開幕戦はやっぱり黒山!
2010年全日本選手権は、3月14日に茨城県真壁トライアルランドで開催。従来とは異なり、9セクション2ラップに、IASのみスペシャルステージの2セクションがおこなわれるという新しい試みが組み込まれていた。
序盤は田中善弘、野崎史高、渋谷勲などの好調が光ったが、やはり黒山健一が中盤以降実力を発揮して堂々の勝利。小川友幸も、最後にスペシャルステージで野崎を逆転して2位にはいった。
ルーキーでは、スーパークラスのセクションに不安があると語っていた宮崎が10位となって最上位を得た。
*レポート、書きました
開幕戦は、もうここ何年も真壁トライアルランドで開催することになっている。同じ会場だから、セクションに使われる地形も同じ。新鮮なセクションを提供したいという主催者側は雪や雨の中、苦労を重ねて会場設営。今回のセクション設定をしたのは、成田匠だった。
今回は、セクション設定の他、新鮮なシステム変更があった。IASクラスのみ、スペシャルステージの導入だ。スペシャルステージは、大昔(成田匠が国際B級だった頃と記憶している)に全日本に導入されたことがあったが、賛否両論のままに廃止され、それがこの数年、中部大会実験導入されていた(中部大会ではスペシャルセクションと呼んでいる)。
中部のSS(頭文字をとるとどちらもSS)はギャラリーにも好評で、これがトライアル委員会でも一定の評価を受け、各地の全日本でもこういった試みを積極的に取り入れていくという申し合わせがあったということだ。
同時に、セクション数は9セクションとなった。コンパクトでスピーディな試合進行を目指したものだが、運営スタッフの人手不足も影響しているという。少子化で人口が減っているのはトライアル界だけではないのだが、トライアルの運営側の人口減は深刻なのかもしれない。
さて、今回の最初のスタートライダーはエキジビジョン125の倉持俊輝。13歳の中学生ライダーで、トライアルアカデミーの出身者だ。エキジビジョン125は若年層のトライアルライダーへの啓蒙活動で設けられたクラスだが、このクラスの参加者ももうちょっと増えてくれないものかと願うところ。倉持は国際B級のリザルトと照らし合わせると63位。まだまだ修業中といったところだが、動きのいいアクションは今後が期待できるところだ。
■国際A級スーパークラス
スーパークラスのメンバーは、昨年から三谷英明がいなくなり(IAに移動)、尾西和博と坂田匠太がお休み(スポット参戦の可能性はありとのこと)。代わってIAから3人の若手が昇格してきた。09年IAチャンピオン藤巻耕太、そして野本佳章、宮崎航の3人だ。昨年昇格した柴田暁、斎藤晶夫、西元良太(08年IAチャンピオン)の3人も、上位を目指して参戦してきた。
今回のIASセクションは、9個のすべてが難攻不落というわけでもなく、結果表を見ても12人の全員がクリーンを獲得している。成田匠によると「かなりメリハリをつけてセクションを設定した」ということだった。
第1セクションは最後のポイントが難関だった。ここは結局、柴田以外の1年生、2年生は全員が5点となった。しかし西元と藤巻、IAチャンピオンのふたりは、IASならではの難関ではなく、前半のポイントで失敗している。いわば、IAラインで5点になっているわけだ。彼らがIAを走っていたらこんな結果にはなっていなかったはずで、IASを走るという緊迫感が、平常心を失わせていたのかもしれない。
渋谷勲、小川毅士はここを2点で通過。小川友幸、野崎史高、そして柴田暁が1点で通過。柴田の1点は素晴らしかった。そしてここをクリーンで通過したのは二人。黒山健一と田中善弘だった。
第2セクションでは、柴田は5点に終わったものの、今度は斎藤が1点、宮崎航がなんとクリーン。宮崎は土曜日の時点では「IASのセクションを走るのが不安」と語っていたが、同時に開き直って走れるから、それがいい結果に結びつけばとも語っていた。
第3セクションも大岩が複雑に配置された難所だった。ここまでオールクリーンしていた田中善弘がここで2点。このセクションは、斎藤以外の11人が5点とならずに通過している。宮崎と藤巻のルーキー二人が1点、西元がクリーンと、ルーキーたちもがんばっていることを実証している。
試合の流れが変わったのが第4セクションだった。9セクション2ラップということで、IBによる渋滞に巻き込まれることをきらって誰よりも速いタイミングでトライに入っていた小川友幸が、最後のポイントで失敗して5点となった。その後、西元、野本が3点となると、野崎、渋谷、そして田中がクリーン。抜けられないセクションではないことが明らかとなった。ところがここで、黒山も5点になった。これでトップは野崎、2位に渋谷と田中だ並ぶという展開となった。この日はセクション数が少ないから、このまま野崎が逃げ切り、黒山や小川が5点ひとつが災いして敗退する可能性は少なくなかった。
黒山も、それを心配した。しかしそれを心配していても、残してしまった5点を覆すことはできない。かくなるは、ここから先のセクションをひとつひとつていねいに走り、ライバルの失点を待つしかない。
その後の黒山は、しかし見事な走りっぷりだった。第4セクションの5点以外はオールクリーンとまではいかなかったが、ふかふかのヒルクライムと最終のタイヤ一本ラインの登りとで1点を失い、1ラップ目のトータル減点は7点。
黒山を脅かすべき野崎は、1ラップ目には5点こそなかったものの、3点を二つ、1点をひとつと減点を重ねて、1ラップが終わったときにはわずか1点差ながらトップを黒山に奪われていた。
