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川内村(西)

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09田植えキャッチ

田植え

09田植えその1

もうそろそろ稲刈りの時期だってのに、下書きファイルをめくってみたら、田植えの時期に書きかけた日記があった。日記なんてものは、思いついたら一気に書いてしまわないといけないですね。でも田植えの時期、ぼくはいろいろお悩みで、一気に突き進める心境じゃなかったんだ。ぼくだって、こういう時期があるんである。

ということで、今更だけど、田植えのお話。田植えが終わらないと、稲刈りもできないから。

4月中旬。春になった。あったかくなったり寒くなったりしながら、それでも春になったと感じる瞬間がある。草花だって、そういうタイミングを逃さずに花を開くのだから、人間にだってわかる。

「春になったなぁ」

すれちがう人とかわすあいさつで、あぁやっぱり春なんだと確認する。いやいや、確認するまでもなく、あたり一面、春なんだけどね。

そして春になれば、あちこちでトラクターが動き出す。田んぼの準備をして、種をまく。去年の秋に収穫したお米を玄米のままとっておいて、田植えにあわせて種まきをする。

種まきの前に、ちょっとだけ芽を出した状態にするのに、お風呂でお米をあっためたりするんだそうだ。一昼夜お米がお風呂を占領するから、そのときはお風呂が使えない。幸いわが村には立派な温泉施設があるので、お風呂が使えなくても安心である。高田島から温泉までは10分ちょっとかかるので、ふだんはめったに行かないけれど、種まきのこの時期だけ、温泉に行くのが年中行事という人もいらっしゃった。

09田植えその2

09田植えその2

しかし春になったからといって、油断しちゃいけない。この時期、春になったといっても、季節はまだ気まぐれに冬を思い出すことがある。そうすると、霜が降りる。村に来た当初は、霜が降りるというのがどういうことなのか、よくわからなかった。寒くなったら、セーターでも着ればいいじゃないかと思っていたけど、寒くなってあったかくしなきゃいけないのは、むしろ人間より作物である。

「カッコーが鳴けば、霜は降りない」

というらしい。最近じゃ、スーパーコンピュータが正確な天気予報をしてくれるけど、土地の人はその土地それぞれに、スーパーコンピュータよりもあったかな(スーパーコンピュータも相当な熱を持つけど)予報システムを見つけていたんですね。

しかしそれでも、失敗はある。霜を防ぐためにかけたビニールシートがめくれてしまっていたり、かけ忘れたり。夕方、みんなが集まる居酒屋さん(と呼ばれているが、ふつうの酒屋さん。ワンカップとおつまみを買ってお店の隅のいすに腰掛ければ、立派な居酒屋さんの出来上がり)では、霜で苗をだめにしたあんにゃ(兄さん、なんだろうけど、長老という意味合いがあるようだ)が頭をかかえている。昨日や今日田んぼをはじめたわけじゃないのに、それでも失敗はあるんだから、きっと奥が深い世界なんだろう。

この春、集落の田植えを片っ端から記録してやろうと思い立った。大上段に構えたけど、カメラを持ってそこここの田んぼに出没するだけだ。しかしまず、どの田んぼが誰の田んぼかがわからない。誰かさんちの前に広がる田んぼが、はるかかなたの別の誰かさんちの田んぼだったりする。田んぼの住所録は、地元の人でもあやふやみたいだ。

昔、機械を使わず、人間が田植えをしていた頃は、結いという農業互助組合があった。今日は誰それさんの田んぼ、あしたは彼それさんの田んぼ、あさっては何彼さんの田んぼと、みんなで田植えをしていく。子どもは学校を休んでた上のお手伝いをし、お昼はみんなであぜ道でおにぎりを広げる。

「あれは楽しかったなぁ」

と、みんな口々に言う。楽しかったけど、いまさら、結いを復活させて機械に頼らない田植えをしようとは誰も思わない。機械なら、田植えは2日あればほぼ完了してしまう。手植えだったら1週間はかかったという。

それでも、田植えの時期は人手がいる。苗を機械に載むだけだって、ひとりでやっていたら効率が悪いったらありゃしない。それで、息子や婿さんが招集される。

「たいへんだけど、米がとれなかった年でも、タイ米とかは食べたことないです」

と、機械が巡ってくる合間に、息子さんが言う。タイ米にはタイ米の味があるもんで、いちがいにまずい米とは思わないけど、タイ米を食べるしか選択肢がなかった年があったことを思うと、うらやましい。うらやましいけど、それだけの苦労の結果の特典でもあるわけだ。

機械に頼る現在の田植えだけれど、手で操縦しながら植えるやつ、ハンドルを握るやつ、たくさん植えられるもの、植えたあとに肥料だかをいっしょに撒けるやつ、機械もいろいろ。遠目には同じように見える田植えの光景だけど、それぞれの家には、それぞれのやり方があるようだ。

「誰それさんちは、手間をかけすぎて、米が過保護なんだ。だから弱いんじゃないか。おれんところはなんにもしてねーぞ」

夕方の酒の席で、彼それさんがいう。

「やらなきゃやらないで困ることもある。ちょうどいいのがいいんだ」

誰彼さんが答える。

大規模農業で国際競争力をつけようという動きもあるみたいだけど、お家それぞれ、個性のある農業をそれぞれが続けている今の形も、それはそれなりに興味深い。

全農家の田植えの記録は、ほんの数軒で挫折。一応、仕事もあるしね。秋の稲刈り、次の春の田植えと、これはぼくのライフワークにさせていただくことにした(要するに棚上げ)。

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