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目からうろこのタイヤレバー

1003タイヤレバー

 タイヤレバーを買いました。なんだいまどきと思われると思いますが、パンク修理やタイヤ交換が苦手で、できたらパンク修理にとは一生出会わないで生きていきたいと思っていた。幸いにも、あんまりパンクする運命にはなかったので(パンクしないように走っているのだと自慢したい気もするが、誰も信じてくれない)パンク修理にはそれほど縁なく生きてきた。
 ところがこのほど、村人のTくんがセローにミシュランラジアルを履かせて、そしたらあっという間にパンクしてきた。どこを走っていたのだ、そもそもちゃんと入っていたのか、など疑問もあるんだけど、これを機にタイヤ交換なるものをちょっとかじってみるかと思った次第だったのである。自分のことだとなにもやらないけど、人のことだと手を出してみたくなる。人助けなのではなくて、やじ馬なんだと思う。


 タイヤ交換というと、チューブを3本くらいだめにしないと完成しない作業だと思っていた。タイヤレバーをつっこむときにはチューブを挟まないようにという教科書の教えは重々ご承知だけど、見えないんだからしょうがない。気がついたときにはチューブに穴が開いている。
 そういえば、ギニア(アフリカの小さな国)でパンクしちゃって、たいへんお困りになったことがあった。近所の村にかけこんで、親切な村人にタイヤ交換を手伝ってもらって(というかやってもらって)オートミールのような、ふだんだったら食べてないだろうなぁというようなお食事をご馳走になり、それでもやっぱり修理したばかりのチューブに穴を開け、結局一晩そこで明かしてきたという不始末があった。昨今の風潮でいけば、日本の恥以外のなにものでもないが、当時のアフリカの人たちといえば、東洋人を見ると「シノア?」と声をかけてきた。中国人か、ってわけで、日本人と人種がいるというのは、どうも彼らには概念がないみたいだった。日本って国は、工業製品をつくるだけの、人が住んでない工場みたいな存在だったのかもしれない。製品ばっかり届いて、日本人というメンタリティが彼らの国を訪問することはないのだから、それも当然かもしれない。そんなところに飛び込んだニシマキ。ぼくのなさけない姿は中国人と混同されているかもしれないし、もしかしたら彼らにとっての日本人はイコールなさけないニシマキになってしまったかもしれない。どちらにしても、もうしわけないことをした。
 それ以来、競技に参加してパンクしたら、さっさとリタイヤしようと決めている。トライアルに参加するのはお楽しみであって、パンク修理はできたほうがかっこいいけど、泣きべそかきながら修理して競技を続ける必要もないだろうというのが、ニシマキ思想なのであった。本当に、書いててわれながら情けない。
 でタイヤレバーだ。買ったのはMCギアさんから■T.S.K.タイヤレバーってやつ。
 MCギアの大西さんはブーツ屋さんをしていた頃から、熱い解説記事を書く人で、このサイトも大西さんの商品に対する造詣を読むだけでも楽しい。
 このレバーは東洋精機さんという会社のものらしいけど、あとに出てくるアメリカのモトクロスメカニックのタイヤ交換作業を見ると、やっぱりおんなじ(か形状がきわめて似ている)レバーを使っている。
 ちなみにホームセンターで売っているのは断面がH型のやつで、何百円もしないで買える。安い。東洋精機さんのレバーは3,000円ほどもする。高い。冷間鍛造というコストのかかる製法だからなんだそうだけど、そのへんの詳細については、大西さんの解説を読んでください。
■T.S.K.タイヤレバー
 タイヤ交換というやつは、たいへんな重労働。ゴムの反発力はものすごくて、これに打ち勝つように力をこめなければいけない。力を入れているうちに、チューブがかんでいるのを忘れて、穴を開けてしまう。そういうもんだと思っていて、毎回のように穴を開ける自分は、よっぽどタイヤ作業には向いていないのだと思っていた。
 ところがこのレバーを使ったら、そりゃ力は使うけど、存外するりとタイヤがはまる。チューブにも穴は開かなかった。今までだって、チューブのことを無視してタイヤをはめてたんじゃなくて、充分気を使ってるのにだめだった。どうも、道具が悪かっただけらしい。
 いい道具をこんなに簡単なのかとびっくり。Tくんに恩を売ろうと思って買ったタイヤレバーだけど、とてもとても幸せな気分になった。うれしい。Tくん、ありがと。
 同じような形状で、チタン製のタイヤレバーがある。持ち運びにはチタン製のほうがずっと軽いから、どうせ買うならチタンがほしいなぁと思っていて、でもチタン製は(さらにさらに)値段が高いから、ずっと手が出せないでいた。高い工具を買って、結局チューブに穴が開いたら、どえらく落ち込んでしまうだろうと思ったのも、これまでレバーに手が出なかった理由だ。
 こんなに快適なら、もっと早く買えばよかった。というか、ホームセンターも罪作り。「チューブかみかみ棒」をタイヤレバーなんていって売らないでほしい。
 道具によって、びっくりするくらい仕事がスムーズにいくことは、よくある。いいカメラやいいレンズもそうだし、コンピュータもそう。キーボードを変えて気分よく入力ができるようになると、仕事が早くなるだけじゃなくて書いてる文章の内容までうきうきしてきたりするもんだ(人間のさぼり癖までは変わらないから、結局大局的にはあんまり変わんないんだけど)。
 トライアルでも、道具ですべてが変わることは多い。たとえばマシン。新しいマシンに乗ると「みんな、こんなに楽にセクショントライしていたのか」とびっくりするにちがいない。新しい古いではなくても、ちゃんと整備してあるかどうかでもぜんぜんちがう。こういうのは、自分の環境だけで満足したりしていると、なかなか気がつかない。
 ブーツもそうだ。トライアルブーツは、外観がオフロードブーツに似ている。バックルが少なくて、プロテクションがちょっとひ弱なのがトライアルブーツの特徴に見える。なので林道ツーリングなどにいこうという人が、トライアルブーツを買うことはほとんどない。
 でもトライアルブーツの道具としての機能は、思ったよりもぜんぜん高いし広範囲だ。歩いたり階段を上ったりは、モトクロスブーツではしんどいことことこのうえない。トライアルブーツはセクションを歩くのも立派な商売なので、歩くのも階段も、得意である。なにより、ライディングがらくちんだ。
 初めてアルパインスターのフラットソールブーツ(今はトライアルブーツといえばフラットソールがふつうだけど、1980年代まではトライアルブーツもふつうに土踏まずがあった。アルバインスターは、初めてフラットソールを採用したブーツだった)を履いたら、それだけで自分が上手になったような気がした(実際はなんにもできないのに!)。そういう話を恐れ多くも成田匠選手にしたら(世界選手権に挑戦し始めた頃だったと思う)「そうそう、ぼくもそう思った」と賛同されてしまって恐縮したのを覚えている。
 道具は偉大だ。石ころを拾い上げて武器にした祖先はえらかったなぁと、組み上がっても空気が抜けないタイヤを見て、にこにこしている私なのでした。
 なにをいまさら、というようなお話でしたね。あー、なさけない。
○おまけ
ダートヌポーツから、タイヤ交換のHOW TO映像
リアタイヤ交換
Broc Gloverのタイヤ交換Tips

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