日本GP出場日本人ライダー
6月5・6日、栃木県ツインリンクもてぎで開催される日本GPに出場する、ワイルドカードの日本人ライダーの顔ぶれが決まった。
全日本選手権で実績を残したライダーが選ばれている。ジュニアやユースについては、それぞれの年齢に応じて選抜されている。
この他、本来は参加資格のない16歳以下のライダー(世界選手権は公道を走行するため、免許取得年齢が参加資格となっている)が、ゲスト扱いでユースクラスに参戦する“ルーキーズクラス”は、今年も設けられている。
| ライダー | 読み方 | アシスタント | ||
|---|---|---|---|---|
| マインダー | メカニック | |||
| 世界プロ | ||||
| 黒山 健一 | くろやま けんいち | 黒山 二郎 | ||
| 小川 友幸 | おがわ ともゆき | 田中 裕大 | 村田 慎示 | |
| 野崎 史高 | のざき ふみたか | 中山 浩 | 圷 龍幸 | |
| 小川 毅士 | おがわ つよし | 小川 秀司 | ||
| 渋谷 勲 | しぶや いさお | 山本 滋亮 | 樋上 真司 | |
| 柴田 暁 | しばた あきら | 柴田 志彦 | 田中 裕人 | |
| 斎藤 晶夫 | さいとう あきお | 木下 裕喜 | 中谷 博彦 | |
| 西元 良太 | にしもと りょうた | 大畠 速人 | 木村 大輔 | |
| 宮﨑 航 | みやざき わたる | 馬場 伸介 | 宮﨑 正春 | |
| 岡村 将敏 | おかむら まさとし | 西村 尚己 | 小野田 理智 | |
| 砂田 真彦 | すなだ まさひこ | 小野 貴史 | 竹屋 健二 | |
| 松浦 翼 | まつうら つばさ | 工藤 靖幸 | 山下 大輔 | |
| ジュニア | ||||
| 滝口 輝 | たきぐち ひかる | 滝口 禎雅 | ||
| 藤原 慎也 | ふじわら しんや | 藤原 邦彦 | ||
| 野本 佳章 | のもと よしあき | 桑原 徹 | ||
| Youth125 | ||||
| 藤巻 耕太 | ふじまき こうた | 藤巻 嘉雄 | ||
| 山本 直樹 | やまもと なおき | 山本 弘之 | ||
| 朝倉 匠 | あさくら たくみ | 霜野 健一 | ||
| 松岡 一樹 | まつおか かずき | 松岡 靖和 | ||
| 吉良 祐哉 | きら ゆうや | 吉良 祐一 | ||
| ルーキーズ | ||||
| 小谷 一貴 | こたに かずき | 小谷 重夫 | ||
| 大神 和輝 | おおがみ かずき | 大神 生稔 | ||
| 磯谷 玲 | いそがや あきら | 磯谷 豊 | ||
| 大神 智樹 | おおがみ ともき | 岡村 敏美 | ||
| 村上 慈恩 | むらかみ じおん | 浅野 大輔 | ||
<Posted in 10.05.07 19:20( 10.05.07 19:33 Modified)>
朝霧高原イーハトーブの森
静岡県朝霧高原に、イーハトーブの森というオフロードバークが開設された。
富士山の絶景を前にした、オフ系ビギナーのためのトレック&トライアルコース。世界最大のトライアル競技大会「イーハトーブトライアル」を思わせる素晴らしい大地と、ここにつながる世界の道を、安全で自由に走り通せる豊かな心と運転技術を習得するためのエリアとのこと。イーハトーブトライアルや観戦ツアーに参加してみたい方だけではなく、オンおよびオフロード・ツーリングライダーや家族連れの一般ドライバーにも利用してほしい憩いの場。
正式名称:「朝霧高原イーハトーブの森」
オープン:2010年4月16日(金)
場所:山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺340
道の駅「朝霧高原」から「朝霧イーハトーブの森」へNAVIはこちら
道の駅:朝霧高原から富士山に向かって約10分:ご案内の看板も道中に数点立てております。
GPS緯度経度データ
:北緯35度23分41秒
:東経138度37分48秒
問い合わせ先:090-1092-1736(オーナーのハタさん)
営業時間:9:00〜16:00
定休日:第1・第3月曜日(祝祭日の場合は営業):8月無休
貸し切り日も含めてHPにてご確認下さい。
走行料金:2500円(AM9〜12またはPM1〜4までの半日1500円)
軽食のほか桃・葡萄・野菜などの季節の地元特産品
萬澤安央プロデュース「ゴーシュの塩・生キャラメル」ほか販売
富士山を目の前にしたテラス:駐車場:トイレ:洗車場完備
行可能車両例:セロー250、225、XR230、250、KLX250、125など400cc以下のノーマルマフラー(静粛な改造マフラーは可)・公道走行タイヤおよびトライアル車(競技専用車含む)のみ。
なお、モトクロッサーやエンデューロレーサーなどレース専用車は走行できません。
平坦路と緩やかな傾斜地主体の構成です。いずれの車両も大ジャンプやハイスピード走行は控えていただきますようご協力願います。
トイレは男女別々のきちんとしたものを5月下旬までに完成予定です。現在は暫定の簡易式です(朝霧は寒冷地のため場所柄、工事がスタートできないためです。ご了承下さい)。
朝霧高原イーハトーブの森
http://www.asagiri-ihatove.jp/
なお、イーハトーブの名は「宮沢賢治」のご親族、宮澤和樹氏とイーハトーブトライアル会長の万澤安央氏から使用許可をいただいており、この名にふさわしい内容となるように今後も責任をもって運営をしていきます。
プロデュース:柏 秀樹
KRS:カシワヒデキ・ライディング・スクール代表
柏秀樹ライディングスクール:http://www.kashiwars.com/
<Posted in 10.04.16 21:33( 10.04.20 22:58 Modified)>
黒山健一、接戦を制す
全日本選手権第2戦。例年通りの九州大会は、しかしここ3年続いた鹿児島大会から、熊本県に会場を移しての開催となった。
会場が直前に決まったことに加えて、今回から予選・決勝という考え方を取り入れたシステムが導入され、いろんな意味で新鮮な大会となっていた。
試合の流れも、いつもとはちょっとちがう展開。黒山健一、小川友幸、野崎史高、ふだんトップを争う常連が少し不調で、かわりに1ラップ目から好調をキープしたのは渋谷勲だった。しかし昼休みを挟んだ決勝ラップ、勝負はわずかに動き始めた。結局3点差の僅差ながら、勝利を手中にしたのはディフェンディングチャンピオン、黒山健一だった。
パドックは、有明海に面した海水浴場の駐車場に設けられた。お天気が良かったのも幸いして、のどかで、バカンスにきた気分だった。全日本選手権といえば、来てよかったなというパドック・本部にお目にかかることはほとんどない。山奥なのはいいとしても、そこに人が来たくなるだろうなという要素がほとんどないところがほとんどだ。トライアル場とは、トライアルをしたい人が集うところであって、それ以外の人が気分よくなるようにはできていないから、それはしかたがないのだけれど、春の海をながめていると、そこにいるだけで気分がよくなってくる。こういう気分は、ヨーロッパのトライアル大会に来たみたいだ。
もっとも、ヨーロッパのトライアルよりはだいぶスケールは小さいし、せっかくの海水浴場施設も今年は準備不足で使えないということだし、天気予報通り、日曜日が雨だったら、感想はまた別のものになっていたかもしれないのだけど。
セクションは、かなり厳しめに設定されていた。それにも増してむずかしかったのが、開拓してから日が浅く、地盤がトライアル用として踏み固められていないということだった。しかしそれでも、試合は進んでいく。
できたばかりの会場ゆえ、できるだけあとからトライしたほうが有利かと思われるが、しかし今回は予選と決勝形式の試合システムで、持ち時間も多くない。
持ち時間は、最初の1ラップが2時間半。次の1ラップが1時間。セクションは10セクションだから、最初の1ラップは1セクション15分見当だ。
国際B級はこの2ラップで競技が終了。国際A級は2ラップが終わった時点での上位15名が、午後の決勝ラップを走る。スーパークラスは、全員が決勝に進出するから、予選・決勝のシステムといっても、事実上、従来と同じ10セクション3ラップで、2ラップ目と3ラップ目の間にインターバルが入って、仕切り直しがあるというのが、今大会の特徴だ。
第1セクション、スーパークラス12名のうち、11名がクリーン。なんと小川毅士が下りで失敗して5点となった。前回開幕戦の5位がくやしかった毅士だが、その雪辱に向けて、幸先の悪いスタートとなった。
