© トライアル自然山通信 All rights reserved.

全日本関東大会の日程変更とGC大会の中止他
COVID-19による全面自粛騒動から一歩進んで、これから、ちょっとずつ日常に戻ってくる。それに合わせて、イベントスケジュール情報もいろいろ飛び込んでくるから、混乱しないで把握しておきたい(けっこう必死で、それでもおいつけないことが多々あります)。
全日本選手権では、第3戦関東大会の日程が変更された。当初、6月21日開催だった予定が10月4日に延期となり、このたび9月27日開催に変更になった。変更理由については不明なれど、開催日はいつでもいいから、無事に開催してほしいと祈るばかりだ。
(もともとの予定では、世界選手権の2週間後に全日本選手権が組まれていて、当初は日本GPは9月ごろに延期となるはずだった。それに合わせての日程変更だったのだろうが、世界選手権が中止となったため、日程変更もやりなおしになったものと思われる)
●ツインリンクもてぎ全日本トライアル
https://www.twinring.jp/ajtrial_m/
これにあわせて、現状での全日本選手権の日程も発表されている。開幕が関東大会で、最終戦が近畿大会となっているが、近畿大会は検討中、中部大会は調整中となっているから、これが決定ではないようだ(近畿大会は日程も公開されていないから、これが決定であるわけがないのだけど)。
●5月29日版全日本選手権暫定スケジュール
20200529-154006
—————————–
この暫定スケジュール案内には、合わせて全日本選手権の成立についての記述もある。競技規則書には、ランキングトップが獲得ランキングポイント40点未満の場合はチャンピオンは認定しない旨の規則があるが、これは全日本選手権が年間3戦になったり2戦になったりする場合を想定しているわけではなく、5戦も6戦もあるのに全部で40点獲得できない人がチャンピオンとしてふさわしいか、という文脈での規則のようだ。
では、最低何戦あると全日本選手権として成立するのかという規則は、今の競技規則書には記載がない。かつて、70年代に1戦のみで全日本選手権が成立したという史実があるから、それでもいいじゃないかという声もあるらしいが、いまからそんなことはいわず、4戦、もしくは最低でも3戦の全日本選手権は確保したいのが、スケジュール調整に奔走している人たち(MFJの本部だったり事務局だったり委員会だったり現場の人だったり自治体との間をつなぐ人だったり、それはそれはいろんな人たち)の思いのようだ。
それでなおかつ、予定通り(今の時点ですでに予定通りではないわけだけど)開催できなかった場合は、2020年に限っては臨機応変な対応で全日本選手権が成立、ということになるのではないかと思われる。
暫定スケジュールには、第3戦関東大会でなく、第1戦関東大会となっている。この予定通りに近畿大会が最終戦だと「全日本選手権第1戦・最終戦近畿大会」とか不思議なことになってしまうので、通し番号は付け直したほうが分かりやすけど、ひょっとしてまたまた日程変更になっちゃったりしたらどうなるんだろう、なんてよけいな心配をしたりもするんですが、今年はいろいろしょうがない。
この暫定スケジュールに、GC大会中止ものっているが、GC大会の中止については別のリリースも出ている。リリースに書かれているけれど、GCの場合は、単純に感染拡大防止とか、そういうコロナ対策での大会中止とはちょっとちがうようだ。というのも、GCは全国の地方選手権で活躍した国内A級、国内B級がGC大会への参加資格を得て出場する。ところが現在は、その地方選手権の開催があやういことになっている。各地方の事情によって、開催状況にはちがいが出ているし、少なくとも現状、ランキングらしいランキングが出ている地方はひとつもない。そんな状況では、出場選手の選抜はできないから、GC大会そのものがたとえ開催可能だとしても、走る人がいないことになってしまう。
●トライアルGC大会中止についてのお知らせhttp://www.mfj.or.jp/user/top/info/detail.php?aid=4768
選手権の中止については、全日本のトップクラスにとってはあてにしていた賞金が入らないという事情もあるだろうが、2020年こそコンディションを整えて昇格を、と考えていたルーキーにとっては、この状況は手痛い限りだ。
ともあれ、自然山通信サイトでは、年間スケジュールなどを
●2020年年間スケジュールhttps://www.shizenyama.com/2020_all_evens
にまとめているのだけど、とてもすべての情報は追いきれないので、中止、延期、その他の情報は、みなさんもしっかりおいかけて、みなさんと会場で今までと同じように再会できる日が来るのを、いまかいまかと心待ちにしている今日この頃です。