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    2017.11.04

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    2017.08.17

    9/3寅吉カップ

トライアル事始

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セクション練習初級編

 トライアルの練習は、模擬セクションを作っておこなうことがほとんどです。練習の成果は、試合のセクションで発揮されるわけですから、セクションを作っての練習を否定する人はいないと思います。トップライダーの練習を見ていても、セクションを作って、きちんとクリーンできるまで繰り返してトライするという練習が多く見受けられます。
 でも、セクションならなんでもいいのかといえば、練習になるセクションと、練習にならないセクションがあります。一般的には、簡単すぎるセクションでは練習にならないと考えられています。しかしここでは、逆のケースを考えてみます。むずかしすぎるセクション練習は、あぶないばっかりでちっとも練習にならないとね。
 特に、トライアル初心者の方はご注意を。


 トライアル初心者のみなさんは、なんせ初心者ですから、あらゆる経験が少ない特徴を持っています(特徴でもなんでもないですが)。坂道を上るのにどれくらいアクセルを開けたらいいのか、からはじまって、みんなが経験してきたことといえば、オートバイはどれくらいの回転半径を必要とするのか、ということもわからない。下見の時には、ここを右に曲がってここを左に曲がればいいのね、と簡単に見えたのに、いざ走ってみると、てんで曲がれなくて四苦八苦するという始末です。
 それ自体は、みんながそうですからご心配なく。トライアルは、ターンに限らず、簡単そうに見えるものがやってみるとむずかしいということがほとんどです。トライアルの最初は「思ったよりむずかしいものだ」と認識するところから始まるといってもいいと思います。
 さて、というわけなので、自分でセクションを作ってみると、どうやっても曲がれないようなむずかしいものを作ってしまうか、なんの障害物もなくするする走れてしまうではないかみたいな簡単なものか、どっちか極端なものになってしまうことが多いです。これも初心者ゆえのことですから、しょうがないです。
 でもそろそろ、しょうがないといっていないで、対策を考えましょう。トライアル場にいる、ちょっと上手な人にセクションを作ってもらうというのが簡単な解決策ですが、ここではそういう親切な先輩がいない初心者のみなさんのことを考えていきたいと思います(しかし、いずれ近くに先輩はいた方がいいです)。
 そこで、こんなセクションはいかがでしょう。むずかしいセクションを作って、いきなりけがをしたりするのはつまんないもんです。けがをすると、なにより練習をお休みしなければいけないので、上達が遅れます。
 まず、そのへんを気持ちよく走ってみましょう。むずかしいなんて思わず、するするクリーンできるレベルがよろしいです。ちょっと長めがよろしい。右に曲がって左に曲がって、もう一度右に曲がるくらい。何度か走って、何度でもするする走れる確信が持てたら、入り口と出口を決めます。適当に走るのと、さぁ、セクショントライするぞというのは気分がぜんぜんちがいますから、インとアウトはちゃんとしましょう。
 そしたら次に、自分がするする走ったラインを中心に、左右50cm幅をセクションとして設定します。できたら、石ころでもカンカラでもいいから、目印になるマーカーを置いたほうがいいと思います。そのほうが気分も盛り上がります。
 さっきと同じように走れるでしょうか。マーカーを置いたとたんに、走れるエリアが狭くなったような圧迫感を感じないでしょうか。それで足をついてしまったりして、さっきのようにするする走れなくなっているとしたら、どこかに問題をかかえていますかもしれません。それでも、何度かやっているうちに目が慣れてきて、さっきみたいにするする走れるようになると思います。
 そしたら次は、強い意志を持って、自分に意地悪をしてみます。もうちょっとだけむずかしくしてみようということですが、たとえば、マーカーぎりぎりにわだちがついているところがあったら、マーカーをわだちの上まで動かしてみます。そうすると、次からはラインを変えなければいけません。ほんの10cmラインをずらさなければいけないということが、どれほどむずかしいことになるか。これも発見があると思います。
 この段階では、高い段差は作っていないとは思いますが、もし、いくらかの段差が設定してあって、そこをするする走れるとしたら、段差の手前の助走を削ってみてください。ほんの少し斜めから段差にはいってみたりするだけで、これまた難易度はぐんとあがるはずです(自分の実力いっぱいの高さの段差を設定しては、こういうアレンジができませんから、最初はあくまでも無理なく走れる設定をしておきます)。
 こうやって、少しずつ手応えのある設定のセクションを組み立てていくと、どこかに自分の限界が現れると思います。段差を越える技術が足りないとか、ターンももう一段階上手にならないといけないとか、という発見ができればしめたもの。細かい課題ができたら、セクション練習を離れて、個別のテクニックのマスターに励んで、そしてまたそのテクニックの確認を、セクショントライでおこなうと、効率よく、退屈しないで上達ができると思います。

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