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1986年の平凡パンチ

1986年に、ぼくは初めてアフリカ大陸に行った。今はダカールラリーと呼ばれている、パリ・ダカール・ラリーを取材に行くためだ。なーんてね、取材といったら取材体制をしっかりつくっていくものだと思うけど、こちとら、カメラ3台(1台はちょっとしか持ってない着替えにぐるぐるにくるんでスペアにしていた)とフィルムはたくさん持ってたけど、どこまで取材ができるのかはまるで自信がなかった。そんな状態ででかけていきました、という告白に4ページを割いてくれたのが「平凡パンチ」さんだった。

1986平凡パンチ表紙

平凡パンチにはグーフィ森さんという名物編集者がいて、グーフィさんがページをくれたのだ。パリダカ観るならいっしょに走らなきゃ、なんてぼく自身は思っていない。だってタイヘンだもの。読者の皆さんには、とてもとてもお勧めできない。これはたぶんグーフィさんがくっつけたタイトルだ。そうそう、当時はパリダカって呼ばれていたんだよね。なつかしい。

なんで今ごろこんなものがというと、親がなくなって、荷物を整理したら出てきたんだという。全部捨てちゃってすっきりさせればいいよと無責任な助言をした兄貴の助言を無視して、弟は細かく荷物を分けてくれたんだね。たいへん申し訳ない。おかげで、こんな思い出に浸ることができる。

1986平凡パンチの1

パリダカ取材については、いまやバイオディーゼル世界一周のカリスマにして、東日本大震災からの復興に尽力する立役者の山田周生さんが、いっしょにいかないかと声をかけてきたのを、ついまちがって行く行くといってしまったのだ。スズキ本社にお願いして足の届かないDR600をお借りして、スズキ・フランスでビッグタンクとミシュランデザートを装着してもらって(タイヤを変えたらもっと車高が上がって、渋滞の凱旋門で泣きべそをかいたことがあるのも、今思い出した)、えいやとでかけていった。

パリダカに取材に行った>パリダカに行った>パリダカに出た、と勘違いされる方もいらしたけど、当時よく説明していたのは、パリダカのコースが諏訪経由で東京から名古屋まで下道を走っていくのに対して、ぼくは東名高速を走ってるようなもんで、会わない時にはとんとラリーには出会えない。それでも、今みたいに毎日砂漠の奥地からレポートが届く時代ではなかったから、アフリカから帰ってきた”取材者”の生の声は、貴重に扱ってもらったものだった。

この4ページは、パリダカのレポートじゃなくて、ついていったぼくがどんな目にあったのかをつづれといわれたんだと思う、確か。ズタボロになって帰ってきたやつが目の前にいるのに、ポルシェとホンダのプレスリリースみたいなレポートをもらってもおもしろくない、ということなんだろう。ぼくとしてはありがたいお話だったけど、こういう采配ができる編集者って、なかなかいないもんなんだ。

1986平凡パンチの2

1986年3月3日号。実際の発行日はこの1ヶ月くらい前だから、ずいぶん突貫工事だったんだなぁ。パリダカのゴールは1月20日すぎで、それからパリへ帰って日本に帰ってだから、帰ってきてほとんどそのまんま銀座の編集部に駆け込んだと思われる。平凡パンチといえば平凡出版だと思っていたけど、当時はもうマガジンハウスに社名を変更していた。マガジンハウスになって平凡パンチが休刊になるまで6年。この号が出たのは、その中間くらいだった。

今、平凡パンチやマガジンハウスをぐぐってみたら、小説家の椎名桜子の売り出しに一役買った、なんて書いてあったけど、それで思い出した。グーフィさんといっしょに砂だらけの(もちろんダカールを出た後、何度もお風呂には入ったけどね)ぼくを編集部で出迎えてくれたのは、その双子の妹の椎名桂子さんだった。みんな、どうしていらっしゃるかなぁ。

写真は、クリックしていただくと文字が読める大きさになります。著作権的に許されるのかどうかわかんないけど、35年前のことだし、個人の記録として許してくださいまし。

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