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黒山、辛勝で5勝

黒山健一、辛くも5勝目
全日本選手権第6戦中国大会
9月12日/鳥取県鹿野町ヒロスポーツランド

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黒山健一

全日本選手権第6戦中国大会は、初めての会場、鳥取県鹿野町のヒロスポーツランドでの開催となった。この会場は往年のトップライダー、山本弘之がこつこつと整備してきたトライアルパーク。彼の長年の努力が実って、鹿野町の強力なバックアップのもと、地元と密着した大会の開催となった。

IASのトップ争いはし烈。マシンが完全に自分仕様にならなかった田中太一が2ラップめに脱落をするが、黒山健一、小川友幸、渋谷勲の3人は、最後の最後まで、1点を争う三つ巴の争いとなった。わずかなミスが、そのまま順位を入れ替え、最後まで誰が勝つかわからない接戦。トライアルは、勝負の展開がギャラリーにわかりにくい宿命をもっているが、ライダーの減点が逐一伝わっていたら、地元の人を含む、詰めかけた1700人全員が、手に汗握りながら試合を見守ることになったにちがいない。

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小川友幸

この日、トップは黒山、小川、黒山、渋谷と入れ替わり、最後に同点に並んだのが黒山健一。黒山は小川に同点クリーン差で勝利したが、さらにだめ押しに、黒山1点、小川2点、渋谷6点のタイムオーバーがあった。結局黒山と小川は、タイムオーバーの差である1点差で、勝負の決着がつくことになった。
しかし「今日は負けました」と黒山。1週間前に世界選手権最終戦を終えたばかりで、かつてない時差ぼけに悩んでいたという黒山は、試合中に集中力を欠き、あり得ない5点をとってしまうなどして、自らを苦戦に追い込んだ。なんとか勝てたのは「運がよかったから」だと告白する。
小川は「ここ一番に弱い……」と自己分析しながら、悔しがることしきり。レディースの高橋摩耶のサポートを含め、大挙してデ・ナシオンのために渡欧するチームのメンバーも、あと少しで勝利を逃したことに悔しさも募るばかりだった。

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渋谷勲

「なかなかトップになれない。あと2戦しかないですね」と、全日本勝利が、悲願となり始めた渋谷。トップ4の中で勝利がないのは渋谷だけだから、後半戦の奮起が期待される。
国際A級は田中善弘がまたまた本領発揮。今シーズン3勝目。ランキングトップの白神孝之は序盤7位とまさかの低迷をしたが、最終的には4位まで盛り返した。チャンピオン争いは、今回3位の尾西和博と田中、白神の、三者ががっぷり四つに組んだ争いとなりそうだ。このほか、岡村将敏、本多元治、田中裕人の追撃も楽しく、見所の多いIAクラスである。
国際B級は、今シーズン4勝目、すでにチャンピオンも目前なのが川村義仁。前回北海道大会で初優勝した野本佳章はわずか1点差で2位に甘んじた。今回はふたりとも試合序盤には低迷したが、後半しっかり盛り返してくるあたり、試合運びも堂に入ってきた感がある。
全日本選手権第6戦中国大会結果
1 黒山 健一 32
2 小川 友幸 33
3 渋谷 勲 40
4 田中 太一 52
5 井内 将太郎 90
6 小川 毅士 93
7 成田 匠 108
8 三谷 英明 125(クリーン1)
9 佃 大輔 125(クリーン0)

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