2017年5月
« 4月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
  1. 動画チャンネル
  2. 2日目ボウ
  3. 予選
  4. イベント(大会)
  5. イベント(大会)
  6. イベント(大会)
  7. イベント(大会)
  8. イベント(大会)
  9. イベント(スクール)
  10. 2017お勉強会
  11. リヤディスクプレートアルミセンターカバー
  12. リザルト東北
  13. Honda トライアルファンミーティング
  14. イベント(大会)
  15. イベント(大会)
  16. イベント(大会)
  17. 2017玖珠全日本
  18. イベント(大会)
  19. 2017 Hondaトライアルミーティング
  20. MFJトライアル
  21. MFJトライアル
  22. リザルト東北
  23. リザルト関東
  24. 自然山通信5月号
  25. イベント告知
  26. イベント告知
  27. 2017年5月号電子版
  28. MFJトライアル
  29. Vertigo TITANIUM
  30. リザルト関東
  31. リザルト近畿
  32. S3 TENT
  33. リザルト関東
  34. リザルト沖縄
  35. リザルト中国
  36. S3 CURVE
  37. 近畿大会レポート
  38. リザルト中国
  39. リザルト関東
  40. リザルト関東
  41. S3 NEWアルミハンドレバーアジャスター
  42. 2017年4月号
  43. 2017年4月号
  44. HRC ハンドルアッパーホルダー
  45. リザルト中国
  46. リザルト中国
  47. リザルト近畿
  48. リザルト関東
  49. TRS用クラッチ
  50. 自然山通信4月号
  51. ステンメッシュオイルフィルター
  52. リザルト中国
  53. リザルト沖縄
  54. リザルト関東
  55. リザルト中部
  56. リザルト関東
  57. Montesa 300RR
  58. リザルト近畿
  59. イベント(大会)
  60. 2017X2オーストリア
  61. トムスストロングガードTRS用
  62. 自然山通信2017年3月号電子版
  63. 自然山通信2017年3月号
  64. リザルト中部
  65. モータースポーツ活動計画発表会
  66. 2017 Scorpa Racing SC250
  67. イベント(大会)
  68. MFJトライアル
  69. リザルト中国
  70. リザルト関東
  71. リザルト沖縄
  72. 自然山通信3月号
  73. Vertigoカーボンスイングアームプロテクター
  74. 2017 BETA EVO factory model
  75. リザルト関東
  76. リザルト関東
  77. リザルト中国
  78. イベント(大会)
  79. イベント(スクール)
  80. イベント(その他)
  81. 2017年富岡キャッチ
  82. イベント(大会)
  83. リザルト中国
  84. イベント(大会)
  85. 2017バルセロナ
  86. リザルト中国
  87. 1702電子版

    2017.02.03

    1702電子版
  88. 1702
  89. TRS One Raga Racing

日本のニュース

© トライアル自然山通信 All rights reserved.

ヤマハがFI投入、黒山健一がデビューウィン

ヤマハと黒山健一が、ニューマシンをデビューさせた。2006年にTYS250Fを投入して以来、ざっと10年ぶりのニューエンジン。これで全日本のトップ争いは、FI(フューエルインジェクション)対決。そしてそのデビュー戦、黒山は見事な逆転勝利を飾った。

ニューマシン投入は極秘裏に進められていた。開発が具体的に進んだのは今シーズン序盤。今シーズンの黒山は1勝こそしているものの、好調の小川友幸には歯が立たずという戦いぶりを披露してしまっていたが、その裏にはニューマシン開発に精力が傾けられていた、ということもあったのかもしれない。

登場したマシンは、TYS250Fiと命名されていた。TYS250F(このFはFourストロークのFだと思われる)にinjection仕様の「i」が追加された名前でもあり、あるいはフューエルインジェクションのFiなのかもしれない。木村治男さんによると、お好きなように解釈してください、ということだった。

1610TYS250Fiと黒山健一

ベースとなっているエンジンはYZ250F。エンジンの腰上(シリンダーから上)は従来モデルと同様にも見えるが、こちらは4バルブ。ミッションなどのパーツも前モデルとの共通点はなく、トライアル用のミッションなど、すべて新たに造られたものだという。そしてこのエンジン、前方から吸気、後方に排気する後方排気システムで、シリンダーが後方に傾いている。

