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<title>トライアル入門</title>
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<modified>2010-03-03T06:17:50Z</modified>
<tagline>トライアルをはじめましょう。
最初は少しむずかしいれどどんな人でも、必ずうまくなってずっとずっと楽しめるのがトライアルです。
ゼロからトライアルをはじめる方法と
自分はどんくさいと確信する人向けの
トライアル入門講座です。
自然山通信</tagline>
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<title>武器をお持ちですか？</title>
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<![CDATA[<p>　トライアルは、むずかしいとよく言われます。よくあるたとえ話に、たとえばロードレースだったら、バレンチーノ・ロッシと名無しの権兵衛さんは、同じ土俵で勝負ができます。1周で何分差をつけられるか、何回ラップ遅れにされるかはわかんないけど、同じスタートラインに立って、なんとかゴールもできるでしょう。<br />
　モトクロスも、最近のコースは厳しいコースが多いですが、モトクロス経験者なら、ステファン・エバーツと同じ土俵で勝負ができそうです。もちろんスピードは雲泥の差になるでしょうけど。<br />
　でもトライアルは、こんな名無しの権兵衛さんがトニー・ボウのセクションに連れていかれたら、1mも走れないか、命を落とすか、どっちかです。それは、どういうことなのでしょうか。</p>]]>
<![CDATA[<p>　トライアルを始めたばかりの人は、丸腰の兵隊さんだと思ってください。今から戦争に向かわないといけないのだけど（たとえ話が平和でなくてごめんなさい）、なんせ丸腰です。<br />
　しかしご安心を。丸腰なら、相撲で決着をつければよろしいのです。戦っているうちにグローブを手に入れたらボクシングで勝敗を決するのもいいでしょう。竹刀を手に入れて剣道に進出し、やがて刀やピストルやバズーカ砲や核爆弾を手に入れて、どんどん強くなっていくのです。<br />
　すいません。たとえ話が物騒になってきたので、このたとえはここまでにしましょう。<br />
　トライアル的に丸腰の初心者ができることというのは、ほとんどないと思ったほうがいいです。トライアルマシンに乗ったことないのに、とりあえずするする走れた、うんと簡単なセクションが走破できたという人は、トライアル以前のオートバイ経験で、ちょっとはトライアル訓練をしてきた経験があるのだと思います。<br />
　まず、イスのない乗り物に、立って乗る“武器”がない。トライアルマシンに限らずですが、ライダーがいるべき理想の位置は限られています。それをまちがえると、藤波選手でもトニー・ボウでも失敗します。なのにトライアルマシンときたら、どんな位置に乗られても平気な顔をしている。ライダーは、自分で乗る位置を見つけていく必要があります。<br />
　アクセルワークも、日常的に道を走っているときの操作とは段ちがいの繊細な操作が要求されます。アクセルワークといいますが、トライアルの理想のアクセルワークに対して言えば、たいていの初心者のアクセル操作はオンとオフ、スイッチでしかありません。<br />
　クラッチもそう。エンストしないで発進できるというのは、トライアルで言えばテクニック以前の問題で、上手な人は、クラッチでパワーをコントロールし、スピードをコントロールし、グリップをコントロールしています。そんな繊細な作業を、左の人さし指一本でやっているのですから、あの指はたいしたもんなのです。<br />
　左右にひとつずつついているフットレストを、きちんと加重させられているかというのも、武器のひとつといっていいと思います。フットレストという言い方はよろしくないしもしれないけど、あれは足を休めておく場所ではなく、マシンを操作させるものです。足の裏が、ちゃんとマシンを操作する武器を持っているかどうかは、けっこう重要なことです。<br />
　途中、うんと省いて、最近ではダニエルという武器を持っていないと、世界のトップクラスを戦う資格はなくなっちゃったという状況です。ダニエルとは前輪を浮かせたままマシンを運んでいくテクニックですが、これができれば、ターンの時に内輪差を考える必要がなくなります。後輪の一点で向きを変えることができるからです。<br />
　とりあえず名無しの権兵衛さんは、ダニエルという武器は身につけなくても、トライアルを楽しむことはできると思いますが、それでも、最低限のスムーズなアクセルワーク、最低限のクラッチワーク、最低限の（以下最低限のは、省略）ステップワーク、ライディングポジションの把握、それと、フロントタイヤを持ち上げるテクニックは、武器として備えておきたいものです。<br />
　この中で、トライアルテクニックらしいものはフロントアップになると思いますが、フロントアップを学ぶにも、アクセルワークやクラッチワークといった武器がなければ手に負えなかったりしますから、めんどくさがらずに、基本をひとつひとつ覚えていくことをお勧めします。<br />
　おっと、例外もあります。20歳くらいまでの若いライダーは、丸腰でもいいからいきなり敵に向かって突き進んでいって、戦っているうちに武器をゲットしてしまうという特徴を持っています。これが若さというものです。なので、こういう人たちは、何度か死ぬ思いをするかもしれないけど、じゃんじゃんチャレンジしてみてください。<br />
　まだまだ若いと思って、おっさんおばさんが若者の真似をすると、死ぬ思いではなく、ほんとうに死んでしまうか、死なないまでもえらく痛い思いをしてしまうかもしれないので、どうぞご注意を。<br />
　まぁ、竹槍で戦車に戦いを挑もうなんて気は起こさないことです。</p>]]>
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<title>5点にならないために</title>
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<modified>2010-02-11T02:48:47Z</modified>
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<summary type="text/plain">　トライアル始めたばっかりの人にとって、トライアルはむずかしいことばかり。なんだ...</summary>
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<![CDATA[<p>　トライアル始めたばっかりの人にとって、トライアルはむずかしいことばかり。なんだって、始めたばっかりというのはむずかしくて当然なんですが、ことにトライアルの場合、そんなにむずかしいとは思えないのに、ちょっとしたことでひっくり返ったり動かなくなったりしてしまう。<br />
　こんなはずじゃない、ほんとはもっと走れるはずなのだ、という失望が葛藤となっていくのではないでしょうか。そんなとき、先輩たちはあたたかく声をかけてくれます。<br />
「わかるわかる、最初はみんなそうだったよ。この前よりずいぶんうまくなっているから、そのうちきっと、上手に走れるようになるよ」<br />
　お言葉はありがたい。でも、もうちょっと具体的ななにかがほしいと、ワラをもつかみたい初心者の皆さんは思うのではないでしょうか。</p>]]>
<![CDATA[<p>　5点になるケースは、いろんなのがあります。自分の力量以上のことをやってうまくいかないのは、これはしょうがない。核戦争の舞台に竹槍で挑むようなのは、チャレンジでもなんでもないです。<br />
　問題は、いけるはずだったのにいけないというくやしいケースです。もちろん、いけるはずという見立てがまちがっている場合もあります。こりゃまたしょうがないですから、ご了承ください。<br />
　石や小さな段差を越えて「越えた」と思った次の瞬間にマシンが動きを止めてしまって、にっちもさっちもいかないという残念なケースは、少なくないと思います。これはまず「越えた」と思ったその感覚がまちがっちゃってるわけなのですが、これは石や段差を何度も越えて、越える感覚を自分のものにしていく必要があります。<br />
　猛烈に自戒をこめて言うと、へたっぴは自分の苦手なところをあんまり練習しない。だからいつまでたってもへたっぴなんですね。得意なところを練習するのは楽しいけど、テクニックのバランスは、どんどんいびつになってきます。<br />
　逆に言えば、苦手だな、いやだなと思うところを集中的に練習すると、乗りっぷりもずいぶん変わってくるかもしれません。たとえば。<br />
　セクション途中のちょっとした障害物、それこそ小石ひとつみたいな障害物にひっかかって、もがき苦しんでいる人、いると思います。乗れる人が診断すれば、するするっと走らせていけばなんの問題もないのに、わざわざそこでマシンを止めてしまうから動きが苦しくなるのだということになります。<br />
　でもまぁ、わかっちゃいるけどできないのが初心者トライアルの苦しいところです。これに対処する練習方法を考えてみましょう。<br />
　ひとつ、なんでもいいからセクションを設定します。そんなにむずかしくなくてかまわないです。で、走ってみます。<br />
　するするとクリーンできるのを確認したら、次はセクションのいたるところで止まってみます。安全には止まろうなんて思っちゃいけない。だるまさんがころんだみたいに、できたら誰かに号令をかけてもらって、止まれといわれたところですぐ止まる。なのでセクションのレベルとしては、どこでも止まれる、いたって簡単なものである必要があります。<br />
　止まったら、そのまま再スタートします。思わぬところで止まってしまって、そこから再び動き出せるかどうかという検証のメニューです。セクションの中でこんなふうに止まってしまうと、ぜいぜいはぁはぁしてるし、失敗しちゃったという恥ずかしい気持ちなんかが入りまざって、たいていしどろもどろになります。そのときに、こんな練習をちょっとしておけば、あらぬところで止まってしまったときにも、少しは余裕を持って対処ができるかもしれません。<br />
　本当は、石がごろごろした複雑なところで止まってみていただきたいところですが、最初はセクションの途中で止まるという、それ自体の訓練が大事だから、難度を高めていくのは少しゆっくりでいいです。<br />
　もがき苦しむ練習をすることで、もがき苦しまなくなろうという提案でした。もちろんこういうことを通じて、セクションの中で止まってしまうのは百害あって一利なし（きちんと止まれて再スタートできるようになれば話は別ですが、そう言うレベルのお話をしているのではないのでね）ということに体感的に気がついていただければ、収穫もたいへんに大きいわけです。<br />
　純粋に技術的には、たとえばいつも練習している太さ10cmの丸太なのに、試合になったら5点になってしまうようなケースがあります。これは、同じ丸太でも、自分で作ったセクションは設定が甘くて、試合に出てくる丸太はよりシビアだってことじゃないかと思います。微妙に斜めに進入させられたり丸太を越えた先に余裕がないから、思い切って丸太にアプローチできなったり……。<br />
　10cmの丸太を越えられるようになったら、そこで得意がらないで（10分くらいは大喜びしていていいです）助走を減らしたり斜めから入ったり、10cmの丸太を最大限に使って自分の技術レベルを向上させてくださいね。らくちんに走れるように設定してあるなら、10cmの丸太がいけるなら15cmでも20cmでもいけるかもしれない。でもトライアルはもうちょっと意地悪なのです。そこにひっかかっちゃうから、こんなはずじゃないという5点になっちゃうんですね。<br />
　こんなはずではなかったとくやしがるあなたの向こうに「予定通りだ」とほくそ笑むセクション大魔王がいます。次はセクション大魔王をぎゃふんと言わせてやってください。</p>]]>
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<title>クラッチの練習はどうしよう</title>
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<modified>2010-02-06T12:06:23Z</modified>
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<summary type="text/plain">　アクセルワークが第一で、第二の基礎がクラッチワークだ、みたいなことを書いてしま...</summary>
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<![CDATA[<p>　アクセルワークが第一で、第二の基礎がクラッチワークだ、みたいなことを書いてしまいましたので、今回はクラッチワークをどうやって練習したらいいかについて考えてみます。<br />
　通常のクラッチつきオートバイに乗るのであれば、クラッチはスムーズに発進ができれば、9割は技術的に合格です。しかしトライアルの場合は、微妙な微妙なクラッチコントロールが、ライディング中ずっと続きます。トライアルは全身運動ですが、一番の働き者は、左手の人さし指かもしれません（よっぽどの事情がない限り、クラッチ操作は人さし指でしか、微妙な操作ができないことになってます）。</p>]]>
<![CDATA[<p>　昔々のライディング教則本では、クラッチは使うべからず、クラッチレバーには指をかけるべからずとなってます。四駆のオフロードドライビングでは、今でもそう教えられます。ところがオートバイでは、いまやクラッチはすっかり常用するべきものになりました。<br />
　もちろんクラッチを使わなくてもトライアルはできます。アクセルワークの練習で書いたみたいに、クラッチを使わないほうが、アクセルに集中できて、アクセルワークが上達するというメリットもあります。でも最終的には、クラッチの細かいコントロールができるようになれば、クラッチなしのライディングは正確性に欠けるような印象を持ってしまうことでしょう。<br />
　クラッチが、操作に対してそれぞれどんな状態にあるのかというメカニズムの把握については、一度じっくりおさらいしてみてください。<br />