黒山と同じく第4で5点となり、野崎と同じように減点していた小川は、1ラップ目11点で3位。ふたりには、乗れっぷりにちょっと差があるような印象だった。ただし小川は、まだまだあきらめてはいない。少なくとも、3位になるのと2位を獲得するのとは、シーズンを戦う上で大きなちがいがある。
第1セクション、第4セクションをクリーンして気を吐いた田中善弘は、それ以降はちょっと点数をまとめられ切れず、1ラップ目は5位。2ラップ目には1ラップ目にクリーンした第1と第4で5点となるなど、ラップだけで見れば9位となって、トータル6位に落ち着いた。
2ラップ目に田中に勝るスコアを残しながら、田中に10点差、20点差をつけられたのが、スーパークラス2年目の柴田暁と西元良太、斎藤晶夫。柴田は「今年は3位以内を狙っていきたい」と具体的に夢を語る。対して西元は「がんばるしかない」と殊勝な豊富を語っていたのだが、8位は思ったよりもよい結果だったようだ。2ラップ目に4つのクリーンをたたき出して、1年生2年生の6人の中ではベストラップの23点をマークした斎藤は、1ラップ目が悪すぎて(最下位)9位。この上り調子が、フューチャー300での試合慣れができてきたということなら、次回以降が楽しみでもある。
10位から12位までは、昇格1年生が3人並んだ。この3人の中で最上位となったのは、IAランキングも5位で、セクションに対する不安も口にしていた宮崎航だった。不安と同時に、開き直ってセクションに挑めるので、それがいい結果につながることも期待していた宮崎。どうやら結果は、いい結果に出たようだ。
さて、今年の注目株といえば小川毅士。昨年、出身地の京都から真壁トライアルランドの近くに転居し、さらに今年は、チームとマシンを一気にスイッチした。日常、真壁で練習をしている愛好者からは「今年の毅士は絶好調」という声も多かった。
RTLからベータEVOへ。その乗り換えは、さぞマシンが軽くなったことだろうと思うのがふつうだが、実はマシンの重量は、さほど大きな変化はないという。毅士が乗っていたフューチュー300は、排気量をアップしているのと同時に、軽量化も進められている。スタンダードのEVOなら、重量自体は同じくらいではなかったかと、毅士は言う。今年の毅士号は、さらにいくらかの軽量化を進めているので、それで1kg〜2kgの軽量化が実現した。ただ、実際にマシンを操る際には、重量配分の問題か、EVOはやはり軽さが実感できるとのことだった。
もちろん、マシンが軽ければすぐに成績が出るわけでもなく、4ストロークから2ストロークへの乗り換えも簡単ではない。だいぶ慣れてはきたが、とっさのときについ2ストロークの乗り方が出てしまうということで、結果は渋谷勲に3点差の5位。毅士にすれば、大いに不満な結果となった。しかし、最後のスペシャルステージで見せたクリーンなど、今後の毅士に対する期待も、また大きい。
9セクション2ラップが終わって、20分ほどのインターバルを置いてふたつのスペシャルステージセクションにトライ。この方式は、ライダーにはおおむね好評のようだ。観客にとっても、時間に追われて大急ぎのトライになることが多い通常の終盤戦は、試合の流れが見えないことが多いのに対し、スペシャルステージは試合の流れも整理ができる。なにより、ゆっくり観戦することができるのがいい。
強いていえばという注文としては、2ラップをゴールしてからスペシャルステージのオープンまでの20分が、間延びしてしまうという危険があった。選手にとっては、コンセントレーションを維持した状態のまま最後まで走りきれたほうがいい。観客側の視点からすると、待ち時間が少し長いきらいもあるが、食事をとったりなど、一息入れられる時間をとれたりもする。どちらがいいかは、選手側観客側、運営側のいろいろな事情がありそうだ。
スペシャルステージは、ひとつめは大岩中心のダイナミックなもの。前半の大技と、最後にダニエルで飛んでいくところが大きなポイントとなった。ふたつめは、名物となっている第ヒルクライム。いつもはある程度の助走を持って登りにかかるが、今回は助走がほとんどない状態でのアプローチとなった。
ひとつめのセクションは12人のうち半分の6人が5点。中でも、野崎と小川毅士が5点となったのは意外な展開となった。ふたりとも、ダニエルで飛んでいく最後のポイントでの失敗。野崎は「ああいうところは得意パターンなのに」とくやしがることしきり。
クリーンしたのは黒山、小川友幸、渋谷の3人。トップライダーにとっては、足が出る設定ではないが、ちょっと失敗が5点になる、油断できないセクションだったということになるのだろう。
SSの一つ目を終えたところで、黒山のリードが5点となり、黒山の勝利が決まった。シーズンオフに手術をし、まだ術後のコンディションには多少の不安もあったというが、結果的には試合は問題なし。セクションインを前に、エンジンで左手を暖める姿が見受けられたが、黒山が手術の影響を感じさせたのは、こういう瞬間くらいだった。
最後のセクション。スペシャルステージの二つ目。こちらはひとつめよりも少し難度が高く、5点に沈んだのは7人になった。その中には、小川友幸も含まれている。小川は野崎と僅差での2位争いをしていて、結果、この5点で両者の点差はわずか1点となった。野崎がSSひとつめをクリーンしていたら、あるいは3点ででも抜けていたら……。小川にすれば、最後に転がり込んだ2位表彰台だった。