続く第2セクション。今度は渋谷勲が5点となった。インしてざくざくの登りをぽんとあがり、頂点で向きを変えるポイント。渋谷はここで、華麗な技を披露する予定だったようだが、それが災いしてぽてんと転んだ。渋谷も、前回4位がくやしかったクチだから、この転倒は痛い。
序盤の二つのセクションは、比較的クリーンができる設定だったが、クリーンしたのは黒山健一、野崎史高、田中善弘、柴田暁の4名。小川友幸は第2で1点をついてマシンを押し上げた。
しかし、この二つをクリーンしながら、どうにもペースをつかめずに苦労していたのが、黒山健一だった。理由は不明だというが、セクショントライに集中ができない、なんだかあぶなっかしげなトライアルとなっていたという。
それが、続く第3セクションから露呈してしまった。第3は渋谷が2点で出た以外は全員が5点、第5はなんと全員が5点という難セクションだったから痛手は大きくないが、小川友幸や渋谷がクリーンした第4でも黒山は5点。3連続5点となり、さらに上り下りを繰り返す第8と、最終セクションでも5点となって、1ラップ目の順位は5位という意外な低迷ぶり。
その黒山に輪をかけて点数が悪かったのが、野崎だった。野崎の1ラップ目は、クリーンが4つ、3点がひとつ、5点が5つ。黒山も野崎も、10セクションのうち半分が5点なのだから、5位と6位に低迷するのも不思議ではない。
トップは、第2セクションで転倒して幸先が悪かったはずの渋谷だった。前回真壁のように、クリーンの出せるセクションがある程度の数があると、ひとつの5点は試合を左右する大きな要素となる。しかし今回のように5点がいくつもあってふつうという設定では、たとえクリーンセクションで5点を取ったとしても、挽回のチャンスはいくらでもあるということだ。
渋谷は10セクションをただ一人クリーンするなど、見事なライディングを見せながら、1ラップの減点を16点にまとめた。10点台は渋谷ひとりだ。
2位となったのは、田中善弘。小川友幸と同世代で、同じくブラック団育ち。藤波貴久が初めて全日本チャンピオンをとったときには有力なライバルの一人だった。今は仕事とパパとしての生活に基盤を置くが、ベータに乗るようになってから、往年の爆発力がよみがえってきている。その田中の1ラップ目の減点が、21点。
今回は、ちょっと地味な役回りになってしまったのが、1ラップ目3位の小川友幸。シーズン前からの課題をまだ克服できていない様子で、絶好調にはほど遠い。この小川の1ラップ目が、24点。
そして26点で4位につけたのが、ルーキー2年目の柴田暁。「力をつけてきている、テクニックがついている」と評価される今シーズンの台風の目。本人は「成長しているかどうかは、自分ではよくわからない。まず、先輩たちといっしょに走って、先輩たちの上に行くことを目指していく」と語る。その闘争心は、今、誰よりも熱いかもしれない。
5位黒山、6位野崎。7位が、第1セクションからつまづいてしまった小川毅士。ベータにマシンをスイッチして、今年はちがう毅士が見られると期待していたが、その期待はまったく反対の結果になってしまっている。これは困る。
さてしかし、渋谷の減点がず抜けて少ないといっても、実は渋谷にはタイムオーバーがあった。これまで、渋谷といえば早まわりのスタイルが特徴だったが、みんなの走りを見てトライするように変化してきている。となると、みんなより遅い分、タイムオーバーのリスクが高い。
今大会、タイムオーバーがなかったのは黒山と柴田のふたりだけで、あとは全員何点かのタイムオーバー減点をとっているのだが、渋谷だけが二ケタの減点。それだけ点数もよかったのだが、ちょっと惜しい結果でもあった。
2ラップ目、黒山が回復傾向を見せた。しかし渋谷も崩れない。それどころか、1ラップ目に全員が登れずだった第5セクションで、ただひとり1点をマークした。この1点は、この日の渋谷のハイライトだった。
野崎も2ラップ目に減点を減らしてきたが、しかし渋谷や黒山の減点まではまとまらず。小川友幸以降は、逆に減点を増やしてしまって、上位を狙う雰囲気ではなくなっている。結果、優勝争いは渋谷と黒山、二人だけに絞られてきた。
2ラップを終わって、しばしのインターバルをはさんでスーパークラスの3ラップ目、決勝がスタートする。この間、選手の減点を確認することもできたし、国際B級の表彰式もあった。選手にとっては、トラブルを修理する時間としても有効だったかもしれない。中途半端に休むことで疲労が増大するという意見もあったが、さて、どうだったろうか。もちろんお客さんにとっては、この時間を利用して、ゆっくりお昼を食べることもできる。昼食抜きで一気に競技をするのがトライアル的だったかもしれないが、世の中はやっぱりお昼にはご飯を食べるのがふつうだ。
もっとも、この競技システムのために、この日はスタート時刻がいつもより1時間ほど前倒しされていた。IASのトップクラスが8時台にスタートするのだから、その早さは異例。トップライダーが、お客さんがまだらな中スタートしていくというシーンにもなった。“予選”なのだからそれでもよいという考え方もあるだろう。でももうちょっと、いろんな意見を聞いてみたい気もする。
2010全日本トライアル選手権第2戦九州大会(2010年4月11日)1ラップ目の第9セクション。国際A級スーパークラスを定点撮影してみました。ちょっとマニアックな映像ですが、登り方失敗のしかたは、聞こえてくる助走のエンジン音から違ってるのがわかります。
決勝のスタートは、予選順位に準じる。IAが15名、IASが12名、合わせて27名が次々にスタートする。持ち時間は1時間。すでに2回走ったセクションだからライダーとしてはそんなに問題はないが、それでもちょっとあわただしい。ただし一番慌ただしいのは、お客さんだ。1ラップ目のように、すべてのセクションでお目当てのライダーを追いかけるなんて言うのは、まず無理。せっかくの決勝だから、もっとゆっくり見たい気もする。これも、今後の課題としてほしい。
でもトライアルが、いずれにしても模索を始めているのは歓迎すべきことだと思う。守るべきものと変わっていくべきものを見極めるのはむずかしいが、変化への冒険や苦労がないままでは、発展など望むべくもないと思うから。それに、試行していくうちに、気がつくこともある。
今回、IAの9位で決勝に進出した佃大輔が、足を負傷してリタイヤすることになった。しかし運営側は、こういうリタイヤを想定していなかった。リタイヤといっても、予選は走っているのだからそこまでの順位は確定するべきで、佃は決勝最下位の15位ということになった。運営サイドの手落ちと攻めるのは簡単だが、やっていくうちに気がつくことがあってもいいのではないかと思う。
負傷といえば、競技システムとは直接関係がないが、IASの藤巻耕太が2ラップ目にマシンとからんでクラッシュ、頭を強打してリタイヤ、救急車で病院に急行した。脳震盪で記憶が飛んでいたほか、首を傷めていた可能性もあって一時は心配されたが、競技が終了する頃には元気(そう)な藤巻が会場に帰ってきていた。一安心だが、佃ともども、しばらく安静が必要かと思われる。どうぞお大事に。
さて決勝。2点差を追う黒山は「この点差はあってないもの」と仕切り直して勝負に挑んだ。こうなると、ひとつひとつのセクションでの出来が、勝敗に影響してくる。
第3セクション、ふかふかのヒルクライムは、黒山が3点、渋谷が5点。ここで同点。続く第4セクション、黒山が1点で渋谷がクリーン。ふたたび渋谷が1点リード。そしてここまで、2ラップ目に渋谷が1回だけ抜け出しただけという鬼門の第5セクション。出られる実績はあるから、ふたりには可能性はあった。うまくいくかどうかは、神のみぞ知る。
先に、黒山がトライする。すでに小川友幸や野崎など、ことごとく登れずに5点になっている。そして黒山は、ぎりぎり、登った。足が出て3点にはなったが、貴重な3点だった。これで渋谷が5点なら、黒山が1点リードということになる。しかしここを渋谷がクリーンするようだと、渋谷が4点リードと一気に渋谷が優位に立つ。
最後のトライになった渋谷。しかし渋谷は、最大の難関に至る前、宙を切ってマシンを旋回させた直後に倒れ込んでしまった。転倒。すぐに起こして(でも転倒は免れなかった)ヒルクライムに挑んだが、結局登れず。1点差で黒山のリード。
その後、黒山は最終セクションを残してすべてクリーン。最終を2点で抜けた。渋谷は、1ラップ目にここをただひとりクリーンしている。クリーンが出れば、勝敗もまたわからなくなる。しかし、渋谷の最終セクションは、3点だった。さらに渋谷には、3ラップ目の1時間の持ち時間に1分遅刻した。これでさらに1点減点が加わり、トータルでは黒山の3点差の2連勝が決まった。
