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1503オビエドのカベスタニー

ボウ2敗目の最終戦。勝ったのはカベス

 3月20日、Xトライアル最終戦は、スペインのオビエドで開催された。最後の最後で、Xトライアルは意外な波乱が起きることになった。

1503オビエドのカベス表彰台カベスタニーが31戦ぶりに勝利を飾った

 オビエドは、スペインの北部、というかイベリア半島の最北部にある、ビスケー湾に面した町。昨年も、最終戦はここが会場になっている。トニー・ボウはすでに前のオーストリア大会でチャンピオンを決めていて、ここでは優勝しようが最下位になろうが、タイトル争いとは関係がない。ただしやっぱり、勝ってシーズンを終えたいと思っているのはまちがいない。
 今回のゲストライダーは、Xトライアル2回目となるレプソル・ホンダ・チームのルーキー、ハイメ・ブスト。前回はオール5点で最下位だったが、今回は5点5つとクリーン一つ。ブストがクリーンした第4セクションは、クリーンか3人しかおらず(他にはボウとラガ)カベスタニーも5点となった難セクションだった。結果は最下位だったが、ブストの実力を垣間見せるクォリファイとなった。

1503オビエドのカールソン
1503オビエドのブスト6位のカールソン(上)と8位のブスト。特にエンジン部分を見比べると、ブストのマシンがファクトリーマシンであることがわかる

 ブストと対戦したのは(クォリファイはライダー二人が交替でトライする対戦形式でおこなわれる。ただし結果は減点数の少ない順で、対戦の勝敗は関係ない)エディー・カールソンで、カールソンは5点3つ、クリーン一つで20点。カールソンも、今シーズンのXトライアル全戦参加で、多くのことを学んだにちがいない。藤波貴久欠場によって参加となったカールソンだが、藤波に感謝せねばのカールソンだ。カールソンは、6位となった。
 ジェイムス・ダビルvsアレックス・フェレールの対戦はフェレールが19点、ダビルが23点で、5位と7位。オーストリアでは調子が上向きかけたダビルだったが、今回はちょっと難セクションが多かった模様で、そうなると課題も出てくるようだ。
 真打ち登場の次の対戦がジェロニ・ファハルドとアルベルト・カベスタニー。前回2位のファハルドは今回も好調で、クリーン2個の11点。これに対しカベスタニーは5点3個クリーン一つとさえないスコアで18点。かろうじてフェレールを破ってファイナル進出の切符を得た。
 最後の二人。アダム・ラガとボウの戦いは、ボウが10点、ラガが13点。ボウがトップ通過は当然だとしても、ファハルド11点、ラガ13点とその差が僅差なのが注目だ。これはファイナルではもしかすると、なにかあるかもしれない。

 そしてファイナル。トライ順を決めるスピードレースでは、カベスタニーが最初に負けて第一走者に。この日のカベスタニーはどうも覇気がない。ラガとファハルドの勝負はファハルドが勝利して、ファハルドとボウの勝負はボウが勝負。ラガが2番手、ファハルドが3番手、最後にボウというトライ順が決まった。
 そして第1セクション。今回はクォリファイで使ったセクションを逆からトライすることでファイナルとなる設定だった。
 ここでなんとボウがエンスト。カベスタニーとラガはクリーンしているから、ここでの5点はなかなか致命傷となる予感があった。

1503オビエドのボウ5点一つが致命傷に。タイトル獲得後のハプニングだから、笑い話で終われたものの

 はたして、その後の5セクション、ボウはカベスタニーとラガに対して有意なアドバンテージを築けず、その差はまったく縮まらない。そして第5セクションを全員が5点となった時点で、最終戦でのボウの勝利はなくなった。ボウの3位は、ここで決定した。
 最終セクション、カベスタニーとラガが同点でトライ。カベスタニーは1点。ラガが5点となり、最後の最後は、カベスタニーが4点差でラガを下して勝利者となった。
 今シーズン、ボウは連勝記録をラガによってストップさせられたが、ボウの連勝記録が始まったのは、カベスタニーが勝利した次の大会からだった。そして今回また、カベスタニーの勝利によって、2015年シーズンは幕を下ろし、ボウの新たな連勝記録はたったの2連勝でストップした。
 さぁ、次はいよいよ、日本でのアウトドア開幕戦だ。しかしスペイン勢にとっては、日本GPまでに2回のスペイン選手権が控えている。これが彼らにとっての、アウトドアウォームアップということになる。

1503オビエドのボウ表彰台V9を祝うXトライアルシリーズ表彰台でのボウ(と娘さんたち)

https://www.shizenyama.com/wp-content/uploads/2015/03/2015_6_Oviedo.pdf

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