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アダム・ラガ、TRSでアウトドア初勝利
ボウ2位、藤波は3位
FIMストライダー日本グランプリは4月23日に初日が開催された。12セクション3ラップの戦いは難度が高く、トップライダーにはごきげんな設定だった。優勝はアダム・ラガ、2位トニー・ボウ、藤波貴久が3位で、4位はハイメ・ブストだった。
ボウは肩の負傷がまだ回復しきっておらず、痛みに耐えながらのトライとなった。しかしそれを差し引いても、ラガは好調だった。1ラップ目、ラガは12セクションを18点で回ってきて、対してボウは30点。続く3位はブストの31点だった。
藤波は第3セクションの岩盤で大転倒。落ちてきたマシンで肩も痛めたのだが、それ以上にマシンが大破した。フロントフォーク、ブラケットなど、前まわりにダメージを受けて、フロントフォークがストロークしない状態になってしまった。それでも時間がないので、そのままセクションを回った藤波は、1ラップ目に37点と出遅れてしまう。
1ラップ目が終わってマシンを修復した藤波は調子を上げて、最後はブストの追撃を振り切って3位表彰台を得た。
アルベルト・カベスタニーが5位、イタリアのマテオ・グラタローラが6位となり、今回200戦目を迎えたジェロニ・ファハルドが7位となった。
ランキングは、それでもボウがトップ、2点差でラガ。藤波は今回の3位表彰台で、ジェイムス・ダビルとファハルドを抜いて、ランキング5位に浮上した。
全日本組では、小川友幸が9位、黒山健一が10位、野崎史高が12位。ここまでがポイントを獲得した。
トライアル2カテゴリーでは、岡村将敏が12位、氏川湧雅が15位でポイントを獲得した。
トライアル125は山崎頌太が3位表彰台に上がる快挙をなしとげた。