« 2006年03月 |
メイン
| 2006年05月 »
2006年04月07日
世界選手権のあった街
土曜日、ヨーロッパ選手権が終わってから、世界選手権のあったニグラの街をでて、10kmほど先の隣町まで出かけた。この距離感覚、実際の距離はさておき、ツインリンクもてぎからもてぎの街までくらいに感じる。ヨーロッパは、とにかくクルマでの移動がスムーズだから、気持ちがいい。っていうか、日本ではどうしてクルマでの移動があんなにじれったいんだろう。快適に走れるようにするには、道路を作るだけじゃなくて、さまざまな交通環境を整えていかないといけないけど、日本にはいろんなものが足りないんじゃないかと、にわかヨーロッパかぶれは思うわけです。
さて、そんでもってその隣町。ニグラの街は海岸があるだけのひっそりとした街だったけど、クルマで15分ほどの隣町は、すっかり観光地だった。
ニグラから街まではずっと内海になっていて、湾はヨットハーバーみたいになっている。よく見ると、安っぽいボートもいっぱい係留されているんだけど、全体的には美しいヨットハーバーに見えるから不思議。
これに限らず、ヨーロッパの人は、細かいところは汚かったり雑然としていたりするのに、全体をそれなりに美しくまとめてしまう能力を持っている。日本人は細かいところはとても美しいのに、全体がなさけないことが多い。個人的にニシマキの場合は、細かいところから手をつけて、全体をやりきれなくて挫折する。これは人として最悪のパターン。
ヨットハーバーの写真の向こう岸に見えるのが、パドックのあるニグラだ。
土曜日、ぼくらはスペインのソロモト誌のペップ・サガレスと飯を食おうと、この街へやってきた。ペップは、プレスオフィスで「うまいものを食うにはどこの店がいいか」をたずねていた。それででかけたのが「モスキート」というお店。モスキートって、英語だと思ってたけど、スペイン語らしいですね。イギリスには蚊はいなかったそうな。コロンブスがアメリカ大陸から持って帰ってきたお土産のひとつだろうか?
お店にはライア・サンツご一行もいた。彼女はこの日のヨーロッパ選手権でお腹をひどく打ってさんざんだったけど、お話する限りは元気そう。
この街にはモンテッサチームの他、日本からきたHRCのご一行も泊まってた。ペップが食事の前に観光につれてってくれたのは、彼らが泊まっているホテルそのものだった。
なんとも時代がかったホテルで宿泊したOさんによると「値段が高いだけの古いホテル」つーことだけど、こんなところに一泊したら、中世の人になったような楽しい気持ちになれそうな気がする。ただし、世界選手権の取材やレース・サポートでやってきて泊まるようなところじゃないような気がします。
階段にはよろいが立っていたりして、もしかして、夜中にホテル内をうろうろすると、なにかに出会えてしまいそうな気もするホテルだった。新婚旅行なんかにはよいかもしれないけど、一泊2万円くらいするって話だった。
ここはホテルというより、もともとお城だったところ。だからよろいの兵隊さんが階段でオブジェになっているわけだが、外周を1周すると、周囲は外海がたたきつける岩がごろごろの海岸だった。なんと、この海岸ではスペイン選手権が開催されたことがあるという。熱海の海岸でトライアルやるより、もっと大胆な気がする。
写真は、このへんがセクションだったよとペップに教えてもらったあたり。スペイン人のこの感覚だと、日本でだったら新宿御苑とか皇居とかでもトライアル大会をやってしまいそうで、恐れ多い。
モスキートでのお食事は、魚介類の盛り合わせで幸せだった。ワインを2本飲んで(飲みすぎ)ひとり3000円弱。お腹いっぱいになったので少し歩こうと街の中をうろうろする。
この日はマドリッド対バルセロナのサッカーの試合をやっていて、ペップは試合の行方が気になるようで、テレビのあるバーをのぞいて試合の展開をチェックしていた。
そしたら、とあるパーで酒を酌み交わしていたのは、アモス・ビルバオやオスカル・ジローさんなど、モンテッサご一行さま。試合前夜、ヨーロッパのトライアル関係者は、リラックスな時間をすごしていた。彼らは直接選手じゃないにしても、試合を翌日に控え、さぼっているという感じじゃなくてこういう時間をすごせるというのは、なんだかくやしいのである。
投稿者 nishimaki : 22:50
| コメント (1)
2006年04月01日
世界はNOKIA
NOKIAの電話機を使ってます。ヨーロッパから(に限らず世界中から)日本語のメールを送りたいので導入した電話機ですが、巷の評判を聞くと、NOKIAの電話機はたいてい評判がよろしくない。なんでも、日本製の電話機に比べると、とっても使い勝手が悪いのだそうだ。
ぼくもそう思う。ためしに使い勝手がおかしい点を並べると、けっこうすごい。まず、自分の電話番号を調べるのに、電話帳を開いてSIMメモリー空間を開いてさらにその中にの電話帳の中の自局番号をチェックしてようやく判明する仕組みになっている。メールフォルダの自動選り分け機能もない。時計にはアラーム機能がなくて、特定の電話に対する着信拒否もできない。日本の人に言わせると、なんでこんな電話が売られているのか理解ができないっていうことになる。
ところが世界では、NOKIAは圧倒的に売れまくっている。日本の携帯電話と来たら、シェア争いに勝てないばかりじゃなくて、ほとんど参加していないに等しいていたらく。こりゃどう判断したものか、日本と日本以外では、ものの価値観がとんとちがうのかもしれない。
1枚目の画面キャプチャーは、リスボン空港の荷物受け取りターンテーブルでBluetoothをオンにした時にひっかかった周囲のBluetooth内蔵携帯電話たち。NOKIAばっかりでした。NOKIAじゃないのも、自分の名前を登録しているだけで、機種はNOKIAかもしれない。
もうひとつ、ぼくのNOKIAにはNOKIAセンサーというソフトがはいっている。これもBluetoothで他人の携帯電話と更新するものだけど「お友達になろうよ」みたいなメッセージを更新するという色っぽいソフトなんだけど、日本ではついぞ、NOKIAセンサーで誰かを見つけたことがない。そりゃそうだ。NOKIA自体、使っている人がほとんどいないんだから。
で、同じくリスボンにて。こちら、NOKIA 6630というお兄さんがNOKIAセンサーでお友達募集だった。でもポルトガル語なんで、なんて書いてあるのかわかんない。お友達になるのに、パスワードがいるのかな?
たかだか電話のお遊びのお話だけど、そのひとつひとつに日本と外国の間にあるいろんな壁を感じる。特に、ソフトウェアの壁は大きい。最近、日本の外交手腕が取りざたされることも多いけど、そもそも日本人全体が、外国に向いてないんじゃないかなぁ。オリンピックで成績を出した人、出さない人を見ても、そういうことを強く感じます。
ちなみにぼくは、日本の携帯電話(のソフトウェアの仕様)も便利だと思うけど、外国製品にある“素材は提供したから、あとは勝手にやってください”という仕様も大好き。日本もいいけど世界標準もいいなぁという、優柔不断っぷり。パエリアもハモンもおいしいが蕎麦も好きという日本人的雑食気質なのでした。
投稿者 nishimaki : 17:44
| コメント (1)