市販車マシンに乗って2年目。土曜日には素晴らしい仕上がりといっていたが……。
「実は、ないしょにしていましたが、仕上がりにちょっと不安があって、そんな中では今日の試合はよく戦えたと思ってます。準備不足は時間切れの結果なので、次の九州までには万全の体制で臨みたい。優勝できた去年の開幕戦は、自信を持って海上にやってきていましたから、そういう体制で次回は走りたい」
と、小川の試合後のコメント。
このSSのふたつめ。クリーンをしたのは、ひとつめのSSよりひとり減ってふたり。しかし今度は、上位陣が誰もクリーンできないという結果になった。
クリーンしたのは、まず小川毅士。ふけの鋭い2ストロークエンジンを上手に使ってそそり立つ頂点を極めた。そして最後にトライした柴田暁。柴田は登りの頂点にたどりついてから、体勢を整え、満を持してセクションアウトした。スーパークラス2年目のまだルーキー選手が、関東大会のエピローグを飾る、素晴らしいトライを見せたのは、うれしくも意外な結末となった。
■国際A級
2年間のスーパークラス生活から、国際A級に戻ってきた三谷英明が見事な勝利。1ラップ目からトップを譲らず、5点もひとつだけという見事さだった。今回優勝したマシンは、去年の最終戦を走ったそのままの状態ということで、シーズンオフには別のマシン(フューチャー125)に乗り込んでいたという。突然出場してこの成績をおさめるというのも、三谷らしいところ。三谷が強いときには、練習をしていなかったりすることが多い。
それにしても、去年は、藤巻、野本ら、若手ライダーの活躍が注目を集めたシーズンだった。今年は一転、ベテランライダーが上位を占めた。昨シーズン後半、上位入賞ができるようになった滝口輝は、2週間前に追突事故に遭い、むち打ちに苦しみながらの15位。B級チャンピオンで逸材ぶりが期待されている山本直樹は、ポイント獲得まで12点差の24位。
誰が勝つか分からない勝負のおもしろさは、国際A級クラスの魅力のひとつだが、IASからの降格組に、ルーキーの若手が混ざってしのぎを削るようになると、このクラスもより活気に満ちた戦いとなっていくだろう。
今回6位の田中裕人は、去年まで長く小川毅士のマインダー(今年からアシスタントと呼ぶことになった)を務めていた元IAS。自分で走るのは久しぶりだが、2ラップ目に減点をほぼ半減させてこの順位を得た。
国際A級の2位から15位までの各選手。2位本多元治、3位岡村将敏、4位成田亮、5位小野貴史、6位田中裕人、7位小谷徹、8位村田慎示、9位高橋伸一郎、10位小森文彦、11位砂田真彦、12位佃大輔、13位永久保恭平、14位徳丸新伍、15位滝口輝
■国際B級
「国際B級は5年目になるのかな。長かったですね」
樋上真司が国際B級初勝利。去年はゼッケン1をつけたものの未勝利。表彰台も遠かった。
「去年までは、試合となると緊張してぴりぴりしていたんですけど、今年はそうならずに走れるようになりました。気持ちの切り換えができるようになったかな」
ということだ。気持ちの切り換えができるようになったところで九州でももう1勝?と水を向けると「期待されちゃうとプレッシャーになっちゃうけど、九州もがんばります」と前向きのお答え。
今年の国際B級は、新しいポイント獲得者が多く、シーズンの行方も楽しみだ。
去年、エキジビジョン125を走っていた磯谷玲は、IBに昇格していきなり、11位でポイントを獲得した。
国際B級、2位から15位までの各選手。2位窪谷貴正、3位宮本竜馬、4位松本龍二、5位平井賢志、6位椎根弘守、7位岩田悟、8位杉木直志、9位岩見秀一、10位岩崎直樹、11位磯谷玲、12位朝倉匠、13位鈴木克敏、14位山口雄治、15位益子宏和
■エキジビジョン125
09全日本中部大会
10月11日は、愛知県岡崎市のキョウセイドライバーランドで全日本トライアル選手権第6戦中部大会。国際A級スーパークラスにはスペシャルセクションを追加し、見どころいっぱい。
2009全日本トライアル選手権シリーズ第6戦中部大会
●日時:2009年10月11(日)
●会場:キョウセイドライバーランド(愛知県岡崎市須渕町字木の田38)
●主催:中部モーターサイクルスポーツ協会
以下に、タイムスケジュールやチケット情報、スタート時刻・ゴール時刻の一覧を掲載します。
<Posted in 09.10.08( 10.03.05 Mod.)>
●タイムスケジュール
06 : 00〜ゲートオープン
06 : 20〜06 : 50 選手受付・車両検査
06 : 30〜ウォームアップ
06 : 50〜07 : 05 ライダー・メカニックミーティング
07 : 30〜エキシビション125 スタート(以下1分おきに1台)
07 : 31〜国際B級スタート
08 : 41〜国際A級スタート
09 : 40〜国際A級スーパークラス スタート
14 : 20〜スペシャルセクションオープン
15 : 40〜表彰式
●雨天決行
●駐車場無料(四輪・二輪)
●観戦チケット:前売券 大人¥1500(高校生以上)、当日券 大人¥2000(高校生以上)、中学生以下入場無料
●前売券:全国のローソンで。店頭端末Loppi(ロッピー)のLコードは46907。
| 氏名 | クラブ | マシン | スタート時間 | ゴール時間 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| エキシビジョン125 | ||||||