たった3点差。タイムオーバーが全部で10点分もなければ、最初の第2セクションでの5点がなければ……などなど、たらればを思えば渋谷の勝利は目と鼻の先にあったことになる。しかし今回は、それ以上に、黒山が序盤の不調を克服して、勝利に向けてきちんと組み立てをしてきたという戦いだった。黒山は絶好調のときももちろん強いが、こんなふうに調子が悪いときにも試合をまとめる力を持っている。「調子が今一つだったので、今日は2位狙いだった」と語る黒山。2位でいいやというあきらめでなく、2位を勝ち取る作戦をきちんと実践していったからこそ、最後につかんだ勝利だった。
小川友幸と野崎の3位争いは、今回も最後で小川の勝利となった。2戦連続で小川に負けた野崎は、今回は表彰台も逃すことになってしまった。野崎の3ラップ目は、クリーンが5つと5点が5つというはっきりしたコントラストだった。
1ラップ目の2位からは順位を落としたものの、5位には田中善弘。しかも終わってみれば、野崎に3点差。田中のさらなる上位進出の可能性は、小さくないかもしれない。
田中を逆転できなかったことでくやしがることしきりなのが柴田。田中とは4点差。上位陣が減点を確実に減らしていくのに対し、柴田は1ラップ目の好結果を維持できなかった。加えてみんなが5点になるところを確実に5点になるという、つまらない結果もあった。クリーンできるところを確実にクリーンし、みんなが5点のところのいくつかを抜け出して優位に立つのが、柴田の上位進出の構想だ。
小川毅士は、序盤の不調をそのままひきずって、6位以内に入れずに終わった。8位斉藤晶夫、9位野本佳章、10位宮崎航、11位西元良太。IASは参加台数に関わらずに10位までポイント獲得だから、今回はリタイヤした藤巻と西元が無得点に終わったことになる。ルーキーの中では、宮崎が2戦ともポイント獲得の快挙を果たしている。
IASトップ3、黒山健一、渋谷勲、小川友幸と、IA優勝の田中裕人のコメント
国際A級
開幕戦で、淡々と走って勝利したと語ったのは三谷英明だったが、今回もまた、勝利者は「勝利は意識しないで淡々と走ったら優勝していた」と語った。田中裕人。今シーズン、久々にライダー業に復帰してきた。これまで長く小川毅士のマインダー(ちなみに今年から、マインダーのことはアシスタントと呼ぶ)を務めてきたが、毅士がマシンとチームを変えたことで、その任を離れることになったからだ。
開幕戦では今まで慣れ親しんだホンダに乗って6位だったが、今回はマシンをベータに変えてきた。「楽しくトライアルの練習をするのが目的で、その延長で試合に参加した」ということで、九州までの遠征も、実家に立ち寄るついでというアマチュアリズムたっぷりの裕人である。
試合感覚を取り戻そうとも思わず、ベータへの慣れもまだまだといいながら、しかし2位に14点差と、圧勝といっていい結果だった。慣れないながら自分の思うようにマシンを走らせたら、マシンがその通りに走ってくれたのがいい結果につながったという。三谷といい田中裕人といい、簡単に勝ててしまう感じがにくい。復帰にあたっては、そうそう簡単に勝てるはずがないと防衛線をはっていたのだが、やはり実力は健在だった。
2位三谷は、1ラップ目に5点が多く14位と遅れたが、きっちり盛り返して2位を獲得。3ラップ目の10点は、この日のベストスコアになった。
上位にはからめなかったが、もうひとり10点のベストスコアを叩き出したライダーがいた。藤原慎也。予選は14位と、かろうじて決勝進出を果たしていたのだが、決勝では5点ひとつ。それも無理と決めて申告5点としたもので(第4セクションは、IAとIASが同じ設定だったから、IAには厳し目となっていた)あとは1点が5つのみ。結果、藤原は7位まで駒を進めてフィニッシュした。あと2点上回っていたら6位小谷徹にも手が届いたのだが、そこは小谷もてがたいところだった。
昨年のB級チャンピオン山本直樹は、8位で決勝進出。前回A級の厳しさを味わったばかりだというのに、いきなりこのポジションに進出してきた。決勝ではちょっと順位を落としてしまったが、A級初ポイントの快挙だ。
九州勢が西和陽、松浦翼とふたり決勝に進出して、地元の大会に色を添えた。
左上から、2位三谷英明、3位小野貴史、4位成田亮、5位本多元治、6位小谷徹、7位藤原慎也、8位徳丸新伍、9位砂田真彦、10位滝口輝、11位山本直樹、12位波田親男、13位西和陽、14位松浦翼、15位(決勝をリタイヤ)佃大輔
国際B級
フル参戦2年目の平井賢志が念願の初優勝。開幕戦で2位に入っていた窪谷貴正が1ラップ目にトップに立ったが、2ラップ目に平井がベストラップをたたき出して逆転した。
去年は、ルーキーの山本直樹が全勝して若手大活躍の印象を残したシーズンだったが、今年はベテラン勢の活躍も光っていて、その勢力図の変化がおもしろい。まだまだシーズンを占うのは早いが、2戦を終えてランキングトップは、2戦ともに2位となった窪谷となっている。
若手ナンバーワンについたのは、中部の岩田悟。3位表彰台も、トップと11点差となった点差が納得いかないようだった。
前回優勝の樋上真司は、今回からシェルコでの参戦となった。当初は、開幕戦からシェルコでの参戦予定だったが、スペインからの入荷が遅れたために、開幕戦はRTLでの勝利となったのだが、マシンを乗り換えて、緒戦はまずは5位となった。
<Posted in 10.04.13 11:29( 11.01.14 00:02 Modified)>
11日、全日本九州大会
あしたは全日本九州大会。
お近くの方はどうぞお越しください。ちょっと珍しい、オートバイの曲芸みたいな戦いが見られます。会場から20分ほどの宿のおばちゃんは、あした、なにがあるんですか? へー、オートバイ? と不思議そう。まだまだ告知が足りません。がんばってほいなぁ、トライアル。
さて、お近くでない方は、自然山の速報を見ながら、ごひいきの選手の活躍をお祈りください。
リアルタイムで(なるべく)速報やってます。
自然山モバイル速報
土曜日のコメント、IASのみんなに聞いてみました。
黒山健一
第1戦は、ふつうでしたね。特によくもなく、悪くもなくの結果でした。5点が二つありましたが、ひとつはラインの失敗、もうひとつは、バランスを崩したときに、足をつくところがいくつかあって、どこに足をつくか一瞬悩んでいるうちに、足がつけないまま倒れてしまいました。足がつければ、そのまま1点ですんでいたパターンでしたねー。
小川友幸
開幕戦のスペシャルステージをとりいれたシステムはよかったんじゃないかと思いますね。ぼくのファンのお客さんにも好評だったし、ぼくらライダー的にも悪くなかったと思います。強いていえば、2ラップが終わってからスペシャルステージが始まるまでの時間が、ちょっと間延びしたかなという感じはありましたけど、まぁシステムは悪くなかったと思います。ぼくはオフシーズンには指のケガとマシンの仕上げがあって、ほとんど乗れていなかったんですね。それで調整不足で、不安要素がたっぷりあったんですが、それでも走ってみたら、不安に感じるほど調子も悪くなく、テーマを持って走っていたので、自分のペースを守って走ることができました。みんなより先にトライして5点になったりもしていましたけど、自分のペースを作るという点では、それも勉強になりました。その後、いったん同点で並びましたけど、1ラップ目に意外に楽にクリーンしていけたラインで、クリーンを狙いすぎて5点になりました。あしたは、ぼくらのスタートも時間帯が早いし、決勝も時間が少し短いので、お客さんはたいへんかなぁと思います。前回課題だった問題点は、根本的には解決していないですが、なんとか走れていますから、まず問題ないと思います。
野崎史高
開幕戦は、すごくくやしい試合でしたね。それも自分のミスなので、しかたないといえばしかたないんですが。特にSSのひとつめは、自分でも得意パターンだったんで、まさか失敗するとは思っていなかったです。2ラップとも3つずつ、大きなミスが出てもいるんで、そういうところを正確につめていきたいですけどね。調子は悪くなかったんですけど、そういうところが結果として、くやしい戦いになってしまいました。今回の試合は、予選と決勝があるんで、予選と決勝の間のインターバルで、疲れが出るんじゃないかなという予想があります。どうなりますかね。
小川毅士
開幕戦は、悪くはなかったけど、ひとつふたつのミスが、結果、大きく響いたかなぁという感じですね。2ラップ目の7とか1ラップ目にクリーンしているし、SSの1も好きなセクションではなかったけど、落ちる予定ではなかったですね。そういうところをきちんと走れるようにしていきたいと思いますね。2ストロークに乗り方についてはともかく、ベータに慣れていない部分は出ていたかなと思います。ベータのスピードについていけなかったりとかね。あれから少し時間も経って、もう少し慣れている部分もあるので、今回は見ておれぞと思っています、もちろん!
