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201512/29

牛を売ってきたお話

秋のことになるけれど、牛の競りに連れていってもらった。うちの集落は、いまや浜通りの畜産、酪農に大きなウェイトを持つ地域となったのだけど、動物を売る儀式はそういう話とは別に、神聖でエコノミカルでダイナミックだった。

川内村は双葉郡の一員だから、牛のセリは富岡町の夜ノ森でやっていた。震災以降、富岡は無人となってセリはやってない。というか、双葉郡全体が壊滅的で、牛農家は廃業したり移転したりしている。いま、双葉郡の牛農家は7軒しかないという。そのすべてが川内村にあって、そしてそのすべてが、ぼくが住む高田島集落にある。畜産農家が6軒、酪農家が1軒。この日は、そのうちの3軒から3頭がセリ場に向かった。ぼくがいつもの飲み仲間のMさんに連れられて、というか、牛の乗ったトラックとは別に、Mさんご夫婦を後ろの席に乗っけていったのだった。

1510牛を引き出す朝、牛をトラックに乗せるのもちょっと苦労あり

いま、川内村の牛がセリにかかるのは福島県本宮市。郡山のちょっと北。うちから出かけると、夜ノ森まで行くのより、ちょっとだけ遠いけど、大差ない。前の日とこの日は和牛の日だそうで、和牛じゃないのは別の日にセリをする。和牛って「日本の牛」ぽい名前だけど種類なんですね。なので日本産の和牛もいれば、オーストラリア産の和牛もいるらしい。和牛じゃないセリは、たとえば乳牛。オスはおっぱいが出ないから、生まれたらセリに出される。これは国産牛だけど和牛じゃない。

朝、おめかししてでかけていって、現地に着いたらさらにおめかしをする。毛並みをといたり洗ったりしてあげる。みんな、嫁に出す我が子を愛おしんでいるようにも見えるけれど、少しでも高く売りたい経済活動のようにも見える。牛は生活の糧だから、経済活動に見えるというより、経済活動そのものなのだけど。

このセリは、直接明日牛肉になる牛のセリじゃない。牛農家には繁殖農家と肥育農家があって、今回のセリでは繁殖農家が売り手で、肥育農家が買い手になる。子どもを産ませて300日ほど育てるのが繁殖農家で、その牛を引き取っていい肉にするのが肥育農家。松阪牛とか米沢牛とかのブランドはお肉になって初めてくっつく。ノーブランドの元気な牛を育てるのが繁殖農家の務めになる。

1510牛を押すセリ場にて所定のエリアにいれるのも、また苦労。なんせ牛はでかいし力持ちだから

母牛にいい種をつけて、子を生ませて大事に育てる。3頭飼っていれば年に3回お産がある。子牛の父親は試験管なので思い入れはない。いっしょに暮らすのは母牛と繁殖農家の家族。子牛にとってはこれが家族だ。それから1年弱いっしょに暮らしてから、子牛を旅立たせる。

お別れの時に、あんまり涙は似あわない。よく見ると泣いているように見える牛がいたので飼い主に聞いてみたら「目にゴミが入ったんだね」と軽く言われてしまった。でも牛は、これでお別れだというのがわかっているとみんな言う。生まれて初めてセリ場に連れて来られて、ただならぬ雰囲気には気がついているはずだ。

ただ子牛が旅立っていくのは、お肉屋さんではない。まずは肥育農家に旅立つのだから(時間の問題ではあるけれど)それほど命に対する緊迫感はない(はずだ)。見送るほうも、すぐ殺されちゃうわけじゃないから、別れのさびしさは今生の別れではない。たぶん、その子牛と再会することはないと思うけど、それでも別れの気分はちがってくるんじゃないだろうか。

1510競りを待つ牛自慢をしているやら、なんの話をしているやら。長話していたお相手は、知らない人だったという

セリは、あらかじめセリ場の人が一頭一頭の牛をチェックして値段をつける。その値段がセリの始まりの値段になる。性別や血統、体重(重たいばかりがいいじゃないらしい)などがその判断材料となる。牛になにかの不具合がある場合は、事前にちゃんと申告しておく。あとで発覚したらえらいことになる。なのでセリの際には牛の持病も公開される。陰毛結石なんて病気もあって、そんなの公開される牛もかわいそうだと思うけど、当の牛はしれっとしている。

昔はともかく、今はセリも電子化されていて、買う側の席が決まっていてボタンを押して値段をつりあげていく。はい、決まりました、何番さんがおいくらです、てなもんだ。

入札がひとつもつかなければ、場はお流れになる。いくつか入札があると、売り主も入札に参加ができるらしい。それで値段をつり上げることができるんだろうが、セリを見ていると、落札者・本人というのが出てきた。これ、売り主がセリに参加していて、つい値段をつり上げすぎてしまい、それが落札価格になったらしい。おまぬけなのか、入札価格が気に入らなかったのかはわかんないけど、それもまたセリのドラマなのかもしれない。

1510セリ場全景セリ場全景。左から入場して落札されて右側に退場する

ぼくのご主人様の牛は、70万円を超えて落札された。この日、一番高いのでも73万円くらいだったから、最高値に近い。M氏、大喜びだ。この日の最初、牛を運び入れたときには、M氏の牛にはあんまり人が寄りつかず、体格のいいT氏の牛にみんなが群がっていた。T氏は牛を育てる腕には定評があるから、さすがにT氏の牛は一番人気だ、きっといい値で売れるにちがいないとみんな思っていたものだった。でもフタを開けてみたら、数万円の差だったけれど、M氏の牛のほうが高く売れていた。

帰り道、大喜びのM氏はラーメンをご馳走してくれて、さらに帰りに行きつけの酒屋で酒や肉などを仕入れて、今日はお祝いだとやる気満々。ご機嫌でお酒を召し上がって、珍しくぼくよりも早くダウンしてしまわれた。

牛が売れるたびにお祝いの席を設けていたら繁殖農家も赤字だと思うのだけど、M氏はずっとそんな儀式を続けてきた。M氏と仲良くしていれば牛が売れるたびにお祝いの席でお酒が飲めることになるんだが、そんなせこい話よりも、M氏は誰かがいっしょに喜んでくれるのがうれしいんだろう。

M氏の大喜びは、高い値段で売れたというのがそのほとんどの理由だと思うけど、もしかすると、生まれてから毎日顔を合わせていた子牛との別れの儀式ゆえ、おもいきり笑う夜を過ごす必要があったんじゃないかという気もしないでもない。

クジラを捕って食べれば動物虐待とか言われちゃう世の中、牛を育てて食べちゃうのもダメな人はいるかもしれない。セリの1日を過ごすと、牛が家畜なのか家族なのか、食いぶちなのか愛おしい仲間なのか、よくわからなくなってしまった。

でもM氏のその晩の飲みっぷりは、高収入の喜びと子牛とのわかれと、そんなのが全部いっしょになった酒を味わっていたような気がする。

1510いよいよセリ場へ新装なったセリ場には、牛の導線にレールが敷かれる。レールをひきちぎるように走るやつも、いる

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