| 1 | 磯谷 玲 | チーム P・F・T | シェルコ | Sherco 1.25 | 7:30 | 12:30 |
| 国際B級 | ||||||
| 126 | club MWM | ホンダ | RTL250F | 7:31 | 12:31 | |
| 125 | 霜野 健一 | 植木トライアルクラブ | COTA 4RT | 7:32 | 12:32 | |
| 124 | 長嶋 克哉 | - | ホンダ | RTL260F | 7:33 | 12:33 |
| 123 | 郡司 義宏 | ライディングマスター | ホンダ | 4RT | 7:34 | 12:34 |
| 122 | 末松 宣隆 | チームトライアル静岡 | モンテッサ | 4RT | 7:35 | 12:35 |
| 121 | 石川 英治 | - | ガスガス | TXT-PRO | 7:36 | 12:36 |
| 120 | 光岡 伸明 | - | モンテッサ | COTA315R | 7:37 | 12:37 |
| 119 | 三好 弘祐 | ダウンタウンライダースクラブ | ガスガス | TXT-PRO | 7:38 | 12:38 |
| 117 | 天瀬 靖 | コズカタ | モンテッサ | COTA 4RT | 7:39 | 12:39 |
| 104 | 森脇 祥元 | チーム波田 | シェルコ | VNBS | 7:40 | 12:40 |
| 99 | 近藤 岳彦 | 知多トライアルクラブ | モンテッサ | COTA4RT | 7:41 | 12:41 |
| 89 | 冨名腰 慶亮 | HRCクラブチームミタニ | ホンダ | RTL260F | 7:42 | 12:42 |
| 86 | 佐藤 吉信 | チーム マイルズ | ホンダ | RTL260F | 7:43 | 12:43 |
| 82 | 本田 隆史 | チーム・ムーンサルト | ガスガス | TXT-PRO | 7:44 | 12:44 |
| 78 | 串馬 啓之 | クラブリキゾー | ホンダ | RTL250F | 7:45 | 12:45 |
| 77 | 大治 雅也 | 整備処 | シェルコ | SHERCO | 7:46 | 12:46 |
| 74 | 山森 篤志 | チーム トライアル静岡 | スコルパ | SY250FR | 7:47 | 12:47 |
| 72 | 松内 俊治 | チームSOSC | モンテッサ | COTA315R | 7:48 | 12:48 |
| 70 | 松井 寛 | TEAM LEO | ホンダ | RTL250F | 7:49 | 12:49 |
| 68 | 河野 完次 | 岡山トライアルメイツ大典白菊 | ホンダ | RTL260F | 7:50 | 12:50 |
| 59 | 若林 敬 | 秩父ウィークエンドトライアル | ホンダ | RTL250F | 7:51 | 12:51 |
| 58 | 鉄本 昌和 | チームナミタ | ホンダ | RTL250F | 7:52 | 12:52 |
| 56 | 河合 浩司 | - | シェルコ | 3.2 4T | 7:53 | 12:53 |
| 54 | 西尾 博文 | チーム ナミタ | ホンダ | RTL260 | 7:54 | 12:54 |
| 53 | 早乙女 護 | - | ホンダ | RTL260F | 7:55 | 12:55 |
| 52 | 斉藤 隆志 | club MWM | ホンダ | RTL260FF | 7:56 | 12:56 |
| 46 | 岡田 洋一 | woodstockレーシング | ホンダ | NN4 | 7:57 | 12:57 |
| 43 | 西 宏次 | TEAM IZUMI | ホンダ | RTL260F | 7:58 | 12:58 |
| 40 | 小村 誠治 | - | ホンダ | RTL250F | 7:59 | 12:59 |
| 39 | 宮嶋 清次 | club MWM | ホンダ | RTL260F | 8:00 | 13:00 |
| 36 | 木村 大輔 | TRIAL RIDER'S | スコルパ | SYF | 8:01 | 13:01 |
| 34 | 山口 晃一 | club MWM | ホンダ | RTL260F | 8:02 | 13:02 |
| 33 | 中田 雅之 | club MWM | モンテッサ | COTA 4FT | 8:03 | 13:03 |
| 32 | チーム ナミタ | ガスガス | VTR | 8:04 | 13:04 | |
| 30 | 朝倉 匠 | 植木TRクラブ | ガスガス | TXT-PRO250 | 8:05 | 13:05 |
| 20 | 八ツ星 栄 | - | ホンダ | RTL260FF | 8:06 | 13:06 |
| 15 | 窪谷 貴正 | - | ガスガス | TXT PRO | 8:07 | 13:07 |
| 12 | 岩崎 直樹 | - | ホンダ | RTL260F | 8:08 | 13:08 |
| 10 | 遠藤 博文 | YOKO-MALU | ホンダ | RTL250F | 8:09 | 13:09 |
| 8 | 杉木 直志 | ムーンサルトチーム | ホンダ | RTL260F | 8:10 | 13:10 |
| 2 | 安岡 護 | HRCクラブトムス&ナミタ | ホンダ | RTL260F | 8:11 | 13:11 |
