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順不同日記その1TDN最後の夜

 順番にのっとって書こうとすると、最初のを書きあぐねているうちに日記を書きそびれるという前例が多々あるので、思いついたところから書くことにします。今思いついたのは、デ・ナシオン(TDNと略すと、文字数が減って入力が楽です)の最終日のことでした。


 大会が終わったプレスルームは、取材陣の仕事場となる。終わらなくても仕事場なんだけど、終わるまでは休憩室で、忙しい(ほんとか?)プレスがつかの間の休息をとるための部屋なんだけど、大会が終わったら、こりゃもう真剣勝負。トライアルの試合を走っているアダム・ラガの半分くらいは真剣に仕事している(なんとも微妙な表現。例が藤波貴久でないところに意をくんでほしい)。
 仕事が少ない人、仕事がいいかげんな人(それが誰だかは不問)は終わるのが早い。仕事が多い人、仕事が熱心な人、そしてぐずな人はいつまでもプレスルームにいる。
 今、プレスルームは大会が終わると忙しくなると書いたけど、実はプレスルームが忙しくなるのは、試合の途中からだ。効率のいい仕事をするプレスは、1ラップにしっかり写真を撮って、2ラップ目に入ると猛然と原稿を書き始める。そして2ラップ目の終盤、近所のセクションで追加の写真を撮って表彰式の風景を押さえて仕事を終える。なるほどね。こうすれば仕事はさっさと終わるし、晩ご飯はちゃんと食べられる。
 モンテッサやホンダの速報、はたまたドギー・ランプキンのレポートやジェイムス・ダビル、アレックス・ウィグと、イギリス人の個人リリースを一手に引き受けいてるイギリス人のジェイク・ミラーは、今、トライアルプレス界できちんとビジネス仕事をしている希有な存在のひとりだ。やつのコンピュータのかたわらには、仕事リストがプリントアウトしてあって、ひとつ仕事が終わるたびにチェックを入れて、すべてにチェックが入ると、やつは荷物をまとめてプレスルームを去っていく。彼はほかにもFIMのプレス事務局も兼任しているから、誰かが取材の申し込みをしにきたりすると、ほいほいと受け付けをしてゼッケンを渡したりパスを渡したりしている。ベルギーの最終戦では、国際A級の門永くんが来ていたので、プレスゼッケンをもらってあげようと思って、ジェイクに「ゼッケン1枚ちょうだい」とお願いしたら「いやなこった」と言われた。最近少し仲よくなったので、こういう冗談を言われるようになった。でも、イギリス人の冗談は、あんまり冗談に聞こえないことがある。
 TDNでは、ジェイクの仕事が終わる頃、ドギー・ランプキンがプレスルームにやってきた。ジェイクとなんだかんだとことばを交わしたあと、ジェイクのスーツケース(やつは仕事道具だけでスーツケースをふたつも持っている。水色で、雲の模様の入った似合わないスーツケース)をひとつひきずって去っていった。その15分後、再びドギーがやってきて、今度は揃って帰っていった。
「あの人はおまえの運転手か?」と聞いたら「ちょっとギャラが高いけどね」とのことだった。たぶん、同じレンタカーに乗ってきて、同じ飛行機でイギリスに帰るんだろう。
 イタリアのジュリオ・マウリとマリオ・カンデローネ(と奥さまのアニエーゼ)は、ジェイクの前に帰っていった。マウリはアルパインスターの広報官もやっていて、ライダーとの契約代行に走り回ったりもしている。マリオはふつうのジャーナリストだけど、世界選手権(女性の)を開催したりもするから、やっぱりただ者ではない。みんな、ふつうじゃない人ばっかりだ。
 さて、こうしてあとに残されたのは、まぁ、いつものメンバーなんだけど、ぼくと、藤田秀二さんと、ソロモトのチリ(ちゃんとした名前はあるんだけど、愛称が簡単なんで、覚えられない)。原稿を書く連中は、おしなべてみんな遅い。おもしろかったのは、藤秀とチリにはそれぞれ相棒がいたことだ。藤秀は、トライアルのCS放送といえばこの人、生野涼介さんが旅の相棒。そしてチリの旅の相棒は、FIMの映像を記録しているインターゾーンのロベルトだ。ビデオ屋さんは試合が終わったらあとはやることがないので、相棒の仕事が終わるのをじっと待っている。ベルギーでは、チリの仕事をまっているロベルトが、ビデオ映像をチェックしながら「こんなおもしろい映像を撮ったぞ」と見せてくれて、なかなか仕事のじゃまになった。おもしろかったけど。
 今回、ロベルトの姿が見えないと思ったら、どうやらホテルに帰ってシャワーを浴びてきたらしい。さっぱりしてプレスルームに現れた。で、チリが片づけをはじめる頃、ちょうどぼくも仕事が終わった(実はひとつ忘れていたことがあったのだけど、ジェイクとちがって、ぼくはチェックリストを持ってないので、飛行機に乗る頃になって“しまった”と気がつくわけだ。なさけない)。時、夜の9時を回っている。こんな時間に晩ご飯を食べるのは、なかなか手間がかかる。だもんで、すぐ人に頼るニシマキは、やつらといっしょに飯を食うことにした。思い出せば、ちょうど1年前、イタリアのセントリエーレのTDNでも、日曜日の晩はやつらといっしょに飯を食ったのだった。
