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TDN出場、決まる
2010年トライアル・デ・ナシオンへの日本チームの参戦が、本日7月20日、ようやく決定した。
代表選手は、藤波貴久、小川毅士、斎藤晶夫、野本佳章の4名。トライアル選手会からの推薦を受けて、トライアル委員会で承認されたもの。間もなく、MFJからも正式の発表があるはずだ。
代表選出は、毎年さまざまなむずかしい問題を含んでいて、ぎりぎりまで関係者が尽力して、今回のチーム結成となったものだ。
選手の選出交渉にあたったのはトライアル選手会の小谷徹選手。日本には、優勝も可能なチームが結成できる逸材がそろっているが、毎年最優秀チームを派遣するには、チームとして、そうとうな体力が必要となる。一方、将来に向かって日本が世界トライアルにつながっているためには、若い選手を本場のトライアルの舞台に送り続ける必要がある。今年は、トライアル・デ・ナシオン日本チームにとって、新しい出発の年となるにちがいない。
小谷徹選手会長は「今年は成績面ではたいへん厳しい戦いになると思うが、自らの意志で日の丸を背負い、ちゃん練辞するチームを応援していきたい。みなさんも、応援とご支援をよろしくお願いします」とこのチームへの期待を語っている。
トライアル・デ・ナシオンは、国ごとの対抗試合となるため、エントラント(参加者)はMFJということになるが、現在、MFJからは遠征援助などがほとんどだせない状態にある。よって、各ライダーの遠征資金は、トライアル関係者やトライアルファンの厚意によって集められている支援金を充てるほかなく、かなりの部分を自己資金に頼らざるを得ないのが現状だ。
自然山通信には、TDN代表チームが参戦できなかった2009年を含め、気持ちのある人からの支援金がこつこつと届けられている。今後も、ひきつづきご支援をよろしくお願いします。