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相模川のゴミを拾った日

0805相模川一斉清掃
 5月18日、相模川のゴミ拾いに出かけました。
 今回は、トライアル部隊としては、なかなか効率のいいゴミ集めができたような気がする。これまで、いっしょうけんめいゴミを集めていても、なんだ、まだまだゴミがあるじゃないかという現実にすぐ気がついて、脱力することが多かったのだけど、それも、ノウハウというものだ。
 ゴミ集めだって、きのう今日始めた素人には気がつかないことって、あるんですね。


 なーんて、えらそうにノウハウだなんて書いたけど、たいしたことじゃない。ゴミ集めの素人、しかもたまたまそこに居合わせた赤の他人が共同作業をして、河川敷の大量のゴミをかき集めようというんだから、うまくいかないことも多々ある。
 まず、一番大きいのがコミュニケーション。現場には、釣りを楽しむ人も四駆を楽しむ人も、トライアル愛好者もモトクロス愛好者もいる。そういう人たち同士が、仲よく笑いながら作業するというのがこの活動の秘めたる大目標でもあるんだけど、なかなかそういうわけにはいかない。表面上は仲よくしているけど、どこかに「おれたちが遊ぶのに、あいつらはじゃまっけだなぁ」という感情が根づいていたり、ひょっとすると「あいつらは、おれたちのことをじゃまっけだと思ってるだろうなぁ」という被害妄想みたいなものもあったりする。散歩している人にとってはオートバイはこわい存在だし、オートバイから見ると、四駆の人たちはこわかったりもする。
 そんなこたぁない、話してみればみんな仲良し、というのはわかっちゃいるんだけど、なかなか話しかける勇気はないもんだ。それに加えて、そもそも河川敷で遊び人たちに、一斉清掃をするのだという告知がきちんとできていたかというコミュニケーションの問題もある。河川敷で遊んでいるひとが、みんなニシマキ日記を読んでくれていたらいいのだけど、そんなわけはない。
 でもまぁ、当日はけっこうたくさんの人が集まってくれた。ボランティア保険の受け付けをしていたから、人数は把握していたはずだけど、ぼくは聞き忘れた。50人くらいか、ひょっとしたら100人近くいたかもしれない(ちなみに、このボランティア保険代は、クリーンアップトライアルのエントリーフィーを貯金しておいた中からお支払いした。いつもご参加、ありがとうございます)。
0805一斉清掃集積ゴミ
 こんな中で、トライアルの仲間も、20人くらいいた(ってーことは、全体で50人ということはないですね。やっぱり100人くらいか)。今まで、トライアル仲間がこんなに集まることはなかったから、これはうれしかった。
 ひとつには、他のジャンルのみんなに「トライアル仲間も、ちゃんと考えてるんですよ」という態度を見せる必要がある。「ショー・ザ・フラッグ」みたいなもんだ。今までは、トライアル仲間はほんの少しで、肩身の狭い思いをしていたもんだ(しかもゴミを拾わず黙々とトライアルしている人もいたりして……)。
 ただ、数が多ければいいってもんじゃない。人数と戦力は必ずしも比例しない。四駆が1台いれば、河川敷の奥地から廃車の自動車を引っ張り出すこともできるけど、トライアルバイクが1台いても、空き缶を100個ほど持って帰ってくるのがせいぜいだ。
 ところがトライアルライダーは、とにかく目がいい。スピードが遅いというのもあるし、河川敷の奥地にこそ、おいしいフィールドが広がっていて、またまたそういうところにゴミが多いということになっている。ゴミを見つけるのは、とにかくトライアルライダーがうまい。でも、そこから運びだすのは、あんまり得意じゃない。
 それで、前回から、軽トラックを用意することにした。これもエントリーフィーで集めた貯金から、レンタカーをお借りしてくる。軽トラのレンタカーは、荷台がけっこうぼこぼこになっていて、ゴミを運ぶのもそんなに気兼ねがない。ほこにも、千葉のあいあんほーすの尾関さんが軽トラで駆けつけてくれたので、これも戦力にさせていただいた。運ぶのがなんせゴミだから、もう1台くらいレンタカーを借りてもよかったと思った。
 オートバイがゴミを探して、軽トラがゴミを運ぶ。この隊列を組めば、ゴミ集めは百人力だ。実際には、当日になってゴミを探してもなかなか発見できるものではない。つい入り口付近のゴミにかかりきりになって、奥地のゴミは放置されることになっちゃう。だから日ごろ、トライアル大会だの練習だのをしているときに、あらかじめ目をつけておく必要があるのだった。
 これがなかなかむずかしくてね、セクション作りに河川敷を走っていても、自分がどこにセクションを造ったのかさえ、へたするとわかんなくなる。まして、さっき、どでかい冷蔵庫があったけど、あれはどこだったかいな、なんてのは、なかな覚えていられるもんじゃない。ゴミの場所をどうやって特定するかが、今後の課題になってきそうだ。
 それでも、トライアルライダーと軽トラだけでは仕事が済まないところも多い。さっき、四駆の人はこわい、なんて書いたけど、トライアル部隊もそう思いつつ、あちこちで四駆の人に声をかけさせていただいた。そしたら、こわいと思っているのは先入観で、快く手伝ってくれる人が多いってことに、いまさら気がついたりする。
0805一斉清掃四駆のゴミ引き
 手伝ってほしいけど、手伝ってといえない不幸と、手伝うのはやぶさかではないけど、手伝ってといわれないと、どうやって手伝ったらいいのかわからない不幸。今回は、ふたつの不幸が、一声かけることによって、ちょっとだけ幸せになった気もする。あいさつする、声をかけるって、大事だ。
 一斉清掃に来たのではなく、単に日曜日に遊びに来た四駆の人たちも、ちょっと声をかけたら快く手伝ってくれた。とってもうれしかった。次は、単に日曜日に遊びに来たトライアル愛好者のみなさんにも、ぜひ声をかけてみたいと思っています。よろしくね。

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