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日本のニュース

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2016モンテッサ300工場

モンテッサCotaが300に

 モンテッサが、フランスGPの会場でニューマシンを発表した。COTA300RRという名称のこのマシンは、その名の通り300ccエンジンを持つ必勝モデル。重量も2kg軽量化を果たしているという。輸入販売元のエトスデザインでは、予約申し込みを受け付けている。

2016モンテッサ300右から

 ついにモンテッサが300ccもデルを発表した。モンテッサは当初250ccモデルを市販し、その後よりコントローラブルな出力特性を求めて260ccに排気量アップして現在に至っている。基本的に、モンテッサのエンジンは排気量のバリエーションはなく、一発必中のラインナップとなっている。
 今回登場したのは300cc。世界選手権をはじめ、トップクラスは愛車に300ccクラスを選ぶことが多い。排気量のバリエーションが豊富な2ストロークマシンでも、トップカテゴリーのライダーは300ccを選ぶことが多いし、実はトニー・ボウ、藤波貴久、ハイメ・ブストの3名のレプソル・ホンダ・チームの面々は、みな300ccクラスのファクトリーマシンに乗っている。今回のニューモデルは、排気量的にファクトリー・スペックを採用したということになる。

2016モンテッサ300真横

 コンセプトとしてモンテッサがあげているのは9点。
1.レーシング・スピリット
2.進化した性能を発揮する新型エンジン
3.エンジン・マッピング・スイッチ
4.エンジンブレーキ抑制システム
5.軽量化と操縦性の向上
6.サスペンションセッティングの見直し
7.全体的な品質向上
8.ブレーキ性能の向上
9.ヨーロッパでの生産

 現在モンテッサには、COTA260とレース・レプリカの2種類がリリースされている。今回のCOTA300RRのRRは、Race Readyであるとされている。トライアルを楽しむCOTA260、レース気分のレース・レプリカ、そしてレース仕様のCOTA300RRということだろうか。

2016モンテッサ300左から

 このマシン、発売に先駆けて、スウェーデンのエディ・カールソンが実戦テスト。カールソンの地元のスウェーデン大会では、自身最高位となる6位を得た。地元の大会ということで、地元の利かと思われたものだったが、実はマシンがパワーアップしていたのだ。
 モンテッサコタとホンダRTLは兄弟マシンで、中身は同じということになっているが、最近はモンテッサがホンダの研究所の開発の元、独自のコンセプトでマシンを作り上げてきている。TECH製のサスペンションを装備して軽快感を演出したCOTA260は日本には存在しないモデルだし、ファクトリーマシンにもそのまま採用されているタンク形状も、RTLとは異なる。今回、モンテッサが300ccモデルを登場させたことで、新型車の登場が見送られ続けているホンダRTLとの差異はますます大きくなっている。
 ちなみに300ccという排気量は、トニー・ボウや小川友幸のチャンピオンマシンをはじめ、ホンダ・モンテッサに乗るトップライダーはほとんどこの仕様で参戦している。万人受け、という仕様ではないのかもしれないが、排気量が上がった分、底力を増したパフォーマンスが期待できる。
 なお、モンテッサではこのCOTA300RRに先駆けて、2016年モデルのCOTA260とレース・レプリカを発表している。

2016モンテッサ・コタ2016モンテッサ・COTA260
2016モンテッサ・レース2016モンテッサ・レース・レプリカ

2016モンテッサのハブ

20116モンテッサのエンジン左

2016モンテッサのステップ

2016モンテッサのエンジン右

 289ccという排気量は、78 x 80 mmのボアストロークを持っている。ボアとストローク、両方を大きくして実現したこの排気量だ。ピストン、シリンダーだけでなく、クランクシャフト、コンロッドなど、変更点は多岐にわたり、新設計といってもいい新しいエンジンができ上がった。
 排気量の増大に伴い、クランクケースにも見直しが行われているが、同時に燃料ポンプの流量も増大されることになった。大きな排気量に確実に燃料を供給するため、インジェクション機構も手が入っていることになる。もちろん点火マッピングも300cc仕様だ。マッピングは、当初から2段階に切り替えられるスイッチを持っている。マッピングの切り替えで、コンディションの変化などに対応できる。モード1が雨仕様、モード2が晴れ仕様(フルパワー)となっている。
 このほか、クランクケースから圧力を抜いてエンジンブレーキの効果を低減させるシステムや、新しいアルミのホイールハブなどの採用で、乗りやすさとマシンの軽量化を実現、クラッチシステムも、ファクトリーでの開発実績を反映させて、より多くのパワーを伝えきるように進化している。。
 排気量がアップされたので、キックスターターも新しいものが用意されて、始動がむずかしくならないように配慮されているという。
 ライダーの体重をがっちり支えるフットペグも、いまどきのしっかりした仕様のものが装着されている。
 価格はまだ決定していないが、日本に何台入ってくるのかも未定のため、このレース仕様を自分のものにしたいというライダーは、販売店を通じて早めに予約しておく必要があるかもしれない。価格は、決定次第発表となる。

●諸元●

エンジン:4ストローク単気筒SOHC 4バルブ水冷
排気量:288cc
ボア x ストローク:80 × 57.2 mm
圧縮比:10,5 : 1
アイドリング回転:1.800 rpm
エンジンオイル容量:0.6リットル/ギヤオイル0.57リットル
吸気形式:電気式フューエルインジェクション
スロットルボディ径:28 mm
エアクリーナー:湿式
燃料タンク容量:1.9リットル
イグニッションシステム:電気式、デジタルトランジスタ
イグニッションタイミング:27°〜45°(10,000 min-1)
スパークプラグ:NGK CR6EH-9
始動方法:プライマリーキック
ACG出力:ACG 160 W
クラッチ:湿式多板コイルスプリング式
クラッチ駆動:油圧
トランスミッション:5速
一次減速:3,166 (57/18)
ギヤ・レシオ
 1速 2.800 (42/15)
 2速 2.384 (31/13)
 3速 2.000 (30/15)
 4速 1.272 (28/22)
 5速 0.814 (22/27)
最終減速:4.100 (41/10)
最終減速駆動:#520ローラーチェーン

フレームタイプ:アルミニウムツイン材・ダイアモンド
寸法:2,016 × 830 × 1,130 mm
ホイールベース:1,321 mm
キャスター角:23°
トレール:63 mm
シート高:650 mm
フットペグ(ステップ)高:385 mm
最低地上高:335 mm
乾燥重量:72,0 kg

サスペンション(フロント):テレスコピック39 mm TECH(アルミチューブ・ダンパー調節機構付)
サスストローク(フロント):167mm
サスペンション(リヤ):プロリンク・ショウワ製ユニット・ダンパー調節機構付
サスストローク(リヤ):170 mm
リムサイズ(フロント):21 × 1.60
リムサイズ(リヤ):18 × 2.15
タイヤ(フロント):80/100 21 (Michelin)
タイヤ(リヤ):120/100 R18 (Michelin)
タイヤ空気圧(フロント):39 44kPa
タイヤ空気圧(リヤ):29 34kPa
ブレーキ(フロント):185 × 3.5 mm 4ピストン シングル・メタル・パッド
ブレーキ(リヤ): 150 × 2.5 mm 2ピストン シングル・メタル・パッド

●モンテッサ・ホンダのWEBサイト

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