トライアル・自然山通信
【2007年01月15日】
ボウ、移籍初の世界戦を制す
トニー・ボウ、この男の能力は、我々の想像をはるかに越えているようだ。
インドア世界選手権開幕戦、ボウはアダム・ラガとの決戦の末、まず1勝を手にした。昨年、ワイルドカード扱いで出場して優勝しているから、開幕戦は2年連続ボウが制したことになる。しかし今年は、構造も乗り方もまったくちがう4ストロークのモンテッサに移籍、公式戦でのデビュー間もない時点での勝利だった。
2位はラガ、3位にこれもベータに移籍したばかりのファハルド。ランプキンが4位、藤波が5位。
02年チャンピオンのカベスタニーは、第3セクションでマシンが壊れ、以後の戦いを断念している。
今シーズン、インドア世界選手権では少しルールが変わった。これまで、興行と運営をスムーズに行うために、参加ライダーはスペアマシンを用意するのが義務づけられていた。第1ラップは、持ち時間が全セクション(8個くらいあるのがふつう)で何分(だいたい10分弱)と決められている。この間にマシントラブルを発生させたときには、スペアマシンで競技を続行する。時計は止まらない。持ち時間制という点ではアウトドアのトライアルと同じだが、その時間がたいへんに短いのが特色。マシンを修復している時間はないのである。
ただし、マシンを2台用意するというのは、それなりにたいへんなことだ。遠征の場合の輸送はインドアトライアルのオーガナイザーが担当するが、マシンを用意するのは各ファクトリー(チーム)。モンテッサなどは、ライダーが3人いる(過去にもフレイシャを含めて3人がインドアに出場したことがあった)。インドアには6台のマシンを用意しなければいけない。アウトドアより負担は大きい。
実際には、3人が1台のスペアマシンを共用するとか、それぞれのマシンをスペアとする約束でスタートするというような現実的な策も講じられていたが、それぞれのマシンではセッティングのちがいが大きすぎるし、共用のスペアマシンでもそれは同じ。チームは勝ちたいからスペアは用意したいが、お金は使いたくない。
そして07年は、マシンは1台で戦おうという規則になった。走行不能になったら、そこから先は5点で集計される。事実上のリタイヤだ。
この規則改正の、最初の適用となったのがカベスタニー。第3セクションでリヤショックをこわして、その先のセクションに迎えなくなってしまった。第3セクションはみんな5点だったから、この時点ではラガと並ぶトップだったのだが、結果は6位ということになった。第1と第2をクリーンしたことで、かろうじてブラズシアクの減点を上回った。ブラズシアクは、7つのセクションをすべて5点で、35点を計上していたからだ。
藤波はランプキンと1点差、21点で5位となった。しかしランプキンは3位のファハルドと1点差だから、表彰台も遠いわけではなさそうだ。
トニー・ボウ
「勝てるなんて思っていなかった。モンテッサHRCでのトライアルはとっても快適。マシンも完璧だ。マシンをスイッチして日が浅かったし、今日の勝利は最高です」
アダム・ラガ
「チャンピオンシップの獲得は年々困難になってきてる。ライバルがどんどん強くなっているからね。今日のところは2位はいい結果だった。チャンピオンシップ獲得のために、次の大会も気を引き締めていくよ」
ジェローニ・ファハルド
「今日の表彰台はちょっと特別。ベータに乗り換えて、最初の公式戦だったから。3位表彰台獲得は、満足いく結果だった。ニューマシンに触ったのは、ほんの数週間前だったから、これは素晴らしいリザルトだよ」
ドギー・ランプキン
「トニーが優勝して、チームメイトとしてとてもうれしい。4RTをインドアで勝てるマシンに仕上げるために開発に精を出した成果が証明された。トニーが勝てばいいなと思っていたが、それが現実になった。自分自身の成績としては、細かいミスが多すぎた。でも、ファイナル進出までは、あと少しだった」
藤波貴久
「文句なしに、今日はトニーの勝利が最高だった。個人的には、トゥールーズでの表彰台をもう一度と考えていたが、そうはならなかった。最小限のミスに抑えたライバルに対して、今日のぼくはミスが多かった」
アルベルト・カベスタニー
「今日はバイクが壊れちゃって試合を続けられなくなっちゃった。新しいルールがそうなのだから、しょうがないね。でも断言する。結果は残念だったけど、インドアでもっとも強いライダーは、おれだ」
次戦は1月20日、ロシアのサンクトペテルブルグ。
ただし、マシンを2台用意するというのは、それなりにたいへんなことだ。遠征の場合の輸送はインドアトライアルのオーガナイザーが担当するが、マシンを用意するのは各ファクトリー(チーム)。モンテッサなどは、ライダーが3人いる(過去にもフレイシャを含めて3人がインドアに出場したことがあった)。インドアには6台のマシンを用意しなければいけない。アウトドアより負担は大きい。