渋谷勲
開幕戦は、1ヶ月経った今となってもくやしい大会でしたね。前回は上位陣の点差が離れなくて精神的に苦しかった大会でしたけど、今回はセクションがむずかしいという情報なんで、そういうほうが、うれしい。雨かもしれないというんで、雨はいやだけど、それでもうれしい。点差がはっきりつくから、うれしいんです。この前は、試合前に、今だから言えるけど、4時間くらいしか乗れてなかったんです。いいマシンになっているんだけど、時間が足りなかった。今回は乗り込めてもいるし、乗り慣れてもいるし、それに、毎回健ちゃんばっかり勝っているのもいやなんで、今回はほんとに勝ちに行きますよ。
田中善弘
第1戦は気持ちよく乗れましたね。出だしはよかったんですが、気づけば時間がなくて、最終セクションをエスケープして、2ラップ目に第1セクションで5点になって調子を崩しました。セクションが少し甘めだったんで、自分らにとってはチャンスかと思ったんですが、甘かったです。今回は一発かましたいところですが、かまされてしまいますかね。ははは。
柴田暁
開幕戦は、終わった直後は盛り上がっていたんですが、今思えば、体調が悪く大会に臨んでしまったので、体力に問題がありました。ちゃんと体調管理をしていればと、今は後悔のほうが大きいです。クリーンをしたスペシャルステージの最終セクションは、小川さんにラインを指示されて、そのとおりに走ったら「行けましたー」という感じでした。トライする前に、なんでぼくが最後なの、最後に落ちて恥じかくのはいやだなぁとみんなに言いながらのトライだったんですが、たまたま運よくあがれて、しかもバランスよくためてあがったんでいいかっこうができました。でも3速で上がっていって勢いが足りなくなっての、ぎりぎりだったんです。楽しかったですね。今回は調子は悪くないですけど、現場にきてからの乗り込みが足りないので、もうちょっと乗りたかったなというのはありますけど、がんばります。
斉藤晶夫
開幕戦は、からだが動いてなかったですね。2ラップ目に、ようやく自分の実力の70%くらい出せるようになったんですけど、それ以上のセクションになると、やっぱり走れなかった。いずれにしても、1ラップ目が悪すぎました。あと、スペシャルステージのヒルクライムで、気持ちが弱くなってしまいましたね。今回は、ちょっとバイクが安定しないところがあって、それがちょっと気になってますが、ライダーは前回よりは準備もうまくいってるんで、悪くないと思います。
西元良太
この前は、どうしようもない5点がいくつかあって、自分が持っているものをきちんと出せなかったというのが、大きな反省点です。心技体でいうと、技の部分で、ベストを出せなかったところがあったんですが、そういうことがないように、どのセクションでも技術を発揮できるように、がんばりたいと思います。ぼく、2007年くらいから、ぜんぜん緊張しなくなっちゃったんです。それまですごく緊張するタイプだったんですけど。スーパーに上がっても、1戦2戦はちょっと緊張しましたけど、それ以降は、リラックスできているというか、まわりが見られるようになったんだと思います。でもリラックスできてても、この前の第1セクションみたいにインでいきなり5点になったりして、あのときはほんとに血の気が引きましたよ。A級と同じラインでの5点でしたからね。A級だったら、絶対に落ちてないです。絶対笑われてるだろうなぁと思ってましたけど、今回はああいうことが絶対ないように、がんばりたいと思います。
藤巻耕太
スーパークラスは、想像していた以上にだめでした。成績ももちろんでしたけど、走った感じもだめでしたね。もうちょっとできるかなぁと思ったんですけど、動かなかったですね。第1セクションのインで、落ちたんですよね。ふつうじゃ、考えられないんですけど。セクションも、絶対出られるというセクションだったら気分も上がっていけるんですけど、きわどい、行けるか行けないかになってくると、そのポイントの部分を意識して、おかしくなってしまいますね。第3も、A級と同じはずだったんですけど、5点取っちゃったりしてますから。今回は、少し気持ちを変えてみて、もっとリラックスしてやってみるかなと思っています。A級のときみたいに、勝ってやるぞという強気の姿勢があったほうがいいのかなと思っています。
野本佳章
スーパークラスのトライアル、楽しいですよ。楽しいだけじゃ、だめなんですけどね。セクションには、ことごとく跳ね返されましたね。ぼく的には、もうちょっといけるはずだったんですけど。でも、これからやることがわかったんで、へこんではいなかったですね。やることをしっかりやって、これから伸びていこうと思います。それに開幕戦では、タイムオーバーもありましたね。気がついたら、時間が終わっていました。そういうところをちゃんとやって、練習内容を変えていって、がんばっていきたいと思います。
宮崎航
初めてのスーパークラスの戦いは、セクションがどんなかなと不安だったんですが、お客さんの声援とか盛り上がりとかがあって、意外に楽しく走れました。そういう意味で、終わったあとはすがすがしかったです。成績については、まだまだどうなってもおかしくないという競り合いですね。この前はタイムオーバーがあったんですが、あれは、もうタイムオーバーは気にしないで走った結果です。上のひとのペースが早かったのもあって、ぼくらは、トップの人の走りを見れてよかったというのもあります。今回は、乗り込みがちょっとできてないのが気になるんですけど、気持ちよく、いいトライが見せられるように、がんばります。
<Posted in 10.04.10 19:55( 11.01.14 00:02 Modified)>
全日本第2戦九州開催目前
全日本選手権シリーズ、開幕から約1ヶ月を置いて、第2戦は九州は熊本県の八代海をのぞむ海沿いで開催される。
国際A級スーパークラスが12名の参加、国際A級が30名、国際B級の参加は42名となっている。
今回の九州大会は、新たな試みとして、国際A級と国際A級スーパークラスに関しては予選・決勝で勝敗が決まる形式をとっている。未来に向けて、トライアルの選手権はどんなカタチが理想なのかを模索する試みとして、開幕戦の9セクション2ラップ+スペシャルステージ形式に続いておこなわれるニュースタイルだ。
セクションは10セクション。国際B級はこれを2ラップ、国際A級スーパークラスと国際A級は予選で10セクションを2ラップした後、決勝で10セクションを1ラップする。
初めての試合システム、そして初めての会場。現地からの報告では、現地はけっこうワイルドな地形で、観戦も体力勝負のようだ。
<開催概要>
大会名称:2010MFJ全日本トライアル選手権シリーズ第2戦九州大会
開催日:2010年4月11日(日)
会場:小田浦和田山タナカ森林農場(熊本県葦北郡芦北町小田浦)
主催者:MFJ加盟団体・九州モーターサイクルスポーツ協会(MFJ九州)
主催協力:MFJ九州トライアル委員会、熊本県トライアル部会
後援:熊本日日新聞社、九州二輪車協会
公認:財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
| <タイムスケジュール> | ||
|---|---|---|
| 4月10日(土) | 9:00〜 | パドックオープン |
| 10:00〜16:00 | ウォーミングアップ | |
| 13:00〜16:00 | 選手受付・車検 | |
| 13:10〜16:20 | セクション内立ち入り下見可能時間(ライダーのみ) | |
| 16:30〜16:45 | ライダー・アシスタントミーティング | |
| 4月11日(日) | 6:00〜 | ウォーミングアップ |
| 6:30〜7:00 | セクション内立ち入り下見可能時間(ライダーのみ) 選手受付・車検 | |
| 7:00〜7:15 | ライダー・アシスタントミーティング | |
| 7:30〜7:50 | IBクラススタート(1分おき2台) | |
| 8:00〜8:29 | IAクラス予選スタート(1分おき1台) | |
| 8:35〜8:46 | IAスーパークラス予選スタート(1分おき1台) | |
| 11:00〜11:20 | IBクラスゴール | |
| 11:30〜11:59 | IAクラス予選ゴール | |
| 12:05〜12:16 | IAスーパークラス予選ゴール | |
| 12:30〜12:50 | IBクラス表彰式 | |
| 13:00〜13:26 | IA・IAスーパークラス決勝スタート(1分おき1台) | |
| 14:00〜14:26 | IA・IAスーパークラス決勝ゴール | |
| 15:00〜15:30 | 大会式典、IA・IAスーパークラス表彰式 | |
*IA・IASの決勝ラウンドスタート順は、予選終了後に発表される。
国際A級スーパークラス・予選
| ゼッケン | 氏名 | スタート時刻 | 1L終了時刻 | ゴール時刻 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 黒山 健一 | 8:46 | 11:16 | 12:16 |
| 2 | 小川 友幸 | 8:45 | 11:15 | 12:15 |
| 3 | 野崎 史高 | 8:44 | 11:14 | 12:14 |
| 5 | 渋谷 勲 | 8:43 | 11:13 | 12:13 |
