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藤波大クラッシュのマルセイユ

 Xトライアル(インドアトライアル世界選手権)第2戦は南フランスのマルセイユで、1月22日土曜日の夜に開催された。
 優勝はトニー・ボウ。ボウはこれで開幕2連勝で、連続チャンピオンへ調子よくつき進んでいる。2位はアダム・ラガ、3位にアルベルト・カベスタニー。4位に、久々にファイナル進出の藤波貴久がはいった。しかし藤波は、ファイナル早々に大クラッシュ。首を強打して病院に運ばれる事態となった。
 オッサで初登場のジェロニ・ファハルドは藤波とのファイナル進出争いに敗れて5位、ベータで初の世界選手権となったジェイムス・ダビルは、最下位の9位に終わっている。

2011マルセイユのファハルド

公式戦初登場のオッサのファハルド。結果はちょっと不本意だったか。

 今回の出場ライダーは、いつもの8人に加えて、地元フランスからワイルドカードのロリス・グビアンを加えた9人。モンテッサ2名、ガスガス3名、ベータ2名、シェルコ1名、オッサ1名という顔ぶれだ。そう、今回から、ジェロニ・ファハルドがいよいよオッサで大会に登場する。これまで公式の場にはまったく姿を出していなかったオッサとファハルドだが、満を持してという布陣でマルセイユに現れた。ふつう、インドア大会へは各選手がこじんまりとしたトランスポーターでやってくるのだが、オッサとファハルドは、アウトドアの世界選手権に出向くようなでっかいトラックで現れたとのことだ。
 最初は、クォリファイから。4セクションを1ラップ。持ち時間はひとり6分。ひとりが4セクションを次々に走って、上位6名を選出する。ここで6位以下になると、本日の出番はおしまいだ。トライ順は、最初がワイルドカードのグビアン。次にランキング5位から8位までの4人がくじ引き。その次にトップ4がくじ引きする。前回5位の藤波は、4番目の出走順をひきあてた。藤波の前には、ジェイムス・ダビルとマイケル・ブラウンが走る。ふたりとも、今シーズンからマシンを変えたライダーだ。ところがこの4セクションは、とても6分で走りきれる代物ではなかった。グビアンはタイムオーバー5点(2分半)。これを見て走ったダビルも、グビアンの走りを教訓にできる間もなく、5点のタイムオーバー。しかも減点がグビアンより1点多い。
 ダビルは、2010年のインドア世界選手権では、ランキング4位という好成績を挙げた。ノミネートライダーとしてインドア世界選手権に参加するのは初めてだから、これは大金星だった。ただ、すべての結果は実力があってのこととはいえ、ダビルの2010年の成績には、上位選手が不運に見舞われたゆえに得られたものも多かった。その不運が、2010年から採用された新ルールによるものだった。このルールには、トップライダーは全員反対。2010年が終わってもFIMとライダーの折衝は続いたのだが、結局、2010年のレギュレーションは2011年にもそのまま継続されることになった。そして今回、2010年のインドアルールの寵児でもあるダビルが、最下位に甘んじることになった。くじ引きによるスタート順で(だけが原因とはいわないが)、リザルトが決まってしまう怖さが、今のXトライアルにはある。
 今、Xトライアルではイギリス勢が活躍中だ。ドギー・ランプキンは勇退したが、ジュニアチャンピオンのアレックス・ウイグ(2010)、ジャック・チャロナー(2011)、ジェイムス・ダビル、マイケル・ブラウンと、スペイン勢に次ぐ勢力となっている。ファイナル進出のボーダーラインは、このイギリス勢同士で争われた。ブラウンとチャロナー。チャロナーは藤波のあとのスタートだったから、スタート順としては悪くなかったが、ブラウンとは同点。同点の場合はタイブレイクを行って、勝敗を決する。今回は、ブラウンの勝利だった。
 藤波の減点は減点9にタイムオーバー1点で10点。ファハルドは減点10だがタイムオーバーなしでトータルはやはり10点。このふたりも、タイブレイクをおこなった。勝ったのは藤波だった。なぜ、ファイナル進出の6人が決まっているのに、あえてこの二人に順位をつけるのかというと、ファイナルの結果が同点となった場合は、クォリファイでの順位によって勝敗を決するというルールになっているからだ。そのためには、ひとつでも上の順位を確保しておいたほうがいい。しかし一方、今のルールでは、クォリファイの順位によって、セミファイナルの最初のダブルレーンでの組み合わせが決まる。4位になると、クォリファイ3位の選手とダブルレーンを闘う。5位なら、6位と戦うことになる。4位争いのタイブレークに勝つと、次の勝負はカベスタニーが相手だ。カベスタニーはダブルレーンが速い(今のインドアでは、ダブルレーンの比重がとても高いので、トップはみなダブルレーンをとても速く走るようになってきた)。勝つのは容易ではない。タイブレークに負けて6位になると、相手がブラウン。ブラウンはまだ経験が浅いから、勝負もだいぶ楽だ。ダブルレーンに負けると1点減点だから、タイブレークではわざわざ負けておいたほうが得かもしれない。しかしファイナルでの結果を考えると、やはり勝っておいたほうがいい。インドアトライアルでは、上手に走るばかりではない計算が必要になる。
 結局、タイブレークでは藤波が勝ったので、藤波が4位、ファハルドが5位でセミファイナルに進むことになった。上位陣は、トニー・ボウが2点、アダム・ラガが6点、カベスタニーが9点。たった4セクションではあるが、順当な点差になってしまっている。

