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SSDT 3日目

SSDT2009

 日本ではゴールデンウィークが終わったけど、イギリスにはゴールデンウィークなんてものはない。SSDTはゴールデンウィーク周辺にやるのが恒例だけど、これはたまたまこういう日程になってるんですね。5月5日がこどもの日だからSSDTがあるわけじゃないのでした。
 さて3日目、ドギー・ランプキンのオールクリーンなるか、なんて書いたとたんに、3日目に減点10もとっちゃいました。もちろん、きのうも書いたとおり、30セクションを10点でまとめるのってのは、すごいことです。すごいんだけど、ドギー・ランプキンも人の子だなぁということをあらためて証明する水曜日となりました。しかしドギーは人の子だけど、世界チャンピオンの息子でもあるのですね。


 この日一桁減点で回ってきたのは7人。筆頭は、アレックス・ウイグの3点でした。ウイグは、去年も優勝しそうだったから、このまま順調にドギーとの点数を縮めて初優勝、なんてことになってもおかしくない。でもそうなるには、まだまだ修行が必要なのかもしれませんね。SSDTってのは、トライアルだけど、修行です。SSDTに限らず、トライアルってのはだいたいそういうもんかもしれないけど。
 ウイグは3点でこの日トップだったけど、トータルでドギーに次いで2位につけているのはきのうと同じくイアン・オースターミュール。ドギーと同じく、この日10点とって、ドギーとの点差は4点で変わらず。このイアンさん、ちょっと調べたら、スコットトライアルとかイギリスの国内選手権で、そこそこの活躍をしているようだった。世界選手権、ジュニア、ユースなどに出場の形跡はないから、それなりの国内級トップライダーといったところでしょう。その、それなりが、SSDTにくると、世界のトップライダーを相手に一歩も引かない勝負をするのだから、すごいです。
 簡単なセクションばかりだと、上手な人が勝てるとは限らなくなります。簡単なら簡単なだけ、油断も生じる。油断しても左うちわでクリーンできるほど上手なら問題ないけど、トライアルってのは、油断すればしたで、どこかでミスが出るもの。ある程度以上の人が争えば、減点は集中度によってくらっちゃうわけです。
 ところがSSDTは、コースがありえないくらいに長くてきつくて、集中力うんぬんだけの問題じゃない。コースを上手に走る能力や体力、イギリスの地で体力を温存する海外での世渡り術(これが、イギリス人には不要だ)など、いろんな技が必要になる。そういう前提の上で、ランプキンとウイグとこのオースターミュールさんが同じ土俵で勝負するSSDTのすごさが見えてきます。日本のツーリングトライアルでトップライダーと平民ライダーが僅差の勝負をしちゃうこともあるんだけど、それとこれとは、似ているけど、ちょっと様子がちがうもんだと思います。ここから先は、ぜひ一度SSDTに参戦して、ご自分の目で確認してください。
 ウイグに続く4位はサム・ハスラム、5位にジェイムス・ランプキン。ジェイムスはこの日11点。ドギーに1点負けてます。
 7位にジェイムス・ダビル。9位のジョン・シャートは、横浜市杉谷真さんからご指摘いただきました。往年の名チューナーとは同姓同名で、その息子でした。過去のSSDTレポートに、ぼくがそう書いていたらしい。自分で書いたものも忘れちゃうんだから、年はとりたくないもんです。ジョン・シャート・ジュニアは、世界選手権などにも参戦。黒山健一らと同世代ということです。
 イギリスの若手のホープ、マイケル・ブラウンは10位。スコットランドのホープ、ギャリー・マクドナルドは11位、15位にベン・ヘミングウェイがあがって、兄のダンは18位になりました。ベンは、この日8点で回ったんですね。すごい。
 きのう、女の子を3人紹介しました。この日はきのうまでの順位と逆順に成績がよくて、ほんのちょっとだけど3人の点差が縮まりました。クックがこの日50点で133点、90位。ブリストウが48点で167点,116位。フォックスが45点で173点、118位。このほか、いつも出ているケティ・サンターを見落としていた。彼女はこの日77点でトータル225点、176位。ほかにもうひとり、クリスティ・マクキノンというオーストラリア女性が参加していました。彼女はこの日90点で3日間で301点、219位だった。
 おや、日本勢には残念なニュース。辻さんと鈴木さん、おふたりともリタイヤリストに載ってます。この日はどうやら走っていない模様です。きのうは最後まで走っているみたいだったから、ケガとかトラブルじゃないとは思うんだけど。
 そうそう。SSDTにはニューカマー賞というのがあるんですが、これは今のところジョナサン・リチャードソンがリード。ジョナサンはこの日6点で回ったから、さらにトップに切り込むチャンスも残ってます。
 ニューカマー3位には、ガブリエル・レイエス。世界選手権も参戦していた選手だけど、SSDTは初出場みたい。シェルコ320ccに乗ってます。
 今日はこんなところで、明日は木曜日。木曜日あたりは、6日間のうちでもっとも厳しいとされています。さて、どんなことになりますやら。

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