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全日本最終戦SUGOでレディース対決!
全日本選手権最終戦はスポーツランドSUGOにて、11月3日に開催される。この大会のレディースクラスに、スペインのマリア・ジローが参戦することが決定した。レディースクラスは開設以来西村亜弥の全勝となっているが、マリアの来日でレディース戦線に変化ありか?
マリア・ジローは1997年12月バルセロナ生まれ、まだ21歳。全日本レディースのメンバーに混ぜても最年少クラスになる。
ジローは名前の二郎ではなく苗字で、モンテッサチームの重鎮であるオスカル・ジローさんのご親戚なんだそうだ。ちなみにオスカル・ジローさんも、かつて世界選手権を走った世界ランカーだ。
ジロー家のつながりということでか、マリアの愛車はモンテッサ。16歳になるや世界選手権女子クラスに参戦を開始して、2018年、2019年とランキング6位を獲得した。
2017年のトライアル・デ・ナシオンではスペイン代表を務めている。サンドラ・ゴメス(ガスガス)、ベルタ・アベラン(ベータ)と組んで、見事優勝を飾っている。2018年、2019年は代表にはなっていない。こんなところにも、スペインの女子トライアルの層の厚さが現れている。
世界選手権女子クラスでは、2018年日本GPに2位となったのが自己最高位。2018年の日本GPは日本で初めて開催された女子クラスで、西村亜弥も参戦している。このときの対戦はマリアが8位と2位、西村が両日ともに13位となっていて、マリアの圧勝だった。
さてしかし、全日本レディースクラスは、世界選手権女子GPクラスとはセクションの難易度がだいぶ異なる。世界選手権の結果から、全日本レディースの結果を読むことはできない。2019年シーズンの最後のハイライトの一つになるであろうこの勝負を見届けるには、その日当日、SUGOに駆けつけて見守るしかない。