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もてぎ土曜日はラガ
4月26日、ツインリンクもてぎ。世界選手権第2戦日本GPは、ちょっと暑いくらいのいいお天気のもとで開催された。途中、雷のために1時間の中断があり、選手はコンセントレーションを保つのに苦労したようだったが、優勝はアダム・ラガ、2位にトニー・ボウ、3位に藤波貴久が入った。
4位はカベスタニー、5位がファハルド。日本人最高位は黒山健一で9位。野崎11位、小川友幸が13位、小川毅士が14位で、ここまでが世界選手権ポイントを獲得。
ワールドカップはジャイム・ブスト(ベータ・スペイン)で、日本人最上位は藤原慎也で13位。125はガエル・シャタノ(シェルコ・フランス)で倉持俊樹が4位となった。
2位争いはボウと藤波の間で展開された。ボウは先週スペインでの練習中に肋骨を痛め、痛み止めを処方してのトライアルとなった。藤波はトライ中にひざを痛めるアクシデントに遭遇、痛みに耐えながらの戦いとなり、どちらも本調子とはいえなかったのが残念。終わってみればボウと藤波の点差は3点だったから、あとひとつ、どこかのセクションの5点がクリーンなら藤波の2位表彰台が見られたところだが、藤波は「今日のところは表彰台に乗れたのが精いっぱいのライディングで、結果的には3点差だから悔しいけれど、これが最前のリザルトだった」と語った。
ラガは1ラップ、2ラップとボウの射程距離に入ってはいたが、じりじりと点差を開いて勝利に突き進んだ。特に3ラップ目はボウが崩れてきたことでぶっちぎり体制をつくった。

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