　クラッチの操作は、どんな状況でも（下っていたり登っていたり飛んでいたり岩にぶち当たっていったり）、それとは無関係に左手が正確な操作をしてくれるのが目標です。でも、いきなり大岩に上りながらクラッチワークの練習をしようとしても、まず無理です。<br />
　ここで、思い切り初心者の頃にやらされたかもしれない、8の字ターンを復活させてみましょう。なるべく小さな半径を描くのがいいと思いますが、半径よりもスピードを落とすこと。クラッチを切ったりつないだりしないとスムーズに曲がっていられないスピード域がいいです。この8の字で、スムーズに走れるようになるのが、まず目標です。もちろんぎくしゃくしているのが、クラッチ操作でなくてその他のターンテクニックがなってないのが理由だってこともありますから、そのへんはよくみきわめてください。クラッチワークだけの練習なら、なにも曲がらなくても、まっすぐでもいいはずですが、どうもまっすぐ走れるとなると、ついぶーんと走ってしまいがちで、練習にならないことが多いもんで、ここではなるべく簡単に、かつむずかしい（なんともわかりにくい解説でごめんなさい）シチュエーションとして、8の字ターンを紹介しました。<br />
　もうちょっと上達している人だったら、フロントアップの復習といっしょにクラッチワークを練習するのはどうでしょう。フロントアップも、クラッチなんか使わなくてもできるテクニックですが、クラッチを使えば、ここであげたい、というコントロールが、より正確に細かくできます。<br />
　ちょっとしたクラッチの加減でフロントを上げて、空中の前輪をあげたり下げたりおろしたりするのをクラッチワークでできるようになったら、クラッチワーク術もずいぶん上級になっているはず。そしたら次は、その上級クラッチワークが、いつでもどこでも、どんな状況でも（たとえおっかなくて冷や汗たらたらでも）発揮できるように、修練していけばいいわけです。<br />
　なお、クラッチの動作とクラッチを操作する指については、テクニック解説編でご説明したいと思いますので、今回はこんなところにて。</p>]]>
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<title>アクセルとクラッチの練習</title>
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<summary type="text/plain">　オートバイの扱いにおいて、アクセルワークをないがしろにしている教科書はひとつも...</summary>
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<![CDATA[<p>　オートバイの扱いにおいて、アクセルワークをないがしろにしている教科書はひとつもありません。すべての教科書が、アクセルワークの重要性について語っています。そしてアクセルワークは永遠のテーマです。そこそこ上手になっても、なおアクセルワークの上手な人はいるし、世界のトップクラスになっても、まだアクセルワークは課題であり続けます。そして世界選手権で優勝するようなライダーになっても、とある場所のとあるエリアでは誰それのアクセルワークに勝てない、なんてことが起こったりします。<br />
　なので素人さんの場合、アクセルワークの練習は、ちょっとやそっとではすまないと覚悟してください。なに、一生かかって、ちょっとずつ上手になればいいのです。そしてトライアルの場合、アクセルワークと同じくらいに重要なのが、クラッチです。</p>]]>
<![CDATA[<p>　アクセルワークとクラッチワークを、個別に練習する人を、あんまり見かけたことはありません。ふつうは、テーマを持ちながらも、練習携帯としてはセクションを走破するというメニューになります。<br />
　ただ、ごくごく初心者のうちは、ひとつひとつのテクニックをある程度（完璧にマスターしようとすると一生が終わっちゃうかもしれないから）きちんと仕上げてから本格的なセクション練習をしてもいいのではないかと思います。<br />
　まずアクセルワークの練習について。<br />
　アクセルワークは、濡れた岩やどろどろの斜面など、できるものとできない者の差がはっきりわかるところで練習すると効果が高いと思われます。しかし一方、少しうまくなったくらいでは歯が立たない練習場所だった場合は、自分の上達具合がさっぱりわからないままに練習を終えなければいけなくなりますから、ストレスにもなります。ここはひとつ、ふだんの練習場を舞台に選びましょう。<br />
　セクションを作るなら、いつもの自分の練習セクションより3段階簡単めでいいです。ターンも、そんなにきつくないほうがいい。いつもの通りに走って、ふつうにクリーンができるのを確認したら、今度はクラッチレバーに指をかけずに走ってみます。スタートしたら、なにがあってもクラッチには指をかけない。なに、簡単なセクションを設定してあるはずですから（もちろん、最初はセクションでなくてもけっこうです）あぶないと思ったら、そのままリヤブレーキを踏むだけでマシンは動きを止めるはず。なんにもこわいことはありません。<br />
　クラッチの操作なしに走ると、クラッチはもう完全に直結になっていますから、アクセルワークがそのままリヤタイヤに伝わります。初心者なら初心者ほど、思うに反してぎくしゃくした動きになるのではないでしょうか。<br />
　クラッチをなんとなくさわっていると、パワーがいい感じで逃げていくのでスムーズに走れるような感じになりますが、これだとアクセルワークが上手になりません。ここは腹を決めて、クラッチは後回しにして、まずアクセルワークを上達させてください。あとで、どうせクラッチも訓練しなければいけないのです。でもどっちが先かといえば、クラッチは使わなくても走れるけど、アクセルを使わないと、まず動き出すこともできません。そのアクセルがへたっぴなままでは、これから先が思いやられてしまうわけです。<br />
　この練習は、丸一日やっているよりも、練習にいったときに10分間だけ、毎回やる、みたいなほうがいいかもしれません。どんなトレーニングでも、毎日少しずつといいますから。<br />
　さて一方、クラッチの練習です。<br />
　さきほど、クラッチは使わなくても走れると書きましたが、今のトライアル、クラッチの使用頻度がめちゃめちゃに高い。トップライダーでも平民ライダーでも、1時間トライアル遊びをしていたら、55分以上はクラッチ操作をしているのではないでしょうか。ツーリングなどはもちろん、モトクロスやロードレースと比べても、その差は圧倒的であると思います。<br />
　なのでこれまた、クラッチ操作が（とても上手とはいわないまでも）まるでダメか少し上手かで、トライアル全体がうんと変わってくるわけなのですが、ちょっと長くなりそうだから、これはまた次回に。<br />
　アクセルとクラッチというタイトルを付けておいて、アクセルだけになっちゃった。</p>]]>
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<title>セクション練習初級編</title>
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<modified>2010-02-03T13:11:37Z</modified>
<issued>2010-02-03T10:42:36Z</issued>
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<summary type="text/plain">　トライアルの練習は、模擬セクションを作っておこなうことがほとんどです。練習の成...</summary>
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<![CDATA[<p>　トライアルの練習は、模擬セクションを作っておこなうことがほとんどです。練習の成果は、試合のセクションで発揮されるわけですから、セクションを作っての練習を否定する人はいないと思います。トップライダーの練習を見ていても、セクションを作って、きちんとクリーンできるまで繰り返してトライするという練習が多く見受けられます。<br />
　でも、セクションならなんでもいいのかといえば、練習になるセクションと、練習にならないセクションがあります。一般的には、簡単すぎるセクションでは練習にならないと考えられています。しかしここでは、逆のケースを考えてみます。むずかしすぎるセクション練習は、あぶないばっかりでちっとも練習にならないとね。<br />
　特に、トライアル初心者の方はご注意を。</p>]]>
<![CDATA[<p>　トライアル初心者のみなさんは、なんせ初心者ですから、あらゆる経験が少ない特徴を持っています（特徴でもなんでもないですが）。坂道を上るのにどれくらいアクセルを開けたらいいのか、からはじまって、みんなが経験してきたことといえば、オートバイはどれくらいの回転半径を必要とするのか、ということもわからない。下見の時には、ここを右に曲がってここを左に曲がればいいのね、と簡単に見えたのに、いざ走ってみると、てんで曲がれなくて四苦八苦するという始末です。<br />
　それ自体は、みんながそうですからご心配なく。トライアルは、ターンに限らず、簡単そうに見えるものがやってみるとむずかしいということがほとんどです。トライアルの最初は「思ったよりむずかしいものだ」と認識するところから始まるといってもいいと思います。<br />
　さて、というわけなので、自分でセクションを作ってみると、どうやっても曲がれないようなむずかしいものを作ってしまうか、なんの障害物もなくするする走れてしまうではないかみたいな簡単なものか、どっちか極端なものになってしまうことが多いです。これも初心者ゆえのことですから、しょうがないです。<br />
　でもそろそろ、しょうがないといっていないで、対策を考えましょう。トライアル場にいる、ちょっと上手な人にセクションを作ってもらうというのが簡単な解決策ですが、ここではそういう親切な先輩がいない初心者のみなさんのことを考えていきたいと思います（しかし、いずれ近くに先輩はいた方がいいです）。<br />
　そこで、こんなセクションはいかがでしょう。むずかしいセクションを作って、いきなりけがをしたりするのはつまんないもんです。けがをすると、なにより練習をお休みしなければいけないので、上達が遅れます。<br />
　まず、そのへんを気持ちよく走ってみましょう。むずかしいなんて思わず、するするクリーンできるレベルがよろしいです。ちょっと長めがよろしい。右に曲がって左に曲がって、もう一度右に曲がるくらい。何度か走って、何度でもするする走れる確信が持てたら、入り口と出口を決めます。適当に走るのと、さぁ、セクショントライするぞというのは気分がぜんぜんちがいますから、インとアウトはちゃんとしましょう。<br />
　そしたら次に、自分がするする走ったラインを中心に、左右50cm幅をセクションとして設定します。できたら、石ころでもカンカラでもいいから、目印になるマーカーを置いたほうがいいと思います。そのほうが気分も盛り上がります。<br />
　さっきと同じように走れるでしょうか。マーカーを置いたとたんに、走れるエリアが狭くなったような圧迫感を感じないでしょうか。それで足をついてしまったりして、さっきのようにするする走れなくなっているとしたら、どこかに問題をかかえていますかもしれません。それでも、何度かやっているうちに目が慣れてきて、さっきみたいにするする走れるようになると思います。<br />
　そしたら次は、強い意志を持って、自分に意地悪をしてみます。もうちょっとだけむずかしくしてみようということですが、たとえば、マーカーぎりぎりにわだちがついているところがあったら、マーカーをわだちの上まで動かしてみます。そうすると、次からはラインを変えなければいけません。ほんの10cmラインをずらさなければいけないということが、どれほどむずかしいことになるか。これも発見があると思います。<br />
　この段階では、高い段差は作っていないとは思いますが、もし、いくらかの段差が設定してあって、そこをするする走れるとしたら、段差の手前の助走を削ってみてください。ほんの少し斜めから段差にはいってみたりするだけで、これまた難易度はぐんとあがるはずです（自分の実力いっぱいの高さの段差を設定しては、こういうアレンジができませんから、最初はあくまでも無理なく走れる設定をしておきます）。<br />
　こうやって、少しずつ手応えのある設定のセクションを組み立てていくと、どこかに自分の限界が現れると思います。段差を越える技術が足りないとか、ターンももう一段階上手にならないといけないとか、という発見ができればしめたもの。細かい課題ができたら、セクション練習を離れて、個別のテクニックのマスターに励んで、そしてまたそのテクニックの確認を、セクショントライでおこなうと、効率よく、退屈しないで上達ができると思います。</p>]]>
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<title>2010 BETA</title>
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<modified>2010-01-15T03:04:53Z</modified>
<issued>2010-01-15T01:52:36Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 　新しいフレームとなって2年目。EVOの2010年モデル。 　基本的にエンジン...</summary>
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<email>nishimaki@shizenyama.com</email>
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<dc:subject>machine</dc:subject>
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<![CDATA[<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001Beta.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001Beta.php','popup','width=722,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001Beta-thumb.jpg" width="200" height="132" alt="2010Beta" /></a>
</div>