クォリファイ
Place Rider Machine 1 2 3 4 Time Total
1 トニー・ボウ モンテッサ 0 1 0 0 1 2
2 アダム・ラガ ガスガス 0 0 1 1 4 6
3 アルベルト・カベスタニー シェルコ 2 1 5 0 1 9
4 藤波貴久 モンテッサ 1 1 2 5 1 10
5 ジェロニ・ファハルド オッサ 0 0 5 5 0 10
6 マイケル・ブラウン ガスガス 5 2 5 1 4 17
——————————————-
7 ジャック・チャロナー ベータ 5 5 5 1 1 17
8 ロリス・グビアン ガスガス 2 3 5 5 5 20
9 ジェイムス・ダビル ベータ 3 3 5 5 5 21
2011マルセイユのカベスタニー

ダブルレーンが、なかなか速いカベスタニー。ウェアがイメージチェンジした

 クォリファイが終わって、ここからが勝負。クォリファイでの成績は、原則としてここで白紙となる(上に書いたように、同点の場合のみ、クォリファイの成績が参照される)。
 最初にダブルレーン。同じセクションが左右に二つ並んでいて、よーいどんで競走する。クォリファイ1位と2位、クォリファイ3位と4位、クォリファイ5位と6位が戦うのだが、負けると減点1(去年までは減点2が課せられていた)。それ以外に足つき減点があるとそれも加算。転んでしまった場合は、5点以上にはならない、というルール。
 ボウとラガはボウの勝ち。カベスタニーと藤波はカベスタニー。ファハルドはブラウンに楽勝、しかもブラウンは2回の足つきもあったので、ここでボウ、カベスタニー、ファハルドが同点トップ、ラガと藤波が同点4位、ブラウンが単独6位となる。
 このあと、4つのオブザーブドセクション(いわゆるふつうのトライアル)。持ち時間は1分半で、これを超えると、30秒につき1点ずつ加算される。アウトドアのように、タイムオーバー即5点ではないが、トップライダーにとっては、時間をかければクリーンできそうなことも多く、タイムオーバー減点も多い。ここでは、ブラウンとファハルドがオール5点。ファハルドは、オッサでのデビュー戦を、ちょっと不本意な結果で終えることになった。
 藤波は、第2セクションを2点で通過した。タイムオーバーが1点あったので、ここでの減点は3点となったが、これでファハルドに対してダブルレーンでの失点を帳消しとして、さらに1点リード。カベスタニーは、この第2セクションをクリーン、ラガとボウは、さらに第1セクションでもクリーンを出して、セミファイナルでの結果はクォリファイの順序通りとなった。

セミファイナル
Rider ダブルレーン 1 2 3 4 Total
Pt Race Pt time Pt time Pt time Pt time
ボウ 0 0 0 1 1 1 5 0 1 1 10
ラガ 0 1 0 2 0 1 5 0 5 0 14
カベスタニー 0 0 5 0 0 1 5 0 5 0 16
藤波 0 1 5 0 2 1 5 0 5 0 19
ファハルド 0 0 5 0 5 0 5 0 5 0 20
ブラウン 2 1 5 0 5 0 5 0 5 0 23
2011マルセイユのラガ

