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  41. 2017TDN
  42. リザルト関東

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難産、今年のデ・ナシオン

 今年のTDNがむずかしい状況に置かれているのはちょっと前に書いた。しかし今年が特にむずかしいわけではなくて、いつもむずかしいのだ。いつも、むずかいけど、みんながそれぞれ努力したり苦労したり泣いたりしながら、やってきた。TDNはこうあるべきという意見には、いろんなものがある。そして、どれも正解のように思える一方、どれも現実的でない。なんとなく、日本の国防議論にも似ている。日本人は、国としてまとまるのが、とんとへたになっちゃったのかもしれない(これ以上の話はややこしいので省略)。


 自然山通信では、いまだにTDN代表選手を発表できていない。だって、まだ決まってないんだもの。憶測や予想で発表することもできるけど、半端な情報が独り歩きするのは、あんまりいいことじゃない。
 選考が難航するのは、ひとつには選考基準があるようでないようだってことだ。TDNの代表選手は、選考委員会で候補選手が決められ、各選手の意向を聞いたうえで代表選手決定に至る。選考委員会にはトライアル委員会、トライアル選手会、トライアル関係の報道機関などからそれぞれ代表が出席して構成される。選考は、その年の(今なら06年)の世界選手権、全日本選手権、MFJ公認大会などの成績を基準とすることになっている。でも実際には、世界ランキング10位と全日本ランキング3位はどっちが上位なのかとか、悩んでも結果が出ないことが多い。そしてびっくりしたのは、規則書に06年の実積と書いてあるから、05年の実積は選考基準にはならないってことだ。萩原真理子と西村亜弥は世界選手権のポイントランカーだが、彼女たちはこの栄誉を持って代表選手に選ばれるわけではない。あくまで06年の結果によって、なんだそうである。そうはいっても、女性部門の世界選手権は、06年はまだ開催されていない。この件については、規則のほうが柔軟に対応したほうがいいと思うけどね。
 とまれ、こんなわけで、選考は悩ましい。過去何回か選考が難航したことがあったけど、だいたいこんな理由だ。
 こうやって候補選手が決まると「出てくれますか?」とMFJが各選手に打診する。ここで「ガッテン、喜んで参加させていただきます」と即答する人もいれば「ヨーロッパは食い物があわないから行きたくないなぁ」と駄々をこねる人とか(事実とは異なります)いろいろいる。ライダーとメーカーの契約にもTDN参戦は入っていない。選ばれるかどうかわかんないんだから、契約に入れようがない。世界選手権ではライダー個人とマシンメーカーにタイトルを争う権利があるが、TDNではエントラントはお国(MFJ)になる。しかしてお国が「なにがなんでも出ろ」と強制するわけにもいかない。現状では、遠征費用などについて、選手の持ち出しがかなり高額になるからだ。
「全部持ってやりゃいいじゃないか」
 と言うは易し。海外旅行すれば、まぁ50万円くらいはかかる。最近はユーロも高いし燃料費高騰で飛行機代も高いし、自然山取材旅行相場でけちっても、30〜40万円にはなる。これが人間ひとり分の渡航費だ。オートバイを借り(マシンがはいるレンタカーは高い)、タイヤやパーツ、工具にマインダーなどを揃えて試合に出るとなると、体制も大きくなる。それだけお金がかかる。
 去年までは、世界選手権を活動の中心としているライダーが3人(藤波貴久、黒山健一、野崎史高)いた。今年は藤波と、イタリアのチームに拠点を間借りしている小川毅士のふたり。小川は、自分で移動する術も持っていない。
 TDNは4人1組である。4人のうち、セクションごとのいいほうの3人の減点が成績として加算される。だから3人でもチームは組めるが、この場合目チームプレーのうま味がない。失敗したら失敗したまま結果になる。
 ヨーロッパに常駐するライダーが3人いれば、日本組はひとりいけばよかった。ところが今年は、ヨーロッパ組は藤波ひとり。当初、代表選手の候補に挙げられた中には小川毅士は含まれていなかったから、3人の日本組がヨーロッパに遠征しなければいけない。
 これがまた、時期的にもつらい。TDNは世界選手権の最終戦が終わって一段落したときに開催されるが、日本では全日本選手権の真っ最中だ。トップ争いをする選手にしてみれば、体調もおかしくなるし、自分のマシンを持っていく必要だって出てくる。
