世界のライダーが国ごとにチームを組んで戦う『トライアル・オブ・ザ・ネーションズ』。フランス語名で「トライアル・デ・ナシオン」。
国別対抗トライアルにも、アウトドアとインドアがある。アウトドアは文字通り世界各国のトライアルライダーが集まってくる。これに対して『インドアトライアル・オブ・ザ・ネーションズ』では、インドアのセクションを走れるトライアルトップカントリーに招集がかかる。スペイン、イギリス、そしてニッポン。
『インドアトライアル・オブ・ザ・ネーションズ』はスタジアムの中に配置されたトライアルの魅力のエッセンスが集結されたセクションが用意されていて、各国の戦いを演出する。ふつうのトライアルと同じように減点法で採点するオブザーブドセクションと、落としたバーの数で勝敗を競うハイジャンプ、よーいどんで足をつかずに速く走った者が勝ちというダブルレーン。用意される勝負の舞台はこの3種類だ。
ちなみにインドでは、アウトドアとはちがって、バックが減点の対象ではない。反面、5回の足付きで5点となる、インドア特有のルールがある。アウトドアが自然との戦いなら、インドアはまさにセクションとの戦いだ。
インドアはアウトドアとちがって、各国3人がチームとなる。スペインはこの年のネーションチームからマルク・コロメをのぞいた、アダム・ラガ、アルベルト・カベスタニー、マルク・フレイシャの3名。コロメは監督としてチームに加わっていた。
イギリスはドギー・ランプキン、グラハム・ジャービスのインドア世界選手権組に加えて、スティーブ・コリー。コリーは世界選手権から引退をしているが、インドアの経験は豊富だ。
そして日本。唯一インドア世界選手権を走る藤波貴久に、黒山健一と野崎史高。いずれもアウトドア世界選手権を転戦し、ヨーロッパに拠点を持つ選手。
この競技、ひとつのセクションには各国一人ずつがトライし、成績が良かった国から3点、2点、1点をもらうという独特のルールを用いる。誰がどのセクションにトライするか、その采配も、勝負を左右する。
独特の『インドアトライアル・オブ・ザ・ネーションズ』の世界。華やかなインドアの舞台での、華麗なテクニックの応酬。まさにインドアトライアルの決定版だ。
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