| 5 | 松本 龍二 | YSP静岡東&チームTR静岡 | スコルパ | SY250FR | 8:12 | 13:12 |
| 51 | 岩田 悟 | 知多トライアルクラブ | ホンダ | RTL260F | 8:13 | 13:13 |
| 31 | 伊藤 紀夫 | チーム エクセル | ホンダ | RTL260F | 8:14 | 13:14 |
| 64 | 金沢 清志 | TEAM WISE | ベータ | EVO 2T | 8:15 | 13:15 |
| 18 | 吉平 正男 | トライアルチームLEO | モンテッサ | VTDMT04E | 8:16 | 13:16 |
| 50 | 鈴木 克敏 | HRCクラブ関東SWまるやま | ホンダ | RTL260FF | 8:17 | 13:17 |
| 67 | 益子 宏和 | HRCクラブ荘内&TOPDOGS | ホンダ | RTL260F | 8:18 | 13:18 |
| 61 | 新井 佑典 | HRCクラブ関東&TOPDOGS | ホンダ | NN4E | 8:19 | 13:19 |
| 6 | 岩見 秀一 | チームウインド&ナミタ | ホンダ | RTL260F | 8:20 | 13:20 |
| 22 | 原嶌 明夫 | チチブウイークエンドトライアル | ホンダ | NN4 | 8:21 | 13:21 |
| 17 | 中田 幸佑 | Azzurro | ベータ | EVO | 8:22 | 13:22 |
| 13 | 紺野 賢二 | HRCクラブクルーズレーシング | ホンダ | RTL260F | 8:23 | 13:23 |
| 16 | 橋口 智彦 | Azzurro | ベータ | EVO 2T | 8:24 | 13:24 |
| 85 | 宮本 竜馬 | チームアップダウン | ホンダ | RTL250R | 8:25 | 13:25 |
| 62 | 真田 啓行 | 整備処 | ホンダ | RTL250F | 8:26 | 13:26 |
| 75 | 椎根 弘守 | 福島トライアルチーム | ホンダ | RTL260F | 8:27 | 13:27 |
| 11 | 平井 賢志 | - | ホンダ | RTL250FF | 8:28 | 13:28 |
| 1 | 樋上 真司 | HRCクラブ ぱわあくらふと | ホンダ | NN4 | 8:29 | 13:29 |
| 38 | 佐藤 優樹 | HRCクラブ関東SWまるやま | ホンダ | RTL260F | 8:30 | 13:30 |
| 35 | 吉良 祐哉 | - | ガスガス | VTR | 8:31 | 13:31 |
| 4 | 大西 貴 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL260F | 8:32 | 13:32 |
| 29 | 藤原 竜 | HRCクラブ荘内 | ホンダ | RTL260F | 8:33 | 13:33 |
| 3 | 松岡 一樹 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL260F | 8:34 | 13:34 |
| 49 | 山本 直樹 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL260FF | 8:35 | 13:35 |
| 国際A級 | ||||||
| 58 | 飯田 修 | DINO RACING | ガスガス | TXT PRO | 8:41 | 13:41 |
| 57 | 粕谷 直樹 | クラブMWM | シェルコ | VNBS | 8:42 | 13:42 |
| 56 | 下浦 紀世人 | - | ホンダ | RTL260F | 8:43 | 13:43 |
| 49 | 佐々木 一晃 | 向陽会ドリームレーシングチーム | モンテッサ | MONTESA | 8:44 | 13:44 |
| 45 | 上村 岳夫 | 整備処 | ホンダ | RTL260F | 8:45 | 13:45 |
| 44 | 荒木 隆俊 | トライアルチーム フジワラ | ベータ | B6 | 8:46 | 13:46 |
| 43 | 徳丸 貴幸 | チームいんぷす | ホンダ | RTL250F | 8:47 | 13:47 |
| 40 | 池田 史郎 | クラブ.リキゾー | ホンダ | RTL250F | 8:48 | 13:48 |
| 39 | 平田 貴裕 | - | スコルパ | SY250 | 8:49 | 13:49 |
| 38 | 平田 雅裕 | - | スコルパ | SY250F | 8:50 | 13:50 |
| 37 | 藤原 慎也 | Team Fujiwara☆ペガサス | ホンダ | NN4 | 8:51 | 13:51 |
| 36 | 高橋 由 | HRCクラブ荘内 | ホンダ | RTL260F | 8:52 | 13:52 |
| 34 | 小野瀬 宏宇 | - | ホンダ | RTL260F | 8:53 | 13:53 |
| 32 | 大田 裕一 | KOレーシング | スコルパ | SY250F | 8:54 | 13:54 |
| 31 | 荒木 隆介 | チーム トップドッグス | ベータ | B6 | 8:55 | 13:55 |