| 4 | 小川 毅士 | 8:42 | 11:12 | 12:12 |
| 6 | 田中 善弘 | 8:41 | 11:11 | 12:11 |
| 8 | 柴田 暁 | 8:40 | 11:10 | 12:10 |
| 10 | 西元 良太 | 8:39 | 11:09 | 12:09 |
| 9 | 斎藤 晶夫 | 8:38 | 11:08 | 12:08 |
| 15 | 宮崎 航 | 8:37 | 11:07 | 12:07 |
| 13 | 藤巻 耕太 | 8:36 | 11:06 | 12:06 |
| 14 | 野本 佳章 | 8:35 | 11:05 | 12:05 |
国際A級クラス・予選
| ゼッケン | 氏名 | スタート時刻 | 1L終了時刻 | ゴール時刻 |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 三谷 英明 | 8:29 | 10:59 | 11:59 |
| 2 | 本多 元治 | 8:28 | 10:58 | 11:58 |
| 7 | 岡村 将敏 | 8:27 | 10:57 | 11:57 |
| 8 | 成田 亮 | 8:26 | 10:56 | 11:56 |
| 1 | 小野 貴史 | 8:25 | 10:55 | 11:55 |
| 46 | 田中 裕人 | 8:24 | 10:54 | 11:54 |
| 16 | 小谷 徹 | 8:23 | 10:53 | 11:53 |
| 19 | 村田 慎示 | 8:22 | 10:52 | 11:52 |
| 12 | 砂田 真彦 | 8:21 | 10:51 | 11:51 |
| 10 | 佃 大輔 | 8:20 | 10:50 | 11:50 |
| 11 | 徳丸 新伍 | 8:19 | 10:49 | 11:49 |
| 9 | 滝口 輝 | 8:18 | 10:48 | 11:48 |
| 14 | 波田 親男 | 8:17 | 10:47 | 11:47 |
| 18 | 西 和陽 | 8:16 | 10:46 | 11:46 |
| 23 | 藤原 慎也 | 8:15 | 10:45 | 11:45 |
| 25 | 山本 直樹 | 8:14 | 10:44 | 11:44 |
| 27 | 佐藤 優樹 | 8:13 | 10:43 | 11:43 |
| 29 | 安岡 護 | 8:12 | 10:42 | 11:42 |
| 31 | 大西 貴 | 8:11 | 10:41 | 11:41 |
| 32 | 吉良 祐哉 | 8:10 | 10:40 | 11:40 |
| 35 | 荒木 隆介 | 8:09 | 10:39 | 11:39 |
| 42 | 北山 将司 | 8:08 | 10:38 | 11:38 |
| 47 | 三塚 政幸 | 8:07 | 10:37 | 11:37 |
| 49 | 石井 和則 | 8:06 | 10:36 | 11:36 |
| 51 | 松浦 翼 | 8:05 | 10:35 | 11:35 |
| 52 | 徳丸 貴幸 | 8:04 | 10:34 | 11:34 |
| 53 | 上福浦 明男 | 8:03 | 10:33 | 11:33 |
| 54 | 橋本 隆之 | 8:02 | 10:32 | 11:32 |
| 55 | 江藤 真弥 | 8:01 | 10:31 | 11:31 |
| 56 | 村上 功 | 8:00 | 10:30 | 11:30 |
国際B級クラス
| ゼッケン | 氏名 | スタート時刻 | 1L終了時刻 | ゴール時刻 |
|---|---|---|---|---|
| 2 | 樋上 真司 | 7:50 | 10:20 | 11:20 |
| 53 | 窪谷 貴正 | |||
| 23 | 松本 龍二 | 7:49 | 10:19 | 11:19 |
| 4 | 平井 賢志 | |||
| 21 | 岩田 悟 | 7:48 | 10:18 | 11:18 |
| 10 | 杉木 直志 | |||
| 9 | 岩見 秀一 | 7:47 | 10:17 | 11:17 |
| 45 | 磯谷 玲 | |||
| 17 | 朝倉 匠 | 7:46 | 10:16 | 11:16 |
| 7 | 橋口 智彦 | |||
| 14 | 遠藤 博文 | 7:45 | 10:15 | 11:15 |
| 19 | 吉平 正男 | |||
| 20 | 金沢 清志 | 7:44 | 10:14 | 11:14 |
| 22 | 伊藤 紀夫 | |||
| 25 | 小谷 一貴 | 7:43 | 10:13 | 11:13 |
| 26 | 清水 稔久 | |||
| 27 | 山口 晃一 | 7:42 | 10:12 | 11:12 |
| 28 | 大治 雅也 | |||
| 29 | 斉藤 隆志 | 7:41 | 10:11 | 11:11 |
| 30 | 木村 大輔 | |||
| 31 | 仲田 篤史 | 7:40 | 10:10 | 11:10 |
| 32 | 近藤 直行 | |||
| 33 | 宮嶋 清次 | 7:39 | 10:09 | 11:09 |
| 35 | 加藤 有浩 | |||
| 36 | 岡田 洋一 | 7:38 | 10:08 | 11:08 |
| 37 | 長谷山 ちえみ | |||
| 39 | 霜野 健一 | 7:37 | 10:07 | 11:07 |
| 40 | 西 英樹 | |||
| 41 | 西 宏次 | 7:36 | 10:06 | 11:06 |
| 42 | 岡沢 智樹 | |||
| 43 | 香川 義幸 | 7:35 | 10:05 | 11:05 |
| 44 | 河野 完次 | |||
| 46 | 英 幸一郎 | 7:34 | 10:04 | 11:04 |
| 47 | 堀田 正三 | |||
| 48 | 武中 裕輝 | 7:33 | 10:03 | 11:03 |
| 49 | 小村 誠治 | |||
| 50 | 大塚 雅文 | 7:32 | 10:02 | 11:02 |
| 51 | 川原 徳親 | |||
| 52 | 佐藤 吉信 | 7:31 | 10:01 | 11:01 |
| 54 | 緑川 雅之 | |||
| 55 | 大田 幸成 | 7:30 | 10:00 | 11:00 |
| 56 | 後藤 研一 |
<Posted in 10.04.08 12:40( 10.04.08 14:02 Modified)>
開幕戦はやっぱり黒山!
2010年全日本選手権は、3月14日に茨城県真壁トライアルランドで開催。従来とは異なり、9セクション2ラップに、IASのみスペシャルステージの2セクションがおこなわれるという新しい試みが組み込まれていた。
序盤は田中善弘、野崎史高、渋谷勲などの好調が光ったが、やはり黒山健一が中盤以降実力を発揮して堂々の勝利。小川友幸も、最後にスペシャルステージで野崎を逆転して2位にはいった。
ルーキーでは、スーパークラスのセクションに不安があると語っていた宮崎が10位となって最上位を得た。
*レポート、書きました
開幕戦は、もうここ何年も真壁トライアルランドで開催することになっている。同じ会場だから、セクションに使われる地形も同じ。新鮮なセクションを提供したいという主催者側は雪や雨の中、苦労を重ねて会場設営。今回のセクション設定をしたのは、成田匠だった。
今回は、セクション設定の他、新鮮なシステム変更があった。IASクラスのみ、スペシャルステージの導入だ。スペシャルステージは、大昔(成田匠が国際B級だった頃と記憶している)に全日本に導入されたことがあったが、賛否両論のままに廃止され、それがこの数年、中部大会実験導入されていた(中部大会ではスペシャルセクションと呼んでいる)。
中部のSS(頭文字をとるとどちらもSS)はギャラリーにも好評で、これがトライアル委員会でも一定の評価を受け、各地の全日本でもこういった試みを積極的に取り入れていくという申し合わせがあったということだ。
同時に、セクション数は9セクションとなった。コンパクトでスピーディな試合進行を目指したものだが、運営スタッフの人手不足も影響しているという。少子化で人口が減っているのはトライアル界だけではないのだが、トライアルの運営側の人口減は深刻なのかもしれない。
さて、今回の最初のスタートライダーはエキジビジョン125の倉持俊輝。13歳の中学生ライダーで、トライアルアカデミーの出身者だ。エキジビジョン125は若年層のトライアルライダーへの啓蒙活動で設けられたクラスだが、このクラスの参加者ももうちょっと増えてくれないものかと願うところ。倉持は国際B級のリザルトと照らし合わせると63位。まだまだ修業中といったところだが、動きのいいアクションは今後が期待できるところだ。
■国際A級スーパークラス
スーパークラスのメンバーは、昨年から三谷英明がいなくなり(IAに移動)、尾西和博と坂田匠太がお休み(スポット参戦の可能性はありとのこと)。代わってIAから3人の若手が昇格してきた。09年IAチャンピオン藤巻耕太、そして野本佳章、宮崎航の3人だ。昨年昇格した柴田暁、斎藤晶夫、西元良太(08年IAチャンピオン)の3人も、上位を目指して参戦してきた。
