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藤原慎也の2016年が楽しみ | トライアル自然山通信
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1601藤原慎也C

藤原慎也の2016年が楽しみ

藤原慎也がKTMのサポートを受ける契約をした。全日本トライアルの活動はどうしちゃうのかなと、活動計画について聞いてみると、それはそれは楽しみが満載だった。

藤原慎也の活動コンセプトは、KTMが発表したリリース記事に詳しい。実はKTMとの契約は、藤原がデモンストレーション用のマシンとしてKTMを使いたいから、マシンを売ってくれないだろうかという話をしに行った際に、その企画書の斬新なところをおおいに買われて、契約することになったのだという。

KTMのリリース(PDF)

藤原がこういう活動に目覚めた直接のきっかけは、テレビ出演だった。「今夜くらべてみました」に「優しいヤンキー」として登場した藤原だったが、そのときの反響がびっくりするくらいに大きく、続いてテレビからのオファーもあり、またデモンストレーションやいろいろな競技に顔をだすことで交流も広まっていった。

●「優しいヤンキー」を紹介する自然山記事はこちら。動画はもう見られなくなっています。

そんなところから、藤原はプロジェクトを組み立てていく。日本で販売ルートがなくなってしまったオッサで参戦を続けてきたのも、プロジェクトをプロジェクトとして完成させるためのプロローグでもあった。そして11月、藤原は勤め先を変わることになる。一部門を任されていた大きな会社から、転職先は広島高潤。HIROKOブランドのオイルを製造販売する広島の会社だ。このオイル、一部に高く評価されているものだが、小さな小さな、小さな会社である。転職としても、藤原は人生を賭けた。

広島高潤の営業活動の一環として全国を回るようになった藤原が、次に手がけたのがHIROKOオイルの、そして藤原慎也の、より積極的なプロモーション活動だった。藤原慎也をプロモーションすることで、ひいては広島高潤の名前を広めることができる。それには、トライアルの普及も不可欠だ。

そして思い当たったのが、KTMだった。といっても、藤原がKTMに出向いたのは「エンデューロに出たいからマシンを提供してください」というような、よくあるものではなかった。藤原が持ち込んだのは、要望ではなく、プロジェクトそのものだった。KTMのフリーライド350を使って、トライアルのデモンストレーションに使いたい、というお願いだった。

なぜトライアルのデモンストレーションにKTMなのか。デモを披露していて藤原が感じることになったのが、トライアルマシンの特殊性だった。華麗な技を披露しても、トライアルマシンなら当然だと思われてしまう節がある。マシンの問題ではないと思っているのはトライアルをやっている人たちで、トライアルを知らない人にとっての認識はそんなものかもしれない。そこでトライアルマシンでない、見慣れたカタチのオートバイでデモンストレーションをしたい、それが結果的にトライアルテクニックの必要性をアピールすることになるにちがいないと。

藤原の企画は多岐にわたっていた。それがKTMとの協議の席上で評価されて、その場でサポートの話がまとまってしまった。いかに藤原のプロジェクト企画に魅力があったかということだろう。

そしてめでたく、KTMからのリリースにあるように、藤原はフリーライド350とKTM 250EXCをKTM神戸より購入して、藤原慎也と広島高潤、KTMと、そしてトライアルのプロモーション活動を始めることになった。250EXCのほうはエンデューロレース出場のためのものだが、こちらは藤原にとって本業ではなく、レース活動というよりプロモーション活動の一環となるということだ。藤原のレース活動の本懐は、あくまでもトライアルなのだという。

1601藤原慎也(15中部)

ではさて、トライアルではなにに乗るのか。いまのところ、それはTRSになるのではないかということだ。しかしTRSもマシンを提供してもらう契約をするわけではなく、お金を出して購入するという点では変わらない。ただし、KTMのライバルである、エンデューロマシンを販売しているメーカーのものには乗れないから、乗れるマシンもおのずと限られてくる。

その一方で藤原は、どのマシンに乗るかもアピールポイントのひとつと考えている。オッサに乗ることで、プライベートライダーとしての存在感は際立ったし、それが藤原の個性として浸透しつつもある。どのマシンに乗るのかも、藤原らしいアピールができるものをと、藤原は考えている。

1601藤原慎也とマニフレックス

藤原の活動は、トライアルライダーに限らず、これまでのレーシングライダーの活動とはちょっとちがっている。その証として、2016年の藤原は、KTMと広島高潤に加えて、いくつかのスポンサーに自身の活動をサポートしてもらうことになっている。

数々のアスリートと契約をし、彼らの安眠をサポートしている「マニフレックス」。藤原がマニフレックスと契約することで、トライアルライダーが香川真司、青木宜親、前田健太らのアスリートと並んで紹介されることになるわけで、これはすごい快挙となる。

ちょうど今、日野レンジャーでダカールラリーを走っているチームスガワラをサポートし、また「マツダ ターンパイク箱根」を貸し切ってF1マシンが走ったMHヒルクライムのスポンサードで話題となった工具メーカーのTONE(質実剛健なソケットレンチの愛用者は多い)。

そして、これもさまざまなアスリートが愛用しているコンプレッションインナーを世に送っているフィックスフィット。サポートライダーには、ロードレースのライダーがずらりと並んでいる。

まずは近々、日本テレビの「1億人の大質問/笑ってコラえて」への登場が決まっているという(放送日はまだ未定)。テレビへの露出も、まだまだ続く予定だという。

スポンサーの獲得やテレビに登場するための方法論もさることながら、今後のさまざまな活動で、スポンサーのみなさんに藤原慎也がどんな貢献をしていくのか、そしてトライアルやその他モータースポーツにどんなムーブメントを起こしていくのか、こりゃ春から目が離せない。

●藤原慎也http://fujiwara-shinya-trial-1.amebaownd.com
●マニフレックスhttp://www.flag-s.com/
●TONEhttp://www.tonetool.co.jp/
●FIXFIThttp://www.fixfit.jp/
●広島高潤http://www.kz-hiroko.com/

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