2021年10月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
  1. トライアル・デ・ナシオン
  2. イベント(その他)
  3. イベント(大会)
  4. イベント(その他)
  5. イベント(大会)
  6. イベント(大会)
  7. TRJ / MFJ
  8. TRJ / MFJ
  9. TRJ / MFJ
  10. イベント(スクール)
  11. MFJトライアル
  12. MFJ
  13. イベント(大会)
  14. イベント(大会)
  15. リザルト中国
  16. イベント告知
  17. 2017お勉強会
  18. イベント(大会)
  19. リザルト関東
  20. リザルト中国
  21. リザルト関東
  22. リザルト関東
  23. リザルト中国
  24. リザルト関東
  25. リザルト関東
  26. リザルト沖縄
  27. リザルト九州
  28. リザルト中国
  29. イベント(大会)
  30. リザルト沖縄
  31. イベント告知
  32. イベント(大会)
  33. イベント(大会)

川内村(西)

© トライアル自然山通信 All rights reserved.

自由大学はピザを焼き酒を飲む

1309自由大学のピザ焼き

川内村自由大学の二時限目は、できたばっかりのピザ窯でピザを焼き、村人と交流して対話を交わすというカリキュラムだった。ランディは研究会の参加者には、ことあるごとに発表を促す。かっこいいことを言わなくてもいいのだそうだ。かっこいいことを言おうとすると、人が話しているときに、かっこいいことを考えるようになって、対話が成立しないからなんだそうだ。

ランディは、村人に「川内村自慢をしてもらおう」と言う。あんたの研究会ならあんたの天下だけど、さて、村人にそんなことが通じるかなぁ。

1309自由大学。高野先生のトロンボーン

ピザは、なかなかうまくできた。ちなみにピザは、ひたすら生地を薄く作るとおいしい。イタリア人のマリオも「厚いピザはピザじゃない」と力説していたけど(マリオがピザ作りがうまいわけじゃない、と思う)生地が薄ければ、いっぱい食べられるから、いろんなトッピングのピザが楽しめる。分厚いピザは、直径20cmのを食べたらお腹いっぱいになってしまう。

そうそう、懸案だったピザ窯はおおむねうまくできているのだけど、一部糊がきいてないところがあって煙が漏れたりしているので、補修工事をしなきゃいけない。素人仕事だから、こんなものだ。

というわけでピザはがんばればできた。問題は村人を連れてきて自慢話をさせるというカリキュラムだ。村のひとは、知らない人と交わるのが、あんまり好きではない。村のひとに限らず、誰だってあんまり得意じゃないはずだ。ピザが食べられます、酒もありますといえば、気を使って手ぶらでは来ない。気をつかうのが面倒だと、結局、あんまり出てきてくれない。ご近所お友だちお誘い合わせの上お越しいただくのは、なかなかむずかしい。行列ができる店には客がよく入るというのと、少し似ている気がする。行列をつくれば、お客はひとりでにやってくるのだけどね。

1309自由大学のゆみちゃん

なんでもいいから来てちょうだいと連れてきたのに、手持ちぶさたで帰ろうとしたり人もいた。呼ばれてきてみたらわけわかんない都会人がピザを食べてるだけなんだから、いてもしょうがないと思うのも無理はない。段取りを放棄しているので、おもしろい出し物があるわけではない。帰っちゃいそうな客人にホステスよろしくランディを横に座らせて、お話ししてもらったりして、しばらくほっとくしかない。もう少しお酒がはいれば、なんとかなるのではないかと思ったから。

そしたらやっぱり、だんだんたいへん楽しい時間になってきました、これが。自由大学の本領発揮というか、このへんの人の底力というか、これも一種のダイアローグなんだと思う。もちろんついてこれない人もいるから、こういう企画の実行はむずかしいのだけど、やってみればおもしろがってくれるひともいっぱいいることもわかる。田舎側としては、こちらでは日常的にやっていることなんだけど(毎日やってるわけじゃないよ、特別な日だけだ)、酒を飲むというのは地下の居酒屋専門になってしまった都会のひとにとって、星の下で歌を歌いながら土地のひとと飲み交わす時間は、やっぱり特別なものなんだと思う。

1309自由大学のますさん

自由大学のメンバーにとって、村のすばらしき酔っぱらいとの出会いはなかなか衝撃的だったようだ。ぼく自身、縁もゆかりもない辺鄙な村に住み続けていられるのも、こんなすてきな酔っぱらいたちがここにはいっぱいいるからだ。

もうひとつ彼らが衝撃に感じたのは、村にはまた、すばらしき笑いがあったことだ。原発事故で無人となった村、今も放射能汚染に苦しめられている村、という事前の知識に対して、村人は笑顔につつまれていた。みんな、きょとんとして、それからいっしょに笑い始めるのだった。

そうよ。泣いてるだけじゃ始まらない。悲しんでたって、たいていは進めない。まず、酒飲んで笑うことが大事だと、みんなきっと無意識に悟ったんだと思う。

1309自由大学、夜の宴会

でも膝を割って話せば、みんなが避難した日の悲しかったことや、田んぼが雑草に覆われた2011年の夏のことや、今でも除染や補償や、その他もろもろやっかいなことがいっぱいあって、それに振り回されているだけで時間が飛ぶように流れていくという日々を送っていることに気がつかされる。

そんなこんなの末に、みんなの笑いはある。

関連記事

トライアル・デ・ナシオン

トライアル・デ・ナシオン全記録

トライアル・デ・ナシオン(TDN)は1984年から毎年開催されています。 その間、まず男子チームだけで開催されていた期間、男子のクラス…

2021年10月号電子版お待たせしました

藤波貴久引退を目撃して帰ってきて、あわててつくった2021年10月号ですが、お待たせしてしまってごめんなさい。スペインGP、そして引…

自然山通信10月号発売!

何が起こるかわからないコロナ禍で、決死のスペインとポルトガル現地取材を決行。帰国後の隔離もあって発売が遅くなってしまいました。引退表明し…

全日本選手権最終戦はダブルヘッダーで

全日本トライアル選手権最終戦となる中部大会が、11月13-14日、土曜日・日曜日の2日間にわたって愛知県のキョウセイドライバーランドで開催さ…

イベント(その他)

10/3ガッチと楽しもう、愛媛県松山

10月3日(日)ガッチと楽しもうミーティング(マツヤマ トライアルファーム)開催です。 (さらに…)…

藤波貴久、今シーズンで引退を発表

藤波貴久の引退が発表された。 最終戦ポルトガルを前にしたスペインGPが終わっての水曜日、その衝撃の発表は発信された。この週末、トライアル・…

最終決戦前夜、スペインにて

2021年世界選手権はいよいよ大詰め。最終戦を前にしたツーデイズの1戦は、スペインだった。 (さらに…)…

今年の高田島のトライアル大会について

毎年、春と秋に開催の高田島でのトライアル大会。2021年はついに開催を断念するに至りました。 2020年は、春の大会を見送り、秋に2大…

YAMAHAセロー225チェーンテンショナー

『工房きたむら』より、YAMAHAセロー225用のチェーンテンショナーが発売されました。 (さらに…)…

RTL-F、COTA 4RT対応SPLミッション(4速ギア)

ぱわあくらふとより、SPLミッション(4速ギア)が発売されました。HRC RTL-Fシリーズ / montesa COTA 4RT、301シ…

ページ上部へ戻る