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今年のトライアルGCはたいへんだー
1988年の初開催から多くのトップライダーを輩出してきたトライアルライダーの登龍門「MFJトライアルグランドチャンピオン大会(トライアルGC大会)」が、11月12日に愛知県・「キョウセイドライバーランド」で開催される。
今回は、いつものGCとはちょっとちがう。豪華メンバーにより盛り上がりを見せそうだ。
GC大会のいつもの目玉は、全国の選手権で上位に入ってGCへの参加権を得た国内B級ライダーが、若手(都も限らないが)日本一を競う。ここで上位に入ると、国内A級を飛び越して、いきなり国際B級に昇格できる。氏川政哉、久岡孝二ら、2018年の国際A級スーパーを彩る彼らも、このGC大会を勝ち抜いてきた。他にも、山中悟史、山崎頌太、氏川湧雅など、GC大会を経て国際B級チャンピオンとなったライダーも数多い。
公認競技として行われるこのGCクラスには、国内B級のほか、ジュニア、国内A級ライダーも参加ができる。一気に飛び級をねらうには、なかなか厳しい戦いとなる。
このほか、併催として開催されるのが「承認レディースクラス」「承認OVER50クラス」、各地区・チームの国際B級3名で構成する「承認地区・チーム対抗クラス」だが、このほかに今回は、歴代TRGC優勝者及び準優勝者による、通称レジェンドクラスが設定されていて、これが今回特別の超目玉となった。
前日の11日に、埼玉県朝霞市で、藤波貴久、小川友幸、黒山健一のデモが開催される予定はすでにお知らせしたが、その3人が、翌日12日にはそのまま愛知県に移動、レジェンドクラスで勝負を決することになったのだ。
レジェンドクラスには、この3人のほか、氏川政哉と中谷博彦が参戦する。氏川は2017年国際A級チャンピオンにして藤波の甥。世界チャンピオンの叔父を相手に若きルーキーがどう戦うかが楽しみ。中谷は斎藤晶夫のアシスタントとして、その名声が通っている。今回はライダーとして超大物に戦いを挑む。
さて、大物3人がどんな勝負を演じるのかは見てみてのお楽しみ。もとよりGC大会は若きトライアルライダーの登竜門としての大会で、藤波らが真剣勝負を繰り広げる舞台ではないのだが、トライアル・デ・ナシオンもともに戦った仲良し3人のこと、なにか見逃してはいけないことが起きそうな、そんなGC大会なのである。
観戦料はなんと無料。もう今週末のことだが、万障お繰り合わせの上、見に行ったほうが後悔しませんぞ。
日程 2017年11月12日(日)
会場 キョウセイドライバーランド
〒444-3341 愛知県岡崎市須淵町木ノ田38
主催 中部モーターサイクルスポーツ協会(MFJ中部)
一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
公認 一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
観戦情報 観戦無料
駐車料金 2輪無料/4輪500円(無料エリアもあり)