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一時帰宅と一時上京

一時帰宅中継車

 原発20km圏内に住む人たちの一時帰宅が始まった。先陣を切ったのが我が川内村の住民たちだった。ぼくが住み続けているのは原発25km地点で、立ち入り禁止にはなっていない。でも20kmラインをはさんで、すぐ向こうにも家はあるのに、その境目がどうやって引かれているのかはよくわからない。わからないことだらけで、なにが疑問なのかもわからなくなっている。
 とりあえず、久しくお会いしていない先生が一時帰宅に参加しているのを知って、お迎えにいってきた。一時帰宅の前線基地となった体育館には、村史上はじめてではないかと思われる取材陣が押し寄せていた。中継車がこんなに並ぶなんて、盆踊りだって満月祭だって、かわうちトライアルだってなかったことだ。ぜひ、平和なイベントの時にも、取材に来ていただきたいものでありますが。

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 トライアル仲間の井出さんちは、実家が20km圏内にある。今日はお母さんとおじさんが家に帰る。もうひとり、ぼくが村に来てからずっとお世話になったり遊んだりしてもらっている佐藤先生は、今は名古屋に仮住まいしている。きのう名古屋から郡山のビッグパレットまでやってきて、久々に川内村にやってきた。
 井出さんも佐藤先生も、自宅に帰るのは初めてではない。実はけっこうみんな、自宅に帰っている。井出さんは、このエリアが立ち入り禁止になる前日におうちにはいった。立ち入り禁止になるまでは、20kmラインにお巡りさんがいて、家の荷物をとりに行きたいんだけど、と申告すると「ご自由にどうぞ、とは言えないけど、気をつけて」と通してくれた。20km圏内エリアの防犯のために身分証明書の提示を求められるという話もあったけど、たとえばぼくが入ったときにはそういう儀式はなかった。
 あと、20km圏に入る道は何本かあるから、お巡りさんがいない道を選ぶと、検問なしで中に入れてしまうということもあった。正面からでも入れるのに、お巡りさんとやりとりするのが苦手な人は多いようで、最初から抜け道経由で入る人は少なくなかった。
 でも立ち入り禁止が徹底した4月22日以降は、規制もずっと厳しくなった。で、今回の一時帰宅に至ることになる。真っ白な防護服に無線と線量計を持たされた面々は、たった70cm四方のビニール袋にはいるだけの荷物を持って帰ってきた。荷物と人間のスクリーニングを受けて出てくると「久しぶりのわが家はいかがでしたか?」「なにを持ってきましたか?」「2時間という滞在時間は充分でしたか?」と報道陣の質問が飛んで、つい立ち止まってしまうと囲まれてしまって人気者になってしまう。
 実際、なにを持ってきたかというと、もはやたいしたものは持ち出していないような気がする。何度か入った人は、すでに大事なものはもう持ち出し済みで、今回はわが家の無事を確認するのが第一の目的となっている感じ。お気に入りの空間で大の字になって昼寝したり、風呂を沸かして入ってみたりという2時間の過ごし方をしてもいいような気がするけど、そういうのは報道陣には許してもらえないかもしれない。風呂に入りました、なんて報告したら、放射線量をチェックする人も困ってしまうだろうね。

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 20km圏内でも、いろんな環境があって、放射線の濃いところ、それほどでもないところがある。佐藤先生によると、先生のところの線量は、以前にぼくが入ったときより、数値が下がっているようだった。つまり数値だけで言えば、なんとか住めないこともない。でも先生のベランダからは、無残な姿をさらけ出している第一原発が見える。不気味だ。上の写真は、線量計を持って先生の留守宅におじゃましたときに撮ったもの。iPhoneしか持ってなくてこんなちゃちな写真しかないけど、建屋がぼろぼろになっているのが、なんとなくわかる。
 井出さんちは、あっさり荷物検査とスクリーニングを終えて、自分のクルマで帰っていった。いっぽう佐藤先生は、持ち帰り品のことで係員ともめている。波風を立てないという単語が辞書に載ってない人だから、いつもはっきり主張して、こんなふうになる。ご健在ぶりを見て、安心したりもした。
 立ち入りを希望する人は、自己責任で立ち入る旨の誓約書みたいなのを書かされたらしい。自己責任で立ち入るなら、4月22日以前に戻してもらえば、いくらでも自己責任で立ち入れた。そのリスクを冒したくない人が多かったから、立ち入り禁止にして一時帰宅というシステムを敷いたのではなかったか。防護服や線量計を渡してスクリーニングもするんだから、安全性にはまずまちがいないと思うんだけど、お国もケツの穴が小さい。
 安心しろ、まかせておけと言われても、ぼくなんかは信じない。自分で確かめなければ納得できない。こういうへそ曲がりには、一時帰宅の制度はまるでなじめない。自己責任で勝手に入らせていただくのが性に合っている。でも世の中には安心しろ、まかせておけと言ってほしい人がいっぱいいるんですね。

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 帰ってきたみんなには、村長が一人一人声をかけていた。外野のぼくにも声をかけてもらったけど「高田島で快適に暮らしてます」と話したら、いいなぁと。村長も家に帰りたいだろうし、帰ったっていいのだろうけど、立場ってものがあるんでしょう。村長は、ビッグパレットでみんなといっしょに雑魚寝生活を続けているはず。もうしわけない。
 次に見かけたときは、村長はテレビカメラに囲まれて涙を流していた。話の内容は聞こえなかったけど、あとでテレビを見ると、村長は、帰宅した2時間、自分の家をビデオに撮りながら泣いていたという一時帰宅者のことばを紹介して、こらえられなくなっていた。「くやしい」という村長のことばは、ぼくらみんなの声でもある。中でも、20km圏内のみんなのくやしさは、ひとしおにちがいない。

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 帰ってから、渡辺商店の健ちゃんに自然山通信を届けに行く。渡辺商店は酒屋さんだけど、地震以来、仕入れルートがなくなったのとお客さんがいないので、お店はやっていない。健ちゃんは郵便局にお勤めだったけど、その郵便局は計画的避難区域にある。それ以前に、浜通りの郵便局は津波と原発でほとんど壊滅している。健ちゃんも、ようやく郵便業務が復活して、避難先から帰ってきてお仕事を始めたところだった。
 健ちゃんちには犬がいる。避難したとき、どこでもするようにくさりを外していったので、ラッキーというその犬は、その界隈で自由気ままに暮らしていたが、健ちゃんが帰ってきたときには姿がなくなっていた。近所のひとの、最近まで見かけたよという証言はあるものの、見つからない。息子が必死で検索したところ、保護されているラッキーが発見されたという。
 おうちから30kmばかり離れたところで猫を追いかけていたところを保護されたという。保護されたのが自分の村ではないから、無事見つかったのはラッキーだった。そしてラッキーは、東京にいたのだった。また福島に来る便があるということで、ラッキーは無事に東京から川内村に帰ってきた。そしてまた、鎖につながれたペット犬に戻った。
 東京で保護されていたラッキーは、ていねいにブラッシングされて、見ちがえるような男前になっていたという。ちなみにあちらではチョコと呼ばれていたらしいが、ラッキーと呼ばれて、自分の名前を思い出したようだ。ただし、健ちゃんには対しては、こころなしか知らん顔をするという。どういう理由があるのかは、わからない。

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