2023年3月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
  1. リザルト関東
  2. トライアル・デ・ナシオン
  3. イベント(大会)
  4. イベント(大会)
  5. イベント(大会)
  6. リザルト中国
  7. TRJ / MFJ
  8. イベント(大会)
  9. MFJトライアル
  10. リザルト関東
  11. イベント(大会)
  12. MFJ
  13. リザルト中国
  14. リザルト関東
  15. イベント(大会)
  16. イベント(大会)
  17. イベント(大会)
  18. イベント(大会)
  19. イベント(大会)
  20. リザルト中部
  21. 2017TDN
  22. トライアル・デ・ナシオン
  23. リザルト関東
  24. リザルト中国
  25. 2017お勉強会
  26. リザルト中国
  27. イベント(大会)
  28. イベントリザルト
  29. リザルト中国
  30. リザルト中国
  31. TRJ / MFJ
  32. イベント(その他)
  33. リザルト中国
  34. イベント(大会)
  35. リザルト九州
  36. TRJ / MFJ
  37. リザルト中国

トライアルニュース

© トライアル自然山通信 All rights reserved.

藤波貴久、今シーズンで引退を発表

藤波貴久の引退が発表された。

最終戦ポルトガルを前にしたスペインGPが終わっての水曜日、その衝撃の発表は発信された。この週末、トライアル・デ・ナシオン(TDN)の前日の土曜日に開催されるポルトガルGPが、藤波の最後の世界選手権となる。ツインリンクもてぎの藤波貴久世界選手権参加回数355(最多出場・ポルトガルGPを含む)、優勝回数34(あとひとつ増える可能性はあり)、獲得タイトル12004年!)、表彰台獲得数168(これもあとひとつ増える可能性はあり)、TDN出場15(今年のTDNは不参加が決まっている)最高位25回、インドアトライアル世界選手権出場137、優勝1回、表彰台36。インドア・デ・ナシオン6回出場、最上位2位。

1997年世界選手権デビューの年

世界選手権デビュー翌年の1997年。父の藤波由隆さんと、サンマリノで。

藤波貴久の経歴の中で、最も光り輝くのは、2004年の世界チャンピオン獲得だ。もちろん日本人として初めて。日本GPが開催されて4年目の快挙だった。いまや、世界選手権のパドックには、藤波が世界タイトルを獲得したときに生まれていなかった世代のライダーがごろごろといる(日本人で言うと、廣畑伸哉が藤波の世界タイトル獲得とほぼ同時に誕生している)。ハイメ・ブストは、藤波が世界選手権に挑戦を始めた頃に生まれている。

もはや藤波貴久については、その存在そのものがトライアル・ヒストリーだ。

2004年藤波貴久チャンピオン決定の時

2004年世界選手権最終戦スイス大会。藤波が世界線チャンピオンを獲得した瞬間。

藤波の引退については、もう何年も前からパドックではささやかれていた。ひざのけがや、ちょっと成績が落ちたりランキングが落ちたりすると、もう引退ではないかと言う人がいる。年齢的にはもっともだから、みんなそうかもね、と相づちは打つのだが、藤波はいっこうにやめない。そのうち、藤波自身が、そろそろやめる、と本気とも冗談ともつかないようにみんなに言うものだから、パドックでもなにが本当なのか、さっぱりわからなくなっていた。

去年2020年シーズンが終わったとき、藤波は引退で代わってガブリエル・マルセリがチームに入る、藤波は監督でもやるのではないか、というまことしやかなウワサがパドックで流れた。まことしやかだったけれど、実はぜんぜん真実ではなかったのは、今シーズンを見れば明らかだ。マルセリはトニー・ボウと同じマシンに乗ってはいるが、レプソルのテントには入っていないし、藤波はちゃんとライダーとしてパドックにいた。

それだけではない。開幕戦のイタリアGPで、藤波は優勝した。もう藤波は引退ではないか、とささやいた人々が、しっぽを巻いて雲隠れする様子が見えるようだ。

サンクスデイの藤波

毎年恒例開催されていた『Honda Racing THANKS DAY』で、藤波は数多くの来場者を魅了した。

しかし藤波は、引退は今シーズン初頭から考えていたという。もはや藤波の場合、チームから引導を渡されることはない。藤波が走るといえば、何年でも走れる環境を藤波は作ってきた。そして藤波のモチベーションも、少しも衰えていない。引退を決めたというのに、藤波はクリーンできるはずのセクションでの失敗を、なによりくやしがっている。その負けず嫌いは、1996年に世界選手権にデビューしたときから、26年間、ひとつも変わっていない。

パドックの藤波貴久

藤波貴久自身に、変わることはない。ひとつだけ確かなのは、2022年のスタート台には、藤波貴久はライダーとして現れないということだ。

26年間、お疲れさまでした。数々の感動を、ありがとう。あなたのおかげで、トライアルはとても楽しかった。

手を振る藤波一家

関連記事

自然山通信2023年3月号電子版

春だ春だと喜んでいたら、いきなり夏日になろうかというあたたかい(暑い?)日にもなったりする今日この頃、本格的トライアルシーズンの始まりですね…

自然山通信3月号発売中!

2023年自然山通信3月号の発売です。シーズンオフは氏川政哉・武田呼人・廣畑伸哉がスペインへ。若いライダーがどんどん海外に出て行く時代になり…

新シェルコジャパン、始動

シェルコの、日本総代理店が変わって、このほどその活動が開始された。 (さらに…)…

高田島庭先コンペティション

5月5日(金曜日・こどもの日祝日)、自然山通信ニシマキの住む川内村高田島地区でのクローズドコンペ(ナンバーなしで走れます)を開催…

4/16トライアルバイクテストデイ(茨城県)

2023トライアルバイクテストデイ開催のお知らせ 4月16日、茨城県真壁トライアルパークにて、トライアルバイクテストデイをやります。イ…

HRCクラブMITANIの2023年

HRCクラブMITANIが2023年の参戦体制を発表した。 HRCクラブはHRCのサポートチームで、かつては全日本チャンピオン小川友幸…

小玉絵里加と藤原慎也がGASGASアンバサダーに

全日本レディースゼッケン2番小玉絵里加と、2022年IASを走った藤原慎也が、2023年はGASGASのアンバサダーに就任するという発表があ…

オフロードパークSHIRAI

茨城県真壁町、マカベトライアルランドとともに、筑波山の麓にあるトライアルパークです。 (さらに…)…

奥山トライアルパーク

岐阜県恵那市のトライアルパーク、奥山トライアルパークです。 (さらに…)…

黒山健一、TY-Eで全日本に参戦

ヤマハ発動機が、2023年ヤマハ発動機モータースポーツ活動を発表。主要チーム体制とライダープロフィールを公開した。 (さらに&hel…

ページ上部へ戻る