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藤波、マラガでも3位



FIM-LIVEのダイジェスト。試合展開などはほとんどわかりません。FIM-LIVEで視聴契約してくださいってことらしい

 3月10日スペイン、マラガ。Xトライアル第3戦が開催された。
 優勝はいつもと変わらずトニー・ボウ。2位は開幕戦に続いてアルベルト・カベスタニーが入った。
 そして3位は藤波貴久。前回バルセロナ大会に続いて2戦連続で3位表彰台獲得となった。これで藤波は、アダム・ラガを抜いてランキングでも3位に浮上した。

1303fuji3rd.jpg

 本来なら、全日本開幕戦が開催されているはずの3月10日。スペイン南西部の地中海に面した観光地マラガでのXトライアル第3戦。ここには小川友幸の姿も見られた。今シーズン用のマシンのテストのためのスペイン入りだ。全日本が中止となったので、急きょこんなスケジュールとなった。

◆クォリファイ

1303Xトライアルのクォリファイ

クォリファイ結果表

 今回はインドアスペイン選手権が併催されているということで、いつものノミネートライダーの他に、ふたりのスペイン勢が参加している。若いフランチェスク・モレットとペレ・ボレラスだ。スペイン勢以外の、藤波やフェレル、グラタローラにチャロナーといった外国勢は、スペイン選手権のリザルトからは省かれる。つまりスペイン選手権は6名が参加、Xトライアル世界選手権はワイルドカードの2名を加えて10名が参加ということになる。
 クォリファイは、5つのセクションを5分で走る。最初にワイルドカードの二人、次にランキング8位から5位までの4人、最後にランキング4位から1位までの4人。それぞれのグループの中での出走順は、くじ引きだ。藤波は二つ目のグループの3番目、ボウは最後のグループの一番最後と、ここへきてもボウの勝負運の強さが際立っている。
 ここでは、チャロナーとフェレルがオール5点となった。フェレルは開幕戦では藤波をしのぐ成績を残し、期待の新人として注目されたが、シリーズを重ねるに従って成績が落ちていく。上手なライダーなのだが、安定して成績を残すのはやはりむずかしいものがある。
 変わって今回の注目は、イタリア人のマテオ・グラタローラだ。グラタローラの減点は5セクションで20点。ただしタイムオーバーが1点あって(5分のうちに走りきれなかった)小計で21点。これでモレットとボレラスに並んでしまった。21点の3人は、同じセクションでタイブレイクを行う。減点が少ないほうが勝ち。同じ減点なら、タイムが速いほうが勝ちだ。ボレラスは5点、グラタローラはモレットに1秒差で、グラタローラがセミファイナル進出を果たした。
 今回は藤波が3位でクォリファイ。ここまで、藤波はクォリファイではギリギリの成績のことが多かったから、3位は珍しい。

◆セミファイナル

1303Xトライアルのセミファイナル

セミファイナル結果表

 6名のライダーに絞られたセミファイナル。最初の勝負はダブルレーンだ。クォリファイの6位と5位、4位と3位、2位と1位が勝負して、勝てば減点ゼロ、負ければ1点減点となる。足をついた数は問わない。
 ここでは、ファイナルに残る4名のライダーを選出する。かわいそうだが、グラタローラはセミファイナルに進出しただけでも大金星だから、ファイナル進出の目はないだろう。残るは5名。4名のスペイン勢と藤波によるファイナル進出をかけた戦いになる。もっともボウがファイナルに進出するのは確定的だから、実質は4名による3つの席をめぐっての争いとなる。