<p>　新しいフレームとなって2年目。EVOの2010年モデル。<br />
　基本的にエンジンはTechno時代から大きな変更なく、定評あるベータ独特のグリップ感を享受できる。これに軽量となったアルミフレームの組み合わせで、ベータファンにはちょっとした祭となっている。<br />
　2ストロークが125、250、290の3機種。4ストロークが250と300の2機種用意されている。</p>]]>
<![CDATA[<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_2t.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_2t.php','popup','width=1000,height=665,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_2t-thumb.jpg" width="100" height="66" alt="10ベータ2T右" /></a>
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_2tL.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_2tL.php','popup','width=1000,height=665,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_2tL-thumb.jpg" width="100" height="66" alt="10ベータ2T" /></a>
</div>

<p>　2010年モデルは、初期型である2009年モデルから大きな変化はなく、たとえば破損の心配をする人が多かったラジエターキャップの位置の変更など、信頼性の向上ということに重点が置かれている。<br />
　全体的には、カラーリングがホワイトベースになっているのが特徴だ。<br />
　250と290はフロントフォークのインナーチューブがブラックコーティングされていて、クロームメッキの125と見分けがつくが、250と290はほとんど区別がつかない（リヤフェンダーにプリントはある）。<br />
　マシンの特性は、定評ある伝統のエンジン特性と、素直な操安特性はさすがにベータ。世界選手権を見ても、すでに旬をすぎたドギー・ランプキンが意外な活躍を見せたり、ガスガスから移ってきたジェロニ・ファハルドが好調を見せたりしているのを見ても、ライダーのやる気を促進させる性格なのはうれしい。<br />
　ベータのマシンとしては初めて70kgを切った軽量ぶりも、その乗り味に拍車をかけている。<br />
　サスペンションなども09モデルからは見直しがなされていて、トライアルに詳しい人なら、その進化は一目瞭然で歓迎すべき項目となっている。<br />
　意外な好評を見せているのが125。もともとベータの125エンジンは、他の125に比べると低速重視の傾向があり、いわゆるトライアルライディングには快適だったのだが、世界選手権のユースクラスでの活躍に伴って、高速域でのパワーを充実させてきたのが現在のEVO 125。10年モデルは09モデルよりも、気のせいか低速域が充実している感じ。入門者は、こういったよくできた125マシンで正しい技術を磨くのも大切なことだ。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_4t1.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_4t1.php','popup','width=1000,height=665,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_4t-thumb.jpg" width="100" height="66" alt="10ベータ4T" /></a>
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_4tL.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_4tL.php','popup','width=1000,height=665,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_4tL-thumb.jpg" width="100" height="66" alt="10ベータ4T左" /></a>
</div>

<p>　4ストロークマシンは、世界選手権や全日本選手権での目立った活躍はないものの、その静かなエキゾーストノートや、乗りやすいエンジン特性、開ければ必要にして充分以上のパワーを発揮するなど、完全に羊の皮をかぶった狼ぶり。おとなしい印象は、静かに仕上げられたサイレンサーによるものかもしれないが、こういった上品な仕上がりも、これからのトライアルマシンには必要かもしれない。<br />
　フレームは基本的には2ストロークと同じ。エンジンマウントなどを4ストローク用に変更して使用している。重量は2ストロークに比べて数kg増しとなっているが、これはエンジン重量の差が出ているものだ。</p>

<p>■Evoシリーズ　ラインナップ<br />
　Evo2T 290　892,500円<br />
　Evo2T 250　882,000円<br />
　Evo2T 125　829,500円<br />
　Evo4T 300　1,050,000円<br />
　Evo4T 250　997,500円</p>

<p>（価格には販売店までの送料10,500円が別途必要）<br />
</p>]]>
</content>
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<title>ベータALP</title>
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<modified>2010-01-15T01:23:05Z</modified>
<issued>2010-01-15T00:37:16Z</issued>
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<summary type="text/plain"> Beta ALP 200 　とがった位置づけが定着しているベータに、こんなマシ...</summary>
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<![CDATA[<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_alp.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_alp.php','popup','width=1000,height=665,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2010/1001B_alp-thumb.jpg" width="200" height="133" alt="09ベータアルプ" /></a>
<br>Beta ALP 200
</div>

