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トライアル事始

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5点にならないために

 トライアル始めたばっかりの人にとって、トライアルはむずかしいことばかり。なんだって、始めたばっかりというのはむずかしくて当然なんですが、ことにトライアルの場合、そんなにむずかしいとは思えないのに、ちょっとしたことでひっくり返ったり動かなくなったりしてしまう。
 こんなはずじゃない、ほんとはもっと走れるはずなのだ、という失望が葛藤となっていくのではないでしょうか。そんなとき、先輩たちはあたたかく声をかけてくれます。
「わかるわかる、最初はみんなそうだったよ。この前よりずいぶんうまくなっているから、そのうちきっと、上手に走れるようになるよ」
 お言葉はありがたい。でも、もうちょっと具体的ななにかがほしいと、ワラをもつかみたい初心者の皆さんは思うのではないでしょうか。


 5点になるケースは、いろんなのがあります。自分の力量以上のことをやってうまくいかないのは、これはしょうがない。核戦争の舞台に竹槍で挑むようなのは、チャレンジでもなんでもないです。
 問題は、いけるはずだったのにいけないというくやしいケースです。もちろん、いけるはずという見立てがまちがっている場合もあります。こりゃまたしょうがないですから、ご了承ください。
 石や小さな段差を越えて「越えた」と思った次の瞬間にマシンが動きを止めてしまって、にっちもさっちもいかないという残念なケースは、少なくないと思います。これはまず「越えた」と思ったその感覚がまちがっちゃってるわけなのですが、これは石や段差を何度も越えて、越える感覚を自分のものにしていく必要があります。
 猛烈に自戒をこめて言うと、へたっぴは自分の苦手なところをあんまり練習しない。だからいつまでたってもへたっぴなんですね。得意なところを練習するのは楽しいけど、テクニックのバランスは、どんどんいびつになってきます。
 逆に言えば、苦手だな、いやだなと思うところを集中的に練習すると、乗りっぷりもずいぶん変わってくるかもしれません。たとえば。
 セクション途中のちょっとした障害物、それこそ小石ひとつみたいな障害物にひっかかって、もがき苦しんでいる人、いると思います。乗れる人が診断すれば、するするっと走らせていけばなんの問題もないのに、わざわざそこでマシンを止めてしまうから動きが苦しくなるのだということになります。
 でもまぁ、わかっちゃいるけどできないのが初心者トライアルの苦しいところです。これに対処する練習方法を考えてみましょう。
 ひとつ、なんでもいいからセクションを設定します。そんなにむずかしくなくてかまわないです。で、走ってみます。
 するするとクリーンできるのを確認したら、次はセクションのいたるところで止まってみます。安全には止まろうなんて思っちゃいけない。だるまさんがころんだみたいに、できたら誰かに号令をかけてもらって、止まれといわれたところですぐ止まる。なのでセクションのレベルとしては、どこでも止まれる、いたって簡単なものである必要があります。
 止まったら、そのまま再スタートします。思わぬところで止まってしまって、そこから再び動き出せるかどうかという検証のメニューです。セクションの中でこんなふうに止まってしまうと、ぜいぜいはぁはぁしてるし、失敗しちゃったという恥ずかしい気持ちなんかが入りまざって、たいていしどろもどろになります。そのときに、こんな練習をちょっとしておけば、あらぬところで止まってしまったときにも、少しは余裕を持って対処ができるかもしれません。
 本当は、石がごろごろした複雑なところで止まってみていただきたいところですが、最初はセクションの途中で止まるという、それ自体の訓練が大事だから、難度を高めていくのは少しゆっくりでいいです。
 もがき苦しむ練習をすることで、もがき苦しまなくなろうという提案でした。もちろんこういうことを通じて、セクションの中で止まってしまうのは百害あって一利なし(きちんと止まれて再スタートできるようになれば話は別ですが、そう言うレベルのお話をしているのではないのでね)ということに体感的に気がついていただければ、収穫もたいへんに大きいわけです。
 純粋に技術的には、たとえばいつも練習している太さ10cmの丸太なのに、試合になったら5点になってしまうようなケースがあります。これは、同じ丸太でも、自分で作ったセクションは設定が甘くて、試合に出てくる丸太はよりシビアだってことじゃないかと思います。微妙に斜めに進入させられたり丸太を越えた先に余裕がないから、思い切って丸太にアプローチできなったり……。
 10cmの丸太を越えられるようになったら、そこで得意がらないで(10分くらいは大喜びしていていいです)助走を減らしたり斜めから入ったり、10cmの丸太を最大限に使って自分の技術レベルを向上させてくださいね。らくちんに走れるように設定してあるなら、10cmの丸太がいけるなら15cmでも20cmでもいけるかもしれない。でもトライアルはもうちょっと意地悪なのです。そこにひっかかっちゃうから、こんなはずじゃないという5点になっちゃうんですね。
 こんなはずではなかったとくやしがるあなたの向こうに「予定通りだ」とほくそ笑むセクション大魔王がいます。次はセクション大魔王をぎゃふんと言わせてやってください。

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