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WCTアンドラ

07ボウの胴上げ

 2007年世界選手権最終戦が終わった。
 本来最終戦はベルギー大会だったが、オーガナイザーやグランプリを迎え入れる地元の体制が変わったりして(ベルギーは、国内情勢がいろいろむずかしい国でもある)、こういうことも起こるんですね。前の週に開催されるF1グランプリは、今のところ変更なさそうだけど。
 ということで、チャンピオンの行方は本来ならこのアンドラ大会で決着が着くはずだったのが、最終戦がなくなったため、試合が始まる前にトニー・ボウがタイトルを決定。ちょっと拍子抜けのタイトル獲得劇になったが、ボウの胴上げはやっぱり試合後に行われた。

 すでにタイトルを決定しているボウだが、やはりここは有終の美を飾りたい。しかし勝ちたいのはボウだけではない。タイトルは夏休みの間にボウに奪われてしまっていたが、全チャンピオンとして最後の踏ん張りを見せたいラガ、未勝利をなんとか返上したい藤波、100勝記念まであと1勝に迫っているランプキン。みんな、勝ちたい。
 しかしボウは、そんな先輩たちの望みを断ちきって、いつものようにたんたんとセクションにのぞみ、今シーズン9勝目をあげた。1位9回、2位2回。圧勝だった。
 アンドラ大会は、セント・ジュリアの街の中にパドックが設けられることが多かったが、今回は射撃場がパドック。標高の高いところからスタートし、さらに高いところに登っていくという設定だった。オートバイを持っている観客には悪くない設定だったかもしれないが、徒歩や自動車で観戦しようという観客には不親切きわまりない設定。シャトルバスもなく、セクションがグループにまとまっていることもない。かつてはこんなトライアルばかりだったが、時代はこれではいけないのではないかとは、マリオ・カンデローネのオピニオンでした。
 しかし天候は素晴らしい好天となった。土曜日のスペイン選手権も、多くの観客を迎える一因となった。日曜日は、彼らがそのまま観客となったからだ。


モンテッサチームの記念写真

 さて、世界選手権のランキング1位〜3位はすでに決定している。ランキング争いの興味は、カベスタニーとランプキンの一騎打ちに集まった。
 藤波は、なんということか、1ラップめ後半に減点5をいっぱいもらって、優勝はおろか、表彰台さえも逃してしまった。しかも大量のタイムオーバー。これはセクション間の距離が想像以上だったことで、藤波に限らずタイムオーバーの憂き目に遭ったライダーは多いのだが、トップの中では藤波がもっともタイムオーバーも大きかった。
 藤波の不調の影響は、ランプキンにも及んだ。久々に表彰台を獲得したランプキンは、しかし4位にカベスタニーが入ったため、ランキングではたった1点差で5位に甘んじることになった。藤波がカベスタニーの上に入っていれば、ランキング4位を獲得できたランプキンは、試合後に藤波の首を絞めて藤波の不調を呪ったという。
 藤波貴久のアンドラ大会についてはフジガスWebSiteもご覧ください。

 今回、すでにジュニアチャンピオンを決めているマイケル・ブラウンが参戦してきた。なんと、デビュー戦にして9位。これはなかなかの快挙だった。今後の活躍が期待できるか。
 ユースチャンピオンとなったアルフレッド・ゴメスは、同じようにジュニアクラスに参戦。こちらも優勝を決めている。