1303XトライアルのファハルドとグラタローラのDL

左グラタローラ、右ファハルドによるダブルレーンの戦い

 ダブルレーンはファハルドと藤波、そしてボウが勝利した。グラタローラ、ラガ、カベスタニーが1点減点を背負って勝負を続けることになる。
 第1セクションは全員が5点、第2セクションはボウのみがクリーンと、やはりボウが一人抜きんでて戦っていく。第3セクションではグラタローラが5点のあと、ファハルドが3点+タイムオーバー1点。続いてラガが1点+1点。ラガのあとを走った藤波は1点+2点。慎重に走った結果、残りわずかでタイムオーバーが30秒を過ぎてしまって、2点となってしまった。ここで、ダブルレーンでの減点ナシは帳消しとなって、藤波とラガは同点に並んだ。残るカベスタニーとボウはともにクリーン。カベスタニーはタイムオーバーの1点があった。
 第4セクションはボウがタイムオーバー1点でクリーンした以外は全員が5点。ということで、ダブルレーンでの減点を加えると、ボウが6点でトップ通過は当然として、2位はカベスタニーで17点、3位が藤波で18点、4位がラガで18点。ここまでがファイナル通過。ファハルドが 19点、グラタローラが21点でセミファイナル敗退ということになった。藤波とラガは同点だが、クォリファイの順位に準じて3位と4位となっている。

◆ファイナル

1303Xトライアルのファイナル

ファイナル結果表

 3人のインドア世界チャンピオンと藤波という顔ぶれとなったファイナル。やはり最初はダブルレーンから勝負が始まる。
 ラガと藤波の勝負は藤波が勝ち。カベスタニーとボウの勝負はボウが勝った。ここまで藤波とラガが同点だったが、これで藤波はカベスタニーと同点となった。ボウは12点差だから、もはや早くも圏外だ。

1303Xトライアルのボウ

トニー・ボウ。ひたすら、強い。どうしようもない

 ファイナルのセクションは、たったの3セクション。勝負はあっという間に決着する。その最初のセクションで、ボウが5点となった。ここを残る3人はクリーン。藤波とカベスタニーは仲よくタイムオーバーの1点だったが、ラガが5点になったことで、表彰台争いからは一歩後退。藤波とカベスタニーが表彰台のどっちに立つかの勝負になってきた。

1303Xトライアルのラガ

今回4位でランキングも4位となったアダム・ラガ

 続く第2セクションは、ボウだけがタイムオーバー1点でクリーン。他の3人はみんな5点だ。
 最後の第3セクション。ここもボウだけが走破できた。ボウはタイムオーバーなしの1点。他の3人は5点。結局ラガは3つのセクションを全部5点と、いいところなしでファイナルを走り終えることとなった。

1303Xトライアルの藤波

2戦連続で3位入賞の藤波貴久

 一方藤波は好調だ。確実に高いステアケースを上がれるようになっている。すでに大ベテランの藤波だが、インドアについてはいまだ成長中というところだ。結果、惜しくもカベスタニーと同点、同点の場合はクォリファイの順で順位が決まるから、カベスタニー2位、藤波3位という結果となったが、表彰台の常連となった藤波は、よりたくましい存在となった。

1303Xトライアルのカベスタニー

開幕戦に続いて2位のアルベルト・カベスタニー

 カベスタニーは、第2戦のバルセロナでこそセミファイナル敗退と不本意な結果となったが、開幕戦と今回で2位に入っている。開幕戦は優勝争い、今回は2位争いと内容は少しちがうが、ボウに次いでインドアのトップライダーとしてのポジションを固めてきている。好不調の波が激しいカベスタニーだが、これで安定感が増せば、ボウを食うチャンスもまだまだあるはずだ。

1303Xトライアルの藤波とボウ

チームメイトの二人。藤波貴久とトニー・ボウ。

 年間5戦とコンパクトな今年のXトライアル。すでにボウはランキング2位のカベスタニーに24点差をつけているから、次のドイツで世界チャンピオンを決める公算が高い。こうなっては、ボウが全勝するのか、なにかが起こって誰かが打倒ボウを達成するのかが興味の焦点だ。次の戦いは3月23日、ドイツ大会となる。

1303Xトライアルの!!

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