 まず、ホテルにカメラを置いて、それからメシにでることにする。ぼくのホテルは街の手前にあるから、先に寄らせてねとぼくのホテルに直行。ほんとはシャワーも浴びたかったけど、荷物を置くだけと約束したから、汚れたかっこうのまんま出てきた。そしたら、彼らのホテルはぼくのホテルの道の反対側だった。なんだ、こんな近くに生息してやがったのか。
 ホテルがすぐ近くだったので、ぼくが彼らの車に便乗して、いっしょに街へでることにする。ロベルトはすでにシャワーを浴びてすっきりしているけど、チリは泥だらけのままだ。荷物を置いてくるとホテルに入ったチリがなかなか出てこない。「チリ、シャワー浴びてるんじゃないの?」とロベルトに聞いてみたら「そんなこたぁない。チリはいつも遅いんだ。着替えるのも荷物をまとめるのも、歩くのも、なんでもかんでも」とのことだった。だからというか、そんなチリはパドックではけっこう愛されている。そうそう、ついでに、仕事も早くない。
 今回はもうひとりスペイン人がいた。モトチクリスモの仕事でやってきたマルコくん。トライアルの取材は初めてのようで、雨の中よれよれで憔悴しきってプレスルームに帰ってきていた。初対面の者同士だけど、同じスペイン人だからか、3日間同じ取材をしているうちに、すっかり仲よくなっていたらしい。チリが仕事しているソロモトはモトチクリスモとはライバル関係にある。仕事上はライバルだけど、メシはいっしょに食えるってわけだ。もちろんみんな割り勘。
 スペイン人3人と日本人ひとりだから、会話はどうしてもスペイン語になって、ぼくはちょっとつまんない。こういうとき、ラテン系のことばがしゃべればいいなぁと思う。彼らはどうせカタルニア語をしゃべっているだろうけど、カタルニア語とイタリア語はけっこう似ている。ポルトガル語とも似ている。もちろんスペイン語ともフランス語とも別物ではないから、ひとつ知っていれば、応用は利く。日本語はほとんど完全に孤立した言語で、英語もかなり孤立している。ラテン系のことばは、みんな仲良しだ。うらやましい。
 ぼくはフランス語のメニューがさっぱりわかんない。やつらにメニューの通訳をお願いする。ロベルトが得意そうに解説してくれた。「これが肉、これが鳥、これが魚だな。魚にするの? それぞれ10種類ずつくらいあるけど、どのメニューがどんな魚だかは、おれにもわかんない」。肉と鶏と魚の中から種類だけ選んで、あとはてきとうに決めるしかないわけだ。
「キミらは、フランス語はしゃべるの?」と聞けば、チリが「ちょっとだけ。勉強はしたんだ。今も、ソロモトで週に1回お勉強している。ぼくらにとって、フランス語はそんなにむずかしくないんだけど、でも使う機会がないから、忘れちゃうんだなぁ」とたいへん理解しやすいお返事をしてくれた。ロベルトが横から「おまえ、フランス人は好きか?」と聞いてくる。なんとなく話の展開が読めたので「あんまり好きじゃない。ちょっと理解できないところがある」と言ってみると、やつらのツボだったらしく、わが意を得たりという感じだった。でも、ときにフランス人が理解できないのは、うそじゃない。
 その後、スペイン人3人の会話が盛り上がる。英語をちょっとだけ話せるだけじゃつまんないなぁと思いながら、彼らの会話をながめていると、チリが通訳してくれた。
「今ぼくらは、プレイステイションとかのテレビゲームについて話をしている。テレビゲームはぼくらの国でも大人気だけど、どうしてあんなに高いんだろう。日本じゃ、もう少し安いらしいじゃないか」
 うーむ。やつらはプレイステイション世代かもしれないけど、ぼくはあんまり興味がない(脳の老化を防ぐソフトがあるらしいので、それは必要かもしれない)。正直値段のことはわからない。まぁそのー、とお茶を濁しつつ、こう答えた。
「それはさ、日本でガスガスやシェルコを買う方が、スペインで買うより高いのとおんなじじゃないかな」
 3人のうち半分は(割り切れないけど)納得し、残りの半分は「でも日本人とぼくらじゃ、給与水準がちがうぞ」と反論してきた。めんどくさいから「じゃ、今度プレイステイションを持ってきてやるよ」と外交辞令をして話を丸くおさめた。金で方をつけようとするのは日本人の悪いくせだ。そしたらチリが「だったら、日本に帰るときにはガスガスを渡すよ」ときた。くれるのはなんでもうれしいけど、オートバイなんか持って帰るのはいやだよー。外交は、なかなかうまくいかない。
 マルコは街の中にホテルをとっているようで、そのままさよなら。やつはKTMでスーパーモタードに参加するライダーでもあるらしい。トライアルはやんないの?と聞くと、自転車トライアルをやってるらしい。
 ロベルトとチリは、翌朝早い飛行機で、バルセロナに帰るという。
「また来年会おうね」とさよなら。
 やつらはカベスタニーやラガの世代で、ぼくとはヘタをしたら年齢差が倍もあるけど、どうやら年齢ってのは外国では関係ないみたいね。気の張らない、いい仕事仲間たちである。
 写真は、土曜日の女性トライアル・デ・ナシオンの取材中のニシマキ。イギリスのtrialcentralってサイトをやっているアンディが、プレスルームで「おもしろいのが撮れた」と大喜びしていたのは知ってたけど、全世界に発信されているとは知らなかった。

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