| 30 | 木下 裕喜 | - | ホンダ | RTL260F | 8:56 | 13:56 |
| 28 | 松浦 翼 | Honda緑陽会熊本レーシング | ホンダ | RTL250F | 8:57 | 13:57 |
| 23 | 三塚 政幸 | TEAM S 156 | チスパ | X250R | 8:58 | 13:58 |
| 25 | 小野田 理智 | HRCクラブ関東withTOPDOGS | ホンダ | NN4 | 8:59 | 13:59 |
| 8 | 永久保 恭平 | TEAM BIG BOX BETA | ベータ | EVO 4T | 9:00 | 14:00 |
| 13 | 日下 達也 | - | スコルパ | SY | 9:01 | 14:01 |
| 21 | 尾藤 正則 | チームトライアルエクスチェンジ | シェルコ | SHERCO 3.2 | 9:02 | 14:02 |
| 14 | 村田 慎示 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL250F | 9:03 | 14:03 |
| 54 | 高橋 伸一郎 | TEAM FUMITAKA | スコルパ | SY250F | 9:04 | 14:04 |
| 24 | 小谷 徹 | アズーロ&xc-ting&Beta | ベータ | EVO 2T | 9:05 | 14:05 |
| 18 | 西 和陽 | ペガサス☆やじろべえ | ホンダ | RTL260 | 9:06 | 14:06 |
| 16 | 寺澤 慎也 | Team MITANI | ホンダ | RTL250F | 9:07 | 14:07 |
| 33 | 滝口 輝 | TeamFUMITAKA&YSP京葉 | スコルパ | SY250F | 9:08 | 14:08 |
| 17 | 波田 親男 | HRCクラブトムス&ナミタ | ホンダ | RTL260F | 9:09 | 14:09 |
| 10 | 砂田 真彦 | - | ホンダ | RTL260F | 9:10 | 14:10 |
| 2 | 佃 大輔 | HRC関東SWまるやま | ホンダ | RTL260F | 9:11 | 14:11 |
| 11 | 徳丸 新伍 | チームいんぷす | ホンダ | RTL260F | 9:12 | 14:12 |
| 20 | 成田 亮 | HAZARDBREAKERS | スコルパ | SY250R | 9:13 | 14:13 |
| 7 | 岡村 将敏 | HRCクラブTOPDOGS-156 | ホンダ | RTL250F | 9:14 | 14:14 |
| 1 | 本多 元治 | - | ホンダ | RTL260F | 9:15 | 14:15 |
| 6 | 野本 佳章 | モトベント | ベータ | EVO 2T | 9:16 | 14:16 |
| 9 | 宮崎 航 | WISE BETA RACING | ベータ | EVO 2T | 9:17 | 14:17 |
| 3 | 小森 文彦 | - | ホンダ | RTL250F | 9:18 | 14:18 |
| 5 | 小野 貴史 | HRCクラブクルーズレーシングチーム | ホンダ | RTL260F | 9:19 | 14:19 |
| 15 | 藤巻 耕太 | GASGAS KOTA | ガスガス | TXT-PRO | 9:20 | 14:20 |
| 国際A級スーパークラス | ||||||
| 10 | 三谷 英明 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | NN4 | 9:40 | 15:10 |
| 13 | 西元 良太 | TeamFUMITAKA&YSP京葉 | スコルパ | SY250 | 9:41 | 15:11 |
| 15 | 斎藤 晶夫 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL260F | 9:42 | 15:12 |
| 14 | 柴田 暁 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL260F | 9:43 | 15:13 |
| 8 | 尾西 和博 | HRCクラブぱわあくらふと | ホンダ | RTL260F | 9:44 | 15:14 |
| 11 | 渋谷 勲 | TEAM ぱわあくらふと | ホンダ | NN4 | 9:45 | 15:15 |
| 6 | 田中 善弘 | WISE BETA Racig | ベータ | EVO 2T | 9:46 | 15:16 |
| 4 | 小川 毅士 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL260F | 9:47 | 15:17 |
| 3 | 野崎 史高 | TeamFUMITAKA&YSP京葉 | ヤマハ | TYS | 9:48 | 15:18 |
| 2 | 小川 友幸 | HRCクラブ MITANI | ホンダ | RTL260F | 9:49 | 15:19 |
| 1 | 黒山 健一 | team黒山レーシング・ヤマハ | ヤマハ | TYS250F | 9:50 | 15:20 |
四十雀にも世代交替?
