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カメラ買いました

こんなのを買いました。登場した当時はなんだかなぁと思って見守っていたのだけど、だんだんがまんができなくなって、買ってしまった。そしてなにに使おうか、今のところ悩んでいる。

1901RX0檻の中のイノシシ

このカメラはソニーのRX0という。RXというのはソニーのデジタル・コンパクト・カメラの冠名で、1インチセンサー(センサーが大きいほどえらいとされている)のRX100、1インチセンサーに高倍率ズームをつけたRX10、35mmフルサイズセンサーを持つRX1があって、それぞれモデルチェンジを重ねて、3機種から6機種ほどのバリエーションがある。

なんだかGoProみたいな大きさなんだけど、ソニー的には、このカメラはアクションカメラではないと言っている。ふつうに写真を撮るためのカメラなんだそうだ。

1901RX0

このカメラが登場したのが2017年10月、ぼんやりとこれがほしいかなと思い始めたのが1年後。そしたら当社社長の杉谷に、新しいものをほしがらなくなったら人間は終わりだ、と不思議な理屈か突きつけられて、そんなこと言われると、ほしがらないといけない気がして、あちこちのWEBを放浪して使い勝手などを探ったりしてみたんだけど、ほんとうに自分で買った人はあんまりいないみたいだった。それじゃ、どんな使い勝手だかわかんないので、しょうがないから自分で買ってみるしかないということになった。

これ、だいたい7万円くらいする。ソニー直飯店だと、いろいろメリットはあるけど8万円くらいする。安くない。というか、むちゃくちゃ、高い。高いけど、フルサイズの一眼カメラをもう1台買うよりは、安い。ぜんぜん比較にならないけど。

その第一の特徴は小さいこと。これは一目瞭然、手に取っても印象は変わらない。どんなポケットにでも入る。そして堅牢である。200kgfまで耐えるらしい。といっても、クルマに踏ませたりぶん投げたりしたことはまだない。防水だというんで、いっしょに風呂に入ってみたことはある。温泉とかに持っていくとつかまってしまうので、使い方には気をつけないといけない。

1901RX0ウサギ

カメラ前面には保護ガラスが入っている。このガラスは交換ができる(1万円もするけど)ので、キャップなどをつけることなく、そのまま使えということになっている。このガラス、なんかの加工でもしてあるのか、汚れにくい。これがけっこう気に入っている。

レンズはテッサー7.7mm、35mm換算で24mmF4。絞りはない。いつでもF4。いさぎいい。こういう思いきりがすごい。ISO感度とシャッタースピードを調節して露出を合わせるしかない。なんにもできないから、シャッターだけ押せばいいということになる。

1901RX0初詣で

使い勝手は、やっぱりよろしくない。ソニーのカメラを使い始めて3年ちょっとになるけど、最初からすんなり使えるカメラには出会っていない。なんでこんな仕様なんだろうとぶつぶついいながら使っているうち、しかたなく慣れちゃう感じだ。ネットの評判を見ると、ストラップホールが左側にあるんで、右手に持つ人はたいへん使い勝手が悪いらしいけど、ぼくはどうやら左手で持つらしい。それより、四角くてどっちが前だかわからないので、ポケットの中でスイッチを入れて撮影準備をしようとして、左右をまちがえることがある。起動が早いので、撮りたいと思ったときに撮れそうなんだけど、撮ってみたら自分の顔が写っていたとなったら悲しい。それでカメラ丈夫の片側に目印となるものを貼りつけてみたけど、これはしばらく慣れてみないといけないらしい。

慣れ、の問題なのかもしれないけど、もうひとつ、なんじゃらほいと思うのは、メモリカードスロット。マイクロSDカードを裏表反対に挿入しても、なにごともなく入る。そしてかちっとロックされてしまう。それで起動するとメモリカードが正しく読めないと怒られる。ソニーのメモリスティックを使うがためにこんな仕様になっているのかもしれないけど、ちょっと解せない。

1901RX0メモリカード

そして、近距離は50cmしか近寄れない。インスタグラマーは毎日のお昼ご飯を世界中の人に見せるのを生業としているらしいけど、そういう用途にはあんまり向いていないようだ。手をいっぱいに伸ばしした距離を保てばピントが合うんだけど、食事時に写真を撮ろうなんてことは(このカメラを持っているときには)考えないほうがよさそうだ。試しに読んでいた新聞を撮ってみたら、こんなふうに写った。その気になれば、手元をなんとか撮れそうではある。