<p>　とがった位置づけが定着しているベータに、こんなマシンがある。ALPというのは、何語といわずに「山」という意味で、アルプスという名前もこのへんに語源があるらしい（単純にアルプが並んでいるからアルプスというわけではないみたいだ）。<br />
　アルプという名称のベータマシンは昔からあって、80年代のアルプはコンペティションマシンにタンデムシートを装着したものだったが、現代のアルプは林道ツーリングなどにも使えそうな車体装備と、トライアルスピリットたっぷりの操安特性を持っている。</p>]]>
<![CDATA[<p>　125ccは、定評あるヤマハエンジンを使っている。ヨーロッパのヤマハ・ディストリビューターから供給されているもので、いまやこのエンジンはトライアルの入門カテゴリーに格好の素材となっている。<br />
　200ccはスズキエンジンだ。このへんのクロスオーバーぶりがすごい。<br />
　タンクシェルは脱着が可能なので、はずしてしまうとスリムなタンクが現れ、シートもはずれる。トライアルマシン並というのは言い過ぎだが、かなり軽快な感じに変身する。自走でトライアル練習場まで手かけていってトライアル遊び、帰りには快適なシートを装着して帰宅という遊びかたができるマシンだ。<br />
　200cc版は、軽二輪だから登録して高速道路走行も可能なカテゴリー。ただし装着されているのは純然たるラジアルのトライアルタイヤだし、その他、国産のオートバイのような高速耐久テストが徹底されているかどうかは疑問なので、高速道路走行も含め、ユーザーのマシン管理能力も要求される。外車には共通の課題だが、そもそもオートバイに乗るということはそういうことのはずだから、どうぞお気を付けて、お楽しみください。</p>

<p>ALP 200：651,000円（税込）<br />
カラー：ホワイト / レッド </p>

<p>ALP 125：546,000円（税込）<br />
カラー：ホワイト / レッド </p>]]>
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<title>Xispa R125</title>
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<modified>2010-01-23T01:38:17Z</modified>
<issued>2010-01-10T05:51:47Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 　新興の、Xispaの2010年モデルが日本に届いた。最初に到着したのは125...</summary>
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<![CDATA[<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa1.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa1.php','popup','width=929,height=622,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa1-thumb.jpg" width="200" height="133" alt="2010xispaR125" /></a>
</div>

<p>　新興の、Xispaの2010年モデルが日本に届いた。最初に到着したのは125ccモデルだ。真っ黒のつや消し（フレームにはやや艶がある）の外装、シェルコによく似たシルエットなど、基本的な構成は2009年モデルと変化がない。<br />
　2010年モデルとしては、リヤホイールの変更に加えて、全体的な信頼性改善が施されている模様である。価格は60万円をわずかに越える設定となっている。<br clear="left"></p>]]>
<![CDATA[<div class="img">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109xispa2.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109xispa2.php','popup','width=192,height=200,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109xispa2-thumb.jpg" width="144" height="150" alt="2010チスパの顔" /></a>
</div>

<p>　チスパとシェルコは、スペインでの裁判の様子を見るまでもなく、たいへんよく似ている。ただしまるっきり同じかというと、リンクのあるシェルコに対して、こちらはリンクレスを採用している。サスペンションユニットはベータのREV-3が使っていたものと同じパイオリ製を使う。このユニット、パーツで購入するとたいへん高価なもので、コストダウンが至上コンセプトのように伝えられるチスパだが、実はお金をかけるべきところにはお金がかかっているようである。<br />
　2010年モデルの変化は、リヤホイールにホンダRTLが使っているような、エア漏れがないとされる形式のリムが採用されたことだ。ただしリムにサイズ以外の刻印はなく、ホンダが使っているDID製ではないようだ。小気味よいほどに徹底したジェネリックぶり。<br />
　タイヤは、これもRTLの10年モデルと同様にダンロップが装着された。ミシュランは軽量のライトを世に出したが、ライダーの反応はいろいろで、そのへんもあってダンロップの採用となったのかもしれないし、価格的なこともあるのかもしれない。ダンロップの進化は目覚ましく、特に減ったときのグリップの向上が顕著だということだから、ミシュラン一辺倒のトライアル界も、少しずつ変化があるかもしれない。<br />
　キャブレターはPWKによく似た（というか、はっきり書いてしまうとコピー）OKO、28φ。ジェット類はPWKのものがそのまま使えるということだから、セッティングにも苦労はない。もっといえば、キャブレターをそのまんまPWKのものと交換してもまったく違和感はないが、そういうお金のかけかたをするのは、チスパのコンセプトとはちょっとちがう。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa4.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa4.php','popup','width=465,height=311,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa4-thumb.jpg" width="200" height="133" alt="2010チスパエンジン" /></a>
</div>

<p>　エンジンは、シェルコそのものといった外観。登場前は、実はシェルコの工場から横流しされているのではないかというまことしやかなデマもあったが、加工精度などが微妙にちがうので、シェルコのそれとは別に製造されたものということがわかる。<br />
　加工精度というのは、最後の仕上げがちょっとだけ粗いので、各部にバリが残っていることがあるということで、他のマシンより（特に日本基準で作られたホンダやモンテッサ）ちょっとだけ慎重に慣らしをし、ひんぱんにミッションオイルを交換してあげることで解決する程度だという。<br />
　マシンの仕上がりは、ごくごくふつうのトライアルライディングに使うのには、おそらくなんの不具合もない。長期の耐久性はまだ2年目のメーカーだけに未知数のところはあるが、初期トラブルも致命的なもの（実績のあるメーカーでも、過去には大きな初期トラブルをずいぶん出しているもの）はほとんどなく、小さなトラブルは確実に解決されてきているということだ。<br />
　出力特性としては、今回のマシンは排気量の小さな125ccだが、意外というか、シェルコよりも低速が力強い印象。太い排気音がことさらにそう感じさせているのかもしれないが、低速域では現在の125ccラインナップの中で、もっともたくましい印象。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa3.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa3.php','popup','width=929,height=622,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/100109Xispa3-thumb.jpg" width="200" height="133" alt="2010チスパ" /></a>
</div>

<p>　そしてなにより、魅力は価格。さまざまな理由でどんどん高価になっていくトライアルマシンだが、チスパはTY-S125F並の低価格を実現した。それでも高いという人はいるかもしれないけれど、ちゃんと遊べるトライアルマシンがこの価格で手に入るというのは、手放しで喜ぶべきことだと思われる。<br />
　フロントフォーク、サイレンサーにはカーボン製のプロテクターが装備されているが、これは標準装備で届けられる。バイクカバーも付属しているということで、その価格以上にお得感は強い。</p>

<p>税込み価格<br />
R125　645,750円<br />
R250　656,250円<br />
R280　672,000円</p>

<p>問い合わせ：<a href="http://xispa.jp/">アクセルレースサポート（xispa.jp）</a></p>]]>
</content>
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<title>GasGasCADET80</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.shizenyama.com/archives/howto/2009/11/gasgascadet80.php" />
<modified>2010-01-15T01:20:38Z</modified>
<issued>2009-11-03T01:24:30Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 　ガスガスの意欲作、80カデットが日本に上陸。全日本中国大会、中部大会、最終戦...</summary>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shizenyama.com/pages/howto/">
<![CDATA[<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet3.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet3.php','popup','width=800,height=537,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet3-thumb.jpg" width="200" height="134" alt="ガスガス・カデット80" /></a>
</div>

<p>　ガスガスの意欲作、80カデットが日本に上陸。全日本中国大会、中部大会、最終戦と、パドックにひっそり置かれていましたが、あんまり注目を集めてはいなかったみたい。カデットが注目を集めるマシンでないということではなくて、どうもみなさん、このマシンがなんなのかを知らないみたい。とてももったいないので、もう一度ご案内します。<br />
　このマシンは、19インチ17インチのホイール径を持つ、72ccのちょっとかわいいトライアルマシンです。万人にとはいいませんが、入門用としてはなかなかお勧めです。<br />
　写真は、カデット80とTXT Pro 250とを並べてみたもの。大きさのちがいは、わかってもらえるでしょうか？</p>]]>
<![CDATA[<p>　ガスガスにはこれまで、ルーキーとボーイという入門マシンが用意されていた。ボーイは50ccで遠心クラッチ採用（ただしクラッチレバーを装備していて、マニュアルでの半クラッチ操作はできる）、こちらは16インチ14インチのホイール径を持つかわいいかわいいマシン。ルーキーは、21インチ18インチの大人サイズ。エンジンは72ccのマニュアルミッションで、エンジンが小さい以外は大人マシンと同じ仕様を持っている。フレームの寸法も、基本的には兄貴分の250ccなどと同等。<br />
　ガスガスは、ほかのメーカーにもまして入門カテゴリーが充実している。それでも、欲を言えばきりがないから、ボーイを卒業したけど、ルーキーにはまだ早いという少年のために登場したのが、このカデットというわけだ。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet2.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet2.php','popup','width=800,height=537,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet2-thumb.jpg" width="200" height="134" alt="09カデットのエンジン" /></a>
</div>