毎年高齢もとい、毎年恒例の「全日本」四十雀トライアルミーティングは、9月27日岐阜県郡上の鷲が岳スキー場で開催された。
今回の(今回も)最高齢は堀内浩太郎さんで82歳。しかし堀内さんは、腰痛のため大事を取って今回は見物のみ。70歳以上のライダーをさして呼ばれる神様の中でも格上の神様の欠場で、若い神様たちに勝利のチャンスがめぐってきた。
結果、減点3、ハンディ7(堀内さんよりもまだ7歳も若い)の伊藤静男さん(75歳)が、人生ではじめて四十雀トライアル優勝の栄誉に輝いた。
<Posted in 09.09.29( 10.03.05 Mod.)>
四十雀トライアルでは、最高齢のライダーのハンディをゼロとして、年齢が一つ若くなるごとにハンディを1点ずつ与えていく。セクションは、どこを通ってもいい共通ライン。国の宝であるお年寄りをけがさせてはいけないから、セクションは極力危険がないように配慮されて作られている(もちろん、それでも転倒はあるし、痛い思いをしてリタイヤされる方もいらっしゃる。不慮の事故はどんなことをしても起こりうるが、配慮がなければもっとあぶない)。
このセクションに物足りない若者(といっても50代とか60代とか)ライダーは、セクションの中を右往左往して自分なりのラインを見つけていく。失敗して減点を重ねれば成績は悪くなるが、もともと50代ならなにもしなくても30点からのハンディかついてくる。オールクリーンをしたところで勝てやしないのだった。
今、四十雀には大きく分けて3つの人種がいらっしゃる。まず70代以上の大御所たち。彼らこそが27回の四十雀を脈々と続けてきた原動力。そんな彼らは、しかし全日本選手権で活躍したとか、地方選手権で名だたるライダーだったという肩書きはほとんどない。第1回から欠かさず参加している蓮池光志さん(66歳)は、第1回大会のときにはちょうど40歳だった。その時分、40歳でトライアルをやっているライダーは、完全におっさんライダーだった。四十雀という名は、創設者でコピーライターの長尾藤三さんのセンスあふれるネーミングだが「40から」トライアルを始めた平民ライダーのミーティングという大事な隠しテーマも含まれている。
しかし中には、若い当時はばりばりにトライアルに励んでいた人もいらっしゃる。これが第2の人種。彼らも、時間が流れれば歳を取る。4回の全日本チャンピオン、近藤博志さん(61歳)やチームミタニの尊師、三谷正次さん(61歳)をはじめ、昔取った杵柄とともにやってくる人もいる。今でも現役ライダーとしてオートバイにはよく乗っている三谷さんはTLR200Rでちょっと自己ハンディを課し、肘の具合がいまいちよろしくない近藤さんは(去年は、一度も転んでいないのに四十雀のあとしばらく、腕を吊って暮らしていたそうだ)、最新型ばりばりのモンテッサ・コタに乗る。現役当時の戦い方走りっぷりと、歳を取ってからのそれは、人それぞれいろいろなのである。
今回主催の実行部隊となった郡上トライアルクラブの面々も、昔とった杵柄の人たちばっかりだ。小酒井紀夫さん(54歳)はTY250Jワークスマシン(どこから手に入れたんだろう)を走らせ、久しぶりに中部選手権を走ってNBチャンピオンとなった志津野勉さん(55歳)ははじめて買ったマシンだというバイアルスでのエントリー。ものもちがいいというか、この日のためにせっせとマシンを整備してきたにちがいない。
全日本チャンピオンといえば、初代全日本チャンピオンは木村治男さん(55歳)。今のところ、全日本チャンピオンで四十雀に出場したのは、近藤さんと木村さんのふたりだけである。しかし木村さんの場合、ただ出場するだけではない、いろんなミッションを携えて四十雀にやってくる。
ひとつが、御大堀内さんをお連れすることだ。堀内さんはボートが専門だが、ヤマハ発動機の重役さんだった。現役のヤマハマンである木村さんにとっては、まさに神様のような存在なのだ。
もうひとつ、今年の木村さんが担った大仕事は、四十雀の新入りをリクルートすることだった。不肖ニシマキは今年52歳にもなってしまったが、しかし長いこと四十雀の最年少だった。トライアル界全般の問題にも似て、ここでもまた、新人の出現が少ないのだ。今回は、ヤマハモータースポーツのバスにTY-S125Fをぽこぽこと積み込み、40代ライダーを大量動員させてくれた。
こういう層が、四十雀第三の人種になる。最近トライアルを始めたはいいけれど、世のトライアル大会はどこもむずかしい。そんなニューカマー(といってもみんな40代以上だけど)にとって、四十雀の雰囲気とセクション設定は、これ以上ない舞台となっている。
さらに四十雀には「うぐいす」という女性部門がある。うぐいすは四十雀クラスとちがって年齢ハンディがない。女性はみな20歳でまちがいないというのが、長尾さんのすてきな思い込みだった。こちらのクラスにも、木村さんは若い20歳ライダーをふたり投入してきた。
そしてもうひとつ、十姉妹クラスというのがあるジュウシマツだから、14歳以下限定。今回は宮地健太くん(14歳)がお父さんの由夫さん(49歳)とともに参加。健太くんはこれを最後に、あと26年間、四十雀には出られない。いつでもどこでも、女性は優遇されているのである。
まだまだ、紹介すれば枚挙にいとまがない濃ゆいじいさまたちが大集合。このじいさまたちの熱戦を一目見ておくのは、いかにあなたが若造であっても、きっとよい冥土の土産になるにちがいない。来年の四十雀の開催地は未定だが、ぜひ一度四十雀にやってくるべし、なのである。