今回のIASセクションは、9個のすべてが難攻不落というわけでもなく、結果表を見ても12人の全員がクリーンを獲得している。成田匠によると「かなりメリハリをつけてセクションを設定した」ということだった。
第1セクションは最後のポイントが難関だった。ここは結局、柴田以外の1年生、2年生は全員が5点となった。しかし西元と藤巻、IAチャンピオンのふたりは、IASならではの難関ではなく、前半のポイントで失敗している。いわば、IAラインで5点になっているわけだ。彼らがIAを走っていたらこんな結果にはなっていなかったはずで、IASを走るという緊迫感が、平常心を失わせていたのかもしれない。
渋谷勲、小川毅士はここを2点で通過。小川友幸、野崎史高、そして柴田暁が1点で通過。柴田の1点は素晴らしかった。そしてここをクリーンで通過したのは二人。黒山健一と田中善弘だった。
第2セクションでは、柴田は5点に終わったものの、今度は斎藤が1点、宮崎航がなんとクリーン。宮崎は土曜日の時点では「IASのセクションを走るのが不安」と語っていたが、同時に開き直って走れるから、それがいい結果に結びつけばとも語っていた。
第3セクションも大岩が複雑に配置された難所だった。ここまでオールクリーンしていた田中善弘がここで2点。このセクションは、斎藤以外の11人が5点とならずに通過している。宮崎と藤巻のルーキー二人が1点、西元がクリーンと、ルーキーたちもがんばっていることを実証している。
試合の流れが変わったのが第4セクションだった。9セクション2ラップということで、IBによる渋滞に巻き込まれることをきらって誰よりも速いタイミングでトライに入っていた小川友幸が、最後のポイントで失敗して5点となった。その後、西元、野本が3点となると、野崎、渋谷、そして田中がクリーン。抜けられないセクションではないことが明らかとなった。ところがここで、黒山も5点になった。これでトップは野崎、2位に渋谷と田中だ並ぶという展開となった。この日はセクション数が少ないから、このまま野崎が逃げ切り、黒山や小川が5点ひとつが災いして敗退する可能性は少なくなかった。
黒山も、それを心配した。しかしそれを心配していても、残してしまった5点を覆すことはできない。かくなるは、ここから先のセクションをひとつひとつていねいに走り、ライバルの失点を待つしかない。
その後の黒山は、しかし見事な走りっぷりだった。第4セクションの5点以外はオールクリーンとまではいかなかったが、ふかふかのヒルクライムと最終のタイヤ一本ラインの登りとで1点を失い、1ラップ目のトータル減点は7点。
黒山を脅かすべき野崎は、1ラップ目には5点こそなかったものの、3点を二つ、1点をひとつと減点を重ねて、1ラップが終わったときにはわずか1点差ながらトップを黒山に奪われていた。
黒山と同じく第4で5点となり、野崎と同じように減点していた小川は、1ラップ目11点で3位。ふたりには、乗れっぷりにちょっと差があるような印象だった。ただし小川は、まだまだあきらめてはいない。少なくとも、3位になるのと2位を獲得するのとは、シーズンを戦う上で大きなちがいがある。
第1セクション、第4セクションをクリーンして気を吐いた田中善弘は、それ以降はちょっと点数をまとめられ切れず、1ラップ目は5位。2ラップ目には1ラップ目にクリーンした第1と第4で5点となるなど、ラップだけで見れば9位となって、トータル6位に落ち着いた。
2ラップ目に田中に勝るスコアを残しながら、田中に10点差、20点差をつけられたのが、スーパークラス2年目の柴田暁と西元良太、斎藤晶夫。柴田は「今年は3位以内を狙っていきたい」と具体的に夢を語る。対して西元は「がんばるしかない」と殊勝な豊富を語っていたのだが、8位は思ったよりもよい結果だったようだ。2ラップ目に4つのクリーンをたたき出して、1年生2年生の6人の中ではベストラップの23点をマークした斎藤は、1ラップ目が悪すぎて(最下位)9位。この上り調子が、フューチャー300での試合慣れができてきたということなら、次回以降が楽しみでもある。
10位から12位までは、昇格1年生が3人並んだ。この3人の中で最上位となったのは、IAランキングも5位で、セクションに対する不安も口にしていた宮崎航だった。不安と同時に、開き直ってセクションに挑めるので、それがいい結果につながることも期待していた宮崎。どうやら結果は、いい結果に出たようだ。
さて、今年の注目株といえば小川毅士。昨年、出身地の京都から真壁トライアルランドの近くに転居し、さらに今年は、チームとマシンを一気にスイッチした。日常、真壁で練習をしている愛好者からは「今年の毅士は絶好調」という声も多かった。
RTLからベータEVOへ。その乗り換えは、さぞマシンが軽くなったことだろうと思うのがふつうだが、実はマシンの重量は、さほど大きな変化はないという。毅士が乗っていたフューチュー300は、排気量をアップしているのと同時に、軽量化も進められている。スタンダードのEVOなら、重量自体は同じくらいではなかったかと、毅士は言う。今年の毅士号は、さらにいくらかの軽量化を進めているので、それで1kg〜2kgの軽量化が実現した。ただ、実際にマシンを操る際には、重量配分の問題か、EVOはやはり軽さが実感できるとのことだった。
もちろん、マシンが軽ければすぐに成績が出るわけでもなく、4ストロークから2ストロークへの乗り換えも簡単ではない。だいぶ慣れてはきたが、とっさのときについ2ストロークの乗り方が出てしまうということで、結果は渋谷勲に3点差の5位。毅士にすれば、大いに不満な結果となった。しかし、最後のスペシャルステージで見せたクリーンなど、今後の毅士に対する期待も、また大きい。
9セクション2ラップが終わって、20分ほどのインターバルを置いてふたつのスペシャルステージセクションにトライ。この方式は、ライダーにはおおむね好評のようだ。観客にとっても、時間に追われて大急ぎのトライになることが多い通常の終盤戦は、試合の流れが見えないことが多いのに対し、スペシャルステージは試合の流れも整理ができる。なにより、ゆっくり観戦することができるのがいい。
強いていえばという注文としては、2ラップをゴールしてからスペシャルステージのオープンまでの20分が、間延びしてしまうという危険があった。選手にとっては、コンセントレーションを維持した状態のまま最後まで走りきれたほうがいい。観客側の視点からすると、待ち時間が少し長いきらいもあるが、食事をとったりなど、一息入れられる時間をとれたりもする。どちらがいいかは、選手側観客側、運営側のいろいろな事情がありそうだ。
スペシャルステージは、ひとつめは大岩中心のダイナミックなもの。前半の大技と、最後にダニエルで飛んでいくところが大きなポイントとなった。ふたつめは、名物となっている第ヒルクライム。いつもはある程度の助走を持って登りにかかるが、今回は助走がほとんどない状態でのアプローチとなった。
ひとつめのセクションは12人のうち半分の6人が5点。中でも、野崎と小川毅士が5点となったのは意外な展開となった。ふたりとも、ダニエルで飛んでいく最後のポイントでの失敗。野崎は「ああいうところは得意パターンなのに」とくやしがることしきり。
クリーンしたのは黒山、小川友幸、渋谷の3人。トップライダーにとっては、足が出る設定ではないが、ちょっと失敗が5点になる、油断できないセクションだったということになるのだろう。
SSの一つ目を終えたところで、黒山のリードが5点となり、黒山の勝利が決まった。シーズンオフに手術をし、まだ術後のコンディションには多少の不安もあったというが、結果的には試合は問題なし。セクションインを前に、エンジンで左手を暖める姿が見受けられたが、黒山が手術の影響を感じさせたのは、こういう瞬間くらいだった。
最後のセクション。スペシャルステージの二つ目。こちらはひとつめよりも少し難度が高く、5点に沈んだのは7人になった。その中には、小川友幸も含まれている。小川は野崎と僅差での2位争いをしていて、結果、この5点で両者の点差はわずか1点となった。野崎がSSひとつめをクリーンしていたら、あるいは3点ででも抜けていたら……。小川にすれば、最後に転がり込んだ2位表彰台だった。
市販車マシンに乗って2年目。土曜日には素晴らしい仕上がりといっていたが……。
「実は、ないしょにしていましたが、仕上がりにちょっと不安があって、そんな中では今日の試合はよく戦えたと思ってます。準備不足は時間切れの結果なので、次の九州までには万全の体制で臨みたい。優勝できた去年の開幕戦は、自信を持って海上にやってきていましたから、そういう体制で次回は走りたい」
と、小川の試合後のコメント。
このSSのふたつめ。クリーンをしたのは、ひとつめのSSよりひとり減ってふたり。しかし今度は、上位陣が誰もクリーンできないという結果になった。
クリーンしたのは、まず小川毅士。ふけの鋭い2ストロークエンジンを上手に使ってそそり立つ頂点を極めた。そして最後にトライした柴田暁。柴田は登りの頂点にたどりついてから、体勢を整え、満を持してセクションアウトした。スーパークラス2年目のまだルーキー選手が、関東大会のエピローグを飾る、素晴らしいトライを見せたのは、うれしくも意外な結末となった。
■国際A級
2年間のスーパークラス生活から、国際A級に戻ってきた三谷英明が見事な勝利。1ラップ目からトップを譲らず、5点もひとつだけという見事さだった。今回優勝したマシンは、去年の最終戦を走ったそのままの状態ということで、シーズンオフには別のマシン(フューチャー125)に乗り込んでいたという。突然出場してこの成績をおさめるというのも、三谷らしいところ。三谷が強いときには、練習をしていなかったりすることが多い。