<p>　エンジンはルーキーと同じ72ccを使う。6速ミッションを装備したマニュアルクラッチ装備と本格的。ただしトライアル専用のエンジンではないので、ちょっと低速トルクに物足りないところあり。それでも、軽量な子どもが乗るのだと割り切れば、大人を運ぶほどのトルクは必要ないかもしれないし、足りないパワーをクラッチを使ってどんどん引き出すテクニックを学習できるかもしれないから、入門・訓練用マシンとしてはこれでもいいのかもしれない。亜路欧の黒田さんによると、きちんとキャブレターセッティングを出せば、もう少しは低速トルクが出るようには調教できるはずということだ（つまり現状、試乗車はちゃんとセッティングが出ていない状態。試乗車からして需要がない、お客さんにも情報が届かない、買う人がいないから、輸入も及び腰になるという悪循環。なんとかならないか！）。<br />
　カタログスペックでは、車重は57kgとなっている。軽量化に腐心したTXT Proからしても、まだ10kgほど軽量だ。エンジンも軽いしホイールサイズも小さいから当然かもしれないが、この車重は文句なしにすごい。<br />
　マシンが軽いと、なんでもできるような気がする。実際にはテクニックがなければなにもできないのは変わらないのだが、できないと思ってトライするときに、できるようになることはほとんどない。なせばなる、というように、できると思わなければできるものもできない。<br />
　そういう点で、できるようになるには軽いマシンに乗るのがよろしい。250ccのトップマシンも充分に軽いのだが、トップマシンに乗ったからといって、トップレベルのセクションが走れないのは自明の理。自分のレベルの範囲のセクションをきちんといけるかどうか、という点では、この車格のマシンを最初の1台に選んでみるのは、子どもだけでなく、大人の入門者にとっても悪くない選択だと思われる。<br />
　重さだけじゃない。ホイールサイズが小さいのも、入門者にとっては大きな魅力だ。これ、トライアルをやっている人に言わせると、魅力だと思っている人がごく少ない。トライアルでは、長年にわたって21インチと18インチのホイール径による絶対支配が続いてきた。それ以外のホイール径によるトライアルは、ごくごく少数派で、主流ではなかった。逆に言えば、それだけ21インチと18インチのホイール径の走破力の高さが魅力だったということだろう。<br />
　一方、初心者の視点にたつと、この走破力を生かして最初からがんがん走れる初心者など、ほとんどいない。岩の手前でアクセルを戻しブレーキをかけ、大径ホイールが自然に持っている走破姓をわざわざ殺してしまうテクニックを持っているのが、初心者というものだ。<br />
　こういう人にとって、大径ホイールは威圧感を与えるだけということもある。どう計算してもその心理状況を数式で表すことはできないのだが、フロントタイヤが30cmの段差に乗り上げたときは、21インチであろうが17インチであろうが、平地にいるよりも30cm高くなるという点では変わらないはず。それでも、ホイールが大きいと自分ではコントロールできない圧迫感を感じるし、小さなホイールならなんとかなるという安心感を感じるのは事実だ。<br />
　あまり小さなホイールでは石や岩に引っかかってまともに悪路を走れないが、それでも小さく軽いマシンなら、悪路に引っかかるたびに持ち上げればなんとかなるという気持ちの余裕も生まれる。カデットは、そういう意味で大人のための入門マシンとしても、ずいぶんと優れたマシンだと断言できる。<br />
　そうそう。大事なことがある。このマシンは、21インチ18インチのサイズでないマシンでは珍しく、ちゃんとしたトライアルタイヤを装着しているのだ。16／14インチホイールを採用したボーイでは、チェンシン（台湾）製タイヤを採用していた。小さなホイールのトライアルタイヤは、かつてはTY50／TY80／TL50などで使われていたが、当時のタイヤは今は絶版で、どちらにしても、いまどきのラジアル主流のトライアルタイヤとは性能面での格差は大きすぎる（でも子どもが乗ると、大人ほどにはタイヤの性能差を感じさせない走りを見せたりする。体重の軽さは、もしかしたら大きな武器かもしれない）。<br />
　そこでこのカデット。19／17のタイヤは、タイのVee Rubberという会社のものを装着している。これが実は、ミシュランやダンロップなどの世界的主流のトライアルタイヤを徹底研究して作られたタイヤで、つまりこのサイズのタイヤとしては、圧倒的高性能を誇るものなのだ。このマシンの大きな特徴が、このタイヤにあるといってもいいかもしれない。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet1.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet1.php','popup','width=800,height=537,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2009/0911cadet1-thumb.jpg" width="200" height="134" alt="09カデットとTXT" /></a>
</div>

<p>　新車価格は541,800円。一般的には高いマシンということになるのだろうが、新車でこのお値段だから、250マシンに比べればだいぶ安い。この手のマシンが20万円台になればあなたも私も大喜びだが、新車が20万円台というのはありえない。かくなるは、まず新車にたくさん売れてもらって、その中古車が順調に流通するのを待つしかない（50万円のマシンが20万円になるには、ていねいに乗られたマシンなら、5年くらいはかかりそう）。<br />
　将来、世界チャンピオンを目指したい子どもたち。あるいは、大きなマシンに威圧感に感じるおっかながりの初心者の皆さんには、このマシンにもっと注目をしてもらいたい。10年、20年後も世界制覇を目指すスペインが、若手養成のために用意したマシンである。これを無視して、日本がスペインに追いつき追い越せるわけはない。</p>

<p>＊2010年追記：2010年はガスガスはこのマシンを生産しないという発表がインポーターからあり。ガスガスの公式ページにはまだラインナップがあるが、残念！</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>09Sherco</title>
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<modified>2008-12-19T00:52:36Z</modified>
<issued>2008-12-02T09:34:35Z</issued>
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<created>2008-12-02T09:34:35Z</created>
<summary type="text/plain"> 　2009年型シェルコは、カラーリングを一新した他、前後のブレーキディスク形状...</summary>
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<name>nishimaki</name>
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<email>nishimaki@shizenyama.com</email>
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<dc:subject>machine</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shizenyama.com/pages/howto/">
<![CDATA[<p></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sherc.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sherc.php','popup','width=695,height=467,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sherc-thumb.jpg" width="200" height="134" alt="09Shercos" /></a>
</div>

<p>　2009年型シェルコは、カラーリングを一新した他、前後のブレーキディスク形状の変更、フットレストの軽量化などの処置が施されている。フットレストは中にリブがないスマートなタイプで、新鮮な印象。<br />
　125、250、290、そして4ストロークの3.2の4車種がラインナップされている<br clear="left">　</p>]]>
<![CDATA[<p></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher2.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher2.php','popup','width=638,height=365,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher2-thumb.jpg" width="200" height="114" alt="09Sherco3.2" /></a>
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher31.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher31.php','popup','width=612,height=384,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher3-thumb.jpg" width="181" height="114" alt="09Sherco3.2左" /></a>
<br>2009Sherco3.2
</div>

<p>　中でも、4ストロークの3.2はエンジン特性に大きな変化があった。08シーズンはエースのアルベルト・カベスタニーが初めてこのマシンに乗って世界選手権を戦った年だから、いろいろなフィードバックがあったことだろう。今回はキャブレターのセッティングに特効薬が加わって、アクセルの開け始めの息つき症状が激減している。<br />
　4ストロークの調教のむずかしさをそのまま形にしたような05年の初期型3.2からは、毎年のように改善が加わって現在に至っているが、09年モデルはその集大成ともいえそうだ。<br clear="left"></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher61.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher61.php','popup','width=670,height=402,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher6-thumb.jpg" width="190" height="114" alt="09Sherco2.5右" /></a>
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher5.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher5.php','popup','width=658,height=371,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher5-thumb.jpg" width="202" height="114" alt="09Sherco2.5左" /></a>
<br>2009Sherco2.5
</div>

<p>　エースが4ストロークマシンに乗っていても、シェルコは2ストロークモデルの開発の手をゆるめてはいないようだ。低速域で元気のいいエンジン特性はそのまま、ガスガスほどではないが、軽量を武器とする車体まわりの構成も、すっかり手慣れた感じになっている。実重量はガスガスよりわずかに重いだけだが、人によってはガスガスの“軽さ”がかえって軽すぎるという人もいると思う。ベータやモンテッサのような安定感重視という印象の車体ともちがって、シェルコの軽さは違和感のない印象をライダーに与える。<br />
　シェルコのマシンは伝統的にそうだが、ハンドル切れ角がやや少なめ。ハンドル切れ角でもエンジンのパワーでも、あればあったほうがいいという意見と、過ぎたるは及ばざるがごとしという意見がある。もちろん、トライアルをしていて曲がれないほどに切れ角がないわけではないから、不用意にハンドルが切れてウォッシュアウトなどしてしまう人などにとっては、これくらいがちょうどいいかもしれない。<br />
　マシン全体に、切れ角を含め、仕様に不満があるわけがない。なにせシェルコ2.9は、08年ジュニアクラスチャンピオンマシンなのだ。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher4.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher4.php','popup','width=695,height=467,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher4-thumb.jpg" width="150" height="100" alt="09Sherco1.25" /></a>
</div>

<p>　ラインナップのうち、1.25と呼ばれる125ccは、ガスガス125と並んでユース125クラスの二大巨頭。今年はベータ125がタイトルを奪っていったが、ユースクラスに参加するライダーの多くはガスガスかシェルコを選んでいるのが現実のところだ。<br />
　ガスガスに比べて、シェルコは低速域のトルクがやや少なめ。いわゆる高速でパワーを出す125ccならではの特性に仕上がっているわけだが、これが逆に、低速域でのグリップのよさになっているという評価もある。初級者向きではないが、これから技術の向上を目指す若手ライダーには、こういうエンジン特性で腕を磨くのも意義があることかもしれない。<br />
　1.25は、予約販売となっている。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher7.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher7.php','popup','width=501,height=364,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081123Sher7-thumb.jpg" width="150" height="108" alt="09Shercoフットレスト" /></a>
</div>

<p>　フットレストは、ごらんのようにスマートなものになった。サードパーティでは同様の形状のものが市販されていたが、市販マシンに最初から装着されたものでは初めて採用となる形状だ。<br />
　リブがなくて強度的に大丈夫かという不安は、かえってフットレストの強度がありすぎてフレームを傷める心配が多い昨今の状況からすると、ほどよい強度を得たということかもしれない。</p>

<p>価格</p>

<div class="result">
<table border="1">
<tr><td>1.25（予約）</td><td>865,200</td></tr>
<tr><td>2.5</td><td>936,600</td></tr>
<tr><td>2.9</td><td>943,950</td></tr>
<tr><td>3.2（4t）</td><td>1,075,200</td></tr>
</table>
</div>

<p>＊いずれも価格は税込み価格<br />
＊すべての車両に保安部品は未装備<br />
<br clear="left"><br />
</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>09Cota4RT</title>
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<modified>2008-12-04T04:39:56Z</modified>
<issued>2008-11-28T04:47:44Z</issued>
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<created>2008-11-28T04:47:44Z</created>
<summary type="text/plain"> 　09RTLに続くて登場になったモンテッサ・コタ4RT、その2009年型。 　...</summary>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shizenyama.com/pages/howto/">
<![CDATA[<p></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont4.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont4.php','popup','width=652,height=389,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont4-thumb.jpg" width="200" height="119" alt="09Cota右" /></a>
</div>

