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藤波、ボウに肉薄……
6月7日、開けて日曜日。暑いくらいのいいお天気。試合は、結果的には機能と同じ上位4名の顔ぶれとなった。しかしその内容は、藤波が試合をリードし、最後はボウに追いつかれ、同点クリーン差を争うという緊迫戦。ボウと藤波は20点の同点で、クリーン数ひとつの差で勝利が決した。
3位ラガは10点差。
日本勢は、黒山が7位と好調。小川友幸が12位、野崎が13位、小川毅士が14位となった。
藤波は、今年はじめて最後から2番めのスタート位置を手に入れた。
はたして、いるべきポジションを得た藤波は強かった。序盤にはいくつかミスをして失点するものの、5点のないままセクションをこなしていく。
ボウは土曜日同様に調子のいい走りを展開していくが、第6セクションでカードを動かしたということで5点をカウントされた。これでトップはラガ、藤波が2位、3位がボウという展開となった。
きのうはボウの独擅場だった第9セクションでは、藤波が2点をマークして気を吐いたが、ボウが1点、さらにはラガがクリーンと大金星。トップはラガ、2位と3位を藤波とボウが分け合うという結末を思い浮かべた直後、11セクションで大きな変化が待っていた。
藤波が豪快に土を蹴って斜面を登りクリーン。これに続いたラガとボウはともに5点。ここでトップは藤波のものとなった。
トップを守りたい藤波は、しかしその第9セクション、入り口の岩を乗り越えきれずに5点。ここはラガも5点となり、2位争いの勝利は確定的となったが、トップ争いは混沌としてきた。これでボウと藤波は同点だ。
その後、勝負どころとなるのは11セクションだったが、ここではトップ3はそろって5点。藤波の5点を見たラガとボウは、ラインを変えて斜面に挑むも、歯が立たずに終わっている。
残るセクション、ボウと藤波はがまんくらべのようにクリーンを連発する。そして最終セクションをクリーンした両者。集計したスコアは、ともに減点20。そしてクリーン数は、藤波が22、ボウが23だった。
1ラップ後半から試合終了まで、息つまる戦い。戦いの頂点の主役に、藤波貴久が帰ってきた。

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