それにしても、去年は、藤巻、野本ら、若手ライダーの活躍が注目を集めたシーズンだった。今年は一転、ベテランライダーが上位を占めた。昨シーズン後半、上位入賞ができるようになった滝口輝は、2週間前に追突事故に遭い、むち打ちに苦しみながらの15位。B級チャンピオンで逸材ぶりが期待されている山本直樹は、ポイント獲得まで12点差の24位。
誰が勝つか分からない勝負のおもしろさは、国際A級クラスの魅力のひとつだが、IASからの降格組に、ルーキーの若手が混ざってしのぎを削るようになると、このクラスもより活気に満ちた戦いとなっていくだろう。
今回6位の田中裕人は、去年まで長く小川毅士のマインダー(今年からアシスタントと呼ぶことになった)を務めていた元IAS。自分で走るのは久しぶりだが、2ラップ目に減点をほぼ半減させてこの順位を得た。
国際A級の2位から15位までの各選手。2位本多元治、3位岡村将敏、4位成田亮、5位小野貴史、6位田中裕人、7位小谷徹、8位村田慎示、9位高橋伸一郎、10位小森文彦、11位砂田真彦、12位佃大輔、13位永久保恭平、14位徳丸新伍、15位滝口輝
■国際B級
「国際B級は5年目になるのかな。長かったですね」
樋上真司が国際B級初勝利。去年はゼッケン1をつけたものの未勝利。表彰台も遠かった。
「去年までは、試合となると緊張してぴりぴりしていたんですけど、今年はそうならずに走れるようになりました。気持ちの切り換えができるようになったかな」
ということだ。気持ちの切り換えができるようになったところで九州でももう1勝?と水を向けると「期待されちゃうとプレッシャーになっちゃうけど、九州もがんばります」と前向きのお答え。
今年の国際B級は、新しいポイント獲得者が多く、シーズンの行方も楽しみだ。
去年、エキジビジョン125を走っていた磯谷玲は、IBに昇格していきなり、11位でポイントを獲得した。
国際B級、2位から15位までの各選手。2位窪谷貴正、3位宮本竜馬、4位松本龍二、5位平井賢志、6位椎根弘守、7位岩田悟、8位杉木直志、9位岩見秀一、10位岩崎直樹、11位磯谷玲、12位朝倉匠、13位鈴木克敏、14位山口雄治、15位益子宏和
■エキジビジョン125
<Posted in 10.03.16 09:36( 11.01.14 00:02 Modified)>
全日本開幕前夜
3月14日、いよいよ全日本選手権が開幕する。
大会については2月20日の記事をご参照ください。
真壁トライアルランドの場所はこちらをご覧ください。
セクションを構成した成田匠によると、勝負どころは5セクションと6セクションとのこと。セクションの難易度にはメリハリをつけてあるので、華麗にクリーンができるところとライダーが攻略に苦しむところのコントラストが楽しめるはずという。勝負どころという二つのセクションはマニア向きということで、誰にでも分かりやすいのは、やはりふたつのスペシャルセクション。こちらも、ひとつめは時間ぎりぎりの後半にむずかしいポイントが待ち受けているという。
開幕戦を翌日に控えて、国際A級スーパークラスのライダーに、開幕戦にかける意気込みを聞いてみました。12人ずらり登場です。
1
黒山健一
Team 黒山レーシング・ヤマハ
去年に比べてケガが多いシーズンオフで、手術もしたので不安材料が多いシーズンインになったんですが、いまのところ、からだも動いているし、問題なく、トレーニングもこなせてきています。あとは本番当日、集中して走れればいいと思います。勝ってやるぞという気持ちは、毎年、別にないんで、自分のベストを出せれば、結果はあとからついてくると思ってます。試合の時に、いかにベストコンディションに持っていけるかが問題なんで。ここは去年負けてるんで、今年は勝っておきたいなと、ちょっと強い思いはありますね。
2
小川友幸
HRCクラブMITANI
今年は去年より花粉症が楽でいいです。基本的には、去年と同じ体制で、同じ市販車ベースのマシンで戦います。ただマシンを作り上げるについては、かつてなくいい状態に仕上がったと思っています。からだも、いいんじゃないかと思います。腰のトラブルもないし、去年やった指も、シーズンオフに1ヶ月半くらい乗らずに置いておいて、まずまず問題なく回復していると思います。ここは去年勝てた場所でもあるし、開幕戦は大事ですので、まず、しっかり乗りたいと思います。
3
野崎史高
YSP京葉レーシング
今年は、とにかく一番しか目指していません。今年は例年になく体調がよくて、本当にものすごくいいので、空回りしないように気をつけます。ずっと、腰痛に悩まされていて、腰痛なんてなおるものではないと思っていたんですが、スポンサーさまの協力でトライしてみたことが、自分でも驚くような効果があって、本当に調子がいいんです。マシンも、大きな仕様変更はないもののいい仕上がりにできあがっているので、明日が楽しみですね。
4
小川毅士
WISE BETA RACING
ベータは、最初はチームMITANIの中で乗り換えるという話で始まったんですが、話を進めていくうちに、チームも移籍しての今シーズンになりました。まだベータへの乗り換えは、完璧じゃないですね。ぼくはホンダに乗ってるときから思いきりホンダ乗りで、面で走る感じでした。ベータに乗ったら、もっと合わせて乗れと小川さんとかに言われるんですが、でもこれしかできないし。ぼくが乗れているというウワサがあるみたいですが、乗り換えにてこずっているわりには、という注釈つきじゃないですか。マシンは、フューチャーと比べて1kgか2kg軽いんですが、重量配分とかで、乗った感じはもっと軽く感じます。
5
渋谷勲
HRCクラブ ぱわあくらふと
このシーズンオフはずっと大阪にいて、乗り込みをしました。本番車ができあがってきたのが数日前なんで、それがちょっと不安なんですが、でもマシンの出来上がりは満足いけるものなので、いい試合ができればと思います。4ストロークは、まだ完全に慣れきってはいません。ちょっとしたときに、2ストロークの乗り方が出てくるんですね。からだの動きが早くなっちゃうんです。今年は優勝を狙いたいですが、でも自分の走りがしたいと思います。去年は自分の走りができたようなできなかったようなところがありましたから。
6
田中善弘
WISE BETA RACING
今年は調子がいいですよ。チームとマシンも2年目になるし、いい感じで乗れています。小川毅士もやってきて、一度いっしょに乗りましたけど、同じマシンでこういう行き方があるのかという観察もできましたし。いい気持ちでシーズンを迎えていますよ。
8
柴田暁
HRCクラブMITANI
いい感じで仕上がってきていると思うんですが、ここ1週間くらい、風邪を引いてしまって、それがどこまで影響するかなというところです。だいぶ回復してるんで、なんとかなるかと思います。スーパークラスのセクションも、だいぶ走れるようになってきているという感触もあるので、今年1回くらいはどうしても表彰台に上がりたいなぁと思ってます。
9
斉藤晶夫
HRCクラブMITANI
オフシーズンに、自分のライディングの根本的なところを見直すことができたので、いい感じになってきています。菅生が終わってバイク乗り換えて、ライディングフォームとか重心位置とかを考えながら乗っていたんですけど、すごく学べたという実感があります。そういう成果がきちんと出せれば、上位も狙えるかなという期待はあります。マシンもフューチャー300で、このパワーを使えれば、楽しみですよ。
10
西元良太
YSP京葉Racing
がんばるしかないですね。そんな中で、シーズンオフに取り組みを変えてきたので、それが走りに出せればいいなと思ってます。練習環境も変えてきました。まず、自分の闘争心をかきたたせるような練習と、あとは体力トレーニングに力を入れました。体力はがんばればがんばるほど身につけられますから。今年はライバルが多いですが、やはりスーパーに上がるには、中途半端な気持ちでは上がれないので、そんなところでしのぎを削ってきた仲間と競い合えるのが、うれしいなと思います。
13
藤巻耕太
GASGAS TRIAL TEAM
練習の時点で、明らかに走れていないので、楽しみという以前なんですけど、がんばっていくしかないですね。単発は上がらないし、セクションの練習をすれば時間も足りないし、つまり出られないと。あしたは、ひとつでも多く、セクションを走破したいと思います。なんとかして、登らないとね。
14
野本佳章
MOTO VIENTO
スーパークラス、楽しみですね。スペシャルステージもありますし。スーパーを走るのは、昔から憧れでした。いつかはやってやるぞと思ってました。セクションに対する不安とかも、あんまりないですね。大会となったら走るしかないじゃないですか。大きな声ではいえませんが、ちょっと見てろよという感じはあります。いやちょっとですけど。晶夫くんとか柴田くんは同期でずっとやっていたんで、彼らに勝つのはまだむずかしいかもしれないけど、でも気持ちの上では負ける気はないです。
15
宮崎航
WISE BETA RACING
正直、走れるかどうか不安があります。練習も、サポートをお願いできるときにはきつい練習をしてきたんですけど、常にそういう練習ができているわけではないので、今回はあたってみるという感じではあります。ただ、A級の時のような、成績を出さなければいけないというプレッシャーみたいなものはないので、そういう気が楽なところが、いい方向に出ればいいと思います。