<p>　09RTLに続くて登場になったモンテッサ・コタ4RT、その2009年型。<br />
　RTLは08年型から排気量が260ccとなっているから、コタは250ccマシンとして明確な存在意義を持つことになった。排気量だけではない。現在のモンテッサは、ヨーロッパで公道を走るために必要なユーロ3規制をクリアしている。このため、主にエキゾースト関係などが、ホンダRTLとは別のシステムとなっている。もともとひとつの目的に向かって開発された兄弟機種の2台が、少しずつちがったコンセプトを与えられて09年モデルとして集約されている。<br clear="left"></p>]]>
<![CDATA[<p>　現在、ヨーロッパで販売されているトライアルマシンは、2ストロークも4ストロークも例外なくユーロ3規制をパスしている。これに合格しなければ、販売することができないからだ。<br />
　ただ、現実問題として、その状態でトライアルができるかというと、やっぱりエンジンの底力はあったほうがいいし、瞬発力もほしいということになって、ユーロ3規制のセッティングのまま乗る人は、ごく少ないのではないかと思われる。<br />
　日本でも、当然この規制をクリアしたマシンが輸入されているのだが、フルスペックのユーロ3仕様のマシンはほとんど見かけたことがない。なので、ここではユーロ3の仕様のままのモンテッサ・コタをご紹介します。<br />
　写真は規制パーツや保安部品などフル装備のコタ4RT。といっても、保安部品は別にユーロ3とは関係なくて、要はエンジンのセッティングや吸排気系のパーツがどうなっているのかが勝負である。<br />
　09年型コタは、一見してサイレンサーが従来のものと異なっている。テールパイプがなくなって、いくぶんスマートな印象。このサイレンサーと、サイレンサーにつながるエキゾーストパイプが、ユーロ3規制をクリアする鍵を握っている。<br />
　エキゾーストパイプには、排気温を測定するセンサーがついている。これをECUに送って撚調を調整するわけだ。これらのパーツを含むエキゾーストパイプはけっして軽量パーツではないので、軽量化のためにはキットパーツなどに組み換えたいところ。しかし。<br />
　実はこのユーロ3モードのコタは、なかなかの動力特性を発揮する。RTLのこのエンジンは、当初はピックアップが鋭いところが強烈な印象を与えたが、4ストロークの走らせ方をライダーが学んでいくと、本当に必要なのは扱いやすい特性であるとみんなに理解されるようになった。それで年を追うごとに、出力特性は扱いやすいマイルドなものになっていったのだが（パワーが下がったわけではないところにご注意）、それでもライダーのレベルはいろいろだから、ときにはこのパワーを持て余す入門者がいるのも事実。ユーロ3モードのコタは、入門者がふつうにトライアルライディングをするには必要にして充分なパワー特性を持っている。もちろん排気音も静か。このジェントルな仕様のままで上手になっていくのも、トライアル習得の道のひとつかもしれない。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont3.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont3.php','popup','width=641,height=420,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont3-thumb.jpg" width="200" height="131" alt="09Cota左" /></a>
</div>

<p>　モンテッサ輸入元のエトスデザインでは、09年モデルの受注先着100台に限り、規制バージョンのエキゾーストパイプに加えて、コンペティション仕様のエキゾーストパイプを同梱してくれるというキャンペーンを行っていた。ユーロ3仕様にするための各種パーツは写真のとおりで、エアクリーナーケースのカバーなども含まれている。<br clear="left"></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont2.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont2.php','popup','width=516,height=409,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/081011Mont2-thumb.jpg" width="100" height="79" alt="09Cota排気系" /></a>
</div>

<p>　競技専用車として、通関証明がついてこないRTLに対してモンテッサは2万3千円アップの998,000円。ほぼ百万円という価格は安いとはいえないが、トライアルマシンとしてのポテンシャルの高さ、排ガス規制に取り組んだ労、そして規制セッティングでもトライアルができる性能にまで高めた味付けの妙など、価格に勝る価値はある。<br />
</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>09RTL260F</title>
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<modified>2008-11-28T05:56:39Z</modified>
<issued>2008-11-28T03:24:03Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 　05年にデビューしたホンダRTL-Fの09年モデル。 　05年に「4ストロー...</summary>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shizenyama.com/pages/howto/">
<![CDATA[<p></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL11.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL11.php','popup','width=617,height=400,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL1-thumb.jpg" width="200" height="129" alt="09RTL右" /></a>
</div>

<p>　05年にデビューしたホンダRTL-Fの09年モデル。<br />
　05年に「4ストロークでもこんなにパンチの効いたパワーが発揮できるのか」と強烈な印象を与えたエンジン性格は、逆に扱いやすく調教されて、第一印象としては初期型のほうがパワフルに感じるほど。しかし実際は、排気量も増して、扱いやすいパワー感をしっかり演出してきている。エンジンの特性は好評だった08年モデルと変わっていないが、ハンドルまわりなどが軽量化されている。<br clear="left"></p>]]>
<![CDATA[<p>　外観上の大きな変化はテーパーハンドルが採用になったこと。テーパーハンドルはすでにワークスマシンでは採用されてきていて、これまでもモンテッサのレプソルバージョンには装着されてきていた。今年は、その仕様がすべてのRTL-F、コタ4RTに採用になった。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL3.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL3.php','popup','width=601,height=388,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL3-thumb.jpg" width="200" height="129" alt="09RTLハンドル" /></a>
</div>

<p>　テーパーハンドルは従来のハンドルに比べて剛性が高いので、ブリッジは不要。さらにそれでもまだ高剛性を誇るので、トップブリッジのクランプ位置をせばめて、違和感のないしなりが出るようにしている。実車を見ると、ステアリングヘッドのボルトがぎりぎりおさまるところまでクランプが狭められているのがわかる。テーパーハンドルを採用しているマシンは、どこも同じような手法でクランプをせばめているという。<br />
　ちなみにこのハンドル、ハンドル位置は、藤波貴久やトニー・ボウのセッティングそのまま。世界のトップライダーのコクピットが、そのまま自分のものになるという感動もある。<br />
　同時に、フロントブレーキマスターがニッシン製に変更になった。ニッシン製は藤波貴久ご愛用のキャリパーで、ワークスチームでは好んで使われることが多いようだが、タッチの好みの問題が大きい。よりダイレクトなきき味が伝わってくるマスターという（もともとよくきくブレーキだし、入門者にはその差は体感できないかもしれない）。<br />
　このフロントまわりの変更で、重量は200g減となっている。<br clear="left"></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL21.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL21.php','popup','width=576,height=369,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080911RTL2-thumb.jpg" width="200" height="128" alt="09RTL左" /></a>
</div>

<p>　乗り味はひたすらまろやか。現在のRTLは当初から晴れ用雨用のふたつのセッティングマップが格納されていて、手元のスイッチで切り替えられるようになっている。晴れ用雨用といっても、晴れの日に雨用を使っても問題ないし、むしろ回転の上昇が（気がつかない人には気がつかないほど）いくぶんゆっくりの雨用のほうが、結果的にスムーズにマシンを走らせられるという人も多いのではないかと思われる。<br />
　価格は975,450円。ホンダブランドだが、日本で生産しているものでないので、このところのユーロ高が顕著に影響された価格設定となってしまっている。インジェクションの採用など、もともと高価な装備なのだから、内容を考えたら、けっして高くはないのだが、残念。</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>09BetaEVO-2T</title>
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<modified>2008-12-19T01:35:31Z</modified>
<issued>2008-11-28T03:00:59Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 　08年世界選手権最終戦の会場でベールを脱いだベータの新型マシンEVO。 　革...</summary>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shizenyama.com/pages/howto/">
<![CDATA[<p></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo1.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo1.php','popup','width=1192,height=793,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo1-thumb.jpg" width="200" height="133" alt="09BetaEVO-1" /></a>
</div>

<p>　08年世界選手権最終戦の会場でベールを脱いだベータの新型マシンEVO。<br />
　革新的軽量コンパクトフレームを持つベータの意欲作だ。<br />
<br clear="left"></p>]]>
<![CDATA[<p>　EVOは、見てのとおり、これまでのベータとは別物に仕上がっている。2年前、REV-3がフレームを全面変更したけれど、見た目は従来モデルのREV-3と大きな変化がなかったのに対して、今回のEVOはどこからどう見ても大変化。今までのベータの流れを無視して考えてみても、トライアルマシンとして意表をつくフォルムをはなっている。<br />
　考え方としては、これまでもベータは、フレーム内に燃料タンクを持っていたから、EVOのこのシステムも、特に驚くべき設計思想ではないのかもしれないが、これまでフレーム内に入っていた電装関係をすべてフレームの外に出し、メインチューブの寸法をぎりぎりまで切り詰めたところが新しい。<br />
　ベータといえば、ジョルディ・タレス、ドギー・ランプキンと二人の偉大なチャンピオンを育て、また独特の粘り強いグリップを発揮することで知られている。反面、ここ数年は、重量的なハンディは否めないということになっていた。REV-3が全面改装を受けたのも、フレームを一新して軽量化を目指したからだ。しかし新REV-3からたった2年、ベータはこのような革新的マシンをデビューさせた。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo2.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo2.php','popup','width=1181,height=811,scrollbars=yes,resizable=yes,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo2-thumb.jpg" width="200" height="137" alt="09BetaEVO-2" /></a>
</div>

