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2018年のMFJ規則書

MFJ規則書の2018年版が発表になった。同時にMFJサイトでは、PDF版も公開されている。トライアル競技を楽しむみんなは、一読することをお勧めします。

製本された規則書はMFJライセンスを取得すると送ってきてもらえる。ただしエンジョイライセンスの取得者には送付されいので、その場合は公開されたPDF版を利用するといい。

2018年規則書

2018年版MFJ競技規則書のダウンロードはこちら(http://www.mfj.or.jp/user/contents/motor_sports_info/rule/rule.html)から

規則は、毎年微妙に変わっている。ルール自体が変わることもあれば、ルールの解釈が変わることもある。ルールも解釈も変わらないけれど、よりわかりやすくするために、記述を変えることもある。

規則書は、その時に変更になった部分は太字になっているからわかりやすい。今年、トライアルの規則で変更になった部分はそんなに多くない。今年の規則で書き加えられたのは、同点の場合の解釈だ。

これは記憶に新しい、2017年最終戦の黒山健一と野崎史高の戦いで、規則書にないことが起こったからだ。同点の場合、クリーン数の多いほうが勝利する、クリーン数も同じなら1点の数、それも同じなら2点の数、それも同じなら3点の数、クリーンから5点まで全部同じ数だったら、競技時間(スタートからゴールまで)の短いほうが勝利するとなっている。

ところが2017年最終戦では、黒山と野崎がこの競技時間も同じだった。黒山と野崎は、黒山が野崎の1分後にスタートしていたが、最終セクションで野崎、黒山の順にトライして、その時間差がちょうど1分だったということだ。それでも、ふつうなら何秒かはちがいが出るものだが、この場合はぴったり1秒の単位まで同じだった。通常なら、タイムを読み取るのはオフィシャルの目視によるものだが、最終戦東北大会ではパンチカードを機械にさしこむことによって、その時間が印字されるシステムが組まれていた。人為的になったわけではなく、公明正大に同タイムとなった。

この場合の勝敗のつけ方が、規則書にはなかった。そこまで同じことはないだろうという、想定外というやつだ。東北大会では、規則書にないこの状況に、SSをやった結果も同減点なら、同順位ということで決着することになった。幸か不幸か、難セクションのSSで野崎が2セクションとも5点となり、黒山が最終セクションを2点で抜けて、勝負は黒山の勝ちとなった。

これについて、2018年版の規則書では、同点同クリーン同タイムの場合は、正式に同順位となることが記された。史上初のふたりの優勝者登場がいつになるのか、とりあえず、今回の規則書改訂で、その場で混乱することはなくなりそうだ(優勝トロフィーをいつもふたつ以上用意しておくというのも無駄が多いし、その点はどうなるのかな??)

さて、その他の変更事項といえば、今年から全日本選手権や地方選手権では、メディカルパスポートの携行が義務づけられることになった。メディカルパスポートはこちら(http://www.mfj.or.jp/user/contents/Applications/medical_passport/index.html)からダウンロードすることができるので、これをプリントアウトして必要事項を記入、競技中に携行することになる。ライダーの健康管理が目的と規則書には書かれているが、救急搬送されるような万が一の際には、緊急連絡先や血液型、アレルギーの有無などが一覧されていれば安全性が高まるのはまちがいない。草大会などでも、普及させていきたい動きでではある(ダウンロードすると2017年とタイトルが入っているが、これは大きな問題ではないはず)。このパスポートは、本人の携行はもちろんだが、チームの仲間とも共有していると心強いと思う。

今回、あらためて規則書を見ていて思ったのだが、ヘルメットについて。2018年、公認競技会(地方選手権、県大会など、ポイントを獲得して昇格が可能な大会)では着用するヘルメットが公認ヘルメットであるかどうかのチェックを厳しくする旨が伝えられている。公認へルメットとして登録をするにはMFJに対しての申請費が必要なので、輸入されたものには公認をとっていないものもあるから注意が必要だ。ただ、規則書には「競技会では公認ヘルメットをかぶれ」とかいてある。この場合の競技会は公認大会に限ったものではないので、承認大会でも公認へルメットをかぶる必要があるのかもしれない。ライダーの安全を考えると、これも必要な処置なのかも。同じヘルメットでも公認をとったものと取っていないものがあったりするので、公認大会では同じ安全性を持っていても使えないヘルメットが存在することになる。承認大会ではうるさいことをいう必要はないと思うけれど、安全面から考えると、軽い、安い、涼しいなどの理由で、オートバイ用のヘルメットではないものを着用してのトライアルは要チェックかもしれないと思ったのでした。

大きな変化はないとかいたけど、細かいところはいろいろ変わっているので、トライアルをやっている方々は、ぜひ一度通読しておいてくださいね。

ちなみに2017年規則書ができたお話はこちらでした。

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