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助け助けられる口づけ

0903LSO心肺蘇生くん

 ライフセービングの講習会を受けてきた。モータースポーツ・ライフセービング機構が行っている講習会で、MFJ東北とスポーツランドSUGOが企画して開催された。一般の人でも受講できたけど、MFJの競技役員は参加無料ということだったので(タダだったからという理由ではないけど)尻尾を振って参加してきたのでした。


 救命の講習会に参加したのは、これまでも何回かあったけれども、今回の講習会は、2日間受講することでファーストエイダーとしての認定を受けられる。一種の資格とかライセンスみたいなもんだけど、そんなものをもらったって、誰にいばれるものでもない(資格を持つと、いばりたくなる人は世の中に多いけど)。いばれるものではないけど「ぼくは救命の講習を受けました」と自分の経験を明らかにして傷病者に近づいてあげると、安心するんだそうだ。そういうものかもしれない。

0903LSO教科書

よくできてる教科書など

 どんな講習を受けたのかは、ちゃんとご説明しようと思ってメモをとったけど、インターネット情報によって中途半端な情報が流布するのもよろしくないので、どうぞちゃんと講習会受けてみてください。時間は取られるけど、なかなかおもしろい。興味深い。そしてもちろん、役に立つ。
 でも、印象深いこと、いくつかは紹介しておきます。心肺蘇生の練習用の人形の顔が不気味だとか、せめて目玉を入れた方がいいのではないかとか、そういうことじゃない。今回はちゃんとまじめなお話です。
 以下、先生のおっしゃることの受け売り。
 ライフセービングというのは、医療行為をするのではないから、手当などは仕事ではないし、ほとんどできない。しかし、悪化を防止することはできるかもしれない。その第一歩が、とにかく傷病者を生きている状態で、医療機関に渡すこと、なのだと。
 なにをしていいのかよくわからないから、おたおたしてしまうというのは、よくあること。その順番をきちんと教えてくれるのも、心強い。それが、心肺、大量出血(内出血含む)、そして頸椎損傷の順なのだけど、救命措置は、とにかく勇気を持ってやることだと。現場の判断が誤っていたかどうかは、現場にいなかった人にはわからない。やらないよりやったほうがいい、そして優先順位の高いことからやったほうがよいというのは、今の世の中、共通した認識なんだそうだ。

0903LSOニシマキ

実習でけが人にされてしまった私。
出血やアザの化粧を施された

 たとえば、心臓マッサージをすると、肋骨が折れてしまうかもしれないという心配がある。でも、胸を押したことでの肋骨骨折で死んでしまう人はまずいないが、心臓が止まったままで生きている人は皆無だから、なにをやるかは簡単明快ということだ。
 もうひとつ、いかにお医者さまだとしても、受傷直後の状態を見ることはほとんどない。病院に運ばれる間には、少なからず時間がたってますからね。なので、たとえば骨折だって、負った直後はまだ腫れてもいないかもしれない。病院で判断する骨折の条件を満たしていない場合だって多いのだ。
 お医者さんみたいに、大量の傷病者を観察することはないかもしれないが、ぼくらの場合、けが人を見るとしたら、ケガをした直後に出会う機会もとっても多い。だからこそ、ぼくらが最低限のことを知っているかどうかで、けが人の苦痛をやわらげてあげられるかもしれないし、ときによったら、消えかける命も助けてあげられるかもしれない。
 今回は、ロード、モトクロス、トライアル、エンデューロなど、役員やオフィシャルが中心に40名以上が受講した。こういう機会がしょっちゅうあればいいのだけど、MFJ東北がLSO講習会をやったのは3年前だということで、なかなか(お金もかかるし)いつもいつもはできない。興味のある人は、MFJやMFJの各支部、あるいは関係者に「こういうのがあったら絶対誘ってくれぞ」とお願いしておかなければ行けないですね。
 MFJだって、たくさんの人がこういう講習会を受ければ、なにかのときに手伝える能力を持った人も多くなるわけだし、安全性はより高まるわけなんで、諸般の事情(主にお金だと思うけど)が許せば、もっともっと開催すべき講習会でもありますね。
 さらにトライアルなんて、救急車がほいほい入り込めるところでやっているわけじゃないから、よけい現場の人間の対処が重要になる。万一のことを考えると、ひとり資格者かいるより、二人三人いたほうがより安心。これから救命のお世話になる予定の人もそうでない人も、みんなでちょっとずつ知識武装をすれば、それだけでも万が一のときには、うんとちがう結果になるにちがいない。
 あ、そうそう。救命の際には、手袋を着用すべし。血液からの感染はおっかないらしいから。人工呼吸するときには、こういうキューマスクを使いなさいってことでした。生きてる人とキスするときにも使えるかどうかは、実験してません。
*モータースポーツ・ライフセービング機構

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