 黒山健一と小川友幸はTDN参加を辞退した(これも公式発表はない。本人から取材しました)が、しかし理由は全日本でのトップ争いを重視したからではない。黒山の場合は、肩の脱臼癖がどうにもならなくなっている。ほんとなら、すぐにでも手術をしたいくらいだ。一方小川は、ようやく自分のお気に入りのマシンができあがった。TDNに参加するなら、ぜひこのお気に入りのマシンで出場したい。というより、これ以外のマシンでは走れない。だからTDNにもこのマシンを持っていくことになる。ところが全日本とのスケジュールがタイトだ。ふつうの飛行機便では間に合わない。マシンを手持ちで運ばないと、全日本に出られないかもしれない。「出られますか?」と聞かれても、そうそう簡単に答えも出ない。でも出場するかどうかの答えはすぐに出さなければいけない。と悩んでいるうち、流れは辞退になっていたという。
 ただのヨーロッパ旅行だって、行くかどうか決めるにはそれなりの覚悟がいる。でもTDN代表に選ばれたら、即決が必要。しかも遠征費用も負担しなければいけない。金策も含めて、あらかじめ準備していなければいけないってことだ。準備しても、選ばれなかったらそれでおしまい。
 ライダーとしては、なんともつらい状況に置かれるのが、TDNだ。現状、ひとりが「行けない」となると、次点ライダーが参加することになるが「ぜひあなたに代表として参加してほしい」という思い入れが感じられないという声もある。簡単に替わりを立てられるような仕事には気合いがはいらないという気持ちは、わからなくもない。
 現在のTDNは、遠征資金の多くをライダー個人が負担している。トライアル選手会(小谷徹代表)はこの負担を減らすべく募金活動などをおこなっている。募金活動は広くトライアルファンにお願いしていて、自然山通信などでもおこなっている。
 2003年、最初に募金活動をおこなったときには、とても多くの人のご協力を得た。ぼくらも、ことあるごとに募金箱を持って、全国のイベントに出かけた。ところがその後は、活動がちょっと沈静化している。募金箱を持ってあちこちのイベントに出かけていくと、ぼくの姿を見ると逃げる人が現れる。お金がなかったりTDNに対する理解がないのなら断っていただいていいのだけど、心優しい人が多いから、募金してくれる人は何度もお金を払うことになる。ちょっとうっとうしい。そういうみんなの気持ちがなんとなくわかってしまうから、こちらもだんだん募金箱を持ち歩かなくなった。そうやって活動を消極化させると、募金額も激減した。募金活動をさぼっているという呵責もあるけど、どういう募金活動が、いろんな人にとってやりやすいのか、結論は出ない。2003年に募金活動をするにあたって「動き始めなきゃはじまらない」と背中を押してくれる人がいた。「動き始めたら止めるわけにはいかない」と再考を促す人もいた。今はどちらの意見も届かない。みんなTDNのことを忘れてしまったのではないかという心配もある。大騒ぎし続けないと気がついてくれないのでは、世の中どんどん大騒ぎだらけになってしまうのだ。
 募金をする人は「募金したんだからがんばれ」という気持ちがあると思う。そういう気持ちが、もっともっと大きなものになればいいと思う一方、現状、ライダーの持ち出しがなければ成立しない資金調達状況では、がんばれと言われてもがんばりきれない現実もある。
 犠牲を払ってでかける選手にすれば、もっと多くの応援がほしいし、もっと多くの注目が集まってほしいことだろう。応援をしたファンにしてみれば、誰が代表選手になるのか、もっとスピーディに情報がほしいし、試合についてももっと情報がほしいと思うにちがいない。
 選手とファンをつなぐ選手会や関係者からすれば、選手とファンが、同じ方向に向いていてくれればまとまりがたやすいと願う。
 今、トライアルにはいろんな考え方の人がいて、みんなが少しずつちがう方向を向いている。けっしてばらばらのほうを向いているわけではないから、TDNには参加し続けるべきという大前提では一致している。
 この数年、とにかくその大前提が守られているのは大きな実積だと思う。まずこの大前提が今後も続けていけること、そしてその目的がなんなのか、選手もファンも、関係者もMFJも、みんなが考えて、共通の認識を導いていけないものか。
 なにがなんでも勝利が必要なのか、ただ参加していることが重要なのか、それともTDNは、世界に出ていきたい日本人選手の踏み台となるべきか。選手は少なからずの犠牲(自己負担)を持って参加すべきなのか、日本代表となった見返りは、ひたすら名誉だけでよいのか。
 間もなく2006年のTDN参加選手が発表される。そして10月には日本チームの結果も明らかになる。結果が明らかになる前に、みんなで考えてみたいものなんだけど、それはむずかしいことなんだろうか……。
 写真は、選手と選手会、MFJトライアル担当との間でミーティングがおこなわれた北海道大会(の会場の近くの動物園でのどかに歩くペンギン)

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