そんなこんなで、堀内さんが泣く泣く見学組に回ったことで、伊藤静男さんの初優勝が決まった。伊藤さんの減点はハンディ込みで10点だから、ハンディのない堀内さんが走っていれば、やはり手強い相手だったのだ。
日頃伊藤さんはじめ、70歳代の入門間近の神様たちはぼやいていたものだ。「おれたち若造はいくらがんばっても、堀内さんがいる限り、勝ち目がない」。70代は、まだまだ若造だったのだ。
そんな若造が、日の目を見る日がやってきた。これでいよいよ、神様の代替わりかと思いきや、どうもそういうわけではないらしい。
聞けば堀内さん、オートバイの「全日本」大会の前に、ボートの「世界大会」に出場の予定があった。こちらはかつてオリンピックで活躍したような選手がずらりと並ぶ強力なマスターレース。東京オリンピックではボートの監督の務めた堀内さんのこと、こちらも簡単に勝利するのかと思いきや、なんとアメリカには手強い80歳がいるんだそうだ。そしてその80歳に勝つべくトレーニングに励んだ堀内さんは、ちょっとやりすぎてしまって腰痛を患ってしまったのだった。
「自分で走らないで、外から眺めていたら、また別の楽しみが発見できた。来年、体調を整えて戻ってきます」
とは堀内大神様の玉音。若造たちは、まだまだ年老いているわけにはいかないみたいなのだ。
最後の多摩テック
9月26日、東京都内にあつて貴重な存在だったモータースポーツランド、多摩テックでの最後の届トライアルフェスティバルが開催された。
これまで、藤波貴久が来訪してデモやスクールなどをおこなってきたが、今回は小川友幸、本多元治、小林直樹の3人によるパフォーマンスが披露された。
<Posted in 09.09.29( 10.03.05 Mod.)>
多摩テックは、閉園が決まって以来、連日たくさんのお客さんで賑わっているという。多摩地区で育ったお父さんお母さんの多くが、多摩テックで遊んだ思い出を持っているにちがいない。当日も、各アトラクションではそうとうの待ち時間を覚悟してほしい旨の案内がされていた。
そんな中、今年のトライアル・フェスティバルはこれまでの2年間とは趣向を少し変えて、多摩テック園内を巡業してのデモ走行というイベントとなった。これまではトライアルスクールやトークショーなどもあり、どちらかというとトライアルファンがふだん会えない生の藤波貴久に出会うチャンスとして企画されていた印象があるが、今回は閉園を惜しむトライアルファンのみならず、一般来場者にもその華麗なライディングを見てもらえるかっこうのデモンストレーション・イベントとなった。
今回、閉園特需をうけてお客さんの殺到が予想されることから、イベントの告知はぎりぎりまで見送られたものの、ほんの数日前に発表されたイベント告知を聞きつけてやってきたトライアルファンは、それでも100人を超えた。もちろん園内のデモンストレーションは遊園地に来場した誰もが楽しめたので、今までにもまして多くのお客さんがトライアルの魅力に接することとなった。
多摩テックは、開設が1961年。今でこそ子どもたちの遊ぶ立派な遊園地だが、解説当時はモータースポーツ文化の起点としての位置づけがされていて、アトラクションの乗り物も実車のモンキーを改造したものなどが用意されていた。モータリゼーションの黎明期の日本で、エンジンつきの乗り物の楽しさを一般に知らしめようという壮大なポリシーを持っていたのが、多摩テックだ。
その後モトクロスの開催などを経て、徐々にレジャーパークとしての色合いを強めていって、今年9月30日の閉園を迎えることになった。その間、1982年にはエディ・ルジャーンが来日してのスタジアムトライアルも開催、東京近郊の希有な存在のトライアルパークとしても、トライアルファンの間には大事な拠点として愛されてきた。
多摩テックトライアルパークは、実は自然山通信杉谷真が創設整備のお手伝いをさせていただいた。杉谷は当時、新進気鋭の国際B級ライダーで、前年のジュニア(今の国内A級)チャンピオンだった。岩を配置して、実際に走ってみてバークを作っていったのも、今は昔のお話だ。当時はモーターレクリエーション本部といったホンダのモータースポーツ普及課からいただいたお仕事で、その縁で、杉谷は日本初のスタジアムトライアルのセクションの試走役にもなった。お客さんが誰もいない設営時のことだから、その走りを見た人はほんの一握りだが、本番では名だたる国際A級ライダーがみなそろってたいへんな思いをしたのだから、杉谷はそれに輪をかけてそうとうに悲惨な状態だった。
今回のトライアル・フェスティバルの4日後、多摩テックは48年の歴史に幕を下ろす。この広大な土地がこれからどう利用されるのかはまだ決まっていない。また同時に、東京地区のトライアルライダーに愛されてきたトライアルパークの今後についても、まだ決まっていない。ライダーからはなんらかの形での存続を求める署名活動などがされたが、もちろんこちらのほうも今後は未定となっている。
○写真提供:二輪車新聞・福原廣昌さん
テレビ東京に藤波
テレビ東京の「世界を変える百人の日本人!」に、藤波貴久が登場する。
放送日は9月25日金曜日。午後7時から午後9時までの放送だが、藤波が登場するのは午後7時頃だという。放送時間は約10分少々ということだ。
藤波のタイトルは「絶壁バイクで爆走男」となっている。お見逃しなく。
<Posted in 09.09.23( 10.03.05 Mod.)>







