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【2008年09月01日】

ラガ2連勝

08スウェーデンラガ

 久しぶりに開催される北欧での世界選手権。スウェーデンGPは8月31日にウデバラ(Uddevalla)で開催された。優勝はアダム・ラガ。2位のトニー・ボウと3位の藤波貴久は僅差だった。
 ラガはこれで2連勝、4勝目をあげて、ランキングトップのボウに9点差まで迫った。しかし世界選手権の残りはわずか2戦だ。
 ジュニアカップはフランスのロリス・グビアンがタイトルに逆転王手。ユースカップは序盤の勢いは衰えたものの、ジャック・チャロナーがタイトルを決定的にした。




08スウェーデン表彰台

 約1ヶ月のインターバルをはさんで、世界選手権終盤戦が始まった。終盤戦3ラウンドの緒戦は、北欧のスウェーデン。会場はウデバラのモトクロスコースが選ばれた。ウデバラはスウェーデンの小さな街で、ヨーテボリの北に位置する。
 雨模様の天気予報を主催者が必要以上におそれたせいで、セクションの難易度はいたってやさしく設定されていた。おかげでこの大会は1点を争う神経戦となり、集中力の勝負となった。セクションは自然の地形を多く利用していて、モトクロスコースの周囲の丘に設定されていた。観客の観戦には便利だった模様。

08スウェーデン藤波
序盤に大活躍の藤波

 好調なスタートを切ったのは藤波貴久だった。8セクションまで一つも減点なし。しかしこの勢いも、11セクションの5点で振り出しに戻り、さらにここをクリーンしていったラガにリードを許してしまうことになった。神経戦を戦う上でのむずかしさだ。
 ボウはいつもの調子とはほど遠い。そこここのポイントで減点を重ねていく。こんな中、ラガのしぶとさが光った。ボウ12点、藤波10点に対して、ラガはたったの7点だった。しかもボウと藤波には、タイムオーバーの1点がこれに加算されることになった。
 驚くべきはドギー・ランプキンだった。泥にまみれた岩は、ドギーのお得意のシチュエーション。トップ3には届かないものの、その他のライダーからは頭一つリードをとって2ラップめに突入した。
 主催者が心配した雨は降らずに、太陽も顔を出した。いよいよ神経戦は輪をかけている。滑りやすかったポイントもグリップを増して、どのライダーも減点を減らしてきた。

08スウェーデンボウ
2ラップめがすごかったボウ

 ボウは2ラップめの10セクションで2回の足付き。これが、2ラップめのボウの減点のすべてだった。2ラップめのクリーン数14、しかしこれでも、勝利には届かなかった。ラガは自分をよくコントロールしていて、2ラップめの減点を3に押さえていた。これでラガの勝利は今シーズン4つ目。チェコ大会に続く2連覇を達成した。
 優勝には届かなかったが、2ラップめの驚異的追い上げで、ボウは藤波をかわして2位表彰台を獲得した。勝てはしなかったが、ランキング争い上はまだトップの位置を堅持している。残るはポルトガルとスペイン。ラガがさらに2連勝して、ボウがどちらも3位に落ちれば、タイトルは再びラガのものとなる。しかしこのシーズン、3位も4位もあるラガに対して、ボウは2位以下に落ちたことがない。

08スウェーデンドギー 08スウェーデンジェロニ 08スウェーデンフレイシャ
左から、4位ランプキン、5位ファハルド、6位フレイシャ

 4位には、藤波に9点差、ジェロニ・ファハルドに5点差でランプキンがはいった。6位にはマルク・フレイシャがはいり、本来ならトップ3に切り込んでいくはずのアルベルト・カベスタニーは7位に沈んでいる。これでランキングでは、カベスタニーとランプキン、ファハルドが1点差の中にひしめき合う混戦となった。
 今回、世界選手権クラスに参加のライダーは14名。北欧という地の利の悪さ(ヨーロッパ諸国から見て、だけど)などが参加者の少なさに現れている。

 ジュニアクラスでは、フランスのロリス・グビアンがイギリスのアレックス・ウイグを打ち破り今シーズン5勝目。勝てないときに4位にまでドロップしたことが2度あるのが気になるが、残り2戦にして14ポイント差は、よほどのことがない限りタイトル獲得ほぼ確定といったところだ。グビアンが21点、ウイグが25点に対し、3位のアルフレッド・ゴメスは43点だから、その力量の差がうかがえる。当日の結果では、当初マテオ・グラッタローラが3位と発表されたが、その後ゴメスが3位に訂正された。

 ユースクラスは、ゲームが終わった。イギリスのジャック・チャロナーは計算上この大会でユースクラスチャンピオンを決定した。ジュニアクラスとユースクラスは有効ポイント制でタイトルを決するから、この大会で2連勝を達成したアレクサンドレ・フェラーが残り2戦を連覇しても、トータルポイントは21点しか加算できず、チャロナーとの28点差はくつがれらないのだった。

RESULTS

123456789101112131415計+TP合計C
1Adam Raga
GasGas SPA
0000001032001007+01023
0001000001000013+0
2Toni Bou
Montesa SPA
00000021213010212+11522
0000000002000002+0
3藤波 貴久
Montesa JPN
00000000315010010+11622
0000000111002005+0
L1+L2+T/OC
4Dougie LampkinBeGBR17+8+02518
5Jeroni FajardoBeSPA21+9+03015
6Marc Freixa GaSPA35+16+05113
7Albert CabestanyShSPA37+29+06610
8Michael Brown BeGBR38+30+0687
9James DabillMoGBR39+30+168510
10Daniel OliverasShSPA40+53+0934
11Henri HimmanenBeFIN60+53+01134
12Martin KroustekBeCZE62+54+01162

FIMジュニアチャンピオンシップ

L1+L2+T/OC
1Loris GubianShFRA13+9+02120
2Alex WiggMoGBR19+6+02518
3Alfredo GomezMoSPA18+25+04311
4Matteo GrattarolaShITA21+24+04511
5Ross DanbyGaGBR27+25+05210
6Emil GyllenhammarGaSWE33+25+0587
7David MillanShSPA29+31+0605
8Fredrik JohanssonBeSWE37+24+0616
9Mardon MoiBeNOR26+37+0638
10Adam ThigerGaSWE36+32+0685
11Laia SanzMoSPA48+30+0783
12Jan PetersBeGER50+56+01060
13Henrik ChristiansenMoSWE62+53+01152
14Ewoud LalkensGaNED63+56+01191
Sam HaslamShGBR
Mika KivelaGaFIN
Martin HemmerBeNOR

FIMユースカップ125cc

L1+L2+T/OC
1Alexandre FerrerShFRA4+4+0823
2Adrian PastorizaGaSPA8+4+01220
3Jack ChallonerBeGBR8+11+01924
4Francesc MoretGaSPA15+7+02221
5Benoit DagnicourtBeFRA12+11+02318
6Pere BorrellasGaSPA10+16+02618
7Pau BotellaGaSPA14+13+02714
8Janathan RichardsonShGBR10+18+02819
9Simone StaltariGaITA13+17+03014
10Jake WhitakerHMNZE16+15+03118
11Hakon PedersenShNOR18+18+03612
12Maxime WarenghienShBEL23+14+03714
13Luca CotoneShITA26+13+03918
14Marc HorrachGaSPA18+22+04013
15Francesc CiuranaBeSPA18+23+04115
16Jesper JohanssonBeSWE25+16+04110
17Jonathan WalkerShGBR24+26+0509

投稿 : 2008年09月01日 09:10

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