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フィールド幸楽が閉鎖に
山口県下関市の素晴らしいトライアル場、フィールド幸楽トライアルパークが、運営を終了することになった。
残念だが、地主さんである幸楽(株)さんの事業拡大のための閉鎖だという。
以下は、フィールド幸楽トライアルパークの代表として、長年にわたって細かいところまで運営と整備に携わってきた永田さんよりのメッセージ。
長年幸楽を愛してきたオフロード愛好者及び関係各位の皆さまへ
ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、突然ではございますが、幸楽(株)様に正式にお借りして約二十年
全日本トライアル5回、全日本ジュニアグランプリ、四十雀トライアル等々数多くの日本を代表するトライアル大会並びにウェークアップやケニーズ杯の草トライアル大会
山走り大会、G-NETエンデューロレース、全日本ヒルクライム大会のエンデューロ大会の開催
バイクトライアル全日本大会並びに草大会等々
名実ともに日本を代表する「トライアルパーク」になるまで成長して
オフロード愛好者はじめ皆様の多大なるご支援のもと運営を続けてまいりましたが幸楽(株)様の業務拡張の為
2014年をもちましてフィールド幸楽トライアルパークの運営を終了する運びとなりました。長きにオフロード愛好者の皆様のご支援ご厚誼に心より御礼申し上げますとともに、
ご迷惑をおかけする結果となりましたことを心より深くお詫び申し上げます。略式ではありますが閉鎖のお詫びとご報告申し上げます。
2014年11月吉日
フィールド幸楽トライアルパーク 代表 永田 福太郎
フィールド幸楽は、下関市中心街から30分ほど、駐車場も走行エリアも相当に広く、トライアル環境としては天国に等しいものだった。全日本選手権の定番会場となり、高齢ライダーの祭典、四十雀トライアルも開催されたことがある。もちろん地方選手権や草大会は枚挙にいとまがなく、近年は、その立地から、九州地方と中国地方のつなぎ役としての地位も確立してきて、九州選手権、中国選手権合同大会という新しい試みが生まれる基盤ともなった。
最後の全日本は今年2014年。2012年、2013年は秋に中国大会が開催されていたが、2014年は九州大会としての開催だった。山口県下関市での九州大会は、柔軟な発想という点でも歴史に残るべき大会だったが、これがフィールド幸楽での最後の全日本となってしまうとあって、その点でも歴史的大会となったのは残念。
下の写真は、その最後の全日本大会で勝利する野崎史高が、最後のSSにセクションインするところ。緑がきれいな季節だった。