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藤波貴久、今シーズンで引退を発表

藤波貴久の引退が発表された。

最終戦ポルトガルを前にしたスペインGPが終わっての水曜日、その衝撃の発表は発信された。この週末、トライアル・デ・ナシオン(TDN)の前日の土曜日に開催されるポルトガルGPが、藤波の最後の世界選手権となる。ツインリンクもてぎの藤波貴久世界選手権参加回数355(最多出場・ポルトガルGPを含む)、優勝回数34(あとひとつ増える可能性はあり)、獲得タイトル12004年!)、表彰台獲得数168(これもあとひとつ増える可能性はあり)、TDN出場15(今年のTDNは不参加が決まっている)最高位25回、インドアトライアル世界選手権出場137、優勝1回、表彰台36。インドア・デ・ナシオン6回出場、最上位2位。

1997年世界選手権デビューの年

世界選手権デビュー翌年の1997年。父の藤波由隆さんと、サンマリノで。

藤波貴久の経歴の中で、最も光り輝くのは、2004年の世界チャンピオン獲得だ。もちろん日本人として初めて。日本GPが開催されて4年目の快挙だった。いまや、世界選手権のパドックには、藤波が世界タイトルを獲得したときに生まれていなかった世代のライダーがごろごろといる(日本人で言うと、廣畑伸哉が藤波の世界タイトル獲得とほぼ同時に誕生している)。ハイメ・ブストは、藤波が世界選手権に挑戦を始めた頃に生まれている。

もはや藤波貴久については、その存在そのものがトライアル・ヒストリーだ。

2004年藤波貴久チャンピオン決定の時

2004年世界選手権最終戦スイス大会。藤波が世界線チャンピオンを獲得した瞬間。

藤波の引退については、もう何年も前からパドックではささやかれていた。ひざのけがや、ちょっと成績が落ちたりランキングが落ちたりすると、もう引退ではないかと言う人がいる。年齢的にはもっともだから、みんなそうかもね、と相づちは打つのだが、藤波はいっこうにやめない。そのうち、藤波自身が、そろそろやめる、と本気とも冗談ともつかないようにみんなに言うものだから、パドックでもなにが本当なのか、さっぱりわからなくなっていた。

去年2020年シーズンが終わったとき、藤波は引退で代わってガブリエル・マルセリがチームに入る、藤波は監督でもやるのではないか、というまことしやかなウワサがパドックで流れた。まことしやかだったけれど、実はぜんぜん真実ではなかったのは、今シーズンを見れば明らかだ。マルセリはトニー・ボウと同じマシンに乗ってはいるが、レプソルのテントには入っていないし、藤波はちゃんとライダーとしてパドックにいた。

それだけではない。開幕戦のイタリアGPで、藤波は優勝した。もう藤波は引退ではないか、とささやいた人々が、しっぽを巻いて雲隠れする様子が見えるようだ。

サンクスデイの藤波

毎年恒例開催されていた『Honda Racing THANKS DAY』で、藤波は数多くの来場者を魅了した。

しかし藤波は、引退は今シーズン初頭から考えていたという。もはや藤波の場合、チームから引導を渡されることはない。藤波が走るといえば、何年でも走れる環境を藤波は作ってきた。そして藤波のモチベーションも、少しも衰えていない。引退を決めたというのに、藤波はクリーンできるはずのセクションでの失敗を、なによりくやしがっている。その負けず嫌いは、1996年に世界選手権にデビューしたときから、26年間、ひとつも変わっていない。

パドックの藤波貴久

藤波貴久自身に、変わることはない。ひとつだけ確かなのは、2022年のスタート台には、藤波貴久はライダーとして現れないということだ。

26年間、お疲れさまでした。数々の感動を、ありがとう。あなたのおかげで、トライアルはとても楽しかった。

手を振る藤波一家

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