2023年3月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
  1. リザルト関東
  2. トライアル・デ・ナシオン
  3. イベント(大会)
  4. イベント(大会)
  5. イベント(大会)
  6. リザルト中国
  7. TRJ / MFJ
  8. イベント(大会)
  9. MFJトライアル
  10. リザルト関東
  11. イベント(大会)
  12. MFJ
  13. リザルト中国
  14. リザルト関東
  15. イベント(大会)
  16. イベント(大会)
  17. イベント(大会)
  18. イベント(大会)
  19. イベント(大会)
  20. リザルト中部
  21. 2017TDN
  22. トライアル・デ・ナシオン
  23. リザルト関東
  24. リザルト中国
  25. 2017お勉強会
  26. リザルト中国
  27. イベント(大会)
  28. イベントリザルト
  29. リザルト中国
  30. リザルト中国
  31. TRJ / MFJ
  32. イベント(その他)
  33. リザルト中国
  34. イベント(大会)
  35. リザルト九州
  36. TRJ / MFJ
  37. リザルト中国

© トライアル自然山通信 All rights reserved.

1986年の平凡パンチ

1986年に、ぼくは初めてアフリカ大陸に行った。今はダカールラリーと呼ばれている、パリ・ダカール・ラリーを取材に行くためだ。なーんてね、取材といったら取材体制をしっかりつくっていくものだと思うけど、こちとら、カメラ3台(1台はちょっとしか持ってない着替えにぐるぐるにくるんでスペアにしていた)とフィルムはたくさん持ってたけど、どこまで取材ができるのかはまるで自信がなかった。そんな状態ででかけていきました、という告白に4ページを割いてくれたのが「平凡パンチ」さんだった。

1986平凡パンチ表紙

平凡パンチにはグーフィ森さんという名物編集者がいて、グーフィさんがページをくれたのだ。パリダカ観るならいっしょに走らなきゃ、なんてぼく自身は思っていない。だってタイヘンだもの。読者の皆さんには、とてもとてもお勧めできない。これはたぶんグーフィさんがくっつけたタイトルだ。そうそう、当時はパリダカって呼ばれていたんだよね。なつかしい。

なんで今ごろこんなものがというと、親がなくなって、荷物を整理したら出てきたんだという。全部捨てちゃってすっきりさせればいいよと無責任な助言をした兄貴の助言を無視して、弟は細かく荷物を分けてくれたんだね。たいへん申し訳ない。おかげで、こんな思い出に浸ることができる。

1986平凡パンチの1

パリダカ取材については、いまやバイオディーゼル世界一周のカリスマにして、東日本大震災からの復興に尽力する立役者の山田周生さんが、いっしょにいかないかと声をかけてきたのを、ついまちがって行く行くといってしまったのだ。スズキ本社にお願いして足の届かないDR600をお借りして、スズキ・フランスでビッグタンクとミシュランデザートを装着してもらって(タイヤを変えたらもっと車高が上がって、渋滞の凱旋門で泣きべそをかいたことがあるのも、今思い出した)、えいやとでかけていった。

パリダカに取材に行った>パリダカに行った>パリダカに出た、と勘違いされる方もいらしたけど、当時よく説明していたのは、パリダカのコースが諏訪経由で東京から名古屋まで下道を走っていくのに対して、ぼくは東名高速を走ってるようなもんで、会わない時にはとんとラリーには出会えない。それでも、今みたいに毎日砂漠の奥地からレポートが届く時代ではなかったから、アフリカから帰ってきた”取材者”の生の声は、貴重に扱ってもらったものだった。

この4ページは、パリダカのレポートじゃなくて、ついていったぼくがどんな目にあったのかをつづれといわれたんだと思う、確か。ズタボロになって帰ってきたやつが目の前にいるのに、ポルシェとホンダのプレスリリースみたいなレポートをもらってもおもしろくない、ということなんだろう。ぼくとしてはありがたいお話だったけど、こういう采配ができる編集者って、なかなかいないもんなんだ。

1986平凡パンチの2

1986年3月3日号。実際の発行日はこの1ヶ月くらい前だから、ずいぶん突貫工事だったんだなぁ。パリダカのゴールは1月20日すぎで、それからパリへ帰って日本に帰ってだから、帰ってきてほとんどそのまんま銀座の編集部に駆け込んだと思われる。平凡パンチといえば平凡出版だと思っていたけど、当時はもうマガジンハウスに社名を変更していた。マガジンハウスになって平凡パンチが休刊になるまで6年。この号が出たのは、その中間くらいだった。

今、平凡パンチやマガジンハウスをぐぐってみたら、小説家の椎名桜子の売り出しに一役買った、なんて書いてあったけど、それで思い出した。グーフィさんといっしょに砂だらけの(もちろんダカールを出た後、何度もお風呂には入ったけどね)ぼくを編集部で出迎えてくれたのは、その双子の妹の椎名桂子さんだった。みんな、どうしていらっしゃるかなぁ。

写真は、クリックしていただくと文字が読める大きさになります。著作権的に許されるのかどうかわかんないけど、35年前のことだし、個人の記録として許してくださいまし。

関連記事

自然山通信2023年3月号電子版

春だ春だと喜んでいたら、いきなり夏日になろうかというあたたかい(暑い?)日にもなったりする今日この頃、本格的トライアルシーズンの始まりですね…

自然山通信3月号発売中!

2023年自然山通信3月号の発売です。シーズンオフは氏川政哉・武田呼人・廣畑伸哉がスペインへ。若いライダーがどんどん海外に出て行く時代になり…

新シェルコジャパン、始動

シェルコの、日本総代理店が変わって、このほどその活動が開始された。 (さらに…)…

高田島庭先コンペティション

5月5日(金曜日・こどもの日祝日)、自然山通信ニシマキの住む川内村高田島地区でのクローズドコンペ(ナンバーなしで走れます)を開催…

4/16トライアルバイクテストデイ(茨城県)

2023トライアルバイクテストデイ開催のお知らせ 4月16日、茨城県真壁トライアルパークにて、トライアルバイクテストデイをやります。イ…

HRCクラブMITANIの2023年

HRCクラブMITANIが2023年の参戦体制を発表した。 HRCクラブはHRCのサポートチームで、かつては全日本チャンピオン小川友幸…

小玉絵里加と藤原慎也がGASGASアンバサダーに

全日本レディースゼッケン2番小玉絵里加と、2022年IASを走った藤原慎也が、2023年はGASGASのアンバサダーに就任するという発表があ…

オフロードパークSHIRAI

茨城県真壁町、マカベトライアルランドとともに、筑波山の麓にあるトライアルパークです。 (さらに…)…

奥山トライアルパーク

岐阜県恵那市のトライアルパーク、奥山トライアルパークです。 (さらに…)…

黒山健一、TY-Eで全日本に参戦

ヤマハ発動機が、2023年ヤマハ発動機モータースポーツ活動を発表。主要チーム体制とライダープロフィールを公開した。 (さらに&hel…

ページ上部へ戻る