© トライアル自然山通信 All rights reserved.

西村亜弥、全日本を走る
西村亜弥が、2016年に始まるレディース全日本選手権に参戦する。マシンはベータ。久々に大会を走る西村亜弥の走りと、はじめての戦いとなるレディース全日本がいよいよ楽しみになってきた。
西村亜弥はオフロードパークSHIRAI(当時は白井トライアルパークといった)で育ち、当時の女子ライダーとしてはずば抜けたポテンシャルを発揮、ヤマハのトライアル・デモンストレーション・ライダーとして活躍した。
1976年2月28日生まれ。39歳のお母さんにして、全日本選手権フル参戦の挑戦となる。
2004年(スペイン・コルドバ)にはトライアル・デ・ナシオンに参戦、妹の萩原真理子、高橋摩耶とチームを組んで優勝のフランスと同点クリーン差の2位を獲得。2005年(イタリア・セストリエーレ)にも同じメンバーで4位となっている。
同じ会場でTDNの前日に開催された世界選手権最終戦では、2004年に5位、2005年に9位となった。西村は、萩原真理子とともに、日本女子では初めての世界ポイントランカーとなった。
日本でのライセンスは国際B級で、女性としてははじめてとなる。2006年にスポットで北海道大会に参戦して16位、翌年2007年には4位と同点、表彰台まで2点差の5位に入っている。女子で国際B級のポイントランカーとなったのは萩原真理子と西村亜弥の二人だけだ。
レディース全日本はNAクラスのセクションとなり、西村にしてみたらセクション難度は高くないが、ざっと10年ぶりとなる選手権参戦。ライディングは続けてはいるものの、感覚が選手権モードでないので、勝算は未知数だという。潜在的実力なら西村だが、ブランクとNAクラスのセクションで勝負することで、現役レディースとの接戦となることが予想される。3月のシーズンインが、楽しみだ。
チームは宗七音響WiseBetaTeam。小川毅士選手や田中善弘選手、山崎頌太選手とチームメイトとなる。ちなみにこの写真を撮ったのは小川毅士選手らしい。