<p>　極限までウェイトをしぼりとったフレームワークは、それでも2.6リットルの燃料タンク容量を確保している。左右幅はスリムだが、キャブレターのすぐ上まで燃料タンクがのびてきていて、最大限に容量確保を追求されている。<br />
　エンジンは、基本的には従来のエンジンと同じ形式のものを使用するが、ピックアップコイルの移動があったりして、クランクケースにも若干の手が入っている。イグニッションシステムはハードとソフトの2パターンが選べるようにもなり、エンジン性格も変更を受けているようだ。<br />
　フレームは、1月から生産を開始するという4ストロークマシンと基本的に共通となるということで、スイングアームもチェーンラインが左右のどちらでも使えるようになっている。<br />
　これで重量は、2ストロークの250と290が69kg、4ストロークモデルは71kgと発表になっている。最軽量の4ストロークマシンの誕生ということになる。さらにベータでは125ccも用意していて、こちらはさらに軽量の68kgだ。<br />
　これらEVO 5兄弟の中で、最初に日本に上陸したのは250と290。リヤフェンダーに貼られたステッカー以外は、見分けはつかない。<br />
　左側にあるキックはベータユーザーならおなじみ。右足と同じように、左足でするりとキックできるようになれば、ベータ入門の第一歩は合格。慣れてしまえば右も左もおんなじなのだが、最近はキック始動をしたことない人も世の中に増えているから、そういう人にはちょっと苦労していただくしかない。ちなみに4ストロークはよそのマシンと同じく右キックで、リヤブレーキをかけながらキックができるという技は使えない。<br />
　フットレストに立つと、スリムなボディと思いきや、意外に足下のポジションが大きいのに気がつく。フットレストの幅は、広いといわれているRTL-Fよりもさらに広いそうだ。この幅広ポジションで、抜群の安定感を発揮するようになっている。<br />
　フットレスト幅だけではない。EVOは全体にポジションが大柄だ。ドギー・ランプキンや門永哲也さん（ベータ・モーター・ジャパン代表の国際A級ライダー。長身を誇る）ならすんなり乗れそうだが、平均以下のサイズの人々は、ハンドルの変更などを考えたほうがいいかもしれない。<br />
　その印象に輪をかけるのが、思い切り切れるハンドル角。ハンドルストッパーはいっさいないから、ボトルブラケットとフレームが干渉するところまで、するすると切れる。感覚的には、ハンドル切れ角が90度もあるような感じだ。いっぱいに切ると、アウト側のグリップははるか彼方になる。ちょっと乗れる人ならハンドルだって切れれば切れたで困ることはないはずだけど、手が届かないというのもうれしい悲鳴ではある。<br />
　股の下から聞こえるエンジンの響きは、どうもこれまでのベータサウンドとはちょっとちがうような感じ。クランクケースにも手が入って、エキパイがちがってサイレンサーも変わり、音色が反響するであろうフレームワークも一新されたのだから、同じ音がするほうがおかしい。<br />
　ただし自分で乗るのではなく、外から聞いていると、そこはやっぱり聞き慣れたベータサウンド。基本的なエンジン特性などはこれまでの流れを守っているから、当然かもしれない。<br />
　走ってみる。2009年モデルから、270が290になった。スペック的にも289ccと掛け値なしの290だ。なので290がパワフルなのは当然として、250がなかなかパワー感あふれる仕上がりになっている。それも扱いきれないパワーではなく、ベータらしいしっとりした特性を発揮しながら、元気のよさをきっちり出したという感じで、この味わいも、今までのベータにはないものだ。<br />
　これは当然、フレーム関係の軽量化が大きく寄与しているものと思われる。加えてエンジン本体にも改善の手が伸びているのだから、パワー感の改善も納得できるところだ。<br />
　69kgという、トライアルマシンの中でも最軽量ランクに入る（諸元上、最軽量はガスガスの68kg）軽量っぷりは、乗ってすぐに実感できる感じではなかった。マシンが軽くないのではなく、安定感を狙った操安特性ゆえ、ことさらに軽さをアピールされることなく、自然にマシンを走らせることができる。もちろん、これまでとはちがう軽量ぶりは、実はなにをするときにでも変化となってライディングに現れているので、しばらく乗り続けていれば、軽量マシンの恩恵の多さにびっくり感心するにちがいない。<br />
　2段階の切り替え式となったイグニッションのマッピングは、左側フレームにスイッチがある。特性を変化させるときには、左手を離しさなければいけないから、セクション内で変えたいときにはどうすればいいんだろうとちょっと悩むも、セクション走行中に特性を選ぶようなライダーは、スタンディングしてギヤをニュートラルに入れてフレームに手を伸ばすなどお茶のなのだろう。やりやすいのはスイッチをハンドルバーにつけることだが、不意にさわってしまうことをきらって、隠しスイッチのようにセットするのが、最近のスタンダードだという。<br />
　キャブレターは、08モデルから採用となったケイヒンがひきつづき使われている。<br />
　お値段は290が892,500円、250が882,000円（いずれも税込み。他に送料が10,500円必要）。同時に125ccも入荷される。08年は受注輸入でごく少数しか入ってこなかったが、今年は在庫として輸入するということで、こちらも楽しみ。<br />
　ベータの125ccエンジンは、125cc仲間の中でもトルクがたっぷりなので評判が高い。その分、トップパワーが劣るというのが定評だったが、しかし08年はユースクラスでチャンピオンを獲得してしまった。あの激戦区でチャンピオンとなるくらいのマシンなら、トップパワーも必要にして充分。EVOはさらに軽量化された分、体感的なエンジンパワーもアップされているちがいない。125ccは829,500円だから、お値打ち感もある。<br />
　ベータであって、ベータを越えたベータ。ベータファンはぜひ一度乗ってみるべし。これまでベータは苦手と言っていた人も、一度だまされたと思って乗ってみることをお勧めしておきます。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo4.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo4.php','popup','width=695,height=467,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo4-thumb.jpg" width="100" height="67" alt="09BetaEVO-4" /></a>
<a href="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo31.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo31.php','popup','width=467,height=695,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo3-thumb.jpg" width="45" height="67" alt="09BetaEVO-5" /></a>
<a href="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo51.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo51.php','popup','width=695,height=467,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo5-thumb.jpg" width="100" height="67" alt="09BetaEVO-6" /></a>
<a href="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo6.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo6.php','popup','width=467,height=695,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/trial/images/2008/081126evo6-thumb.jpg" width="45" height="67" alt="09BetaEVO-7" /></a>
<br>
写真は、それぞれクリックすると大きくなります
</div>

<p><br clear="left"></p>]]>
</content>
</entry>
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<title>敷き居の高いトライアル？</title>
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<summary type="text/plain"> 　トライアルは、いわば技を競う競技である。できることが多いほうが、人にも勝てる...</summary>
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<![CDATA[<p></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs111.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs111.php','popup','width=800,height=537,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs111-thumb.jpg" width="200" height="134" alt="08RTL試乗会の小川友幸" /></a>
</div>

<p>　トライアルは、いわば技を競う競技である。できることが多いほうが、人にも勝てる、自慢もできる。しかしあんまりにも芸達者な人たちばかりのところには、新参者は入りにくい。新型マシンの試乗会は、おもしろいんだけど、また敷き居が高いものでもある。<br />
　という書き出しでバイカーズステーション2007年11月号に掲載したのは、こんなつぶやき。<br clear="left"><br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　オートバイのメーカーは、新型車が登場すると雑誌屋さんを招いて試乗会を行う。雑誌にとってはニューモデルの紹介をするよい機会だし、メーカーも新型車の宣伝をするチャンスだから、双方がほくほくしながら、この日を迎える。<br />
　トライアルも、毎年新型車が出てくるから、こういう催しがある。先日は、2008年型RTL260の試乗会があって、取材にでかけてきた。トライアル専門誌以外にも、オフロード雑誌を中心に、何誌かの雑誌社が取材にやってきていた。<br />
　トライアルマシンは、そもそもよほど特殊なジャンルらしくて、たとえばBS誌は試乗会に来ていない。ロードスポーツ系の雑誌には、トライアルマシンの紹介は畑違いなのらしい。<br />
　それにしても不思議なのは、雑誌屋さんが、みんなして試乗会に来ていながら、試乗をしないってことだ。乗るのはトライアルジャーナリストのF氏やMJ氏、マイクを持たせたら世界一のKN氏など、トライアルの熟練者たちで、雑誌屋さんは彼らが走っているシーンを撮影してコメントをまとめて、記事にする。それが、いまどきのふつうらしい。<br />
　20年、30年前、メーカーの試乗会といったら、雑誌屋さんたちはこぞってニューモデルに乗っていた。仕事なんだか、乗るのが楽しいのだかよくわからない。とにかく乗る。それが、雑誌屋さんのふつうだった。<br />
　乗るんじゃなくて話を聞くのが仕事とあらば、記者のみなさんが乗らないのは当然なのだけど、心配になってしまうことがある。トライアルマシンって、ちょっと乗ってやろうという気にならないほどおもしろくない、あるいは乗るのがむずかしそうに見えるものなんだろうか？<br />
　メーカーのみなさんは、雑誌に紹介してもらって、みんなに乗ってもらおうと期待している。ところがまず、雑誌記者のみなさんが乗りたがらないのだから、先行きは明るくない。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs112.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs112.php','popup','width=800,height=537,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs112-thumb.jpg" width="200" height="134" alt="08RTL試乗会の小川友幸その2" /></a><br>
試乗会にゲスト参加してくれた小川友幸選手。<br>
2007年全日本チャンピオンとなる公算強し。<br>
神様級テクニックの連発。
</div>