1901RX0新聞

そんなこんなだけど、最近は、ソニーのこういう解せない使い勝手にちょっとは理解を示せるようになってきた。わがままな客の要望に迎合してひっかかりもない製品を作るより、技術者のわがまま、自己満足みたいなとんがった仕様の方がおもしろいものができるんじゃないか、なんてね。

土砂降りの雨の日には、これ1台だけもって写真撮り回ったら楽しいかもしれないとか思うんだけど、ふつうに撮ればふつうに写ってしまうふつうのカメラだから、日常的にポケットに入れておくのは楽しい。そんなんだったらスマートフォンでもよかろうという気がするけど、スマートフォンより撮るまでのタイムラグが少ないし、ポケットから出すのも早い。

大きな問題はバッテリーの持ちが悪いことだ。ボディを小さくするがため、ボディの小さなRX100よりさらに小さなバッテリーを使っている。240枚撮ると電池がなくなるとカタログに書いてある。バッテリーはなぜかニコンのコンデジ用電池と共通で、ニコンブランドよりちょっと安い。バッテリーにプラス毛の生えた値段で、USB充電できるアクセサリーキットが買える。これがあれば、撮影中にスペア電池をモバイルバッテリーで充電できる。本体に直接USBケーブルをさせば充電も給電もできるのだけど、防水ではなくなるし、ゴムのフタをなくしそうでこわい。ゴムのフタ、なくすと修理扱いで数千円らしい。

遠隔操作は、赤外線とかは使えなくて、スマートフォンアプリでやるらしい。ちょっとタイムラグがあるから使いにくいと思うんだけど、遠隔操作するときは連写モードにして、シャッター切り続ければいいということかもしれない。もちろん、スマートフォンと接続していると電池の消耗は激しいから、そこんところも要注意だ。

電池の消耗を恐れて、接続を切ったりつなげたりしようと思ったんだけど、再接続がそんなに簡単じゃない。小さなボタンを操作してメニューをだし、ネットワーク>スマートフォン操作設定>接続情報と操作して、出てきたQRコードをスマートフォンで読むという儀式が必要だ。太陽の出ている明るいところでは、カメラの液晶画面をスマホカメラが認識するのがむずかしい。

それで、QRコードを写真に撮って、アクセサリーキットの背面に貼りつけておくことにした。このカメラを使うときにはいつでもアクセサリーキット(に入っているスペア電池)は手もとに置いておくお約束だから、これでだいぶ便利になった。

1901RX0とアクセサリーキット

このQRコードを盗まれると、ぼくのRX0は(Wi-Fiがつながる範囲に近づかなければ行けないけど)その盗っ人にコントロールされてしまうということになる。なので念のためQRコードはこわしておきました。ちゃんとこわれてるかな?

というわけで、楽しそうだから買ってみたけど、ぼくはなんせ自撮りもうまくできない不器用者なので、無限の可能性を謳っているこんなカメラの、どこまでの機能を使い倒せるかはまったく未知数だ。というか、ぜんぜん使えないかもしれない。

1901RX0宴会

大きさ、重さがカメラの常識はずれで、対衝撃性や防水性にも長けていて、しかしてどういう使い方をしたらいいのかはいまひとつわからない。無限の可能性は、使う人にゆだねられているというところが、なんとも悩ましい。

ちなみに、冒頭の写真は箱ワナにつかまっているイノシシ。去年、うちの地区はさっぱりイノシシがとれず、いなくなったのかと思ったら、猟期が明けたらぞろぞろと出てきやがって悪さのし放題だった。今年は11月15日に猟期が始まってから、2日に1頭くらいつかまっている。もう少し効率よく捕獲して、数を減らさないと安心できないのだけど、害獣駆除は気が長い事業だ。

オリの柵の間からカメラを差し込んで撮っていたら、思いきり突進してこられたのがこれ。あぶないところだった。ピンボケだしなにが写ってるのかわからないけど、ふつうのカメラでは撮れなかっただろうことは確かだと思う。

1901RX0突進するイノシシ

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