいも部分は食べられるもんだろうか? じゃがいもに住む芋虫の生態研究家の方がいらしたら、教えてください。
帰ってきたら、石原慎太郎さんが訴えられたそうだ。「フランス語は数字が数えられない言語だから」とおっしゃったそうな。これ、ドイツ人をポテト野郎、イタリア人をスパゲッティ野郎と愛をこめてバカにするレベルの冗談です。
フランス語で80は「キャトル・バン」といいます(どこかのワイドショーで、クワトロ・バンと読んでたらしいけど、クワトロはイタリア語だ)。「4×20」って意味。ところがひとつ少ない79は「ソワサン・ディズヌフ」、「60と19」。70って単語はないんだね。
でもね杉谷真著「欧州放浪記」の成田匠の語録によると、サポートからかけられる残り時間などは、日本語ではないほうがいいという。「に・じゅう・さん」と「じゅう・さん」は、ほとんど同じように聞こえる。聞きまちがえの危険がある。フランス語だったら23は「ヴァン・トロワ」で33は「トラント・トロワ」だから、なかなかまちがえようがない。このへんは、スペイン語でもイタリア語でも、あんまり変わらない。
フランス語でもっともすごいのは99で「キャトル・ヴァン・ディズヌフ」となるんだけど、これ「4×20+19」という小学生には解けないような計算式で成り立っている。フランス人はおつりをごまかすとよく言われたけど、もしかしたらフランス語で計算するのはたいへんなのかもしれない。あれ? 石原慎太郎のいうとおりだ。でもこういう言語でお勉強しながら、数学の得意な人もいるわけだから、逆にすごい能力だ、ともいえる。
フランス語の愉快な数字の数えかたについて、日本のみなさんがちょっとでも知る機会ができたとしたら、石原慎太郎さんの失言(かどうかはわかんないけど)もまんざらむだではなかった。この数字の数えかたから、フランス人特有の文化も生まれてるんじゃないかと思うと、ちょっと楽しいかもしれないのだった。
投稿者 nishimaki : 21:13
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2005年07月07日
一色さんとトライアル
マンガ家の一色登希彦さん
(一色さんの公式サイトはこちら)と、トライアル遊びをしました。
一色さんは、藤波貴久をテーマにした(正確には、藤波を師と仰ぐ無鉄砲な若手が主人公)作品を発表して、今年は
ツインリンクもてぎのイベントをマンガで紹介するというお仕事をされています。
その一色さんが、今度、
ヤングサンデー(小学館)でトライアルマンガを描くことになり、ぜひトライアルマシンなるものに乗ってみたいと申し出てこられました。ちょうどHRCからお預かりしているRTL250Fがあるから、とある7月6日水曜日、一色さんをトライアルマシンに乗せる集い(参加者1名)が催されたわけです。
一色さんは、前回の作品を描くにあたって、藤波貴久にインタビューする機会を持っておいでだし、もてぎの世界選手権もずっと観戦されているから、観戦者としてはただ者ではありません。でもトライアルライダーとしては入門以前なので、楽しみ(笑)。サーキット走行などはされているから、オートバイに乗るについては、そこそこ経験をお持ちのようです。
トライアルマシンは低速域のパワーが凶暴なので、いきなり乗せて吹っ飛んでいかれてもこわいんで、最初にアクセルを(極力)回さないでスタートする習性だけ覚えてもらって「じゃ、好きに乗ってみて」とマシンを預けました。実はこのマシン、アクセルがほんの少ししか開かない特別装置がついてるから、少しは安心していられます(自然山通信と伊藤敦志さんの侃々諤々の成果。必要な方、興味のある方、
自然山通信ニシマキまでご連絡を)。
最初にトライアルマシンに乗った一色さんのお姿はこんな。恥ずかしいお姿をさらしてごめんなさい。でも、初めてトライアルマシンに乗って、すくっと立ち上がって走らせられる人って、そんなに多くないので、一色さんは自慢して(も)いいです。
