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2016年のSSDT
今年のSSDTのゼッケンナンバーが発表になった。
日本人の参加は、今年は8名で、スコットランドはなかなかにぎやかなトライアルフィールドとなりそうだ。
SSDTはスコットランドの荒野を6日間に渡って走るトライアル競技。初めての開催は1909年で、この世にモーターサイクルという物体が現れてほどなく開催が始まっている。トライアルを新しいスポーツととらえている人は少なくないかもしれないが、実はトライアルは世界最古のモーターサイクルスポーツなのだ(とはいえ、当時のSSDTはいわゆる現在のトライアル競技ではないけれど)。
参加者は全部で285名。一時は参加希望者が減って存続の危機が訴えられることもあったが、今はまた勢いが戻り、参加は抽選により選ばれた者に限られる。ファクトリーライダーなどは、特別な参加費を払って参加枠を確保していて、一般参加者もこの方法をとることもできる。
最終的に参加できるのは270名ほどで、やはり大半がイギリス人。今回の参加者のうち、外国勢としては、フランス人が13人、ドイツ人が10人、スペイン人が9人。そして8名の日本人ライダーが参加する。
有名どころとしては、昨年ヴェルティゴのデビューウィンを飾ったドギー・ランプキンのほか、今年は久々にアモス・ビルバオの名前もある。マシンはなんと、モンテッサ・コタをオフロードファンライド向けにモディファイした「4Ride」だ。
81年世界チャンピオンのジル・ブルガ(シェルコ)や、フレッド・ミショー(テリー・ミショーの兄・シェルコ)の名前もある。女性チャンピオン、エマ・ブリスト(シェルコ)ももちろん出場する。
日本人の8名はゼッケン順に、#57小林由利子(東京・6度目・ベータ)、#58河野完次(岡山・3度目・ベータ)、#59大西弘晃(岡山・2度目・ベータ)、#60波田親男(兵庫・初挑戦・ベータ)、#207喜岡修 (兵庫・初挑戦・モンテッサ)、#208井之前正輝(愛知・2度目・ベータ)、#218宮原剛(愛知・初挑戦・ベータ)、#219杉浦勝好(愛知・2度目・ベータ)。小林由利子の出場回数は、杉谷と並び、トシ西山さんの7回に次ぐ歴代2位になった。
SSDTは5月2日よりスタートする。
SSDT情報は公式サイト(http://ssdt.org/)で逐一報告されている。
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