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【2010年01月26日】

カベスタニー勝利

2010マルセイユのカベスタニー

 1月23日、インドア世界選手権第2戦はフランスのマルセイユで開催。ライダーを中心に不評だったルールは若干変更を受けての運営となった。
 この戦いで、今シーズンから2ストロークのシェルコにマシンをスイッチしたアルベルト・カベスタニーが、トニー・ボウをわずかに振り切って勝利。新しいシーズンで、幸先のいい1勝を得た。
 シェルコは今シーズンから、フューエルタンクをマシンの左後ろに配置した革新的レイアウトのニューマシンを投入していて、シェルコにとっても幸先のいい勝利といえる。




 今回から、QXとかTX1という呼び名はなくなって、クォリファイ、ラストチャンス、セミファイナル、ファイナルで勝利を争うシステムになった。クォリファイは全員が最低4つのセクションをトライして順位を決め、上位4人がセミファイナルに進出する。5位から8位まで(それ以下はクォリファイ敗退)がラストチャンスで争い、ラストチャンス上位2名がセミファイナルに進出する。
 6名によるセミファイナルで、上位4名がファイナルに進出。
 最終的に4名でファイナルを争って勝敗を決める。
 クォリファイでは、前回の絶不調とは裏腹、カベスタニーが好調だった。減点2。ボウを4点引き離してトップでセミファイナル進出の切符を得た。3位はラガで、ボウと同点の6点。その次の4位が、藤波貴久とジェロニ・ファハルドで、どちらも9点だった。
 同点だったので、クォリファイに使われたセクションのひとつを使ってのタイブレーク。どちらも1点をついて減点は同じだったが、藤波が4秒ほどセクション走破に時間がかかっていた。これでファハルドの4位、藤波の5位が決まって、藤波はラストチャンスに回ることになった。

1Albert CabestanySPASherco2
2Toni BouSPAMontesa-HRC6
3Adam RagaSPAGas Gas6
4Jeroni FajardoSPABeta9
5Takahisa FujinamiJPNMontesa-HRC9
6James DabillGBRGas Gas11
7Loris GubianFRAGas Gas21
8Alexz WiggGBRBeta25
Non-Qualifiers
9Alexandre FerrerFRASherco26

 ラストチャンスでは、まず二人ずつのダブルレーンが行われた。前回はダブルレーンが勝負の行方を左右する要素が大きすぎたということで、今回のダブルレーンは勝って減点ゼロ、負けて減点1という以前の減点に戻っている。藤波vsグビアンは藤波が勝ち、ウイグvsダビルはウイグが勝った。
 続いて二つのセクションにトライ。最初のセクションでは藤波のみがクリーン、ダビルとウイグが1点、グビアンが5点となった。しかし走破した3人もタイムオーバーがあり(持ち時間1分。それをすぎると30秒ごとに1点)それぞれ1点ずつのタイムオーバー減点が加算された。この時点で、藤波はウイグに1点リード、ダビルに2点リードだ。
 最後のセクション。ここで藤波は、減点を1点以内に抑えればセミファイナル進出。2点だったら、セクション走破タイムで勝負が決まる。最初にトライしたウイグはクリーンでタイムオーバー、続いてダビルがクリーンでオンタイム、グビアンが5点。最後にトライした藤波は、確実に走ってあぶないところでは足を出していったが、タイムオーバーが想定外だった。なんとここで、ダビルとウイグに対して1点多い減点となってしまい万事休す。2戦連続で、藤波のクォリファイ敗退が決まった。

Pos.NameDouble
Lane
Sec1Sec2Total
5James Dabill0+11+10+03
6Alexz Wigg0+01+10+13
xTakahisa Fujinami0+00+12+14
xLoris Gubian0+15+05+011

 セミファイナルでは、順当にスペイン人4人が勝ち残った。ウイグはダブルレーンを含むすべてのセクションで5点で問題外(藤波は、そのウイグに負けてしまったわけだが)。ダビルも5点ひとつでファイナル進出を阻まれた。
 日ごろからインドア選手権で腕を磨いているスペイン勢は、どう逆立ちしても日本人やイギリス人より有利なのは否定できないところだ。

Pos.NameSec3Sec4Sec5Double
Lane
Total
1Albert Cabestany1+11+11+00+05
2Toni Bou3+10+10+00+05
3Adam Raga1+23+10+00+07
4Jeroni Fajardo5+00+11+10+19
xJames Dabill3+25+01+10+113
xAlexz Wigg5+05+05+0520

 そしてファイナル。4つのセクションを戦って勝敗を決する。スコアはセミファイナルからは加算されている。セクションのナンバリングを見るとラストチャンス以降が決勝扱いということになるが、スコアが加算されているのはセミファイナル以降になる。
 ラガは第6(ファイナルの最初のセクション)で5点、ファハルドは1点やタイムオーバー減点などを重ねていくが、カベスタニーとボウはクリーンを連発して譲らない。このまま4つのセクションを走り終えたら、タイブレークとしてダブルレーンで決着がつくことになる。
 しかし最後の最後に、ボウが足つきで減点。これでカベスタニーの初優勝が決まった。
 ランキングでは、カベスタニーとボウが35点で同点。ラガが21点でこれに続き、4位には前回3位にはいったダビルが18点で続いている。ファハルドは15点、2戦続けてクォリファイ敗退をした藤波は8点で、すでにタイトル争いからは完全に脱落している。インドアのシリーズは短いから、早くもタイトル争いはカベスタニーとボウの二人に絞られてきた印象がある。

Pos.NameSec6Sec7Sec8Sec9Total
1Albert Cabestany0+00+00+00+05
2Toni Bou0+00+00+01+06
3Adam Raga5+05+00+01+114
4Jeroni Fajardo1+10+10+05+017

投稿 : 2010年01月26日 18:46

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