ご本人も、自分がトライアルマシンに手間取っていることを認識しておいでだったので、しばしトライアルマシンの乗り方の手ほどきをしたところ、一色さん、覚えが早い。あれよあれよの間にスタンディングスティルはものにしてしまうわ、まぁちょっとかっこ悪いながらもターンのフォームもさまになってくるわで、見ていても楽しかった。マンガを描く上で、どれほど参考になるようなことをお伝えできたかは微妙ですが、まずは楽しくトライアルバイクに触れていただいたのは、ぼくにとっても大きな収穫でした。
調子に乗って、ウィリーもやってもらうことにしました。実はウィリーは、マンガのストーリー的にも大きな要素があるので、ご本人も「おっかない」とかいいながら、興味津々でありました。やってもらいましょう。
藤波貴久御大は、テレビの番組で武田真治さんにウィリーを教えてうまくいかず、モンキッキにウィリーやらせてリヤフェンダーを叩き割らせました。そんなのをリサーチされているから、一色さんもびびりモードです。フロントをあげるのって、藤波貴久が思うよりもはるかにむずかしい。ぼくはけっこう苦労したんで、その段取り通り、一色さんに教えてあげた。
そしたら、ぼくが苦労したのの半分くらいの飲み込みのよさで、一色さんはフロントをあげはじめたのでありました。クラッチを操作する左手が限界になったのと(クラッチを使うなという先生も多いけれど、いろんなご意見を伺って、将来的に役に立つ上げ方をするには、最初からクラッチを使う上げ方を覚えたほうがいいと、今は思ってます)たった一度ひっくり返ったときにクラッチレバーの先っちょを折ってしまったので、それにて体験走行会は終了ということにしました。写真は、本日の成果(ただしこの写真は、ちょっとまぐれが入っています)。
一色さんのマンガは、近々、ヤングサンデー誌上にて発表される予定です。乞うご期待。と同時に、一色さん、トライアルをやりたくなったみたいなんで、こちらも楽しみにしておきたいと思います。またいつでも乗せてあげますから、おもしろいマンガ、描いてくださいね。
○追記
こんな日記を書きましたと一色さんにご報告したら、喜んでいただきましたが、お顔がでるのはNGだったらしい。ごめんなさい。あわてて、顔をいれかえておきました。でも顔出しNGなのにご自分がトライアルマシンに乗っている姿が公開されるのはうれしいらしくて、職業マンガ家とトライアル好きとの狭間でお悩みのご様子。もっとお悩みください。
投稿者 nishimaki : 20:46
2005年07月04日
能天気な人々
きのうは相模川クリーンアップトライアルを開催しました。
というお話はゆっくりするとして、アメリカのNASAじゃ、彗星に探査機をぶつけることに成功したと大喜び。
大丈夫かなぁ。
衝突すると閃光が発せられて、直径2kmのクレーターができたのではないかという。巨大な原子爆弾ほどの衝撃なのではないか。
彗星に探査機をぶつけるのは、とってもむずかしいから、これはたいへんな快挙なんだそうだ。でもよ。
彗星に、生物がいたとする。そしたら、突然飛び込んできたこんな爆弾もどきの地球からの贈り物は、さぞ迷惑だったことだろうなぁ。これまでも、あちこちの惑星に勝手に探査機を着陸させて好き放題にやってきたけど、今度は明らかに「攻撃」しちゃった。地球人は、はじめて宇宙に攻撃をしかけたんだよ。
彗星には誰も住んでいないかもしれないけど、でも星の王子様の住む星くらいの広さはあるから、NASAの技術陣が想像もつかない、なにかが住んでいるかもしれない。そういう何者かが、今日の日のことを覚えていて、これから何年何千年かの進化を経て、宿敵地球に攻撃を仕掛けてくるかもしれませんね。
能天気に大喜びしているNASAの技術陣の映像を見ていると、ほんとに背筋が寒くなる。そうやって、キミたちは他人の迷惑をいっさい見ることなく、世界中を実験の舞台とし、自分の肥しにしてきたんだよね。
スケールは小さいけれども、さて、ぼくら自身はそういうことはないのか。彗星の生物に報復攻撃されないように、襟を正して生きていくことにしよう。異常気象だって、きっと彗星生物の報復攻撃なのにちがいないのだ。
投稿者 nishimaki : 19:19
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