実際には、3人が1台のスペアマシンを共用するとか、それぞれのマシンをスペアとする約束でスタートするというような現実的な策も講じられていたが、それぞれのマシンではセッティングのちがいが大きすぎるし、共用のスペアマシンでもそれは同じ。チームは勝ちたいからスペアは用意したいが、お金は使いたくない。
そして07年は、マシンは1台で戦おうという規則になった。走行不能になったら、そこから先は5点で集計される。事実上のリタイヤだ。
この規則改正の、最初の適用となったのがカベスタニー。第3セクションでリヤショックをこわして、その先のセクションに迎えなくなってしまった。第3セクションはみんな5点だったから、この時点ではラガと並ぶトップだったのだが、結果は6位ということになった。第1と第2をクリーンしたことで、かろうじてブラズシアクの減点を上回った。ブラズシアクは、7つのセクションをすべて5点で、35点を計上していたからだ。
藤波はランプキンと1点差、21点で5位となった。しかしランプキンは3位のファハルドと1点差だから、表彰台も遠いわけではなさそうだ。
トニー・ボウ
「勝てるなんて思っていなかった。モンテッサHRCでのトライアルはとっても快適。マシンも完璧だ。マシンをスイッチして日が浅かったし、今日の勝利は最高です」
アダム・ラガ
「チャンピオンシップの獲得は年々困難になってきてる。ライバルがどんどん強くなっているからね。今日のところは2位はいい結果だった。チャンピオンシップ獲得のために、次の大会も気を引き締めていくよ」
ジェローニ・ファハルド
「今日の表彰台はちょっと特別。ベータに乗り換えて、最初の公式戦だったから。3位表彰台獲得は、満足いく結果だった。ニューマシンに触ったのは、ほんの数週間前だったから、これは素晴らしいリザルトだよ」
ドギー・ランプキン
「トニーが優勝して、チームメイトとしてとてもうれしい。4RTをインドアで勝てるマシンに仕上げるために開発に精を出した成果が証明された。トニーが勝てばいいなと思っていたが、それが現実になった。自分自身の成績としては、細かいミスが多すぎた。でも、ファイナル進出までは、あと少しだった」
藤波貴久
「文句なしに、今日はトニーの勝利が最高だった。個人的には、トゥールーズでの表彰台をもう一度と考えていたが、そうはならなかった。最小限のミスに抑えたライバルに対して、今日のぼくはミスが多かった」
アルベルト・カベスタニー
「今日はバイクが壊れちゃって試合を続けられなくなっちゃった。新しいルールがそうなのだから、しょうがないね。でも断言する。結果は残念だったけど、インドアでもっとも強いライダーは、おれだ」
次戦は1月20日、ロシアのサンクトペテルブルグ。
| ファイナル | |||
|---|---|---|---|
| Pos. | Rider | Machine | Point |
| 1 | Toni Bou | Montesa | 5 |
| 2 | Adam Raga | Gas Gas | 15 |
| 3 | Jeroni Fajardo | Beta | 28 |
| クォリファイ | |||
| Pos. | Rider | Machine | Point |
| 4 | Dougie Lampkin | Montesa | 20 |
| 5 | Takahisa Fujinami | Montesa | 21 |
| 6 | Albert Cabestany | Sherco | 30 |
| 7 | Tadeusz Blazusiak | Beta | 36 |
| 世界選手権ランキング | |||
| Pos. | Rider | Machine | Point |
| 1 | Toni Bou | Montesa | 10 |
| 2 | Adam Raga | Gas Gas | 8 |
| 3 | Jeroni Fajardo | Beta | 6 |
| 4 | Dougie Lampkin | Montesa | 5 |
| 5 | Takahisa Fujinami | Montesa | 4 |
| 6 | Albert Cabestany | Sherco | 3 |
| 7 | Tadeusz Blazusiak | Beta | 2 |
投稿 : 2007年01月15日 09:14
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