Pos. Rider 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 計+TP 合計 C
1 Toni Bou 1 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 8+5 19 25
Montesa SPA 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 5 0 0 6+0
2 Adam Raga 0 0 0 0 3 0 1 1 0 2 0 0 5 0 0 12+1 25 20
GasGas SPA 0 0 2 0 3 0 0 0 0 0 1 1 5 0 0 12+0
3 Dougie Lampkin 0 0 0 0 5 0 1 0 0 5 5 0 5 0 0 21+0 42 19
Montesa GBR 0 0 2 0 3 0 0 0 1 5 5 0 5 0 0 21+0
========================================================================
5 藤波 貴久 0 0 3 0 3 0 0 5 3 5 3 3 5 0 5 35+7 59 14
Montesa JPN 1 0 0 0 1 0 3 2 0 0 1 0 5 0 1 14+3
17 小川毅士 3 0 3 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 66+16 151 2
Montesa JPN 5 5 3 5 5 5 3 5 5 5 5 5 5 0 5 66+3
Pos. Rider Ma. Nat. L1+L2+T/O Total Clean
世界選手権
1 Toni Bou Mo SPA 8+6+5 19 25
2 Adam Raga Ga SPA 12+12+1 25 20
3 Dougie Lampkin Mo GBR 21+21+0 42 19
4 Albert Cabestany Sh SPA 23+23+2 48 15
5 藤波 貴久 Mo JPN 35+14+10 59 14
6 Jeroni Fajardo Be SPA 24+22+14 60 16
7 Marc Freixa Sc SPA 43+40+5 88 5
8 Daniel Gibert Mo SPA 53+47+4 104 4
9 Michael Brown Be GBR 54+51+0 105 4
10 Jorde Pascuet Ga SPA 58+48+0 106 3
11 James Dabill Mo GBR 47+53+7 107 7
12 Daniele Maurino Be ITA 59+54+0 113 4
13 Jerome Bethune Be FRA 60+60+6 126 2
14 Daniel Oliveras Sh SPA 64+50+16 130 4
15 Christophe Bruand Sh FRA 73+57+2 132 1
16 Francesco Iolitta Sh ITA 66+69+0 135 1
17 小川 毅士 Mo JPN 66+66+19 151 2
FIMジュニアチャンピオンシップ
Pos. Rider Ma. Nat. L1+L2+T/O Total Clean
1 Alfredo Gomez Ga SPA 23+21+1 45 11
2 Sam Haslam Sc GBR 29+20+0 49 12
3 Matteo Grattarola Sh ITA 21+26+3 50 9
4 Guillaume Laniel Ga FRA 29+33+0 62 8
5 Alex Wigg Ga GBR 35+32+0 67 11
6 Laia Sanz Mo SPA 33+34+0 67 10
7 Lee Sampson Sh GBR 38+30+0 68 10
8 Andrea Vaccaretti Be ITA 37+45+0 82 5
9 Nicolas Gontard Ga FRA 43+39+1 83 5
10 Richard Ellwood Sh GBR 38+34+0 72 13
11 Julien Arnaud Ga FRA 43+30+11 84 9
12 Philippe Jean Lerda Sc FRA 54+56+7 117 1
13 Nicolas Karim Ga FRA 54+47+31 132 3
FIMユースカップ125cc
Pos. Rider Ma. Nat. L1+L2+T/O Total Clean
1 David Millan Sh SPA 21+10+0 31 14
2 Alexis Cervantes Ga FRA 18+15+0 33 13
3 Ross Danby Ga GBR 21+18+0 39 11
4 Jack Challoner Be GBR 23+17+0 40 14
5 Antonio Alfonso Ga SPA 20+23+0 43 8
6 Alexandre Ferrer Ga FRA 26+18+3 47 13
7 Adrian Pastoriza Ga SPA 26+21+0 47 13
8 Pau Botella Be SPA 22+26+0 48 9
9 Laurent Morell Be FRA 31+24+0 54 6
10 Hector Molina Ga SPA 29+26+0 55 11
11 Thibault Martel Ga FRA 28+28+0 56 8
12 Ivan Peydro Ga SPA 39+23+0 62 6
13 Marjan Griebel HM GER 38+28+0 66 7
14 Francisco Rico Ga SPA 44+30+0 74 3
15 Markus Eckhardt Be GER 43+39+0 82 3
16 Marc Horrach Ga SPA 50+41+0 91 3
17 Lee Shankie Sh GBR 48+49+3 100 1
T/O Timothy Coleman Be AUS

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