1610TYS250Fi

YZではエキゾーストパイプはシリンダー後方からシリンダーを横に1周してマシン後方に向かっていたが、TYSではシリンダー右側でぐるりと1周している。

ステアリングヘッドのすぐ後ろにはインジェクションボディなどがあり、燃料タンクはその後方になる。従来モデルに比べるとずいぶん下に位置することになり(重心位置に近いように見える)リヤサスの横からフューエルポンプで燃料を吸い出している。

1610TYS250Fi

後方排気は、排気系よりむしろ、吸入経路がストレートに配置できるため、エンジンの効率がよくなるのが第一義の利点という。

フレームは従来型を踏襲している。このフレームは2016年シーズン初頭にリンクを装備して登場したもの。ニューエンジンに合わせてフレームを刷新する選択肢もあったかと思われるが、開発を容易にするため、今回はエンジンに限定して変更したのだという。

FIのセッティングは、今回はヤマハの技術者によりおこなれていたが、ヤマハのセッティングツール(「Power Tuner」を利用して簡単にできるようになる予定だ。土曜日には、ライダーのあらゆる要求に応えられるように、データ収集が頻繁に行われていた。

これまで、黒山の4ストロークエンジンといえば、不正爆発をしているような排気音がトレードマークのようにもなっていた。あるときはこれが原因で勝利を逃したこともあるが、音と性能は関係ないこともあった。けれど見ている者にとって、なんとなく心配させられる排気音であったのは確かだった。今度のTYS250Fiでは、もちろんこんな音はない。スムーズに吹け上がる。それで当然なのだが、特に今シーズンは、久々にエンジンに手を焼いている黒山の姿が散見されていたから、黒山にとってもこのエンジンの登場は朗報だ。

1610TYS250Fiセッティング中

去年まで黒山は、このマシンについて不満を言ったことがなかった。基本設計的にはもう10年も乗り続けているものだし、車重もある。ライバル小川友幸が乗るのは世界選手権のチャンピオンマシンだから、ハンディは大きい。それでも黒山は、このマシンとともに戦うことを楽しんでいるようだった。

ところが今年、黒山のコメントは少しちがっていた。2位になっても3位になっても、できることは精いっぱいやった、今の状況でできることはこれがすべてと、勝利を逃していることを甘んじて受け入れるような発言が目立ってきていた。今思えば、その影に次に控えている新エンジンへの期待があったのではないか。

インジェクションとか、後ろに傾いたエンジンを載せたりとか、そういう開発はやってないんですか? と木村さんにうかがったことがある。答えは「やってないわけがないじゃないですか」というものだった。こんな愚問はない。メーカーたるもの、ありとあらゆの方向の実験をし、開発をし、勝算のあるものを世に出してくる。開発をやっているからといって、はたして出てくるのかどうかは、謎のままだ。

はたして今シーズン、このニューマシンの話は厳重な機密だった。黒山は練習風景などをSNSで紹介しているが、そういえばいつの頃からか、マシンの全体像が見えなくなっていた。動画もなかったでしょ、とアシスタントの二郎氏に言われて、うかつだったとくやんだけど、あとの祭り。動画でこのマシンを映せば、外観上もさることながら、エキゾーストノートでそれとわかってしまったことだろう。

トライアル・デ・ナシオン(TDN)は、つい3週間前のことだった。パドックで、木村さんはかつての開発話の裏話をいろいろ聞かせてくれた。海外での時間は、日本と空気がちがうから、少し口も軽くなるのかなと楽しく聞かせていただいたけれど、その裏にはもっと重大な秘密があったのだった。

TDNでデビューはできなかったんですか? とも聞いてみた。TDNには世界中のジャーナリストがいるから、ニューマシンをアピールするのには絶好の舞台だったはずだ。それを木村さんは否定はしなかったが、しかしなにが起きるかわからない開発中のマシンを、少ないスタッフで支えるのはちょっと冒険だったとも語ってくれた。インジェクションを担当する二人の専門家も、メカニックを担当する平田さんも、TDNにはいなかった。ニューマシンのデビューというより、ふつうの戦いの条件としても厳しいくらいだったから、TDNのデビューはありえないことだったのだろう。