インドアの申し子だったラガも、ボウの前にはちょっと苦しい。

 セミファイナルで、6名のライダーが4名に絞られてファイナルに進出する。最終結果だけを見ると、4位のライダーの減点より、5位のライダーの減点のほうが少ないことがよくあるが、それはこういうシステムだからだ。
 ファイナルは、まずダブルレーン。今度は、4人のライダーがそれぞれ相手を変えて、総当たり戦で戦う。順当に戦えば、すべて勝利して減点ゼロ。すべてで負けると減点3。もちろん足つき減点などはこれに加算されるが、ファイナルに残るようなライダーは、ふつう、勝敗以外の減点はしない。
 結果を見ると、ボウはラガよりも速いが、カベスタニーよりも遅く、しかしラガはカベスタニーよりも速い、となる。つまりちょっとしたタイミングで、勝敗は動くということだ。藤波も、カベスタニーに敗れたが、カベスタニーに勝ったラガには勝っている。
 そして、藤波とボウの対戦となった。二人はチームメイトだし、ボウがインドアチャンピオンの最右翼であるのは明らか。ふたりの戦いは、ちょっと遠慮がちになる。だから藤波のアクシデントは、けっして勝負をかけたわけではなかった。
 ポンポンとコンクリート製のU字溝を超えていくセクション。いくつめかのU字溝に飛び移るところで、藤波がちょっと失敗した。U字溝に届かない。前輪がU字溝につっかえるようになって前転して、藤波自身は前方に放り出された。それで、藤波は後頭部からコンクリートブロックに叩きつけられることになった。
 見ている人からは悲鳴が上がる、大クラッシュだった。しかし藤波の意識はしっかりしていて、顔から落ちるのを避けて下を向いたこともしっかりと記憶していた。クラッシュのあとも、ふらふらながら立ち上がって試合を続行する気持ちを見せてもいた。でも、動けなかった。痛みも激しいし首も動かない。首から落ちたということで、ドクターストップもかかった。これで、藤波のマルセイユの戦いは終わった。
 藤波大クラッシュのあと、カベスタニーとラガはラガが勝利して、このダブルレーンでは、ボウとカベスタニーが同点で1点、ラガが2点、藤波が6点という結果となった。

2011マルセイユ藤波クラッシュ

Photo:G2F/FIM
ファイナル・ダブルレーン
Rider RACE 1 RACE 2 RACE 3 RACE 4 RACE 5 RACE 6 Total
Pt Race Pt Race Pt Race Pt Race Pt Race Pt Race
ボウ 0 0 0 1 0 0 1
ラガ 0 1 0 1 0 0 2
カベスタニー 0 0 0 0 0 1 1
藤波 0 1 0 0 5 0 6
2011マルセイユのボウ

やはり優勝はこの人、トニー・ボウ。まったく死角なし……

 ダブルレーンが終わって、最後に3セクションによる4人での勝負。藤波がいないので、3人による優勝決定戦となった。ここまで、ボウが11点、ラガが16点、カベスタニーが17点。3つのセクションで、よほどの失敗をしない限りは、勝利はボウのものになる。しかもボウは、インドアはとにかく強い。
 第1セクションから、ボウは好調を見せつける。結局ファイナルで、クリーンをしたのはボウだけ。ラガとカベスタニーは5点が二つずつで、逆転は不可能だった。終わってみれば、クォリファイが始まってからファイナルまで、順位の変動はなかったということになる。セクションやテクニックは派手だが、セクション数は多くないから、予想外の結果が出にくいシステムでもある。FIM側もこれがひとつの懸案で、そのために、ちょっとした事で順位が入れ替わるレース主体の試合システムとして2010年から採用しているわけなのだが、トップライダーは試合のシステムを学習するのも早い。結局、トップライダー以外はトップになれないという、あたりまえの結果にかたまっていきそうな感じのXトライアルである。

ファイナル
Place Rider 第1セクション 第2セクション 第3セクション 小計 ダブル
レーン
セミ
ファイナル
合計
Pt Time Pt Time Pt Time
1 ボウ 0 0 2 2 0 1 5 1 10 16
2 ラガ 2 1 5 0 5 0 13 2 14 29
3 カベスタニー 5 0 2 2 5 0 14 1 16 31
4 藤波 5 0 5 0 5 0 15 6 19 40

 チャンピオンシップポイントは、今年から1位20点、以下、15、12、9、6、5、3、2、1点となっている。9位が1点だが、10人参加があった場合は、10位も1点。上位入賞の比重が、やや高められている。2戦を終えて、2連勝のボウが40点。2位と3位を分け合っているラガとカベスタニーが27点。4位と5位を分け合っている藤波とファハルドが15点。ブラウンが8点、ダビルが6点と続いている。
 次のXトライアルは、2週間後にスペインのバルセロナで開催される。
 なお藤波の負傷は、レントゲン検査の結果では骨には異常なく、しばらくムチウチの症状に悩まされることはあっても、それ以上の大事には至らない模様。クラッシュ当日は、まったく身動きできず、苦しい一晩を過ごしたようだ。早ければこの週末のツールーズのインドア(世界選手権ではない)に復帰するというが、まずは安静にして、体調を取り戻してほしいところ。
 藤波貴久による結果報告はフジガスネットをご覧のこと。

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