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2015ベータ4T

20152/17

2015ベータEVO 4T

2015年モデルのベータ4Tが日本に入ってきて、試乗することができた。ベータ4Tは、その名の通り4ストロークエンジンを搭載するモデルで、2ストロークの他のベータマシンとは、ずいぶんと性格を異にする。

2015ベータEVO 4Tチェーン側

ベータの4Tモデルが世に出たのは2007年。モンテッサが4ストロークモデルのCOTA 4RT(ホンダRTL250F)を発売したのが2005年、同じ年、シェルコも4ストロークマシンを世に出している。当時は世界の流れが4ストローク化に向いていて、すべてのメーカーが4ストロークエンジンの開発を進めていた。そして2年の後、ベータも満を持して4ストロークエンジン搭載のトライアルマシンを発表した。
エンジンはまったくの新設計で、2ストロークモデルと同様のフレーム(当時はREV-3後期型)にコンパクトに収められていて、250ccはたいへんにマイルドな特性を持っていた。一方300ccは世界選手権にも通用するパワーが自慢で、現在FIMのセクション査察員をやっているインストラクター、ジョルディ・パスケットのライディングでポイント圏内の成績を残している。
その後、2009年にベータは軽量フレームEVOを発表するが、4ストロークモデルもこのEVOフレームに搭載されて現在に至っている。EVO 4Tとしては7年目のモデルということになる。

2015ベータEVO 4Tエンジン

2ストロークモデルとちがって、4Tは他の多くのマシンと同様に右側にキックがついている。ベータの2ストロークモデルは左キックが外観上の大きな特徴で、リヤブレーキを踏みながら指導できるというメリットがある反面、始動に若干の慣れが必要でもあったから、右キックはこれはこれで歓迎する人も多いだろう。
2ストロークモデルと4ストロークモデルは、基本的に同じフレームを使い、マシンの基本骨格も同じ。パワーユニットだけがちがうということになる。2ストロークモデルは2015年型となってサスペンションなどが変更を受けているが、この4Tは、カラーグラフィックなどは2ストロークモデルの2015年型と同様ながら、2014年モデル同様のリヤサスユニットを使っている。

2015ベータEVO 4Tリヤ回り

今回日本に入ってきたのは250ccモデルで、その出力特性はたいへんにマイルド。攻撃的なセクショントライに、というよりトレッキング用途などに適した性格づけとなっている。もちろん本気でトライをすれば、そのあたりの2ストロークモデルに負けない戦闘力は持っている。
エンジンは水冷4ストローク4バルブSOHC単気筒。吸気は負圧式キャブレターを使っている。このキャブが、マイルドで扱いやすいエンジン特性を実現している。エンジンの負圧に応じてピストンが開くので、アクセルレスポンスはちょっとおだやかだが、息つきやぼこつきも充分に解消されていて、乗りやすいマシンとなっている。
ガソリンコックは電磁式で、通常は自動的にガソリンが流れ、エンジンが止まれば燃料供給も停止する。ガソリンコックを通常以外に切り替えるのは、エンジンの整備などして、キャブレターの中にガソリンが空っぽになったときだけだという。

2015ベータEVO 4Tキック側

サスは前後ともにSACHS。その特性などは、以前から使われていたパイオリと似たものだという。
ブレーキはグリメカ製。グリメカ製品を使うメーカーは、いまやベータだけとなっているが、実績のあるものを前後に使用している。
価格は4ストロークだけあってちょっと高め。されど、大会を戦う道具としての消耗品としてではなく、愛車として所有できる性格を思えば、あるいはこの価格もリーズナブルと納得できるものかもしれない。

税込 税別
Evo4T300 1,058,400円 980,000円
Evo4T250 1,047,600円 970,000円

スペック
Frame Single wave alminium beam
Wheel base 1305 mm
Max length 1990 mm
Max width 850 mm
Max height 1115 mm
Seat height 660 mm
Ground clearance 310 mm
Footrest height 348 mm
Fuel tank capacity 2.8 L
Reserve 0.5 L
Cooling system capacity 600 cc
Front suspension Hydraulic fork with ø38 mm shaft
Rear suspension Monoshock
Shock absorber stroke 60 mm
Front wheel travel 165 mm
Rear wheel travel 180 mm
Front brake disc ø185 mm with 4 piston caliper
Rear brake disc ø160 mm with 2 piston caliper
Front rim 21 x 1.6 – 32 holes
Rear rim 18 x 2.15 – 32 holes
Front tyre 2,75 – 21
Rear tyre 4.00 R 18
ENGINE BETA
Type Single-cylinder, 4-stroke, 4 valves, liquid cooled
Bore 77 mm
Stroke 53.6 mm
Displacement 249.6cc
Compression ratio 11.5:1
Ignition Electronic
Spark plug NGK CR7EB
Feeding with carburettor
Carburettor Mikuni
Spark advance Variable
Clutch Wet multi-disc clutch
Primary trasmission Z. 18/63
Transmission 5 speed
Secondary trasmission Z. 11/42
Engine oil SAE 15W/50 (900 cc)

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