それにしても、シーズン終盤にしてのニューマシン投入である。黒山の苦戦を解消させるために、一刻も早いカンフル剤が必要だったということもあるだろう。しかし同時に、小川友幸の4連覇がほぼ確定的となり(小川が6位に入ればタイトルは決まる。これはまず逆転は不可能だ)、黒山に失うものはほとんどない。テストを繰り返して2017年シーズン開幕戦でデビューさせる選択肢もあっただろうが、実戦テストはなによりの実積となる。2016年終盤戦の2戦を走ることで、2017年のタイトル奪還はより具体化できるという判断ではなかったか。

試合展開は、黒山と小川との接戦だった。1ラップ目の足つき減点は同点。黒山には4点、小川には1点のタイムオーバーがあり、それがそのまま点差となった。2ラップ目、第1をクリーンして幸先のいい黒山だったが、後半には排気音が不整脈を打ちはじめた。なんだかこれまでのモデルの排気音の再現のようなシーンだったが、これは念のために追加したスイッチの動作不良だったという。開発中のマシンの一過性のトラブルだ。SSに入る前にもこの症状が出て、トライに間に合うかどうかが心配されたが、スイッチを取り外して無事SSを走り、ニューマシンのデビュー戦が黒山のシーズン2勝目となった。

しかし黒山は今回の戦いに満足していない。走るシーンを見ていても、アクセルの開け方と出てくるパワーにちぐはぐな面が見受けられた。

1610TYS250Fi第8セクション

「インジェクションにはまだまだ慣れていません。今までのマシンではいろんなことをして走っていました。インジェクションでは、小川さんの走っているのを見ればわかるように、もっと静かなアクセルワークがあっています。そこは、ぼくが慣れていかないと……」

黒山は自らに不足しているところを、正直に告白してくれた。しかしそれでも勝利をした。ぎりぎりの勝利。小川陣営的には、11セクションでのあり得ないミスがあれば、小川の連勝が続いていた試合展開でもあった。

今年、黒山はこんなことを語っていた。

「勝つときにはどんなことがあっても勝てていた。それが負けはじめると、なにをやっても勝てない。やるべきことがあるうちはやれるけれど、全部やってしまって、それでも勝てないのはつらい」

勝てなくてもいい、来シーズンの布石となればという心積もりもあって臨んだ大会だった。26セクションの戦いのうち、22セクションまでは負けていた。しかし23セクション目に逆転をし、そのまま逃げ切った。

黒山に勝ちパターンが戻ってきた。勝ちを連れてきたのは、ニューマシンだった。

1610試合後の黒山健一

ゴール後、ひとしきり涙とともに勝てない日々を振り返った黒山は「よし」とかけ声とともに立ち上がり、チームのみんなと抱き合い、喜びをわけあった。そのときは、もう笑顔満点だった。

関連記事

2日目ボウ

もてぎDay2はボウ優勝、ラガ2位、藤波は5位

5月28日、世界選手権日本グランプリ2日目。土曜日は圧倒的強さを見せつけたトニー・ボウだったが、日曜日は接戦を制して勝利、2年ぶりに両日制覇…

もてぎDay1速報・ボウ優勝フジガス3位!

2017 FIMトライアル世界選手権第2戦日本大会。トニー・ボウは圧勝、2位には予選でベストタイムをたたき出したジェイムス・ダビルが入った。…

予選

金曜日のもてぎ、予選

5月25日、世界選手権トライアル第2戦日本大会。 今回からプロモーターがついて、いろいろと新機軸が盛り込まれている。 そのひとつが、予選…

イベント(大会)

8/6 2017年奥長良トライアルIN鷲ヶ岳

2017年奥長良トライアルIN鷲ヶ岳開催のお知らせ 真夏のトライアル『奥長良トライアル』を今年も開催いたします。 初心者の方も楽しめ…

イベント(大会)

10/8第2回岩手ツインショックトライアル大会

 ビンテージマシンや旧車を走らせて、トライアルの魅力を実感してみませんか! 初心者から、昔は鳴らしたテクニシャン?までみんなが楽しめて笑顔に…

ページ上部へ戻る
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。