トライアル・自然山通信
【2007年05月09日】
SSDT2007
伝統のイベント、SSDTが始まっています。いつもは当自然山通信のエースライダー(エースとかすしかいないけど)杉谷真が現地で七転八倒する様子をお伝えするコーナーですが、今年は杉谷が書類選考落ちしました。それもまた、SSDTなんですね。
SSDTに限らず、どんなトライアル大会にも定員がありますが、たいていの場合、定員を大幅にオーバーすることはないので、申し込めば全員参加できることが多い。過去にはイーハトーブトライアルなんて、なかなか参加が受理されないという高嶺の花の大会だったことがありました。SSDTも、杉谷が挑戦をはじめる頃までは参加者が少ない閑古鳥だったんだけど、その頃ちょうど、外部のサポートをある程度認めるなど、ストイックなSSDT精神を少し緩和したことが功を奏して、参加者は徐々に増大。トライアル王国スペインの猛者(トップライダーに限らず、一般の腕に覚えのあるライダーも含めて)が大挙出場するようになって、今度は定員オーバーに悩まなければいけなくなった。
杉谷は初出場したとき、地元の名士とのパーティにお呼ばれしたりしているから、ジャーナリストということでSSDTでも存在価値を認めているのかと思ったけど、7年目で見事に落選。SSDTは参加受理についてはフェアにやっているということがこれで判明したわけです。今まで落選していたみなさん、ご安心ください。
ところで、詮索が好きなみなさんは(どうも日本人は詮索が好きらしい)ではグラハム・ジャービスとかがくじ引きで敗れて参加できないこともあるのかと心配になると思うけど、これはない。実はSSDTにはプライベートのエントリーとファクトリーのエントリーがある。プライベートのエントリーは杉谷みたいな連中で、ジャービスとか、たぶん成田匠なんかもファクトリーからエントリーをしているはず。杉谷もファクトリーからエントリーすれば落選はないんだけど、エントリーフィーがむちゃくちゃ高い。SSDTへの協力費をエントリーフィーの中に含ませているという感じ。つまり杉谷は、エントリーフィーが払えないからファクトリー参加はできないのであった。
さて今年の日本人の出場は、成田匠、小川毅士、伊藤美夫(関東)の3人の模様。静岡の猪倉さんの出場もあるかと思ったんだけど、1日目の結果表に猪倉さんの名前はないし、エントリーリストを見たら日本人は二人しか参加がなかった。小川毅士の国籍はイタリア人になっている。イタリアのチームから参加すると、こういうことになっちゃうわけだ(事細かに正しくやれば日本人としてエントリーできると思うけど、いろいろめんどくさいにちがいない)。
1日目のスコットランドは、いつものことかもしれないけど、沢は水量が多く、ムーア(底なし沼)はどぼどぼ、沢の石や岩はこれでもかというくらいにつるつる滑る。
初日のトップはジェイムス・ダビルだった。ジェイムスは、いまやまちがいなくイギリスのナンバーツーライダーになった。ドギーはSSDTにはずっと出ていないから(くたびれて、そのあとの仕事に差し支えるから)SSDTではやつがイギリスを背負って立つことになる。減点は8点。意外に減点が多い。きっと今年のSSDTはたいへんなんだと思う。
2位は、ペン・ヘミングウェイ。2005年にドギーのマインダーを務めたこともあり、またデ・ナシオンにイギリス代表として参戦したこともある。ベンが10点で2位。3位はマイケル・ブラウン。世界選手権(ジュニアクラス)で見ると、マイケルは線が細そうに見えるんだけど、SSDTをこの成績が抜けてくるライダーに線が細いやつがいるはずがない。そのうち、きっと大化けする。マイケルの減点は11点。僅差だ。
そのあと、スコットランド出身のガリー・マクドナルド11点、アレックス・ウィグ(125に乗っているんだろうか?)14点、こいつはニューカマー暮らす(初出場)でもトップを走っている。当然だけど。ジェイムス・ランプキン(ドギーの従兄弟で、去年はドギーのマインダーをやっていた)と続いている。
トライアルを半ば引退したグラハム・ジャービスは8位。後半に減点を重ねている。11位にユースクラスで腕を上げているサム・ハスラム。このへんはイギリス人ばっかりで、14位にベータ4ストロークに乗るジョルディ・パスケットが入っている。ベータ4ストロークにとっては、いいテストであり、そこそこの成績で完走すればいいコマーシャルになるだろう。
最近、世界選手権でも元気が内シャウン・モリスが減点29点で20位。と思ったら、タイムオーバーが17点もある。ということは、セクションはたったの3点で回ってきたということになる。やっぱりこいつらはただものではない。
22位にマルク・コロメ。こちらはスコルパ4ストロークに勲章を与えようとがんばる。コロメとパスケットでは断然コロメの方が器が上だが、パスケットはSSDTは足しげく通って精通している。彼女でもいるにちがいない。コロメはがんばらないとパスケットに負けちゃう可能性も大だ。がんばってもいい成績が出せるとは限らないけども。26位にヘンリー・ランプキン。ドギーの弟ですね。弟はトライアルはあんまりうまくないという説もあるけど、それは兄貴に比べて、なのでした。