<p>　こういう話を、本誌S編集長にしてみたことがある。<br />
「なんにもできないし、恥ずかしいじゃん」<br />
　というのが、そのご返答である。ごもっとも。どうやらトライアルとは、岩を越えたり急坂を登ったり、飛んだりはねたりするものだという印象が、すっかり根づいているようだ。そしてそういうことができない人々は、恥ずかしくてトライアル場でオートバイを走らせるなんてできないものだと……。<br />
　でもさ、最初から大岩を越えられる人なんてだれもいやしない。大岩どころか、直径10cmの岩だっておっかなかったりするもんだ。で、今トライアルをやっている人の大半が、ようやく10cmの岩を越えられるようになった、なんにもできない人たちである。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs113.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs113.php','popup','width=430,height=640,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs113-thumb.jpg" width="134" height="200" alt="08RTL試乗会の杉谷真" /></a><br>
国際B級、自然山杉谷。こんなの<br>
ばかり走るから、敷き居が高い。
</div>

<p>　もしかすると、S編集長は誤解をしていて、ぼくがこの連載で書いていることは、トライアルの世界では珍しいことで、だからおもしろいネタだと思ってくれているのかもしれない。だけどこれがふつうだ。平地で輪を描くことに大汗を流し、スロープみたいな坂道に緊張しまくり、小さな石ころを越えるのに難儀する人たちが、底辺トライアルのマジョリティである。<br />
　スポーツ新聞に草野球のことが掲載されることはほとんどないけれど、プロ野球で活躍する人より草野球を楽しむ人のほうがはるかに多い。草野球を楽しむ底辺の人々がいるからこそ、ピラミッドの頂点のプロの世界が輝いてくる。<br />
「なんにもできないから」と始めてもらえないとしたら、これはトライアルにとって由々しき問題である。少子化で将来の年金問題に苦しむ厚生労働省よりも悩みは深いかもしれない。<br />
　今のオートバイはとっても優秀で、乗る人が乗れば止まった状態から次の瞬間に2メートルや3メートルの大岩を登ることができるように作られている。だからといって、これに乗る人がそんなことをしなければいけないきまりはなんにもない。時速300キロが出せるオートバイに乗っていても、たいていの人がせいぜい100キロちょっとのスピードで満足して走っていると、同じようなもんだ。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs114.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs114.php','popup','width=640,height=430,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs114-thumb.jpg" width="200" height="134" alt="08RTL試乗会のニシマキ" /></a><br>
恥ずかしながらニシマキ。まだ平地しか走れない。
</div>

<p>　トライアルを楽しみたい、始めてみたいと思っている人は、実はけっこう多い。そういう人たちに指針を作ってあげるには、あんまりトライアルがじょうずな人たちより、S編集長みたいな、ふつうのライダーに、どんどん乗ってみてほしいと思うので、次の機会には、ぜひよろしくお願いしたいと思うのでありました。<br clear="left"><br />
</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>“ターン”って、なんだ？</title>
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<modified>2008-08-28T22:54:00Z</modified>
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<summary type="text/plain">　オートバイの魅力は、曲がることと覚えけり。峠道なんて、楽しいことこのうえない。...</summary>
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<name>nishimaki</name>
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<email>nishimaki@shizenyama.com</email>
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<dc:subject>technic</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　オートバイの魅力は、曲がることと覚えけり。峠道なんて、楽しいことこのうえない。でもトライアルとなると、曲がるのがきらいな人、苦手な人はとっても多い。先月のつづきで、今月はターンとはなんであるかについて考えるのココロだ〜<br />
　という書き出しで、バイカーズステーション誌2007年6月号に発表したもの。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs761.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs761.php','popup','width=800,height=599,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs761-thumb.jpg" width="200" height="149" alt="BS0706富田さん" /></a>
</div>

<p>　全日本選手権でも草トライアル大会でも、くねくねとターンするセクションは評判が悪い。トライアルライダーは、曲がったことがきらいで、男らしくまっすぐ障害にぶつかっていくのが好きらしい。100年の伝統のイベントSSDTはセクションのすべてがまっすぐの沢登りというのがひとつの特徴で、曲がったことがきらいな人たちの羨望の的だ。<br />
　ただ、だれしも得意なことは好きなこと。運転のへたっぴな初心者はつづら折れの峠道を敬遠するけど、ちょっとじょうずになって楽しくてしょうがなくなると、好んで峠をめざしてしまうあなたがいる。ターンがきらいというのは、ターンがへたっぴだからじゃないでしょうか。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p></p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs762.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs762.php','popup','width=532,height=800,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs762-thumb.jpg" width="133" height="200" alt="BS0706近藤さん" /></a><br>
群馬の草大会で、4回の<br>
全日本チャンピオン、<br>
近藤博志さん。昔の人は<br>
ターンがうまい。<br>
「頭では行けるのに、<br>
からだが動かんぞ」
</div>

<p>　ところで、ターンってどんなアクションのことをいうんでしょう？ ここで物理的なもろもろを持ちだしてくるとこむずかしくなるのでそういうのはやめて、まず姿かたちから見ていきます。<br />
　トライアルのターンは舗装路でターンするのとずいぶんちがうかっこうをしている。リーンアウトのフォームとよく言われるけど、お尻をつきだして、ターンするマシンより外側に人間がいる。おんなじようにリーンアウトで曲がっていくモトクロスなんかでは、内側の足を出していくことが多いから、リーンアウトといっても、ずいぶん様子はちがう。第一、トライアルはライダーが立っている。そして決定的なのは、ハンドルが大きく内側に切れている。舗装路でこんなに舵角を与えたら、その瞬間に吹っ飛んでます。コーナーの外側に。<br />
　そう、吹っ飛ぶのはコーナーの外側なんですよね。痛いから実験はお勧めしませんけど、知識はあったほうがいい。オートバイって、ハンドルを切ったほうと（正しくは、ハンドル切ろうと力を与えた方向、かな）反対側に倒れ込むようにできてます。それはハーレーでもトライアルマシンでもいっしょ。<br />
　これ、スタンディングスティルの訓練をすると、とってもよくわかる。実験はお勧めしないと書いたけど、峠で実験するから痛いことになるんで、痛くないなら実験したほうがいい。それが、トライアルってわけだ。スピードでてないから（あんまり）痛くない。<br />
　トライアルでも、あるいは歩くようなスピードでUターンとかするとき、たとえば右に曲がろうとしてハンドルを右に切る。なんの疑いもないと思いますけど、その結果なにが起こるかというと、オートバイは左に傾いちゃうんですね。<br />
　この理屈を知らないと、右に曲がりたい人間と、左に傾くオートバイの力が合体して、いつまでも曲がれずにまっすぐ走ります。超極低速でのターンが苦手な人って、これがわからず、格闘しているんです。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs7641.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs7641.php','popup','width=800,height=599,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs764-thumb.jpg" width="200" height="149" alt="BS0706北村さん" /></a><br>
神奈川の草大会で、無名人のKさん。<br>
バランスのいいリーンアウトフォーム<br>
でするすると曲がっていきました。<br>
</div>

<p>　じょうずな人はどうしてるかというと、理屈がわかってなくても、からだが自然に正しいアクションをやってくれる。人によっては膝を進行方向に向けるというし、ハンドルを左右ではなくて上下に操作するというし、いろいろです。でも理屈はひとつ。<br />
　オートバイは、傾けると曲がるものです。傾けなくても曲がる場合もあるけど、傾ければ曲がりやすいのは確実。そして右に傾いたオートバイの前輪は、なぜか勝手に右に切れ込んできます。これも、そういうふうにできている。人間が右に切ればマシンは左に傾くのに、マシンが右に傾くと前輪は右に切れ込む。人間に操作されるのが、どうやらオートバイはおきらいの様子。オートバイって、へそ曲がりなのかもしれません。これが、先生たちが言うセルフステアってことなんだけど、自動操縦とはちがうから、かんちがいしないでね。<br />
　で、ふつうオートバイが旋回するときには遠心力（遠心力と向心力って、いつもこんがらがります。ややこしい）ってやつが働きます。これに対抗するために、ライダーは人車一体となって傾くのがふつう。でもトライアル（とか超極低速のUターン）ではスピードが低いからこれが少ない。なんで、いつもの調子でマシンといっしょにからだを傾けると、内側にぺたんと倒れ込んでしまいます。多くの立ちごけの多くは、たいていこれだ。<br />
　立ちごけしないようにするにはどうしよう。人間が外側に位置していればバランスがとれる。ってわけで、トライアル（とか超極低速のUターン。しつこい）ではリーンアウトのフォームをとることになるわけだった。</p>

<div class="imgcap">
<a href="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs763.php" onclick="window.open('http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs763.php','popup','width=800,height=532,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.shizenyama.com/pages/howto/images/2008/080829bs763-thumb.jpg" width="200" height="133" alt="BS0706伊東さん" /></a><br>
群馬の草大会でのI女史。斜面ではありますが、<br>
傾けるのを躊躇すると、ハンドル切っても曲が<br>らない。残念。
</div>

<p>　マシンの外側というと、お尻をつきだすトライアルらしいフォームになっちゃうけど、止まるようなスピードの場合、ライダーは地面に対してほとんど垂直になってます。オートバイだけ勝手に（少しだけ）倒れている。リーンアウトも、やればいいってもんじゃなくて、適切なときに適切なアクションで、というのが鉄則。お尻をうんと突きだすのは、その必然性があるからで、トライアルのターンがこうでなければいけないということじゃありません。これも、けっこう誤解されていると思う。<br />
　無意識のうちに「気持ちいい〜」と叫んで楽しんでいたコーナリングも、実はこんなしかけでやってたんだと発見すると、愛車と自分のライディングテクニックに、あらためて愛着が持てるようになる（といいですね）。</p>]]>
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