リアルタイムで(なるべく)速報やってます。
自然山モバイル速報
<Posted in 10.03.13 18:40( 11.01.14 00:02 Modified)>
MFJ沖縄戦開幕
2010年2月14日は、記念すべき日となった。北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州と開催されている地方選手権のグループに、新たに沖縄が加わったのだ。
これまで沖縄は、沖縄トライアル協会という立派な組織があってトライアル大会を開催していたが、MFJとの接点がなく、独自のシリーズを展開してきた。これで、沖縄のトライアルも、世界に通じるトライアル大会に名を連ねたことになる。
沖縄は、MFJのブロック区分けによれば九州ブロックとなるので、地方選手権は九州シリーズの一環となる。しかし現実には、沖縄と九州とはあまりにも遠い。沖縄の選手が九州まで遠征してシリーズを戦うというのは、ほぼ不可能だ。
それで沖縄では、これまで独自シリーズで、独自のクラス分けをおこなって(国際B級、国内A級、国内B級など、名称はMFJのそれに準じていた)トライアル大会を開催してきた。こんなシリーズから、近年、若手の優れたライダーも誕生してきている。しかしあくまでも独自シリーズであるため、沖縄の国際B級といってもMFJのライセンスは無印。三谷英明選手やぱわあくらふとが何度か沖縄を訪れ大会に参加するなどした結果、昨年あたりは沖縄からの若手ライダーが全日本選手権にもずいぶんと参戦するようになった(彼らはGC大会で一発昇格してMFJの国際B級ライセンスを獲得した)。
そして2010年、MFJトライアル委員長の西英樹氏が沖縄に出向き、オブザーバー講習などをおこなったうえで、第1回のMFJ沖縄地方選手権シリーズが開催となったわけだ。
初年度の今年は、GC大会などで昇格した何人かを除いて、全員が国内B級。まるで、全員がノービスだった1970年代の、最初の全日本選手権の時のようだ。
2010年のシリーズは全7戦。今まで、独自のシリーズを展開してきた沖縄のトライアル仲間には、若干の戸惑いもあると聞くも、これで沖縄のトライアルライダーが、将来世界チャンピオンになれる可能性が生まれたわけだ。
これまで、中央(MFJ本部やトライアル委員会)の皆さんは外に出て啓蒙活動を結果につなげるという実績をあまり残せずにいたが、今回のMFJ沖縄シリーズの誕生は、中央と地方の連携という点で、大きな進歩と評価したい。
<Posted in 10.02.17 10:43( 10.08.13 16:23 Modified)>
公認車両のその後
ひところ、MFJの公認車両問題がひとしきり盛り上がった。これは、MFJの公認大会に出場する場合は、MFJの公認車両でなければいけないという規則に準じたものだった。
これに対して、昨年後半からの意見交換などを経て、2010年1月1日から公認車両については新しい規則で運用がされている。これについて、MFJサイトを参照にしながら、ちょっとおさらいしてみました。
最初に誤解があるのは、公認車両でなければ参加ができないのは、国内A級と国内B級の2カテゴリーのみ。エンジョイ会員証で参加ができるビギナークラスなどはこの範疇ではないし、国際級のクラスは公認車両に関わらず、車両規則に則っていれば参加が可能だ。
2010年1月1日に改正されたトライアルの公認車両規則は、大きくまとめて2ヶ所について変化がある。
ひとつは「エンジン打刻とフレーム打刻が同じならば同じ車両と見なす」という点。もうひとつは「新規公認の場合は10年間の公認が認められ、その後継続は5年となる」という点だ。
従来の規則では、年式によって車両は異なるものという解釈があった。なのでメーカーやインポーターはモデルチェンジがなくても、マシンが生産されている限り、毎年MFJへの公認申請をしなければいけなかった。公認費用の問題もあり、また手続き上の問題もあり、現存するすべての車両が公認車両となっていないのは、こういう背景があった。
公認車両のリストは、MFJの競技規則書にも記載があるが、最新のものはMFJの公式サイト(mfj.or.jp)でPDFファイルを閲覧できる(http://www.mfj.or.jp/user/contents/motor_sports_info/authorized/kounin_sharyo01.html)。現在仮にリストにない車両があった場合も、更新の申請中ということもあるので、自分のマシンに問題がある場合は、自分のマシンのフレーム打刻とエンジン打刻を確認した上で、MFJに問い合わせるのがよいと思われる。
もともと公認車両の規則は、もう以前からあったもので、去年になって突然に公認車両問題となって現れたのは、公認大会で公認車両であるかどうかのチェックを厳密に行っていなかったという事情があった。これをルール通りに行ったところ、公認大会に参加できないNA、NBのライダーが出てきてしまった、というのが発端だった。規則がある以上は規則に則って運営するのは道理だし(以前の問題はさておき)参加ができないのは(少なくともその時点では)いたしかたないことだった。
しかし、すでに販売を終了して何年も経つマシンに対して、ユーロ高と不景気で売れ行き不振にあえぐインポーターが公認車両の申請をし続けるというのも、経済的にむずかしいところがあり、さりとてMFJ本部も、ロードレースやモトクロスでおこなっている公認車両制度を、トライアルだけ撤廃するということもできないので、今回の改正案が落とし所となったわけだ。
公認のリストに載っていない車両がMFJの公認大会(もう一度書くが、IA,IBは除外。適用になるのはNB、NAのみ)に参加できない点は従来通りだが、より多くのマシンが引き続き公認車両として使用できるようになっているので、問題は飛躍的に解消に向かっていると思われる。
なお、2月17日現在、リストにはモンテッサのCOTA315Rと4RTが記載されていないが、これも申請が受理されている段階ということで、間もなくリストに加わるのでご安心を、ということだ。
*追記:2月17日づけで、モンテッサCOTA315Rと4RTの公認の継続が、MFJのWEBサイトに記載された。
<Posted in 10.02.17 09:59( 10.03.05 12:38 Modified)>
原点はカブ
2月7日、広島県海の見える杏の里トライアル場で、スーパーカブ(およびそれに類するマシン)によるトライアル大会が開催された。
優秀なトライアルマシンがいきわたり、技術のあるライダーが台頭する一方で、トライアル全体が先鋭化しすぎて先すぼみとなっていくのを危惧したケニーズクラブの河村國夫氏が、オートバイ遊びの原点とも言えるスーパーカブに目をつけたものだ。
最初の大会は、12名のカブ使いが集まった。
スーパーカブは、たいへん優秀なオートバイだ。たいへん優秀だが、トライアルマシンとしてはお世辞にも優秀とはいいがたい。タイヤは小さいし、フロントフォークはテレスコピックでなく、路面のデコボコに合わせてあらぬ動きをするし、マフラーは地面すれすれ。ブレーキペダルはそのマフラーの、さらに下側を通っている。トライアルなんてできないと思うほうが、ふつうだ。
しかし、最近の人は知らないけど、今45歳より上のライダーにとって、生まれて初めて走らせたオートバイがスーパーカブだったという人は少なくないはずだ。30年も前、高性能なスポーツバイクが家にあるなんて人はほとんどいなかったが、日常の足にスーパーカブを所有している家は多かった。免許を取って、あるいは免許を取る前に、自分ちの庭先でおっかなびっくり乗ってみたのが、めくるめくオートバイ体験のはじまりだった。
走らせることができるようになると、いろんなことがしたくなる。そんなこんなで、どんどん要望は大きくなって、オートバイも優秀になって、今、みんなはトライアルをやっている。鬼のようにグリップするラジアルタイヤ、低速ではしっかり路面をつかみ、高速では一気に爆発的なパワーを発揮するエンジン。これを走らせ、岩から岩へ飛んでいくようなテクニックも、そんなに珍しいものではなくなっていった。
でも、そうなるとトライアルの敷き居は、どんどん高くなっていく。トライアルバイクを買っても、長いこと下積み時代を過ごして修業を積まないと、諸先輩といっしょに遊ぶことができないような感じもある。
トライアルはマシンの性能如何ではなく、ライダーのテクニックにある。どんなに優秀なマシンを用意しても、最後にはライダーの実力が高い者が上手に走る。でも、それがトライアルマシンでなく、うーんとポテンシャルの低いスーパーカブだったら……??
なにもスーパーカブで大岩を登ろうなんてわけじゃない。平らなところをくるりと回るくらいの楽しいトライアルを思い出そうじゃないか。その道具がスーパーカブならば、トライアルマシンを買えないでいる(買わないでいる)トライアル未体験のみなさんも参入してこれるかもしれない。
オートバイ体験はスーパーカブから。それはトライアルの世界にも当てはまるだろうか。
(写真は、ちょっと過激っぽい風景に見えますが、うけねらいで写真を送ってきたのだと思いたい)
<Posted in 10.02.09 17:02( 10.03.05 12:38 Modified)>