このへんから聞いたことが内イギリス人ライダーがぞろぞろ出てきて(名前を知らなくても、みんなうまい人ばっかりだ。イギリスへいくと、イギリススペシャルのうまい人がいっぱいいて、びっくりします)38位に減点40点、タイムオーバー9点で小川毅士。
SY200Fで出ている成田匠の名前がなかなか出てこない。成田は64位でした。減点50点ちょうど。タイムオーバーはなし。タイムオーバーなしというのが、SSDTではひとつの勲章です。成田はどんなマシンで出場しても順位が変わらないというジンクスがあって「またおんなじかなぁ」とつぶやきながら旅立っていったが、今のところは、いつもの順位より悪いです。
伊藤さんは228位。タイムオーバー7点はまずまず。減点105点。このペースで6日間を走り続けられればたいしたものですが、どうなりますか。
いつも杉谷がいじめられている女性陣の方は、トップがイリス・クラマー(今年はスコルパ)で147位。163位にドンナ・フォックス(初出場)、ケティ・サンターが171位。フォックスとサンターだと、女性世界選手権では圧倒的な差がつくんだが、SSDTを知っているサンターと初出場のフォックスだとわりと接戦になるみたいです。最後は名前を知らないR・Rennisonってのが233位。タイムオーバー17で減点109。女性陣はこの4名が参加している。
投稿 : 2007年05月09日 07:47
■2010年3月号300円
3月号、いよいよ新しいシーズンが始まります。3月号の発送は、2月27日と28日の両日にわたっておこないました。
今月号は、ちょっと変わったトライアル風景が表紙です。でも、そのスピリッツは、世界選手権とも同じはず。トライアルの思い、広く伝わってほしいと思います。
実は、今月号は自然山通信13年目の創刊記念号でした(印刷屋さんに渡してから、それに気がつきました。とほほ。なので、4月号に、13年目の思いをまとめたいと思います)。
■2010年2月号300円
早いもので、2010年の最初の1ヶ月がすぎ、自然山通信は2月号を発売させていただきました。2月号は(珍しく?)2月1日にお手元に届いたと思います。もし年間購読の方で、まだ到着していない方がいらしたら、ご連絡ください。すぐ再送させていただきます。
今月も、2010年モデルのインプレッションはつづきます。日本に本格上陸のチスパ125とガスガスシリーズに乗ってみました。25周年を迎えたど・ビギナートライアルは、主催者萩原さんやスタッフ、参加者の寄せ書き寄稿。そのコメントの影に、トライアルの本質が隠れています。
黒山和江ちゃん参戦記は、ロッキートライアルの巻。
■2010年1月号300円
あけましておめでとうございますの新年号です。本屋さんではこの時期2月号を売っていますが、1月に2月号を売らなければいけない書店流通競争システムはおかしいと信じて、自然山通信は1月に1月号を売らせていただいています。
2010年モデルのインプレッションや25周年を迎えたど・ビギナートライアルについてなど。黒山一郎さんの、愛娘和江ちゃんのマシンの整備日記は、マシン整備の手引きとしても必読。
■板取ラストラン1,980円
送料無料の自然山通信DVDマガジン第6弾。2008年バイクトライアル世界選手権最終戦日本大会・関板取です。
日本のトップライダー、寺井一希は、この最終戦にかけていた。そして今大会は、関板取での開催される、最後の世界選手権となのだった。
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世界選手権をもれなく取材しているただふたりのジャーナリストであるマリオ・カンデローネとアニエーゼ。トライアルに対する熱意と暖かさは彼らの右に出るものはない。
そんな彼らが熱心に作り続けているPhotoTrial。世界選手権全戦のほか、今年はもてぎ10周年で、特別にページが多い。世界のトライアルシーンを本棚におさめる絶好の1冊。
■自然山通信09年12月号300円
2010ニューモデルインフォメーション、OSSA、SHERCO、SCORPA、BETA、HONDA/全日本トライアル選手権R7東北最終戦・黒山健一パーフェクト盤石の有終の美。他
■自然山通信09年11月号300円
全日本トライアル選手権R6中部・堂々、黒山健一がまんの貫禄勝ち他レポート。いつでも買える、誰でも乗れる‥‥‥ヤハマトリッカー改・YSP京葉/多摩テック、有終の美‥‥‥/四十雀トライアル/深山トライアル/寺井一希インタビュー
■09全日本R5中国1,980円
送料無料自然山通信DVDマガジン第5弾。9月6日開催の全日本選手権R5中国大会。岡山県原瀧山トライアルパークで、朝8時よりエキシビション125、国際B級がスタート、国際A級と国際A級スーパークラスは、12時10分からのスタートとなった。昨年からトライされている実験運用だ。試合序盤、昨年優勝の野崎史高(ヤマハ)が絶好調。そして黒山健一(ヤマハ)がじりじり追い上げる。
■自然山通信09年10月号300円
全日本トライアル選手権R5中国/FIM SPEAトライアル世界選手権R9スペイン/R10フランス最終戦/ライア・サンツ最終戦を残してタイトル獲得/2009FIM世界選手権ランキング
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