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川内村(西)

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自由大学はピザを焼き酒を飲む

1309自由大学のピザ焼き

川内村自由大学の二時限目は、できたばっかりのピザ窯でピザを焼き、村人と交流して対話を交わすというカリキュラムだった。ランディは研究会の参加者には、ことあるごとに発表を促す。かっこいいことを言わなくてもいいのだそうだ。かっこいいことを言おうとすると、人が話しているときに、かっこいいことを考えるようになって、対話が成立しないからなんだそうだ。

ランディは、村人に「川内村自慢をしてもらおう」と言う。あんたの研究会ならあんたの天下だけど、さて、村人にそんなことが通じるかなぁ。

1309自由大学。高野先生のトロンボーン

ピザは、なかなかうまくできた。ちなみにピザは、ひたすら生地を薄く作るとおいしい。イタリア人のマリオも「厚いピザはピザじゃない」と力説していたけど(マリオがピザ作りがうまいわけじゃない、と思う)生地が薄ければ、いっぱい食べられるから、いろんなトッピングのピザが楽しめる。分厚いピザは、直径20cmのを食べたらお腹いっぱいになってしまう。

そうそう、懸案だったピザ窯はおおむねうまくできているのだけど、一部糊がきいてないところがあって煙が漏れたりしているので、補修工事をしなきゃいけない。素人仕事だから、こんなものだ。

というわけでピザはがんばればできた。問題は村人を連れてきて自慢話をさせるというカリキュラムだ。村のひとは、知らない人と交わるのが、あんまり好きではない。村のひとに限らず、誰だってあんまり得意じゃないはずだ。ピザが食べられます、酒もありますといえば、気を使って手ぶらでは来ない。気をつかうのが面倒だと、結局、あんまり出てきてくれない。ご近所お友だちお誘い合わせの上お越しいただくのは、なかなかむずかしい。行列ができる店には客がよく入るというのと、少し似ている気がする。行列をつくれば、お客はひとりでにやってくるのだけどね。

1309自由大学のゆみちゃん

なんでもいいから来てちょうだいと連れてきたのに、手持ちぶさたで帰ろうとしたり人もいた。呼ばれてきてみたらわけわかんない都会人がピザを食べてるだけなんだから、いてもしょうがないと思うのも無理はない。段取りを放棄しているので、おもしろい出し物があるわけではない。帰っちゃいそうな客人にホステスよろしくランディを横に座らせて、お話ししてもらったりして、しばらくほっとくしかない。もう少しお酒がはいれば、なんとかなるのではないかと思ったから。

そしたらやっぱり、だんだんたいへん楽しい時間になってきました、これが。自由大学の本領発揮というか、このへんの人の底力というか、これも一種のダイアローグなんだと思う。もちろんついてこれない人もいるから、こういう企画の実行はむずかしいのだけど、やってみればおもしろがってくれるひともいっぱいいることもわかる。田舎側としては、こちらでは日常的にやっていることなんだけど(毎日やってるわけじゃないよ、特別な日だけだ)、酒を飲むというのは地下の居酒屋専門になってしまった都会のひとにとって、星の下で歌を歌いながら土地のひとと飲み交わす時間は、やっぱり特別なものなんだと思う。

1309自由大学のますさん

自由大学のメンバーにとって、村のすばらしき酔っぱらいとの出会いはなかなか衝撃的だったようだ。ぼく自身、縁もゆかりもない辺鄙な村に住み続けていられるのも、こんなすてきな酔っぱらいたちがここにはいっぱいいるからだ。

もうひとつ彼らが衝撃に感じたのは、村にはまた、すばらしき笑いがあったことだ。原発事故で無人となった村、今も放射能汚染に苦しめられている村、という事前の知識に対して、村人は笑顔につつまれていた。みんな、きょとんとして、それからいっしょに笑い始めるのだった。

そうよ。泣いてるだけじゃ始まらない。悲しんでたって、たいていは進めない。まず、酒飲んで笑うことが大事だと、みんなきっと無意識に悟ったんだと思う。

1309自由大学、夜の宴会

でも膝を割って話せば、みんなが避難した日の悲しかったことや、田んぼが雑草に覆われた2011年の夏のことや、今でも除染や補償や、その他もろもろやっかいなことがいっぱいあって、それに振り回されているだけで時間が飛ぶように流れていくという日々を送っていることに気がつかされる。

そんなこんなの末に、みんなの笑いはある。

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